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高脂血症、動脈硬化、高血圧、心疾患、脳卒中、脳梗塞、糖尿病などを以前は成人病と呼ばれていましたが、これらは毎日の生活のありようと因果関係が深く現在は生活習慣病と呼んでいます。日本人の死亡原因の三分の二になっている病気です。このように生活習慣病は現代の日本人にとって無視できない病気ですが、口の中の健康にも関係があることが次第にわかってきました。
こうした梗塞や動脈硬化、高脂血症、高血圧などによる末梢血管の循環不良・血流量の不足により、歯科領域ではあごの骨や歯、特に歯肉へ流れ込む血液量が減少します。組織の血流量の減少は栄養素や酸素など組織の栄養が減少するだけでなく、組織でつくられた老廃物を運び出してくれなくなります。このためその組織の健康が維持できなくなり、免疫力の低下を招き病気にかかりやすく、また病気からの回復力を奪ってしまいます。
このような生活習慣病は、末梢血管が分布する歯周組織で起こる歯周病、その治療と予防の障害にもなると考えられます。喫煙は血管収縮を伴い、血流が悪くなるため歯周組織の血液循環不良を招き、これも歯周病にとってマイナス因子となります。また糖尿病は免疫力の低下を伴う病気であるために歯周病に罹りやすく、また歯周病治療の妨げになります。
歯周病の治療には歯ブラシなどの丁寧な清掃は欠かすことができませんが、こうした末梢血管の循環障害や免疫力の低下を起こす生活習慣病の状態では、清掃だけの力では治りにくいのが現状です。歯周病も生活習慣病の一つなのです。
生活習慣病についてもっと詳しくお知りになりたい方は次のアドレスから厚生労働省ホームページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/
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