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全ての歯をなくしてしまった場合、一般的には総入れ歯になります。
歯がないために入れ歯を支えるのはあごの粘膜だけですし、外れないようにしばりつけておく歯もありませんから、外れやすかったり、ガタついて土手の粘膜をこすり、痛みがでて来院される方が大勢いらっしゃいます。
今までにこちらの歯を一本、次はあちらの歯というようにして、長い期間に少しずつ歯を失ってきました。歯を失うたびに、少しずつかみ合わせやあごがズレていることがあります。
中にはそうしたズレが大きかったり、あごの骨が痩せて、入れ歯を何度作り替えても「合わない」と悩みを持っておられる方もいらっしゃいます。
それだけズレや歪みが大きいのです。
こうなってしまっては、簡単な入れ歯では対応困難な症例となります。
かめず、喋れず、笑えず、・・・・これを「三ずの入れ歯」といいます。
これでは、毎日の食事にも支障をきたし、何といっても『おいしくない』し、『食事が楽しくない』ことになってしまいます。
入れ歯を入れておくこと自体が苦痛にもなります。
しかし、時間と手間をかけてじっくり丁寧に入れ歯作りに取り組めば、喋ったり、食べたりする位では外れず、よくかめて、痛みのない快適な総入れ歯も決して夢ではありません。
上の写真のように総入れ歯で、りんごの丸かじりはできなくとも、おしんこくらいはバリバリと食べたいものですね。
さらに、症例によっては、数本のインプラントを併用すれば、ビクリとも動かない安定のよい総入れ歯も現在は可能になっています。総入れ歯も日々進化しているのです。
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まず最初は、現在の抱えておられる不具合や問題のお尋ね、お口の中の検査などをして、現状の把握と今後のご相談をいたします。その後、治療計画をご説明し、ご了解が得られ次第、最初の入れ歯製作に入ります。
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抜歯してかめないとか外見が悪いなど、社会生活への障害を最小限にするための入れ歯です。 抜歯後の傷や歯ぐきの状態が回復するのを待つ間に使う入れ歯ですから、抜歯前に予め作っておくこともあります。 (症例によっては省略することがあります) |
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あごのズレや筋肉の緊張がある状態では、よい入れ歯は作れません。これを治していくのが、この入れ歯の役目です。 最低1ヶ月以上、入れ歯を調整しながら治療を進めていきます。 いい入れ歯の土台作りの期間ですから気長にお付き合いください。 |
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患者様と高岡とで、このまま治療を予定通り進めるかの検討をして、先に進むか中止するかを決めます。 |
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かみ合わせや顔貌との調和、発音などをお互いに確認し、口元を見ながら目の前で人工歯を並べていきます。身体やあごのズレ、入れ歯の調整を繰り返しながら、さらなる入れ歯の実力アップを図ります。治療が進むと、段々いろいろな問題が解消されてきますから、最終義歯のイメージがお互いに想像できるようになります。 |
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期間をかけて一緒に作り上げてきた入れ歯を元に、日々の生活の中でのお口の動きを写し取りながら入れ歯の型をとります。 |
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再度ご相談しながら、目の前で人工歯を並べて顔貌との調和や、発音、かみ合わせなどを確かめます。さらに微調整を繰り返して、ピッタリ合う入れ歯に仕上げます。かみ合わせが狂わないように、特殊な材料に置き換える場合もあります。 |
| いよいよゴールです。ここまでして作り上げた入れ歯ですから後は日常のお手入れと定期検診を忘れずに末永くお使いください。 |
このように改良・改善するベースになる入れ歯をいくつか作り、それを修正しながら入れ歯をステップアップしていきます。また、日常の口や筋肉の動きと調和を取るために、こうした仮の入れ歯を使いながら、アゴや口の動きを入れ歯に繰り返し写し取ります。一度きりの型では、ピッタリ合う入れ歯にはならないからです。
ステップアップする度に入れ歯の落ち着きも大分よくなり、少しずつかむ実力も上がり、快適への階段を一つずつ上ります。 つまり、実際の入れ歯を使いながら、患者様と歯科医がお互いに確認と納得をしながら、一段一段階段を上がっていくのです。
最終義歯の手前まで来ればしめたもの。今までのお互いの苦労がやっと実る時です。
何といっても、目の前に試行錯誤しながら時間と手間をかけて作り上げてきた、そして実際に使ってお互いが確認し合った入れ歯があるのです。これは最高のお手本です。
この入れ歯を手本にして最後の三組目の入れ歯ができ上がります。
痛まず、外れず、ガタガタしない、よくかめる入れ歯はもちろんのこと、あなたの口元や顔などの外観にまで配慮した自然で快適な入れ歯の誕生です。
身体を、人生を、支えてくれる頼もしい入れ歯は、必ず快適で豊かな人生の伴侶となることでしょう。
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