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かむこととは?

高岡歯科のかみ合わせ治療

かみ合わせ術前 かみ合わせ術後

「前歯の格好が悪いし、いつもアゴの付近が重苦しくて肩こりもひどい」といって来院されました。

診察してみると、奥歯がシッカリかみ合っていないうえ、前の差し歯が口の動きを邪魔して、アゴがズレてしまっていました。

そのため、いつもアゴの周辺の筋肉が緊張していて、アゴの関節も悪くなっていましたので、このままにしていたら顎関節症になるところでした。

 

同じ方の、治療後の写真です。

遠くから電車を乗り継いで、長期間通院されたご苦労が報われて、治療後はよくかめるようになり、同時に悩まされていた頑固な肩こりも消え、快適な体調とアゴ、さらに綺麗な口元を取り戻されました。

「歯は、ただ単にかめればいいというほど、単純なものではないことがよくわかった」と、歯科医冥利につきる言葉をいただきました。

 

かむこととは

 かむこと=食物を粉砕すること=栄養をとること、それだけでないことが最近の研究で明らかになってきました。『かむ』という行為は、身体のバランスを保つ機能として働き、人間として健康で生きていくために必須であること、また血液の循環量の増大にも貢献し、さらに肥満や認知症の予防など、歯科に限らず多方面からその効果が言われています。

 

 食物をかむと満腹中枢が活性化されて食べたい気持ちが抑制されます。
つまりよく噛めばかむほど少ない食物で満腹感が得られ、肥満の防止や健康的なダイエットになるというわけです。さらに内臓脂肪の減少効果もあります。
逆に軟かい食物をろくに噛まずに飲み込んでいると、満腹感が得られず食べ過ぎて肥満の原因になってしまいます。
さらに、よくかむことが老化の防止に役立つといわれています。
かむということはなんといっても毎日のことですから、最も取り組みやすい健康増進法、そしてアンチエイジングではないでしょうか。

 

 老人病院で歯の治療をしたり、入れ歯を入れていない認知症の人に入れ歯を入れたとたん症状が軽くなったり、寝たきりの人が歩き始めたという報告が歯科や医科からも多数出てきています。 かむことが頭の血液循環も良くするとの報告もあります。

 さらに、かむことで唾液の分泌量が飛躍的に増えます。唾液の働きは、一般に知られている消化・吸収効率の増加だけでなく、口の中の細菌や食べカスの洗浄、細菌やウィルスの抑制、傷ついた粘膜の修復など、人は大きな恩恵をたくさん受けているのです。「しっかりよくかんで食べなさい」と昔からいわれていますが、かみ応えのある食物を時間をかけてゆっくりとかんで健やかな人生を送りたいものです。

こうした『かむ』という行為を支えているのが、『かみ合わせ』です。

 

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かみ合わせとは?

 歯一本が変な位置にあったり、歯を抜きっぱなしにして他の歯が傾いていたりすると、かむ力を一手に負担せざるを得ないような強い力が一部の歯にかかったり、またあごを動かしたときいつも引っかかったりして、強い力で歯を揺さぶるようなことが起きたりします。
若い時は歯や骨が丈夫でそれらに耐えられたとしても、年齢とともに許容力が狭まり、また長い期間いじめられ続けていたのでいつか歯や骨の限界を超えてしまいます。限界を超えたものが、病気となって現れるのです。

 

 この揺さぶりや強い力がかかる歯に、「しみる」「痛い」などの症状やヒビ割れなどの障害を起こしたり、むし歯になることもあります。
また、その歯を支えている歯ぐきや骨に負担がかかって炎症が起き、化膿して骨が溶け、最後には歯がグラグラになって失ってしまいます。
また、これらの現象は歯周病(歯槽膿漏)を併発しているこが多く、歯周病だと勘違いしていくらがんばって歯磨きをしても治らないことになってしまいます。
かみ合わせが歯の寿命を左右するといっても過言ではありません。

 

 あごの力を抜いて頭を傾けると、上下の歯の当たり方が変わるのがお分かりいただけると思いますが、悪いかみ合わせが原因で頭が傾くと、頭を支える首や肩の筋肉が緊張して固く張ってしまい、ただでさえ狭い首の中を通っている血管や神経を圧迫するようになってしまいます。こうした筋肉の緊張により一部の高血圧が引き起こされるのではと考える説もあります。
正しいかみ合わせがそれらを正常に維持しているわけです。
肩こり、偏頭痛、首のこり、後頭部のこり、背中のこり、腰痛、などの不定愁訴と「かみ合わせ」の因果関係も研究が進んできています。


 髪の毛一本を噛んでもわかる位、人のかみ合わせは敏感なもの。
さらにあごは前後、左右、そして上下、さらに回転しながら複雑な動きをするもので、カチカチ単純に噛んだだけではわからないことが多いのです。
こうしたことから、ちょっとした不具合が色々な問題を引き起こしてしまいます。

 

 最先端のインプラント治療、入れ歯や人工の歯を作る補テツ治療、歯を動かす矯正治療、歯周病の原因となり進行を助長するもの、こうした全てに共通するのが、『歯のかみ合わせ』です。歯並びの問題はかみ合わせの問題でもあります。
かみ合わせに問題があれば、どんな話題の治療であっても長持ちせず、歯の寿命も左右され、その努力が水疱に帰すことは想像に難くないでしょう。

 

 このように歯の寿命、歯周病、むし歯、などと大きな関連があり、快適な生活を維持するためには避けて通れないものが『歯のかみ合わせ』です。
かみ合わせで病気になり、歯科治療は人工的な代用物でかみ合わせを修正して終わることから、『かみ合わせで始まり、かみ合わせで終わる』といっても過言ではないのです。
かみ合わせで得をする人になっていただきたいと思います。

 

 かみ合わせによる問題は、紙面の都合上詳しくは別に譲りますが、
「食事の時にものをかめればいい」それだけでは身体にも人生にも不足なのです。かむことと、かめる、正しくかめることを区別する必要があります。

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