歯ニュース 2018/4 … 疑問や不安にお答えするためにインプラントページを追加しました

治療内容や今後の方針、治療の選択肢などいろいろなご質問をいただきます。
その中で特に多いのが歯を失った場所をどうするかという内容です。

昔は前歯は格好に関わるからすぐ治療にお見えになる一方で、奥歯は歯を失っても放置しておられる方が結構いらっしゃいました。しかし最近はそうした方は少数派になっており、多少歯がなくなってもまだ噛めるから取り急ぎ治療する必要を感じないため歯が抜けたままの方が減っているようです。
治療中のお話しの中で噛むことは食物を粉砕して嚥下するためだけでなくいろいろなプラスの働きがあることが認知されてきていると感じます。

歯を失った場所が奥歯なら噛むことに不便を感じ、少なくなった歯で今までと同じ食生活をすることがその歯への負担となり、歯の寿命に関わる心配がでてきます。
失ったのが前歯なら外見的な問題だけでなく発音や社会性にまで影響がでてくるといわれています。その方により抱えておられる問題は違っても、共通するのは「さびしさ」と「不安」です。極端な例では他の人と比較して劣等感を感じる場合もあるといわれています。

「人と同じものが食べたい」「昔好きだったものを歯を気にすることなく食べたい」「会食や外食で食べるものを選ばず食べたい」「誰とでもどこにでも自由に出掛けて食べたい」などの人それぞれ違ったご希望を実現するには天然の歯にできるだけ近い噛める人工の歯を手に入れなければなりません。これが入れ歯やブリッジを差し置いて近年インプラントのご質問が増えている理由です。

診療室でお話をしておりますが、じっくりとご自宅でお考えになられたい方に向けてインプラントのページを追加しましたのでご興味がおありでしたらご覧ください。
下記の文字をクリックいただくとそのページが表示されます。

高岡周一

<<インプラント関連ページ>>
インプラントTOP
インプラントで手に入るものとは
インプラントとは・インプラント手術と期間
インプラント症例と体験談
インプラントと痛み
インプラントと歯
インプラントと骨
インプラントの失敗
インプラントの寿命
ブリッジとインプラント
前歯のインプラント
前歯のインプラント費用・価格
奥歯のインプラント
どのインプラントも同じ?
インプラントは危険?

 

 

 

■ 編集後記
ホワイトデーのお返し
3月のホワイトデーに院長からお返しとして焼肉ランチをご馳走になりました!おいしいお肉をたくさん頂き今までのホワイトデーの中で一番うれしいお返しでした(^O^)
ご馳走様でした。来年も期待しております 笑
そして4月は花見ですね!!昨年はスタッフとお惣菜をたくさん買って井の頭公園にいきました。桜も満開できれいでしたが花より団子になってしまいお惣菜に夢中でした^^
今年もおいしいものをたくさん買って行きたいと思います 笑

歯ニュース 2018/1 … 食生活と虫歯

新年明けましておめでとうございます。
これからもよりよい医療を目指してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

■ 食生活と虫歯

虫歯と食生活は実は密接な関係があります。今回はそのことについてお話しようと思います。
プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊とその栄養になる糖この二つが合わさるとプラーク内の細菌が酸を出し、phが酸性に傾きます。
phがエナメル質で5.5,象牙質で6.0になると歯のミネラル(カルシウムやリン)が溶け出します。
これを脱灰といい、脱灰が起きるphを臨界phと言います。 

臨界phを下回ると虫歯になりやすくなるのです。 

食事をすると糖がプラークに供給されます。それにより酸が産生されますが、唾液の作用(緩衝作用)により30分から60分かけてphが元にもどります。
また、脱灰が起きてもその程度がわずかであれば唾液の作用により元に戻る再石灰化が起きます。
こうして我々の歯は酸で溶けないように守られています。 

しかし我々は虫歯になってしまいます。それはプラークが歯に残っている磨き残しが多かったりすることも原因ですが食生活もとても密接に関係しています。
砂糖が虫歯の原因になりやすいというこは良く知られていますが、食べ物に含まれている糖の濃度や、食品の粘着性や、食べている時間や頻度がとても関連が深いことが分かっています。 

糖の濃度が高ければそれだけプラーク内のphが下がりやすく、食品の粘着性が高ければ、口の中に長く残り、その間phが下がります。だらだら食べなどで食べ続けるのも同じです。
また食べたり飲んだりする頻度が高ければphがその度に下がります。

先日来院された患者さんで、とてもむし歯が多く、治しても数年おきに検診でむし歯になっては歯医者に治療に通うという方がいらっしゃいました。
この方は砂糖入りのコーヒーをずっと飲みながら仕事をするという食生活を送ってらっしゃいました。
この方は仕事中ずっと歯が脱灰していたのです。 

歯磨きや、治している所の問題もありましたが、こういった自分でも気づかないうちにむし歯になりやすい食生活に陥ってしまっていることがあります。
歯ブラシでプラークを除去するのも大切ですが食生活もむし歯に大きく関係しているのです。
飲食の頻度や、食品に糖がどれくらい含まれているか一度見直してみてはいかがでしょうか?

 高岡 佑

 

■ 歯科衛生士からのワンポイント情報

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、正月と言えば“お餅”ですね(^^)みなさん、お餅を何個食べましたか?まだまだ寒い日が続くので、お鍋やおでんに入れたり、焼いて食べたりとお餅を楽しむ時間が多くあると思います。
1月は、年間通して1番!のどにお餅を詰まらせて救急車が呼ばれる頻度が高くなる要注意の月です。

そこで!!
“お餅を喉に詰まらせないようにする食べ方”について書きたいと思います。

①  お餅は小さく切って食べやすい大きさにする
  食道もしくは気管をふさいでしまい窒息します。気道は、3分~6分ふさがると死亡します。
だから、飲み込めるように食べやすい大きさにしましょう 

②  しっかりと何度も噛んでから飲み込むようにする
  何度も良く噛むと唾液と混じります。お餅を味覚で楽しんで安全に飲み込むことができます。 

③  いきなりお餅を食べない。お茶やお水など口を湿らせてから食べる
  乾燥したお口の中にくっつきやすいお餅がはいると危険です。口は湿らせてから食べましょう。 

④  おしゃべりしながら食べない
  お餅を食べるのも高齢になったり、若い人でも年末年始お酒が入っていると体の機能がうまく
働かないことがあります。おしゃべりしながらの食事は楽しいですが、お餅を食べる時には、
窒息する危険があることを忘れないでください。

健康な口腔内を維持して元気に1年を過ごしましょう~メインテナンスや定期健診お持ちしております。

歯科衛生士 石田

 

 

■ 編集後記 

あけましておめでとうございます^^

高岡歯科医院に勤め始めて2回目の新年を迎えました。
院長やスタッフのみんなとコミュニケーションをとりボケやつっこみも出来る仲になりました^^
この調子でがんばりますので2018年度もよろしくお願いいたします。 

歯科助手 川村

歯ニュース 2017/10 … 歯を食いしばったり、長時間歯を接触させることの弊害

歯を食いしばったり、長時間歯を接触させることの弊害があまり知られていません。
こうした行為は歯や歯を支える組織だけでなく、歯に詰めたりかぶせたりした人工の歯、インプラントや入れ歯、顎の関節、ものを食べたり口を開ける筋肉への障害がおよぶことがわかっています。

この行為をしておられる方は単に歯を接触させているだけと軽く考えていることが多く、このようないろいろな問題を起こす出発点だとは露にも思っていないのが現状です。
この問題認識の前に、自分がこの行為をしていることすら自覚していない方が大半なので、まるで他人事のように思っておられことがさらに解決を難しくしています。

この問題のもう一つの問題は、実際は無意識に行っているこうした行為をどう自覚できるようにするか?
そして夜間睡眠中に歯ぎしりや噛みしめをしていないかをどのようにして証明するか?
睡眠中は本人の意識がないので自覚しようがなく、ベットパートナーにも音が聞こえない食いしばりの有無をどう判断できるか?
その場に立ち会っていない第三者の歯科医がこうした行為の有無を判断する難しさがあります。

現在 Polysomnography(PSG)検査に加え睡眠中の音声動画 (Audio Video recording)判定によるブラキシズム評価方法が最も精度ならびに妥当性が高いといわれています。
しかし装置を自宅に設置する困難さや、装置を備えた宿泊設備を持つ病院などに限られており一般的で簡便であるとは言えないのが実情です。

そのため多くの歯科医がこうした行為の結果起こる歯の摩耗や特定の運動方向による歯の削れ、舌やほほの粘膜の形状、骨の隆起や筋肉の肥大化など口の中の状態で行為の有無を推測しています。
ただしこうした口の中の状態が現れるのには期間がかかり、最近始めた行為は分からないのが欠点です。
こうした場合にはマウスピースを使って就寝していただき、マウスピースのすり減り方などで判断することもあります。

このような行為を本当にしているか?
その行為の自覚があるか?
どうやってその行為をやめることができるのか?
いくつものハードルがあります。

歯や人工物、あごの関節まで悪影響があるこうした悪習慣と闘うには根気が必要です。
起床時に口や顎に疲労感があったり最近冷たいものがしみるようになられた方は一度歯科医院の受診をおすすめします。

高岡周一

 

■ 編集後記
今回は焼肉を食べに行ってきました!!
先月ご紹介したカレー屋さんと同じ通りにある恭楽亭さんです。
こちらは米沢牛が食べられる三鷹の人気焼肉屋さんのようです。
お値段はお安くはないですがスタッフの誕生日という事で院長がご馳走して下さいました^^
普段食べるお肉と違ってやわらかくて脂がのっていてすごくおいしかったです!!
ここはランチもやっているので行ったことのない方は試しにランチを行ってみてはいかがでしょうか^^
ランチも人気でいつも並んでいるので12時前に行くことをオススメします。
一度行くとやみつきになりますよ!!

歯科助手 川村

歯ニュース 2017/01 … 歯周病からの糖尿病発病

新年明けましておめでとうございます。
これからもよりよい医療を目指してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

■歯周病からの糖尿病発病

重度の歯周病があると2型糖尿病を発症しやすいことが、日本人の中年男性を対象に行った調査でわかりました。その研究では歯周病による歯の動揺(ぐらつき)があると2型糖尿病を発症するリスクが高い可能性があるといいます。 

研究を率いた東京大学大学院公衆衛生学の宮脇敦士氏らは、歯周病治療が全身性の炎症レベルやインスリン抵抗性、血糖コントロールを改善するとの報告もあり、歯の揺れを伴う重度の歯周病への対策が2型糖尿病の予防につながるとの見方を示しています。 

歯周病と2型糖尿病の関連については、2008年に米国健康栄養実態調査(NHANES)の結果から、中等度~重度の歯周病があると糖尿病リスクが上昇することが報告されています。一方で、日本人の男女約5,800人を対象に行われた7年間の観察研究では、重度の歯周病と2型糖尿病の新規発症が関連する傾向がみられたといいます。

歯周病と糖尿病の相互関係が近年いわれていますが、どちらも生活習慣病です。生活のあり方により発症や発症後の経過が変わってきます。またどちらも一度発症してしまうと治療も簡単ではありません。発症させない日頃の注意と初期の内に治療をお受けになられることをお勧めします。
簡単な検査で病状がわかりますので、ご心配な方はご相談ください。

高岡 周一

 

■佑先生NEWS

先日、光学印象の機器に触れる機会がありました。歯の型を従来の印象材を使った型どり出はなく、光によって型どりする機器です。
型どりの精度や、印象にかかる時間、操作の煩雑性、機器の価格等を考えると現段階では、多くの歯科医院の日常臨床ががらりと変わると確信出来るとは思えませんでしたが、歯科の未来を予見させてくれるような機器でした。

今歯科の様々な物がアナログからデジタルに進化している事を考えると光学印象が当たり前の時代が来るかもしれません。
歯科では新しい機器、材料が日々生まれています。患者さんにより快適に、健康的に過ごして頂けるように、日々勉強して行きたいと思います。  

高岡佑

 

 

■ 歯科衛生士からのワンポイント情報

咀嚼力低下で認知症の発症リスクが高くなる!
平成22年度厚生労働科学研究として行われた分析で明らかとなり、第21回日本疫学学会学術大会で、歯の本数が少ない、咀嚼力が低い、かかりつけ歯科医院がない人ほど、認知症になる割合が増えていたと発表がありました。 

・20歯以上歯がある人に対して、歯が殆どなく義歯も未使用の人の認知症発症リスクは、1.9倍!
・なんでも噛める人に対して、あまり噛めない人のリスクは1.5倍!
・かかりつけ歯科医院のある人に対して、ない人のリスクは1.4倍!でした。(愛知県 4425人追跡調査)

当医院では、患者さんの口腔や歯だけではない、全身を診た治療を心がけております。
高齢化社会になりつつある日本で、認知症予防は“歯の健康から”と覚えていただけると嬉しいです。

歯科衛生士 石田恵子

■ 編集後記

あけましておめでとうございます。2017年がいよいよスタート致しましたね!!
お正月はゆっくりお過ごしになられたでしょうか?お餅におせち料理と食べ過ぎませんでしたか? 私は年末年始と食べ過ぎてしまい年明け早々からダイエットをしようと考えております。
昨年は高岡歯科医院に勤め初めたばかりでいろいろと覚えるのに必死でバタバタ走りまわっていましたが、 今年は皆様とコミュニケーションをとれるよう落ち着いて参りたいと思います。
気になることなどございましたらなんでもにお声掛けください^^  

歯科助手 川村友紀

歯ニュース 2016/10 … むし歯でも歯周病でもないのに痛いのはなぜ?

よく硬いものを噛むのが好きだから歯を悪くしたとおっしゃる方がいらっしゃいますが、歯の表面が多少欠けることはあっても歯自体が悪くなることは稀だと思います。

食事中に上下の歯同士が接触するのはほんの一瞬、食事の時間が仮に30分として実際に歯に力がかかる時間の合計は1分もないでしょう。

人類は何億年もかけて今の状態に進化してきました。
24時間の内の1分間歯に力をかけたら歯がダメになるようでは生物として今生き残れていないでしょう。

ではなぜむし歯もない、歯周病にも問題がない歯や歯肉が痛むのでしょうか?それは歯同士の長時間の接触が原因であることが多いのです。 そんなことで痛むのか?と信じられない方はこの後をお読みください。

症状のある方のほとんどがこの歯の接触にまず自覚がありません。
自分ではやっていないつもりでも、実はやっているケースがほとんどです。
「昼間はやっていないが寝ている間にやっているのかもしれない」と、おっしゃる方の大半が昼間もやっています。自覚がないだけです。 

また「何もしていない時の上下の歯は接触していないことが正常」だということをご存じない方がいらっしゃいます。
人は自分を基準にものを考えますから、歯を接触させていることが正常だと思い込んでいるのです。大きな勘違いなのですが。

こうして歯は休む間なく負担を背負い続けさせられるために症状が出てきます。
皮膚を指で軽くでもいいですから押してみてください。皮膚から赤みが消えて白くなるでしょう?そうです、その貧血状態が歯を支える組織に長時間続いているのです。

そんな簡単なことでこんな痛みなどが出ることをまだ信じられないかもしれませんが、健康な人体には十分な血流が必要なのに、貧血状態が長時間続いた状態で歯や周囲に症状が出ない方がおかしいのです。
人体は血流が止まると腐敗してきます。それだけ正常な血のめぐりが大切なのです。

ご自分で作った症状ならご自分でしか治せません。
そのためにはまずご自分が歯同士を接触させていることに気づくことから始める必要があります。
思い当たることがある方は、詳しくは当院ホームページ「 原因不明の痛み 」をご覧ください。

高岡 周一

 

 

■  スタッフ紹介

8月末から週に1日、土曜日に勤務しております歯科医師の高岡佑と申します。
患者さんの不安や悩みに真摯に向き合い、患者さんが安心して通っていただけるように勤めて参りたいと思います。
お気軽に何でもご相談ください。

手を動かすことが好きで歯科医師になりました。
治療をストレスなくお受けいただけるように気をつけています。

また私は歯を悪くして治療するより歯を悪くしない予防が大切だと感じており、患者さんのお口の健康に携われればと思っております。
今後ともよろしくお願い致します。

高岡 佑

 

 

■ 歯科衛生士からのワンポイント情報

【歯周病について】

歯周病菌は、糖質を餌にしている歯周病菌が、どんどん悪質になってきてより悪玉菌種に生育していきます。悪玉菌に生育した歯周病菌は、糖代謝ではなく、血液中の鉄を餌にして増殖するという原則があるのです。

歯周病は、餌を得るために歯周組織などを破壊し出血させ血液中のトランスフェリンに結合していない遊離鉄を餌にします。また、歯周病菌は内毒素を持っており組織の炎症を引き起こします。
だから、歯磨きすると出血するのです。歯茎から血が出るということは、ミクロの世界では、壮絶な戦いが繰り広げられています。その戦いに身体が勝つことが出来る方法として、しっかりと栄養を取る、睡眠を取る、歯磨き・歯間ブラシをして口腔内を清潔に保つこと!が大切です。

夏も終わり食欲の秋となりました。
しっかりと美味しい物をよく噛んで食べて、しっかりと歯磨きをして、ぐっすりとお休みください。

歯科衛生士 石田恵子

 

 

〈〈〈 編集後記 〉〉〉

今月のコラムはむし歯でも歯周病でもないのに痛いのはなぜでした。
長時間くいしばることで歯が貧血状態になっているなんて思いもしませんでした!!
よくよく考えると、知らないうちにストレスを感じてくいしばったり、何かに集中している時など無意識のうちに歯と歯が接触していたりする事がありそうですね。
日中ふとしたときにいま歯と歯は接触しているか意識する事で健康な歯を維持できるのでぜひやっていきましょう。 

川村友紀

むし歯や歯周病でないのに痛いのはなぜ?

他院で歯には何の問題もないといわれたけど、事実歯や歯肉が痛いのでどうにかならないか?とお越しになられる方が最近目につくようになってきました。
拝見しても確かに歯や周りの組織に検査上では問題が見つかりません。

ではなぜむし歯もない、歯周病にも問題がない歯や歯肉が痛むのでしょうか?
それは歯同士の長時間の接触が原因であることが多いのです。
そんなことで痛むのか?と信じられない方は、今月のニュースをお読みください。

他院で抜歯と言われたけど、どうにかならない?

先日「他院で抜歯と言われたけどどうにかならないか?」とおっしゃる患者さんがみえました。
拝見すると上の前歯が歯肉より下の根っこの部分で折れています。
教科書的にそういわれるのも仕方ない一面もありますが、歯を1本失う苦痛は大きいものです。

通常なら根の治療後に矯正で歯を引っ張り出して人工の歯をかぶせていくのですが、海外転勤中の身で日本滞在期間が1ケ月ではそれをあきらめざるを得ません。
それぞれの利点と欠点を説明しながら、このまま人工の歯を入れるか、歯肉を下げて清掃しやすい環境で人工の歯を入れるかご相談しました。

他の歯よりは弱いでしょうがこれで当面の間歯のない状態を避け、延命することができます。
同じように他院で宣告され今まで何十本歯を残したことかわかりませんが、何年もして「あの時はありがとうございました」と言われることがあります。
それだけ患者さんにとって大きなことだと再確認しています。

 ≪ 当院の抜歯基準にご興味がおありの方はこちらへ

歯ニュース 2016/09 … 歯の喪失と糖尿病

歯周病と糖尿病がお互いに関連し合うことはよくいわれていますが、2型糖尿病と歯の喪失の関連が新しい研究で判明しました。糖尿病による網膜症や腎症、神経障害による下肢切断などの合併症リスクはよく知られていますが、今回の研究はアメリカの調査なのでそのまま日本人に当てはまるか実証はありませんが、アメリカは人種のルツボですのでそのまま受け取ってもいいと思います。

同研究では、糖尿病患者が歯を喪失するリスクは糖尿病既往のない人に比べて2倍に上ることが示されました。さらに「黒人では、白人やメキシコ系米国人に比べてそのリスクは加齢とともに大きくなることもわかった」といっていますので人種間の違い、人種的な生活習慣の違いも影響しているかもしれません。 

「これまで口腔衛生が糖尿病と関連することを示した多くのエビデンスがある」と、研究を主導した米デューク大学のBei Wu氏は述べ、「糖尿病患者では歯周病の有病率が高く、歯周病が進行した結果が歯の喪失につながる」と付け加えています。歯周病と糖尿病の相互関係は国を経ても変わらないようです。 

「糖尿病がなぜ歯の喪失と関連するのかは不明だが、明らかなことは、この関連は双方向のもので、糖尿病が歯の健康を損なうリスクを上げる一方で、歯と歯茎の健康悪化が糖尿病患者の全身の健康度の低下に関連していると考えられる」といっています。

「糖尿病の合併症には網膜症があることはよく知られており、患者は一般的に、主治医から眼科医に紹介されることが多い。下肢の血行不良や神経損傷も糖尿病の深刻な合併症であることから、足の検査も推奨されている。米国糖尿病協会(ADA)は、糖尿病患者を歯科医に紹介するよう医師に推奨しているが、Wu氏によると、実施している医師はほとんどいないのが現状だ」とあります。日本でも医科と歯科の連携を訴える人々が少しではありますが増えつつありますが、残念な結果です。糖尿病、歯周病どちらか一方だけの治療でなく平行した治療が効果的なことは実証されているもののまだ広がっていないのが実情です。

米カリフォルニア州大学ロサンゼルス校(UCLA)教授で、米国歯科医師会(ADA)のスポークスマンを務めるEdmond Hewlett氏は、今回の研究を「歯の健康と全身の健康の関連、また疾患が及ぼす影響の人種差という、2つの重要な健康問題に光を当てるものだ」と評価し、定期的な歯科検診と、家庭での適切なケアが糖尿病管理において重要だと強調しています。

高岡 周一

 

 

■ 歯科衛生士からのワンポイント情報

皆様、ご存知でしたでしょうか?
むし歯も歯周病も完治しない!ということを!!!

歯科衛生士としていつも患者さんにお伝えするように気をつけていることがあります。それは、むし歯や歯周病は完治しないと言うことです。
どういうことかというと、“完治”というのは、例えば、手を怪我したら新しい細胞が出来て、怪我が無かった時と同じ状態に戻ることを言いますが、むし歯は、同じエナメル質が再生して元に戻るということがありません。

むし歯になったところは、代替のものを入れなければ修復できないのです。
一度、失った歯質は、一生もとに戻ることはありません。

でも、患者さんは、むし歯を削って噛めるようになると治ったと思われます。ご自分の身体の一部に、人間の身体に無い物質を入れることによって噛むことを補っているだけだと言うことをお知りになって頂きたいと思います。
ご自分の歯は削るとなくなります。一生自分の歯で噛めることは、痛い思いや不便な思い、お金や時間の無駄をはぶく事になります。

では、どうしたらいいのか?ご自身にあった歯ブラシで正しい歯磨きをすること、定期健診を受診し、むし歯になる前に手を打つと歯もお金も時間も損なうことはございません。
罹る前に予防する!それが1番の対処方法です。
今、お使いの歯ブラシが、自分に合っているのか?お気軽に歯科衛生士にお聞きください。

歯科衛生士 石田恵子

 

 

〈〈〈 編集後記 〉〉〉

今回のコラムは歯の喪失と糖尿病についてでした。 糖尿病患者は歯周病の有病率が高く、歯周病が進行した結果が歯の喪失につながるとありますが、糖尿病が歯の病気に関係しているとは驚きでした!
身体の健康と歯の健康に強いつながりがあるとわかったので、今後の自身の生活習慣や食生活など見直していきたいと思います。

川村友紀

歯ニュース 2016/02 … 骨を再建する新しい試み

病気や怪我、あるいは老化などにより骨の一部が欠ける、穴が開く、痩せるなどが起こることで、日常生活に支障が出ることがあります。 またむし歯をあごの骨が溶けるまで放っておいた場合や、歯周病を末期まで放置しておいた場合などでも骨の喪失は起こります。 

骨の喪失による日常生活の支障とは、例えば歯科・口腔外科領域では、歯を支える周囲の骨や顎の骨を喪失することで、噛めなくなる、発音が正しくできなくなるなどの障害が挙げられます。 また入れ歯を支えるあごの骨が痩せると噛む力を十分に支えられないことや、入れ歯の安定が悪くなって、どちらにしても噛めない、入れ歯が当たって痛いなどの不満が多くあります。

そして歯のインプラント治療を行う際には、歯を支える骨(歯槽骨)の再建が必要になる場合もあります。 もちろんご自分の歯がびくともしないのは健全な骨にしっかり植わっているからです。 歯を支える骨の量が減れば棒倒しゲームのように歯がぐらつき、硬いものが噛めない、噛むと痛いなどの症状を経て最後には歯が抜けてきてしまいます。

歯も親からいただいた大切な財産ですが、骨も同じなのです。そして一度失ったものは二度と帰ってこない、それが自然の原則です。
原則と申したのには訳があり、自分の骨は原則的には再生や取り戻しはできませんが、骨の再建(自分の骨や人工的なものを使って失った自分の骨の代用をする)ことが 近年できるようになってきました。全ての症例では無理ですが、条件さえ整えば可能になってきています。 

欠損した骨を再建する治療法としては、患者自身の健常な骨を他の場所から採取して移植する「自家骨移植」があります。
現在はこの「自家骨移植」が最も信頼性の高い治療法といわれていますが、入院治療が必要となることに加えて、骨の採取部に傷や痛みが残る場合があります。 また多量に骨を喪失した場合には、その分大きな骨を体の一部から取ってこなくてはなりません。

こうしたことから、どのような理由により、どの程度の骨が必要かによって変わってきますが、日常臨床ではあまり多くは実施されていないのが実情です。 そのためインプラント治療などの小規模な骨の再建では人工的なものを足場にして自分の骨の増殖を促す方法が一般的に多く取られています。 

こうした患者の負担を軽減できる新たな技術・治療材料が求められていました。
これを受け東北大学では「骨再生誘導材」、リン酸オクタカルシウム・コラーゲン複合体(OCP/Collagen)の開発を進めていると聞きます。
「骨再生誘導材」、リン酸オクタカルシウム・コラーゲン複合体(OCP/Collagen)は、骨を喪失した場所に埋入して新しい骨の形成を誘導させる次世代の骨再建材料です。 早く商品化をして欲しいと思います。

このように時代と共に新しい技術や材料が生まれて、過去には不可能だったことができるようになってきます。 科学は万能ではありませんが、我々の頼もしい味方だと言えるでしょう。発売され、研究機関での臨床実証が終わり、 安心できるものであることが確認できれば当院でも扱いたいと考えておりますので、その時はニュースでお知らせいたします。

高岡 周一

 

 

 

■ スタッフ紹介

昨年12月14日から勤務しております歯科衛生士の石田と申します。歯科衛生士歴は32年目です。
日本アンチエイジング歯科学会常任理事、 日本抗加齢医学会会員、日本産業カウンセラー協会、厚生労働省認定産業カウンセラー、中労災認定、心理相談員、 その他には日本アンチエイジング歯科学会 認定歯科衛生士・サプリメントアドバイザーなど認定資格を所持しております。

患者様のご不安な気持ちに寄り添うよう心がけております。まだ慣れないことも多く患者様をご不安にさせることがあるかと思います、その時には、是非お気軽にお声がけください。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。 

歯科衛生士 石田 恵子

  

 

■歯科衛生士からのワンポイント情報

冬は、乾燥にご注意!

口の乾燥は大敵!乾燥すると、むし歯の原因になったり歯周病が併発したり、重症になったりします。
その原因の1つは口呼吸!口呼吸をすると口の中を守っている唾液が乾燥してしまい細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。 また、口の中の細菌が繁殖するとインフルエンザのウイルスの繁殖を助けることにもなるそうです。 歯磨きは、インフルエンザ予防にもなりますので、夜寝る前は、しっかりと歯磨きを行っておやすみになられる事をお勧めいたします。 

歯科衛生士 石田 恵子

 

 

<<< 編集後記 >>>

今月は歯を支える骨についてのお話でした。私はこの仕事に就くまで歯が骨に植わっているということを知らず、初めて知ったときびっくりしたのを覚えています。 そして、その骨がとても大事で、一度失うと自然には元に戻りません。骨の状態は外からは見ることができないので定期健診でレントゲンを撮影して骨の状態を知ることが必要になってきます。 大切な歯を守る為に、定期的に検診を受けましょう。ご予約のお電話お待ちしております。

鮎澤 連理

歯ニュース 2015/12 … 甘い飲み物の危険性

砂糖の入った甘いものとむし歯の関連性がいわれて久しいですが、医科からの警鐘を受けて砂糖による弊害が近年欧米で規制の対象を含めて問題となっています。この度砂糖入りの炭酸飲料や甘い乳飲料が好きな人は体重に関わらず2型糖尿病発症リスクが高いのですが、これらの飲料を1日1杯、水や無糖コーヒー、無糖紅茶に置き換えると同リスクが最大25%減るとの報告がありました。糖尿病と歯周病の関連は今までにもニュースでお知らせしてきましたのでご記憶の方もいらっしゃることだと思います。

英ケンブリッジ大学Nita Forouhi氏は論文の中で、「加糖炭酸飲料や加糖乳飲料の摂取量が全体として多いほど、糖尿病発症リスクが高まることが明らかになった。1日1杯の摂取量増加は糖尿病リスクを22%押し上げていた。甘い飲料を好む人は糖尿病リスクを高めるほかの生活習慣も持っている可能性もあるが、体重、運動、教育レベルなどの因子を調整しても同じ関連が認められた」と述べており、一方でこの問題へのシンプルな解決法も示されました。それは加糖飲料を1日1杯、水や無糖コーヒー、無糖紅茶に置き換えたとして推計すると、糖尿病発症リスクが14%から25%も減ったのです。

また同研究では「人工甘味料で甘くした飲料に同じ便益があるかどうかは不明だったが、ダイエット飲料を好む人は肥満か糖尿病家族歴があることが多いということは、糖尿病リスクの高い人は人工甘味料入り飲料を選んでいると示唆されるのは明白である」さらに「今回の研究結果はソフトドリンクが直接糖尿病の原因になると証明したものではないが、因果関係を示唆する強力な例だ」と説明しています。「砂糖摂取を制限すべきだという世界保健機関(WHO)の最近のガイドラインを強く支持するものだ」とも述べています。

米国栄養・食事療法学会(AND)の広報担当者で、糖尿病管理予防のための食事計画を専門とする栄養士Toby Smithson 氏は「この知見のメッセージは率直に飲料のカロリーに注意すべきと思い出させてくれたことだ。たとえば、1杯のチョコレートミルクのカロリーは一般的な成人が1日に必要とするカロリーの9%に相当する。牛乳は蛋白、カルシウムなどの栄養源となるが、甘味を加えるための砂糖はエンプティカロリー(カロリーになるだけで栄養にはならない食品)だ。12オンス(約355mL)の加糖炭酸飲料はすべてエンプティカロリーで、1日に必要なカロリーの7%を占める」と述べています。

この研究結果に対して、米国飲料協会(ABA)は加糖飲料を非難することへの異議を表明。「米国栄養食事学会などの代表的な保健機関は2型糖尿病リスクとして過体重、肥満、民族、加齢、運動不足、糖尿病の家族歴を挙げているが、飲料摂取はそれに含まれていない」と述べています。

どうやら論争は続きそうですが、君子危うきに近寄らずと考えれば極力砂糖の摂取を抑えた方が懸命ではないでしょうか。Forouhi 氏とSmithson氏はともに「加糖飲料を水や無糖コーヒー、無糖紅茶に替えることが食生活から砂糖を減らす簡単な手段だ。
水が味気無さすぎると感じるならレモンかライム、オレンジを一切れ入れる、紅茶であればシナモンスティックを沸騰したお湯に入れてから煎れると砂糖なしでも甘味が出る」と助言しています。

要は砂糖を断つ!と上段に構えなくとも、工夫次第で減量は可能なようです。一日の飲食物を砂糖の視点で見直してみるのもいいかもしれません。

高岡 周一

 

 

■ スタッフの声 

2015年もあっという間に残りわずかとなりました。年末に近づき毎日が慌ただしく過ぎています。
ハロウィンが終わるとすぐに次のイベントのクリマスへと街の景色が変わっていきます。
今年のクリスマスは平日なので仕事で終わりそうですが、せっかくなのでクリスマスパーティーなど出来たらいいなと思います。また色んなところでイルミネーションもやっていますので、今年は是非たくさんのイルミネーションを見に行きたいと思います。

また、冬はスキーやスケート、スノボーなどのウィンタースポーツの季節ですね。
私は地元が長野なので帰省した時などにたくさん滑りに行きたいと思います。
冬はとても寒いのでコタツに入ってぬくぬくしのんびりしてしまいがちですが、 友達や家族などとお鍋を囲み温まって外へお出掛けするのもいいですね!
最近は朝晩と本当に冷え込んできましたね。寒い冬ですが防寒対策をしっかりして体調を崩さないように心がけましょう。

両角 里菜

 

 

<<< 編集後記 >>>

今月のコラムは糖分についてのお話でした。甘いものは私たちを幸せな気分にさせてくれますが、糖尿病を始め、私たちの身体に様々な悪影響を及ぼす原因となります。身体を冷やす元にもなるので、これからの寒い季節、冷え性の方も糖分の摂りすぎには注意してくださいね。私も、素材そのものの味を生かすお料理など勉強してみたいと思います!

鮎澤 連理

歯ニュース 2015/09 … 砂糖摂取ガイドライン

今年の夏は本当に暑かったと感じていますが、このフレーズを毎年繰り返しているような気がするのが心配でもあります。どんなに暑い夏であっても、四季のある日本ではありがたいことに涼しくなる秋が毎年約束を違うことなく几帳面に訪れてきてくれます。
やっと少し過ごしやすくなりましたが、暑い日のカキ氷、寒い日の暖かい飲み物だけでなくそれぞれの季節に似合うことがたくさんあります。

今月はそうした季節感には無関係の甘いお話です。世界保健機関(WHO)は3月、虫歯や肥満を予防するための砂糖摂取量に関する新ガイドラインを発表しました。
それによると1日の摂取カロリーに砂糖などの糖類が占める割合は10%未満に抑えるべきで、5%未満ならなおよいとのことです。

5%とは平均的な成人なら砂糖約25グラムに相当し、ティースプーン約6杯分になります。炭酸飲料1缶に含まれる砂糖は約40グラムといわれていますので、休憩時間のちょっと一本でWHOの基準を超えてしまうことになります。

一日の摂取量を守ろうとすれば、この他の飲料や食事に含まれる砂糖も計算に入れなければなりません。かなり厳しい数字です。 マヨネーズ、ソース、ケチャップといった調味料にも砂糖は使われていますし、一般に健康によいとされる和食にも砂糖は欠かせないものです。

こうしたさまざまな食材や料理に含まれる「隠れた砂糖」を勘定に入れると、現代の食生活でWHOのガイドラインを守るのはさらに難しいことになります。
米国のお菓子の甘さに驚くことがありますが、ポルトガルのように砂糖摂取量が総カロリーの25%におよぶ国もあるようです。

どうやらガイドラインを厳しいと考えるのは世界共通のようです。
近年欧米では喫煙に続いて塩分摂取の規制がいわれていましたが、現在は砂糖に対する規制方向にあるようです。
今日の食生活を砂糖を視点に振り返ってみられるのもいいかもしれませんね。

高岡 周一

 

 

 

■ スタッフの声 

最近は今までの猛暑に比べると過ごしやすい日が増えてきましたね。夜は少し蒸しますが冷房をつけなくても平気な日が増え、秋の近付きをちょっぴりですが実感しています。
これまでは暑くて外に出るのも億劫でしたが、なんだかこのまま夏を終えてしまうのも寂しく思えたので、前回のお盆休みを利用して屋外でのイベントに参加したりプールに行ったりと、夏らしさもしっかり満喫してきました。これで悔いなく次の季節に進めます。

もうすぐそこまで来ている季節、「秋」。秋といえば頭に浮かぶのは「食欲の秋」ですね。美味しい食事をする為には健康な歯がとても大切です。みなさん健康な歯でいつまでも美味しい食事ができるよう、お口の中の健康管理もしっかりとしていきましょう。

板倉 由依

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

猛暑と言われた夏が終わり少しずつ涼しくなってきました。季節の変わり目は体調を崩しやすいので皆さんお体に気をつけてくださいね。
8月のお盆休みは終わってしまいましたが、9月にはシルバーウィークがあります。今年のシルバーウィークは6年ぶりだそうです。更に調べてみると、次のシルバーウィークは2026年にあるみたいです。当分先になりますね・・・。
今年は長期休みが多くありますが皆さんはお出かけする予定などありますか?過ごしやすい季節になってお出かけする機会も増えると思いますが、体調管理や事故に気をつけてお過ごし下さい。

両角 里菜

歯ニュース 2015/02 … キスの落とし穴

今月は欧米では日常的な行為であり日本でも愛情表現とされているキスについてのお話しです。

Microbiomeオンライン版に11月17日掲載された、オランダのTNO微生物学・システム生物学部のRemcoKort氏らの研究によると10秒間のキスで8,000万個の細菌が移動する可能性があり、毎日何度もキスをする2人は最終的に同じ細菌を持つようになることがわかりました。

Kort氏は「舌全体が接触したり、唾液が交換されたりする親密なキスはヒト独特の求愛行動と考えられており、既知の文化の90%以上にみられる。我々はパートナーが口腔微生物叢をどの程度共有するのかを明らかにしたいと考えた。その結果カップルがキスをするほど似てくることが判明した」という。
これと同じように日常的にキスをする習慣のある北欧で引き取ったペットを介して飼い主間のむし歯原因菌の細菌感染の報告も以前にありました。

キスという非常に情緒的な行為に水を差すようで誠に申し訳ないのですが、お口の中は唾液という水分と体温という適度な温度、空気の出入りという細菌にとって仲間を増やすには最高の環境です。生きた細菌培養器をいっても過言ではありませんからこれらの報告は驚く事実ではありません。

しかしむし歯や歯周病の原因菌の問題はあるとしても、全体からみれば口の内の細菌が果たす役割はごく小さいのでご安心ください。
口の内には700種類以上の細菌が存在しますが、体内には疾患と戦ったり食物を消化したりする機能を助ける100兆以上の微生物が存在します。人体には進化の過程で身の回りの様々な細菌などの微生物から体を守るための免疫を始めいろいろなシステムが備わっています。

この事実からキスを怖がる必要はありませんが、ご自分の健康だけでなく母子感染などを考えると日頃からご自分のお口の中の細菌数を減らしておくことをお勧めいたします。
その具体的な方法としては、まずは毎日の歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどでの歯の清掃が第一です。また定期的なメインテナンス(歯のクリーニング)をお受けになられることをお勧めいたします。

歯はなんといっても大切な人生のパートナーですから、末永く快適で楽しい食生活をお楽しみ下さい。

 ≪ 歯と歯茎の健康を維持するメンテナンスにご興味がおありの方はこちらへ

 ≪ 最新のむし歯予防にご興味がおありの方はこちらへ

高岡 周一

 

 

 

■ スタッフの声 

このニュースを書く時期が来る度、「もう一ヶ月経ったのか」と月日の経つ早さに驚かされます。
小さい頃は、1日1日がのんびりと流れるように感じていました。そして、この時期であれば凧揚げや福笑いなど、春夏秋冬、季節に合わせた遊びをして旬の食べ物を食べ、また次の行事を楽しみに指折り数えて過ごしていました。
大人になってみると、あっという間に一日が終わり、ひとつひとつの季節や行事をなかなか丁寧に過ごせなくなってきました。
今年は、時間に追われず、ゆとりをもって丁寧に日々を過ごすことと、歯科医療について勉強して皆様のお役に立てるよう成長することを目標に、頑張っていきたいと思います。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

鮎澤連理

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

こんにちは。年が明けてもう1ヶ月が経ちました。最近は風が冷たくとても寒いです。
私は先日ウィンタースポーツのスノボーを友達数人でやりに行きました。
長野県の栂池高原というゲレンデで滑ったのですが、その日は朝から雪が少し降っていて時間が経つにつれてどんどん強くなり吹雪でした。
私はスノボーが2回目の初心者でしたので滑れるかとても不安でしたが、すぐに感覚を思い出して楽しく滑ることができました。
その日は朝から雪が降っていて途中からすごい吹雪で寒かったです。滑っていれば暑くてちょうど良い気温ですが、すぐに汗が冷え帰りはとっても寒かったです。寒すぎて本当に体調崩すかと思い不安になりましたが、帰りにみんなで温泉に入って温まってから帰りました。今年はスノボーたくさん行ってもっと上手くなりたいと思います。みなさんも是非ウィンタースポーツやってみてください。
今年も皆さん体調崩さずに元気に過ごしましょう。今年も一年よろしくお願い致します。

両角 里菜

歯ニュース 2014/11 … 歯の原因不明のしみや痛み

むし歯や歯周病(歯槽膿漏)にかかっていないのに歯が痛むなどの不快な症状で来院される方が増えてきています。その原因の一つが継続的に歯を接触させる悪い習慣です。歯の接触といえば皆さんは夜間にギリギリと音を立てる「歯ぎしり」を連想されると思います。しかしそれだけではありません。異常な歯の接触状態の一つがブラキシズムです。

ブラキシズムは睡眠時や起きている時を問わず、歯を接触させた状態で力強く動かしたり、歯同士をすり合せたり、噛み締めたりするもので、食事以外で歯を強く接触させる悪い習慣です。 ブラキシズムや顎関節症のお話しは紙面の都合上割愛させていただきます。

 

■TCHとは?

ブラキシズムは強い力が歯にかかることですが、近年問題となっているのが持続的・継続的な弱い力です。それは食事や重い物を持ち上げる時などを除いた本来上下の歯同士が接触していないはずの時間での長時間の歯同士の弱い力での接触です。この状態を東京医科歯科大学の顎関節治療部の木野孔司准教授はTCH(Tooth Contacting Habit)歯の持続的接触癖と呼んでいます。
「こんな些細なことで?」と思われるかもしれませんが、これがむし歯や歯周病、歯の痛みの原因になることがあります。

あなたは何もしていない時や仕事や家事の時に上下の歯が接触していませんか?正常な人は接触しておらず上下の歯の間には1~2mmの空間があるのが普通です。この文章を読んでいる今、歯を接触させている方は実は正常ではないのです。しかしこの異常な接触状態を普通だと思っている人が結構いらっしゃいます。自分の異常に気づいていない、それが問題なのです。

持続的な力によって歯への障害だけでなく歯を支える組織の血行不良を招き歯肉や骨の健康を害し、また筋肉疲労が蓄積することでひいては顎の関節まで障害が及ぶこともあります。実際にTCHを解消することで原因不明の歯のしみや痛み、歯周病の軽減、顎関節症の軽減などがみられています。

重い物をよいしょと持ち上げるのに力が必要なのはご存じでしょうが、いくら軽い赤ん坊とはいってもずーっと抱き続けるのは結構重労働です。私を含め世の男性には特にかもしれませんが…。

ブラキシズムであれTCHであれ力の強さは違っても共通するのは歯やあご、関節に休む暇を与えていないことです。
いつも負担をかけていれば壊れるのは当然で、どこが壊れたかによって症状が変わるだけなのです。
あなたの歯はリラックスできていますか? TCHの詳細やの対処法などはこちらのページをご覧ください。http://www.e-iin.com/wp/?page_id=17939

高岡 周一

 

 

 

■スタッフの声

朝晩すっかり寒くなってきて冬を感じる季節になってきましたが、秋といえば紅葉。
紅葉といえば京都!と思いつくのは私だけでしょうか?
京都には過去2回行ったことがありますが、どちらも修学旅行だった為、有名な観光地は回りましたがゆっくり見ることが出来なかったのが残念でした。
そこで京都の観光スポットを調べてみました。行って見たいと思った場所を紹介したいと思います。

《あかりデザイン工房》 築90年の町家で和紙照明の手づくり体験ができます。
《哲学の道》 日本の道100選にも選ばれている全長1.6キロの散歩道。
《渡月橋》 桂川に架かる橋。春の桜、秋の紅葉の美しさで有名。夜のライトアップがきれいです。
《伏見稲荷大社》 有名な千本鳥居は、まるで異空間にいるような気分にさせてくれます。
《西芳寺》 古都京都の文化財として世界遺産に登録されている。一般の拝観は不可。
《貴船の川床》 木々の中をそよぐ風、川のせせらぎを聞きながら頂く京料理は格別の一言。

最後におもしろいな!と思ったのが《単伝庵》通称らくがき寺。落書きをするとご利益があるという変わったお寺。
個人的行きたいところをご紹介しましたが、やっぱり実際に行って、観て、聞いて、感じたいと思いました。
みなさんも秋の行動しやすい時期にどこか旅行に行かれてはどうでしょうか?

小原 咲央

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

こんにちは。最近は急激に寒くなりだんだん冬が近づいてきましたね。
まだこれから紅葉の時期ですがニュースを見ていると12月中旬の寒さと放送していて驚いています。

先日ディズニーランドへ遊びに行ったのですがその時は雨でとっても寒かったです。
行ったときはハロウィンのイベントが行われており、仮装している方もいて装飾もハロウィン使用でとても可愛かったです。
夏から行われているプロジェクション・マッピングですがなかなか行く機会がなかったのでもうそろそろ終わりかなと諦めていましたがやっと見ることができました。
さらに抽選が当たり特別席に座ってゆっくり見ることができました!!
ただ雨だったのが残念でしたが見ることができて良かったです。
ハロウィンの次はクリスマスバージョンになると思いますので、是非みなさん行ってみてください。
これからもっと寒くなりますので、体調を崩さないように気をつけましょう。

両角 里菜

歯ニュース 2013/07 … 歯と食物繊維、奥歯を大切に

空梅雨から一転して何かと空模様が気になる今日この頃ですが、例 年の平均では関東では今月中盤から月末にかけて梅雨開けの声を聞きますので後しばらくの我慢のようです。
この季節、太陽の雲隠れと共に洗濯物の乾燥機の出番が多くなります。 乾燥機のフィルターに繊維埃がぎっしり詰まっているのを見て、 その分衣類が段々薄く痩せていっていることを知りました。 新しい物はいいと単純に思っていましたが、 冬に新しい靴下を履くとクッションと暖かさを感じるのは実はこれが原因なのでしょう。

これと同じように毎日使うものの劣化は避けようのないことですので、 毛先の開いた歯ブラシを後生大事にお使いの方はご注意下さい。 痩せた衣類は暖かさに欠けるだけですが、 先の開いた歯ブラシは本来の目的である清掃能力がかなり劣るだけでなく、 歯肉を傷つけることもあります。 歯ブラシは高いものではありませんので、 わずかの物を節約せずに新しい歯ブラシで大切な歯と歯肉をお守り下さい。

 

■ 歯と食物繊維

栄養素のお話しは巷でもたくさんされていますが、意外と少ないのが食物繊維のお話しのようです。食物繊維自体は吸収も代謝もされないため昔は栄養素に含まれない時代もありましたが、今では大変重要な成分です。

最近のレポートで食物繊維の摂取量が多いほど、出血による脳卒中と動脈硬化と血栓による虚血性脳卒中のリスクが少なくなると発表がありました。
食物繊維の摂取量が1日7g多いだけで脳卒中リスクが7%低下したということですから、日常の食事にほんの少量追加するだけでその恩恵を受けられるというのです。
無理して大変な思いをする食事療法と違って、取り組みやすいことでしょう。

食物繊維を多く含む食材は比較的噛む行為が必要な食材が多いので、 歯(特に奥歯)を大切にしていただきたいと思います。 前歯は格好に関係するために大切にするけど、 奥歯はあまり見えないから適当でいいとお考えの方がいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。
食物繊維に限らず栄養素と呼ばれる体にとって必要な栄養を摂取しやすくするのは、 ほとんどが奥歯だということを知っていただきたいと思います。

食は健康の入口であり、口は食の入口、歯は口の入口なのですから、『健康で健やかな人生を送るためには前歯より奥歯!』なのです。 奥歯でしっかり噛んで楽しい食生活をお送り下さい。

 高岡 周一

 

 

 

衛生士からのワンポイント情報

まだまだ天気がくずれやすいこの時期、洗濯物が乾かなくて困ってしまいます。 部屋もどことなくジメジメしていて早く夏が来てくれないかと、待ち遠しく思います。
この時期はカビの繁殖が心配になりますよね。特に水まわりは毎日掃除していないと、 すぐにカビ菌が繁殖してきてしまいます。 カビ菌対策には換気が一番です。こまめなお掃除はもちろんの事、 こまめに換気をしてカビ対策を心がけましょう。

そして毎日お使いの歯ブラシの保管ですが、使用後は流水でよく洗いよく水を切り乾燥させます。 毛先を上にして風通しの良い所で保管しましょう。
歯ブラシの交換時期も、裏側から見て毛が広がって見えてくると替え時です。
きちんと磨けていても歯ブラシの毛の広がりにより歯垢除去率が低くなってしまうので時々確認して下さい。 長期使用によりまた毛先の広がりがなくても弾力性はなくなってきます。 目安としては1ヶ月に1本のペースで交換していきましょう。

歯科衛生士:生田 智美

 

 

<<< 編集後記 >>>

7月に入って一気に暑くなってきました。夏休みも近づいてイベントも多くなってきましたね。こまめに水分補給をして、熱中症などには気をつけて下さい。

小原咲央

歯ニュース 2013/05 … 寝酒と睡眠、歯ぎしりや歯周病

春には遅く夏には早い5月、4月の入学や就職、さらに青葉や桜など新しいものの息吹とエネルギーを感じていますが、早今年の1/3が過ぎた実感に乏しく新年に立てた目標との隔たりに戸惑っています。

先月10年以上愛用して来たライトを買い替えました。
治療の際に拡大鏡に取り付けるものですが、時代を反映してハロゲンからLEDになりました。消費電力から一般家庭にLEDがかなり普及して来ている一方で、白熱電球の生産中止と、時代は移って来ています。

その流れは歯科界でも同じで、ハロゲンはカタログから姿を消してしまっています。
個人的には太陽光に近い少し黄色がかった色が好きですし、白くギラつくLEDより目に優しく感じます。しかし消費電力の少ないLEDは以前のハロゲンの数倍もバッテリーが持ち、治療や手術中に取り替える事が少ないのはメリットです。
いい面を見て慣れて行こうと思っています。

寝酒は眠りを誘い睡眠の量と質を良くすると思っておられる方がいらっしゃいますが、最近の研究からどうやらその考えは否定されそうな雲行きです。
睡眠の量と質の大切さをいまさらお話しする必要はないでしょうが、アルコール摂取がそれを阻害するとなれば人によっては日々の楽しみと関わるだけに無関心ではいられないことかもしれません。

研究報告からは、アルコール量が多いと睡眠にとって重要なレム睡眠の時間が短くなり、また摂取量に関係なく最初のレム睡眠の開始時間に遅れが生じるなど、睡眠の質が低下しています。

レム睡眠は記憶力や集中力、運動技能の維持に関わっている大切な睡眠なのです。
本来睡眠は身体を休め疲労を回復するものなのに、歯ぎしりによる歯の異常なすり減りや歯周病の発生、唾液分泌の低下によるむし歯の発生などは注意が必要です。
睡眠中の歯ぎしりとストレスの関連や、就寝前の歯磨きなど睡眠の質や時間と共に大切なことがいくつかあります。

どうも最近世間一般だけでなく医学界からも、アルコールへの風当たりが強くなってきています。この報告からすれば就寝前のアルコールは慎んだ方が得策のようで、夕食のお供程度に楽しむことが賢明のようです。

 高岡 周一

 

 

 

■ 歯科衛生士からのワンポイント情報

初めまして、3月末よりスタッフの一員になりました歯科衛生士の生田と申します。
患者様一人ひとりに合わせた口腔内清掃、指導を行いたいと思います。
わからない事などがあれば気軽に声をおかけください。

最近は暖かくなったり、寒くなったりと気温の差が激しいですね。
気温の差が激しくなると体調管理が難しくなってきて、風邪など引きやすくなります。
予防策として、日常生活で心がけたい事は次のような事柄です。
・十分な睡眠
・バランスの良い食事
・体調を整える適度な運動
・手洗い、うがいをする
・乾燥した所や人ごみを避ける
・極端な厚着、薄着をしない
ゴールデンウィークなどで外出する機会が増えるかと思います。
特に人ごみが多い場所への行く機会が増えますので手洗いうがいを心がけてください。
せっかくの長期休み、元気に過ごして良い思い出を作りたいですね。

生田 智美

 

<<< 編集後記 >>>

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?
私は友達と高尾山に登ってきました。
ゴールデンウィークということもあって混雑していましたが、新鮮な空気をいっぱい吸って元気になったような気がします。

小原咲央

歯ニュース 2013/03 … 歯石を取ることと心疾患の関係

立春そして雨水も過ぎ季語が春の暦を季節感が追いかけている今日この頃ですが、寒い日にも花粉の便りを聞くと季節の律儀さを感じます。
今は裸の医院の傍の桜並木ももうしばらくで葉と蕾をつけ、この通りを一色に染めるのもそう遠くないことでしょう。
冬の間抑圧された圧力を一気に解き放つかのような爽快感が春には付きまといます。
桜の花びらは、その引き金を引くトリガーに私には見えてなりません。

 

 

■ 歯石を取ることと心疾患の関係

口の中の不衛生と循環器疾患は関連があると以前から考えられてきました。歯周病による慢性炎症や、歯と歯肉との間に住みついた細菌が動脈硬化の発症と関連性があると考えられていたからです。
事実歯の付け根深くの歯石を取ると循環器疾患が少なくなったり、心筋梗塞(心臓発作)が少なくなったとの研究結果があります。また脳卒中も少なくなっています。そしてこれらの傾向は、歯石を取る回数が多いほど強くなっています。

しかし心疾患や脳卒中のリスクとは関連性はないとする意見も一方ではあります。
こうした正反対の研究結果があることは医学界では珍しくなく、いや一般的ですらあります。調査対象が同じ個体が二つとしてない人間であり、さらに調査の仕方が同じではないからです。

この相反する結果の結末は、その後個人個人違う様々な変数を除外した大勢の人々を調査対象とした大規模なレポートがでて、その病気だけに影響を与える要素に絞ることができたと医学界で判断されるまでどちらが正しいかわかりません。
現在言えることは、歯石は我々が想像していた以上に人の健康に害を与える可能性があり、少なくみても口の中の環境に多大な悪影響を及ぼすことは紛れもない事実だと言うことです。
どう転んでも歯石をつけたままで得なことは見当たりませんので、検診を兼ねて定期的に取りにお越しください。

高岡 周一

 

 

 

 

■スタッフの声

もう今年の桜の開花予想がでているみたいで、東京は3月25日だそうです。ついこの間、年を越したばかりのように思えますが日々が過ぎるのはあっという間ですね。桜が咲くと街の色も明るくなって、いつもはバスを使ってしまう道のりも少し寄り道をしながら歩きたくなります。

ただ、この時期、花粉症の方にはとてもつらい季節ですよね。私は幸い、花粉症ではないのですが家族に重度の花粉症にかかっている人がいるため、この季節は洗濯物も、布団も外に干せず困ります。きっと同じ様に苦労されている方もいらっしゃると思います。特に今年は例年の1.5倍と言われているみたいですね。もうすでに、マスクなどで花粉対策をされている方を電車などでよく見かけます。私も出来るだけ花粉症にはかかりたくないので、ネットなどで花粉症対策を調べてみると食生活も関わってくるみたいで、食べ物にも少し気をつけなければと思います。

栄養バランスはもちろん、特にビタミンDを摂取することが良いみたいです!ただビタミンDは、紫外線や日光に浴びることでつくられるそうなので、すでに花粉症の方にはビタミンDが多く含まれているキノコや魚を積極的に摂って見てはどうでしょうか?それから、やはりマスクは最大の花粉対策のようで、普通のマスクでも水で湿らせたガーゼを中に挟むことで90%以上の花粉をシャットダウンできるそうですよ!みなさんも是非、試してみてください。

高野 優舞

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

街は徐々に春っぽくなって来ましたが、まだまだ寒さが厳しいですね。
この時期は少し不安定で、暖かくなったり寒くなったりと、気温の変化に体がついていきません。
風邪をひかないように気をつけましょう。
早く春の訪れと共に暖かくなってほしいものです。
お散歩したりお昼寝したりと、春は時間がゆっくり流れている気がしてとても癒されます。
なんだか優しい気持ちになれます。

小原咲央

歯の根っこのヒビ割れ / 医院ブログ

先月「歯肉が腫れる」とお見えになられた患者さんのお話しです。
来院当日に症状と歯周病の検査やレントゲン検査から、 歯の根のヒビ割れが原因ではないかと推測しました。
しかし根っこが割れた場合にはほとんどのケースで抜歯になるため、 確実をきすために歯肉を切開してみるとヒビ割れは根の先にまで広がり、 ヒビの周囲の骨は根の先にいたるまですっかり溶けてありません。
予想した通りヒビからの細菌感染で骨が溶け、歯肉を腫らしたのです。
ここまで進行しては残念ながらこの歯は助けてあげようがありません。

その歯はブリッジの支えになっている上に神経がない歯です。
今までに何度同じ症例に、そして同じ結末に立ち合ってきたことか…。 神経を取ると歯は本当にもろく弱くなるのです。
これが一般的には神経を取るような症例に、3Mix-MPという抗生物質を使った神経を残す治療をお勧めする理由です。

ご相談の結果、患者さんはその歯の抜歯後にインプラントをご希望になられましたが、 骨がかなり溶けてなくなったためにインプラントを支える骨もかなりない状況です。 このような症例には通常のインプラントではなく骨を早く再生する特徴のある特殊なインプラントを入れ、 さらになくした骨を造る必要があります。

今回はなんとかインプラントをお入れすることができそうですが、 できることなら神経を取る前にお会いしたかったと思いました。

歯ニュース 2012/10 … 歯をなくした時

日中もやっと過ごしやすくなってきました。まだ1年の1/4が残っているのに今年は世間でいろんなことがあって長く感じます。それでも無事に秋にたどり着けたようです。

最近よく患者さんから入れ歯についてご質問を受けます。
歯をなくした場合、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどが噛むことなどの機能と見た目の回復手段の代表です。各手段の詳しいことはホームページやブログをご覧いただくとして、歯をなくした時にどうすればいいのでしょうか。
歯がなくなったら? 
入れ歯のお話し
インプラントのお話し

インプラント治療がすっかり市民権を得て一般的に最新の治療法と認知されてきています。
そのインプラントの登場によって、入れ歯はすっかり過去の治療法みたいな扱いを受けることが多いのですが、はたしてそうでしょうか。
私はそうは思いません。その方の価値観などの考え方やお困りの問題などの非常に個人的なもので決めるべきだと思っています。事実当院では入れ歯を選択される方々がかなりいらっしゃいます。

どんな治療法がご自分には最適か?
その答えは「何を求めて治療を受けるか」その一言に尽きます。入れ歯やインプラントはそのための手段であって目的ではないのです。よく一方的に「○○にしましょう」といわれたと新規の患者さんから聞きますが、それは違うと思います。

一人一人口の中や求めているものが違います。ですから手段を決めるのは歯科医側ではなく、それぞれのメリットやデメリットの説明を受けながら、手に入れたいものを具現化するには何が自分にとって有利かを判断できるようになることが大切だと思います。 ○○は患者さんと一緒になって探し求めていくものだと考えています。

また私たち治療側も自分の得意な手段に偏って誘導することなく、その人、その症例にとってどれが適しているのかをニュートラルに判断できるように、怠ることなくそれぞれの治療法の研鑽を積むことが求められていると考えます。特に入れ歯治療は長い年月の経験と学習が必要なものですからなおのことです。

どうしても表面的な情報やニュースになる特異な情報だけが独り歩きしますが、本当の姿や実績、繰り返しますが口の中や求めが他の人と同じでないご自分には何が最適でどんな生活を送ることができるのかを吟味してお考えになられるといいと思います。
私たちはそのためのよき水先案内人になりたいと考えています。 

 高岡 周一

 

 

 

 

■ スタッフの声

こんにちは。早いもので私がこちらの歯科医院に勤務してから3ヶ月が過ぎました。毎日が試験勉強のように覚えることがいっぱいで充実しています。

10月といえば、○○の秋!ですよね。今回は食欲の秋をご紹介していきたいと思います。
まずは《ごぼうの炊込み御飯》ごぼうの皮にはポリフェノールが豊富なので、皮を剥かずにたわしで水洗いします。あとはお好きな野菜や山菜などを加えてダシ汁と一緒に炊飯器に入れます。具が山の幸だったらダシは海の幸がいいとされています。これで1人分500kcalしません。

次に《生秋鮭の塩麹焼き》今はやりの塩麹です。鮭に塩麹をぬり、冷蔵庫で一晩ねかせます。塩麹は焦げやすいので、フライパンで蓋をして弱火で蒸し焼きにしてください。旬の野菜などをあんかけソースでからめて、かけるのもおいしいと思います。これで1人分300kcalしません。
この2品だけでも充分栄養のとれた食事になると思います。
これから寒くなりますので、皆さんも栄養バランスに気をつけて、風邪をひかないようになさって下さい。

小原 咲央

 

 

<<< 編集後記 >>>

今回の先生のコラムは入れ歯についてでした。わからない事や気になる事がある方は、院長やスタッフにお気軽にお声がけ下さい。

小原咲央

歯ニュース 2012/06 … 歯科用CTのメリット

5月に新たに導入した最新の3D・CTの患者さんのメリットについて今月はお話ししたいと思います。 

【診断と治療の精度向上】

最も大きいのが通常のレントゲンでは見ることができなかったものが見えるようになったことです。見えないということは想像でものを考え、推測に基づいた診断と治療ということになります。 そこがすべてありのままに見えるのですから、こんな確かでありがたいことがないのです。

CT導入1ヶ月で数本の歯の根が割れたことを突き止めることができ、今までのように確定診断が下せず経過観察したために病状が進行して貴重な骨が溶けることを防ぐことができました。 これと同じように今までの難症例の原因がつかめるようになるかもしれません。
以前に【歯科用CTの活躍】でお話しした、歯の根っこの治療や歯周病治療、抜歯などの外科的治療などで診断と治療のさらなる精度の向上が期待できます。

 

【画質の向上】

歯科用CTで撮影した画像は医家用CTよりもかなり鮮明です。そのため診断精度が向上しました。なんとなく見えるぼやけていた像がくっきりとはっきり見えるその違いは、 アナログテレビとデジタルテレビの違いに似た感想を持っています。
大雑把なものを観察するのであれば医科用CTのようにぼやけていても可能ですが、 今回導入したCTは歯の根やその周囲の細かいものまで観察することができる画質を持っています。
画質の面で医科用CTと大差ない歯科用CTもあって、これが多くの歯科用CTの中からこのCTを選んだ理由の一つです。 これは診断と治療に大変大きいメリットがあります。せっかく撮影するのであれば、それが有効に生かされなければ意味がないと考えているからです。

 

【最新の機器への更新】

導入したCTは通常の2Dレントゲンと立体的に精査したい歯などのための3DのCTを同じ一つの機器で撮影することができます。また機器の進歩によって通常の2Dレントゲン画像も鮮明な画像で見ることができるようになりました。
このように最新の機器による恩恵が診断と診療の質の向上につながっています。

 

【利便性と即時性】

申し訳ないことに以前は治療の安全と確実性のために、わざわざ電車に乗って提携施設まで医科用CTの撮影に行っていただいておりました。 その価値は十分にありましたが、どう考えても無駄な手間と時間です。さらにそこで撮影した画像が郵送されてくるのに数日かかりました。
院内CT導入によって術中の確認など必要なその時にその場で撮影ができて画像を見ることができるようになりました。

ここまで歯科用CT設置のメリットについてお話ししてきました。CTの存在意義は『安全と確実』だと私は思います。 今後も時代の機器や技術の進歩に合わせて新しいものを取り入れ、よりよい医療の実現に取り組んで行きたいと考えています。

 高岡 周一

 

 

■ スタッフの声

高岡歯科医院に勤めるようになって2ヶ月が過ぎました。久しぶりにお勤めに出て毎日新しいこととの出会いです。考えてみると、とても幸せなことだと感じます。
お一人お一人の患者様との出会いを大切に、「下問を恥じず」高岡先生や先輩方に教えを請いながら成長していきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。

早春の頃、厚手のコートを着て出勤していたのですが、近頃はとても過ごしやすくなりました。街の様子も替わり新緑の季節を迎え、花々も競うように咲き始めました。年を重ねたからなのか、勢いよく芽吹く木々を見ていると本当に愛おしくなります。香りたつ花も大好きです。沈丁花、ジャスミン、バラ、くちなしの花。自然の香りは本当に心を癒してくれます。喜ぶのは人ばかりではなく、昆虫達も湧いてきますね。

先日自宅のベランダで蜂の巣を3つ見つけました。発見が早かったので大事にならずに済みました。自然なことですよね。甘く綺麗な花に誘われたのでしょう。(人も例外ではない?・・・失礼しました。)
お口の中も甘い物を食べてそのままにせず歯磨きをしましょう。虫歯にならぬように。 

金恵淑

 

 

■ スタッフの声

5月21日の朝に、金環日食が観測されました。4月には量販店で大量に売られていた日食用サングラスも、売り切れ続出だったようです。日食は月食よりも発生頻度は高いのですが、どこからでも観測できる月食に対し、日食は限られた地域でしか観測できないので、今回のように、広域で金環日食が見られるのはとても珍しいことらしいです。言われてみると、わたしも日食を見るのは初めてでした。
外ではみんなが空を見上げ、「世紀の天体ショー」に声を上げていました。日食自体もすごく神秘的で感動したのですが、たくさんの人が早朝に空を見上げている光景もなんだか不思議でした。

話は変わりますが、先日、上野で開催されているインカ帝国展を見に行ってきました。世界七不思議のひとつとされているマチュピチュでは月と太陽が神として祭られており、天文学が生活に大きな意味を持っていたようです。15世紀の人々が、大きな水鏡で天体の軌道を観察していたというのには驚きました。
インカ帝国展は6月24日まで開催されているそうなので、興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

鮫島連理

 

<<< 編集後記 >>>

5月にCTを導入し、患者さんからもご自分の歯の状態がよく分かるとのお声をたくさん頂いております。親知らずなどでお困りの方はご相談ください。

鮫島連理

歯を抜かれた / 医院ブログ

初めて当院にお越しになられた患者さんから「前の歯医者で歯を抜かれた」というお話しをよく耳にします。どうしようもない歯を抜歯したのであれば本来は「歯を抜いてもらった」になるはずで、「抜かれた」はご本人がその抜歯に納得されていないために起きる感情です。

その歯が抜歯せざるを得ない歯だったのか否かは後から判断することはできませんが、そこに本当のその歯の状況や、今だけでなく将来も見据えた抜歯せずに残すメリットとデメリットなどの説明不足を感じます。

痛みがひどくて抜く必要のない歯を抜いて欲しいと訴えられたり、どう考えても抜歯が医学的に避けられない歯を痛みがないから残して欲しいとおっしゃることがよくあります。
患者さんは今の症状だけで歯の状態を判断する傾向にあります。
少しでも残せる可能性があり、残すメリットがデメリットより大きい場合は時間をかけてでもチャレンジするべきですが、そこにはお互いの十分なコミュニケーションが必要だと毎日の臨床で感じています。

歯ニュース 2012/05 … 「見える化」計画

私の今までの臨床は、「見える」ことにこだわり続けてきた歴史といっても過言ではありません。どんなに多くの情報や経験値に元づく推測も『百聞は一見にしかず』のことわざ通り、ありのままの姿が見えることにはかなわないからです。
そのため「見える」ことには今まで数多くの投資をしてきました。

 

【拡大鏡導入】

歯は小さくその一部の病巣や髪の毛ほどの細さの根っこの神経はさらに微細なものです。もっと「見える」を手に入れるために、まだ拡大鏡が一般的でなかった15年ほど前から臨床に応用してきました。
子供さんに変なものかぶってると笑われたこともありましたが、さらにそれにスポットライトをつけて明るい詳細な観察ができる体制を確保してきました。

 

【デジタル化】

治療に用いる小さなレントゲン写真の大きさは親指と人差し指でOKサインを作ったほどの大きさです。そこに写った一部の小さな歯の細部を観察したり患者さんに説明するよりも、パソコンの大きな画面一面に画像を拡大表示した方がお互いに理解しやすいと考えてレントゲン画像のデジタル化をいち早く導入しました。
10年前の当時はまだフィルム全盛期でしたので物珍しく驚かれた記憶があります。

 

【CTの導入】

立体を平面にしか写せない上に特定の一方向からしか観察できない従来のレントゲン画像では、その奥行などは他の検査や経験値から推測して判断・診断しなくてはなりません。
これが歯科医によっての判断のばらつきを生んでいる原因の一つです。ところがCTは360度、いやさらに上下からでも360度任意の方向からの断面図を見ることができます。
今まで見えなかった場所を見ることができるのです。ありのままの姿が見えるのですから、ここに推測は必要ありません。診断の精度が向上し、安全な治療が行えるようになることが容易にご理解いただけると思います。

 

【CT分析ソフト】

見えない場所が見えるCTはそれだけでも素晴らしいものですが、治療術式や器材のシミュレーションが治療の前に正確に行えるメリットは術者だけでなく患者さんにとっても大変ありがたいものです。行き当たりばったりの治療よりはるかに安全で確実な治療が行えます。何事にも心と物の準備は必要なのです。

 

【画像の3D化】

CTデータを元にして非常に高性能なコンピュータで3D画像が作られます。
3次元の立体を展開図のようにいくつかの方向から見た平面図を頭の中で統合して頭で見るより、人は目で見たままの姿の方が理解しやすいものです。
患者さんへのご説明で、病状などの理解度が飛躍的に向上すると考えています。 

このように時代と共に「見える」を追及してまいりましたが、現時点で考えられる最高の状態と考えていても機器はまた進歩をしていくでしょう。患者さんによりよい治療をご提供できるように、これからも時代と共に先端を歩んでいきたいと思います。

 高岡 周一

 

 

■ スタッフの声

はじめまして、新しく高岡歯科医院でお勤めさせていただいております船木玲子です。どうぞよろしくお願いします。
今年は4月6日に桜が開花宣言されましたが、みなさんはお花見に行かれましたか?私は今年は参加出来ませんでしたが、通勤途中で桜の並木道をバスで通るのでこの時期ならではの春の景色を毎日のように感じられました。いくつかのニュースで外国の方々も上野公園や桜の名所で母国の料理を持ち込み楽しんでいる姿を見ました。

お花見は日本独特の文化でお花見と言えば場所取りも付きもので、まだ肌寒い中早くから行って良い場所を確保するのは一苦労ありますが、春の訪れに桜の木の下で日本人と外国の方々が賑やかに一緒に楽しむ姿は心が和みました。

船木玲子

 

 

■ スタッフの声

アンチエイジング。もう聞きなれた言葉ですが、お口の健康にも使われています。日本語では抗老化、抗加齢という意味です。虫歯になった歯は残念ながらも元のようには再生はできません。でも、しっかり予防すれば健康な歯は守れます。

毎日丁寧に歯ブラシをしてお口の中を清潔に保ってください。歯と歯肉の境目に固まった歯石は細菌の塊です。歯周病が進むと歯を支える土台(骨)を失うことにもなりかねません。歯石は定期的な検診をして綺麗に除去しましょう。人の印象は、ほとんどお顔で決まるようです。それもたった一秒で。

お顔の筋肉の70パーセントは、なんと!お口の周りにあります。丁寧な歯磨きはアンチエイジングにとても効果的です。美味しく食べて健康で長生きをする。綺麗な歯に笑顔を忘れなければ、若々しく過ごせます。体やお顔のお手入れと同じように、お口のお手入れも気を抜けません。
健康と若さをバランスよく保ちながら年を重ねましょう。

金恵淑

 

  

 

<<< 編集後記 >>>

今月からCTという最先端の技術を導入することになりました。
院長を始め、スタッフ一同、 新しいことに挑戦・吸収して患者様に満足いただけるような治療とサポートに努めてまいります。

鮫島連理

どんな歯でも抜かない? / 医院ブログ

どんなボロボロの歯でも抜かずに残すべきでしょうか?
歯をできるだけ抜かないと常々言ってる私ですが、逆に抜歯をお薦めすることもあります。

それは残念ながら医学にも限界があることと、残せた時のメリットとデメリットを秤にかけて圧倒的に強いデメリットがあったり、勘案してデメリットの方が多い場合です。

逆にメリットが多ければリスクをご説明して残すことをお勧めすることになります。
またどうしても歯を残したいというご要望が強ければ、他のデメリットに優先することもあります。

要は医学的にどうであれ、十分なご相談と今と将来のリスクを承知の上でのご本人の満足の問題だと考えています。
根気よくやれば、意外とボロボロの歯でも結構歯は残すことができるものですよ。

原因不明の痛み / 医院ブログ

近頃よく目につくのが、むし歯や歯周病でない歯の痛みです。
痛んだ経緯を伺うと「疲れ」や「ストレス」がきっかけになっていることが多くあります。
そうした症状の原因の多くは「食いしばり」です。歯に強い力が継続的にかかって歯に痛みを出すのです。

歯に負担をかけるのは歯ぎしりだけではありませんのでご注意ください。
こうした歯への負担はほとんどが無意識の行為ですからご本人には身に覚えのないところで起こりますので、ほぼ全員の方がむし歯などの歯が原因だと思っておられて来院されます。

歯ニュース 2012/04 … 歯科用CTの導入

この度、最近発売されたばかりの歯科用CTを導入することにしました。
10種類以上のCTの中から選別するのに予想以上に期間がかかってしまいましたが、よりよい治療へのさらなる一歩と考えています。

歯の根っこ2本が重なる方向から撮影する従来のレントゲン画像では根っこ2本の像が重なってどちらに問題があるのか判断がつかなかったり、大きな神経に近い場所にある親不知の根っこの抜歯の危険性を判断したりする時に神経との正確な距離や位置関係の把握に従来のレントゲンには限界を感じていました。

何軒かの歯科医院で原因不明といわれて来院される患者さんが時折お見えになられます。
その本当の原因の何割かは根っこの破折による症例ですが、検査や従来のレントゲンでそう疑ってはいても確証が得られないために、経過を見ている期間に骨が溶けてその後の治療に困る症例に何度か出会いました。

このように確定的な診断ができないケースはお互いに困りものです。
診断は非常に大切です。その後の治療と適切な治療開始時期が変わってくるからです。

しかしCT導入によって今まで見ることができなかった場所の状況が手に取るように知ることができるようになります。今まで以上に診断の精度の向上と治療の安全性が増加するでしょう。
推測によるいくつかの治療法を試すのでなく、CTで原因を特定できることによって難治性の症例にも有効だと考えています。
4月に導入予定です。

 高岡 周一

 

  

■スタッフの声

この季節になると毎年花粉のことが話題になりますが、今年は例年より花粉が少ないそうです。私は花粉症ではないのですが、それでも東京に出てきて以来、春先にはむずむずしたり少し涙目になったりするので、今年こそ花粉症になるのでは、とおびえています。今ではたくさんの需要がある花粉対策用グッズも、いろんな種類が増えてきています。

便利グッズといえば、ロフトなどに行ってわたしが興味をひかれるのが、調理器具のコーナーです。働く女性や料理をする男性が増えて、調理器具もいろいろ便利なグッズが発売されるようになりました。その種類の多さにはびっくりしてしまいます。
わたしがよく使っているのがピーラーです。歯の部分がプラスチックのように見えるのですが、普通の刃物のピーラーよりも切れ味が長持ちするし、キャベツの断面にピーラーをかけるとキャベツの千切りも簡単にできるのです。
それでもやはり自分の手で皮剥きをした方が味わいの良い料理になる気がします。時間がないときは便利グッズに頼りつつ、包丁も上手につかいこなせるように頑張ります。

鮫島連理

 

 

<<< 編集後記 >>>

これまでインプラント術前に、都内に数箇所ある歯科専用のCTセンターに撮影に行っていただいていたのですが、これからは当院でもCT撮影が可能になります。
また、複雑な神経の処置などでもCT撮影をすることにより、さらに安全で確実な治療につとめてまいりますので、よろしくお願いいたします。

鮫島連理

歯と運動2むし歯 / 医院ブログ

むし歯は原因菌の出す酸によるものです。そのために細菌の栄養源となる食べカスを残さないように歯磨きをし、プラークと呼ばれる細菌の塊をハブラシで取ることを予防の第一としています。原理から考えれば、細菌が酸を産生するまでの24時間以内に完璧にそれをこなせばむし歯にはなりません。

しかし私を含め多くの方々にはそれは無理だと思えるのです。毎日毎日一日も欠かさず完璧な歯磨きができるとは思えないからです。歯磨きに長い時間を使って歯の隙間や細かな溝に至るまで口の中隅々まで完璧に、さらにそれを来る日も来る日もむらなく継続しなければならないことを一体どれだけの人が長い年月実践し続けられるでしょうか?

日常80点や90点は取れますし時に100点も取れますが、それがいいことだとわかっていても毎日100点取らなくてはいけないと思う気持ちが重く感じるのが普通だと思います。

またそれを困難にする別な理由もあります。歯にかかる力が強大であったり頻繁に強い力がかかることによって目に見えない微細なヒビが歯に入ってそこに細菌が入り込んでむし歯を作る可能性があります。
そんな微細なヒビにまでハブラシの毛先は入らないからです。
このように歯にかかるストレス(負荷)が原因でむし歯になることもあると私は考えています。

歯ニュース 2011/12 … むし歯予防の最新情報

道端には褐色の落ち葉が背をそらして丸く横たわり、時折吹く北風に転がっていきます。
歩く先々で足元の黄色や赤に出逢う度に、上を見上げてまだ残る紅葉の名残を楽しんでいます。
踏み出す足の下でカサカサと喋る落ち葉も、昨日の雨ですっかり黙り込んでしまいました。寒暖の差が激しいほど紅葉が美しくなるらしいですが、今年は11月中旬まで暖かい日が続いたためか全国的に今一歩とか。
そんな今年も残すところあとひと月になって、やっと冬めいてきました。気温の変化もあってか風邪をひかれる方が多いようですからご自愛ください。

 

■むし歯予防の最新情報

妊婦さんにとって耳よりな情報が発表されました。
日本小児歯科学会における岡山大学小児歯科仲井先生の報告によると、キシリトール100%配合ガムを摂取したお母さんから生まれた赤ちゃんは、そうでない赤ちゃんを比べると生後2歳の時点でむし歯原因菌が見つかる確率が24%低いそうです。

むし歯菌感染の確率が最も高い時期が1歳半から2歳半ですから、むし歯予防を考えると意義のある数字です。『むし歯予防は歯が生えてから』と思っていらっしゃる方が大半ですが、実はまだ赤ちゃんが生まれる前の妊娠期からむし歯予防ができるのです。ただガムを噛むだけの簡単なことでいいのですから、お母さんたちには明るいニュースです。
キシリトール100%は一般に市販されていませんが受付で取り扱っております。妊婦さんだけでなく、3ヶ月以上継続して摂取すると大人の人にも効果があることも実証されていますのでむし歯に不安をお持ちの方はお勧めいたします。ロッテが製造したアップルミント味は好評です。

また、ご自分のお口の中にむし歯の原因菌が多いのか少ないのか、またむし歯にかかりやすい状態なのかなどを調べる「唾液検査」も今の現状を知り、その対応策を考える上で有効な検査ですので一度お受けになられてご自分のウィークポイントを知りむし歯になりにくい方法を調べてみられてはいかがでしょうか。

 ≪ 最新のむし歯予防にご興味がおありの方はこちらへ

 高岡 周一

 

  

■スタッフの声

三鷹駅の北口でもクリスマスのイルミネーションが華やかな年末を演出していて、心が浮き足立ってしまいます。都心の方でも例年通りイルミネーションの点灯式が行われましたが、なんだか東北の方たちには申し訳ないような気がしています。

いつもと変わらない始まりを迎えた2011年でしたが、振り返ってみると、日本中の人々にとって悲しみと不安に溢れた一年でした。
3月11日に東北の大地震が起こり、東日本全体での節電のせいもあって、文字通り暗い春が過ぎ、夏ごろから段々と活気を取り戻してきました。私が今回の震災を通して感じたのは、東北の方たちの精神力の強さです。

関東や東海でも大きな地震は起こりましたが、一番の被災者である東北の人たちの気丈な様子、協力して立ち直ろうとする姿をテレビで見て、こちらが逆に元気をもらいました。
東北の方たちの穏やかで辛抱強い性格のおかげだと思います。

一年の終わりは、明るい話題だけで締めくくりたいものですが、それでもやっぱり3月の大地震のことは忘れてはいけないと思います。2012年は、何事もなく平和でいつも通りの一年になりますように。来年も一年よろしくお願い致します。

鮫島連理

 

 

 

■歯科衛生士からのワンポイント情報

唾液が減少してお口の中が乾燥しやすくなると、歯茎の炎症がひどくなったり虫歯になりやすくなったりします。唾液の中に含まれている抗菌物質が減り、唾液でお口の中の細菌を洗い流すことも少なくなる為です。
唾液が減少する原因はいろいろあります。もし気になるようでしたらご相談下さい。

小島千春

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

院長からキシリトール100%のガムのご紹介がありましたが、当院ではそれ以外にも、歯周病に効果的な洗口剤やはみがき粉なども扱っております。
唾液が出るのを促すものなども扱っておりますので、お気軽にお声かけ下さい。

鮫島 連理

歯と運動3むし歯 / 医院ブログ

歯のストレスによるヒビと100点を取れなかった日のためにフッ素の併用をお勧めします。歯の表面で300ppm以上のフッ素が2分以上作用することでむし歯の発生を抑制できます。

フッ素利用が進んだ諸外国では、むし歯の発生率が日本よりかなり低くなっています。
しかし日本は諸外国と比べて歯磨き剤のフッ素配合割合が1000ppm以下に低く規制されています。
必要な量のフッ素を歯面に作用させるためには、歯磨き剤にして2g程度、ハブラシに2cmほどの長さが必要ですが、市販のものでこの量を使えば香料などの刺激が強すぎるので私は別なものを使用しています。
医院で取り扱っておりますので、ご興味のおありの方は受付までお申し出ください。

歯と運動4むし歯 / 医院ブログ

あなたの周りによく歯磨きをしているのにむし歯になりやすい人や、あまり歯磨きをしていないのにむし歯になりにくい人はいませんでしょうか。
この話からむし歯の発生に歯磨きは関係ないんじゃないか?
と思いませんか?
あなたは遺伝子の違いでこの差が生まれたと思われますか?

全く同じ遺伝子を持った一卵性双生児でこの差が出たり、むし歯にかかりにくかった人にある時期から急にむし歯が多発する事実を遺伝子では説明できません。その逆に同じ人がある時期からむし歯にならなくなるも同じです。
何か他の要素が関係しているのです。

この両者の違いは、口の中に存在するむし歯原因菌の質と量の違いだと私は考えています。
むし歯予防に歯磨きは一定の効果はあるでしょうが、それだけではないと考えているのです。
歯科界一般ではまだ「むし歯の予防には歯磨きが一番!」と叫ばれています。
そういう意味では現段階では私の意見は非常識かもしれませんが、
むし歯原因菌の遺伝子を調べた北欧の研究ではこのことが証明されています。

歯と運動5むし歯 / 医院ブログ

むし歯予防のためにフッ素以外にもう一つお勧めすることがあります。
それはキシリトールです。
前にお話ししたむし歯原因菌の量をかなり減らしてくれます。
さらにキシリトールを取り込んだむし歯原因菌は酸を出せなくなりむし歯が発生しないのです。ただし市販品は少しでも含まれていればキシリトール入りと書かれています。
100%キシリトールの商品をお使い下さい。
ロッテが歯科医院向けに販売しているガムを私も愛用しています。

巷には口の中の殺菌とのうたい文句で売られている商品もありますが、
強い消毒薬を使って一時的に細菌数を減らしても10分もすれば元通りになってしまいます。
それほど細菌の繁殖力は強く早いのです。

さらにピリピリと刺激の強い洗口剤の中にはアルコールが含まれていることがあり、一時的な殺菌効果より唾液の分泌が減るマイナスの方が大きいと考えています。
歯の修復や殺菌効果、酸性に傾いた口の中をアルカリ性に戻してくれる緩衝性、口臭予防などの唾液の恩恵が少なくなることが問題です。

また抗菌、抗菌と叫んで身の回りの細菌を殺しても、そこに別の病原菌が新たに入り込む余地をつくることになります。
なぜなら悪さをしない細菌がいてくれると細菌同士の縄張り争いで病原菌のつけ入る隙がないからです。

口の中は高温多湿で細菌の最も好む環境ですから、土台無理な何もかも消毒してしまうことを考えるのではなく、毒を持って毒を制するに近い考え方です。
悪さをする細菌だけを減らすか、働かせなければいいのです。それがキシリトールの力です。
ただし歯周病予防には歯磨きは欠かせませんのでご注意を。

歯と運動6むし歯 / 医院ブログ

歯にストレスがかかると歯に微細なヒビが入りむし歯の原因になることを前にお話ししました。
ではなぜ歯にストレス(負荷)がかかるのでしょうか?

この原因の多くが食いしばりや歯ぎしりなどです。
硬いものが好きだからではありません。
歯はそんなにやわにはできていません。
一日の食事の時間、特に歯同士が接触している時間を全部足してみても大した時間にはなりません。それ以外の時間の方が圧倒的に長いのです。

その一日の大半の時間に食いしばりや歯ぎしりなどの強大な力が発生するとむし歯になったり歯を壊すのです。不快や精神的ストレスなど心の負荷から回避軽減するために脳がこうした行為をさせると私は考えています。

この心のストレスを回避する一つの方法が適度の運動です。
体をいじめる運動でなく、運動後の気持ちよさと達成感や充実感を味わえる適度な運動です。
運動によって脳から快感ホルモンと呼ばれるβエンドルフィンやドーパミンなどが放出され、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾルが減少します。
運動は身体と心、そして歯にとてもいいことなのです。

歯と運動7歯周病 / 医院ブログ

食いしばりや歯ぎしりなど歯に許容以上のストレス(負荷)がかかると、その強大な力は歯を介して歯根膜という歯と骨をつなぎとめている組織にかかります。

皮膚を強く圧迫すれば血液の巡りが悪くなって肌が白くなるのと同じように、歯根膜の血流が悪くなる循環障害に陥ります。
血の巡りが悪い組織が健康でいられるはずもなく、そこに歯周病原因菌の出す毒素が加わって歯肉が下がり腫れて痛み、歯を支える骨が溶けて最後には歯がグラついて自然に抜けてくるのが歯周病の姿です。

ここで注意していただきたいのは、このタイプの歯周病は食いしばりや歯ぎしりをする人だけに起こるのではないことです。歯が抜けたままにしている人や、入れ歯を支えるために針金を引っ掛けた歯、上下の歯のかみ合わせが悪い人などにも同様のことが起こります。
思い当たることがおありの場合は、歯周病の治療だけでなくその状況を改善することが必要です。
それが残った歯の寿命を左右することになるからです。

歯と運動8歯周病 / 医院ブログ

今までのお話しで、食いしばりや歯ぎしりなど歯に許容以上のストレス(負荷)による歯周病治療には原因菌を減らすだけでは不十分なことがお分かりいただけたことでしょう。

しかしご本人も意識して食いしばりや歯ぎしりをやっておられるのではないので、これを根絶するのは容易ではありません。大きく分けて2通りの対処法があります。

一つは無意識の行動による被害を少なくする方法です。
特定の歯に強い力がかかるのを歯にマウスピースのようなものを入れて、その力を分散する方法です。

もう一つはこの無意識の行動を可能な限り少なくする方法です。
食事以外の時間に歯を接触させていないか確認することで、気づいたらやめることを繰り返すことです。
無意識を有意識へと変換させる方法です。悪い習慣の修正ともいえます。

歯と運動9歯周病 / 医院ブログ

むし歯のお話しの中で述べたように、精神的ストレスなどの心の負担が無意識の食いしばりや歯ぎしりを誘発することがわかっています。
ですからストレス管理に努めたり、自分なりのストレスの発散法を手に入れることが大切です。

「歯を食いしばって頑張れ!」といいますが、逆に脳がリラックスしている時は歯の接触はありません。笑っている時がいい例です。歯にも休む時間が必要なのです。

ここでお勧めしたいのが運動療法です。適度の運動が健全な心の維持に効果的なことがわかっています。体を動かした後の爽快感はその代表です。

運動をすれば空腹感がなくなった経験がおありだと思います。肝臓からグリコーゲンが血中に分泌されて空腹感が軽減するので、食べ過ぎ防止にも一役買ってくれます。
メタボリックシンドロームや生活習慣病予防に運動が大切なことはご存じでしょうが、食いしばりや歯ぎしり予防にも、そして歯を支える組織の血液循環障害の予防と治療にも大変有効だと考えています。

原因不明の歯や歯肉の痛みや、表面的な疾患が歯周病でも、実はその陰で糸を引いているのが食いしばりや歯ぎしりだった、そんなことが日常臨床ではごく当たり前にあるのです。