歯ニュース 2017/12 … 歯の治療方法と選択肢について

治療の選択肢は保険治療か自費治療かの選択だけで、治療法は今までの担当医が決めてきたと初めてお見えになられた患者さんから伺うことがよくあります。
どうしてそうなるのでしょうか?
現在どんなお困りがあるのか、
そしてそれをどんな状態にまで回復したいのか、
残った歯がかなり弱っているのか、
それとも健全な歯なのか、
歯を失った原因からお口の中の日頃の状況はどうだったのか、
日頃の手入れはどうされているのか、
などなど人により千差万別です。
1本の歯の治療でもいくつかの選択肢がありそれぞれに長所短所があります。
選択肢によって回復できる程度も変わってきますし、残った歯の予想される寿命も変わってきます。
1本の歯ですらこのように治療法がいくつもあるのに、複数の歯や口の中全体の調和まで考えると非常にたくさんの選択肢やパターンがあります。
それを担当医の価値観や考え方で一方的に決めてしまっていいのでしょうか?
このようにたくさんの治療計画を立てることができるのですが、先にお話ししたご希望の回復度合いやお困りの程度、歯や他の歯の状況、お手入れ状況などを聞き取りながら計画を絞り込んでいく過程が重要だと考えています。
なぜなら、歯の治療は洋服のように簡単に取り換えがきかず、一度治療すれば長い年月その治療による長所と短所に付き合っていくのは患者さんご本人であり、長期間の毎日の生活の質や満足度が左右されるからです。
そして歯の治療回数を重ねるたびに歯は弱っていきます。気に入らないからと何度も治療すれば歯の寿命にも関わってきます。最小限度が一番いいのです。
これは治療を少なくするという意味ではありません。
その場しのぎ的な治療でなく、必要な治療は時間や費用をかけてでもしっかり行いそれを長持ちさせて何度も同じ歯を治療しないことが歯を長持ちさせる上で大切だと申し上げているのです。

その一方で理想だとわかってはいても、時間的・経済的な現実の制約がある場合もあります。
それらによって治療する対象や選択肢が変わってきます。
これも治療計画に組み込む必要があります。
長い診療経験から今必要な治療や今後の人生を支えるために大切な治療もあります。
このようにたくさんの状況や事情を加味した非常に多くの治療パターンをご相談しながら一緒に絞り込んでいく過程が治療後の納得や満足度を左右すると考えています。
家を建てる時に今玄関をこう作り変えたいと思っていても、とりあえず玄関だけ先に作ることはしないと思います。持てる土地に合わせて何度も設計図を引き直して希望の間取りや家にしていくのと同じです。
治療も最初は早くしたいと思っていても、ご希望に合わせた設計を作り上げる時間を惜しまないでいただきたいと思います。最終的な満足を手に入れるために急がば回れです。
お口の中の状況、悩みや不安・不満は人それぞれです。夫婦や家族でも同じものは二つとしてありません。あなたに最適な治療方法を私たちと一緒に探していきましょう。ご希望に合わせてご提案もいたします。
こんなことを言えば恥ずかしいなどということは一つもありません。私たちはあなたのパートナーですからご遠慮なくお申し出ください。
長い期間かかるかもしれませんが、あなたの快適・安心まで私たちが一緒に伴走させていただきます。

高岡周一

 

■ 歯科衛生士からのワンポイント情報

 当院で行う歯周病の検査について

歯を失う原因には大きく分けて「むし歯」と「歯周病」の二種類があります。

検診の時に、歯科医師は実際に目で見て、あるいはレントゲンや機械を用いて、「むし歯」を発見します。当院ではその後必ず歯科衛生士が歯周病の検査をしていきます。

歯周病の検査とは、具体的には、1mm、2㎜、とメモリのついた細い器具を用いて、一歯につき6カ所、歯の周りのポケットの深さを測っていきます。このような6点法による検査方法を定期的にやっている歯科医院は多くないかもしれません。

患者様にも時々「また検査?」と言われてしまうこともあるのですが、サイレントディジーズ(静かなる病気)と表現されるように、自覚症状がなく進んでいく歯周病を初期の段階で食い止めるにはとても必要な検査なのです。

歯科衛生士 鮎沢

 

 

■編集後記

今月は。吉祥寺にある金子屋に行ってきました。
東急の少し先にある天丼屋さんです。
看板が大きくないので見つけずらいかもしれないですが隠れ家的なお店です。

天丼は松竹梅の3種類あります。
穴子天丼は大きい穴子が入っていてボリューム満点です!!どちらも絶品ですよ^^      

 歯科助手 川村

他院で抜歯と言われたけど、どうにかならない?

先日「他院で抜歯と言われたけどどうにかならないか?」とおっしゃる患者さんがみえました。
拝見すると上の前歯が歯肉より下の根っこの部分で折れています。
教科書的にそういわれるのも仕方ない一面もありますが、歯を1本失う苦痛は大きいものです。

通常なら根の治療後に矯正で歯を引っ張り出して人工の歯をかぶせていくのですが、海外転勤中の身で日本滞在期間が1ケ月ではそれをあきらめざるを得ません。
それぞれの利点と欠点を説明しながら、このまま人工の歯を入れるか、歯肉を下げて清掃しやすい環境で人工の歯を入れるかご相談しました。

他の歯よりは弱いでしょうがこれで当面の間歯のない状態を避け、延命することができます。
同じように他院で宣告され今まで何十本歯を残したことかわかりませんが、何年もして「あの時はありがとうございました」と言われることがあります。
それだけ患者さんにとって大きなことだと再確認しています。

他医院の紹介と治療費 / 医院ブログ

先日お病気されておられる奥様のために八王子のご自宅近くでいい歯科医院を紹介して欲しいと通院中の患者さまからお申し出がありました。
八王子で以前17年間開業していたこともありたくさんの先生方を存じ上げています。
また私の存じ上げない素晴らしい先生方も大勢いらっしゃることでしょうが、治療内容まで知れる間柄は本当に限られてきます。
ホームページなど情報は多くありますが、外から判断できることはほんの一部です。
そんな理由で私の立場ですら、郷里の両親の歯科医院探しに苦労しました。
歯科関係者以外の方々にはなおのことだと思います。
雰囲気だとか、優しいとか、口コミだとか、本当は最も大切であろう治療の質になんら関係ない要素で選ぶしか方法がないのでしょう。
元来歯を治すことが目的で訪れる場所なのに治療の質で歯科医院を選べない本末転倒なことが「知れない」ということから起こっているようです。
こうしたご相談が時折あることが、転勤先での主治医を探される時の参考にと小冊子「いい歯医者さんに出会うために」を書いた理由です。

一方で「●の治療はいくらですが?」と時折お電話をいただきます。
このご質問の背景には工業製品や商品のように大量生産された同じ品質の物の価格をAスーパーはいくら、B商店はいくら、どちらが安いかというお考えと拝察いたします。
私の目には過去の経験から歯科医院のそれぞれの違いが大きく映るのですが、その方には何軒もの歯科医院の●は同じものに映っておられるのでしょうか?
端から違うものを価格で比較しても意味があるとは思えないのですが・・・。
時折周りからホームページに治療料金表を掲載してはどうですかと言われることがあります。
当院の各治療の治療費はそれぞれ必要と私が考える経費と時間や手間から算出したものです。
色々と削って治療費を安くしたことを謳う気もありませんし、先ほどの端から違うものである上に、技術や丁寧さなどの目に見えないソフトの部分や満足などの評価が入り込む余地のないハードだけの値段の提示に抵抗があって掲載しておりません。
セラミック1本という物を扱っているのではなく、歯を守っていくための手段の一つと捉えていることと、先ほど述べたソフトが大切だと考えているためです。
医院でしっかりご説明した後に料金表をお渡ししてしばらくご検討いただくようにしております。

講演会や勉強会で時折素晴らしい先生とお会いします。
こうした知識や技術に長けた先生方とのネットワークをこれからもできる限り広げて転勤時のご紹介などに対応していきたいと考えております。

 

お互いの信頼関係 / 医院ブログ

大きくてたくさんの問題を抱えていらっしゃる患者さんがお見えになることがあります。

そうした方々はどちらかといえば歯科医院が苦手で避けてこられた方が多く、どうしようもなくなり切羽詰まりながらも幾分かのあきらめと期待を持ってお見えになられます。

お見えになられた主の理由は「かめない」や「みっともない」「口の中がガタガタ」などであっても、かなりの歯をなくし、残った歯はぐらぐらと揺れ、歪んだ歯並びやかみ合わせも重なって噛める歯がなくなり、今の食生活だけでなくこれからの人生に不安を抱えていらっしゃることが根底にあることが多いのです。
そんな状態でも、長年の経験からその場で治療が完了した数パターンの状態を頭の中に描くことができます。
どのパターン(治療法)がこの症例で最良なのか、患者さんの不満を解消できるのか、その治療プロセスなどが頭の中を巡ります。 ここで難しい問題が2つあります。

第一は頭の中に描いたイメージをどう患者さんに伝えるかという問題です。
同じ経験と知識があればご理解頂けるでしょうが、経験の浅い若い歯科医に伝えるのも苦労する問題です。
人の体は二つとして同じものがないためにサンプルや他の症例で説明するにも限界があります。
仮に形や見栄えはお話しできても、治療後の自分の口の中の感覚や食べる状態を伝えることは不可能です。

第二はその頭の中のイメージは患者さんが本当に望んでいらっしゃるものなのかどうかの問題です。
今のご不満や将来への希望などをお伺いすることでそれにできるだけ近いものをご提案することにしていますが、先にお話ししたように感覚や実感は伝えることはできません。

このような問題をどう小さくしていくか、それが最後に患者さんの満足度につながるだけに大切です。
じっくりと時間をかけてご相談してお互いの溝をできるだけ浅くするように心がけています。
今までの経験から申すと、最後はお互いの人と人との信頼関係が築けるかどうかだと思っています。

やっと見つけた! / 医院ブログ

今日のケースで改めてCTの有用性を実感しました。
従来のレントゲンでは歯の奥行がわからないため、髪の毛1本ほどの細さの根の穴の入口がどこにあるのかは経験で探すことになります。
このケースではその経験則も通用しなかったために患者さんにお断りしてCTを撮影しました。

捜していた穴は別の穴の入口からわずか1mmずれた位置でさらにかなり急角度に方向がずれていました。治療する方向からは死角になっている場所です。
視野が限られるため見やすくしようとすれば余分に歯を削るか、穴を見逃してしまう可能性がありました。
今回はCTで確かな場所を特定できたためにそれを避けることができ、CTが確実な治療に貢献できることを実証したようで嬉しくそして頼もしく感じました。

CTのメリット(利便性と即時性) / 医院ブログ

申し訳ないことに以前は治療の安全と確実性のために、わざわざ電車に乗って提携施設まで医科用CTの撮影に行っていただいておりました。
その価値は十分にありましたが、どう考えても無駄な手間と時間です。

さらにそこで撮影した画像が郵送されてくるのに数日かかりました。
院内CT導入によって必要なその時にその場で撮影ができて画像を見ることができるようになりました。

これまで歯科用CT設置のメリットについてお話ししてきました。
CTの存在意義は『安全と確実』だと私は思います。
この機器のメリットを生かすも殺すも患者さんと歯科医双方の正しい理解が必要だと考えています。

CTのメリット(最新機器) / 医院ブログ

今回導入したCTは通常の2Dレントゲンと、立体的に精査したい歯などのための3DのCTを同じ一つの機器で撮影することができます。また機器の進歩によって通常の2Dレントゲン画像も最新の鮮明な画像で見ることができるようになりました。このように最新の機器による恩恵が診断と診療の質の向上につながっています。

また、歯科用CTで撮影した画像は医家用CTよりもかなり鮮明です。
なんとなく見えるぼやけていた像がくっきりとはっきり見えるその違いは、アナログテレビとデジタルテレビの違いに似た感想を持っています。
大雑把なものを観察するのであれば医科用CTのようにぼやけていても可能ですが、今回導入したCTは歯の根やその周囲の細かいものまで観察することができる画質を持っています。
画質の面で医科用CTと大差ない歯科用CTもあって、これが多くの歯科用CTの中からこのCTを選んだ理由の一つです。
これもまた診断と治療に大変大きいメリットがあります。
せっかく撮影するのであれば、それが有効に生かされなければ意味がないと考えているからです。

CTのメリット(低レントゲン線量) / 医院ブログ

同じCTという名称でも一般的な歯科用CTはその構造から医科用CTに比べて、そもそも線量が約1/10~1/100程度とかなり低いものです。当院はその歯科用CTの中でも低い線量で撮影できるCT(SIRONA ORTHOPHOS XG3D)を導入しています。
驚くことに歯科用CTの中でも医家用CTと線量が大差ない機種もあるなどかなりばらつきがあるからです。

当院CTの1回の線量は、日本人が平均的に1年間に浴びる太陽等に含まれる自然放射線量1.48mSvのわずか1/30未満の0.048mSvですからご安心ください。
海外出張の多いビジネスマンと比較すると、この撮影線量は東京~ニューヨーク間を航空機で往復する自然放射線量の1/4で、ハワイ片道に満たない量です。

また導入したCTは必要な場所だけに撮影場所を限定できるため、医家用CTを歯科で利用するような不必要な場所まで撮影する必要がないので線量を低減できます。

それでも撮影は必要最小限にとどめるべきだと考えています。このような事実から、当院では安全や確実性のために撮影することの利点が大きい場合にのみ撮影をお勧めしております。

歯ニュース 2012/06 … 歯科用CTのメリット

5月に新たに導入した最新の3D・CTの患者さんのメリットについて今月はお話ししたいと思います。 

【診断と治療の精度向上】

最も大きいのが通常のレントゲンでは見ることができなかったものが見えるようになったことです。見えないということは想像でものを考え、推測に基づいた診断と治療ということになります。 そこがすべてありのままに見えるのですから、こんな確かでありがたいことがないのです。

CT導入1ヶ月で数本の歯の根が割れたことを突き止めることができ、今までのように確定診断が下せず経過観察したために病状が進行して貴重な骨が溶けることを防ぐことができました。 これと同じように今までの難症例の原因がつかめるようになるかもしれません。
以前に【歯科用CTの活躍】でお話しした、歯の根っこの治療や歯周病治療、抜歯などの外科的治療などで診断と治療のさらなる精度の向上が期待できます。

 

【画質の向上】

歯科用CTで撮影した画像は医家用CTよりもかなり鮮明です。そのため診断精度が向上しました。なんとなく見えるぼやけていた像がくっきりとはっきり見えるその違いは、 アナログテレビとデジタルテレビの違いに似た感想を持っています。
大雑把なものを観察するのであれば医科用CTのようにぼやけていても可能ですが、 今回導入したCTは歯の根やその周囲の細かいものまで観察することができる画質を持っています。
画質の面で医科用CTと大差ない歯科用CTもあって、これが多くの歯科用CTの中からこのCTを選んだ理由の一つです。 これは診断と治療に大変大きいメリットがあります。せっかく撮影するのであれば、それが有効に生かされなければ意味がないと考えているからです。

 

【最新の機器への更新】

導入したCTは通常の2Dレントゲンと立体的に精査したい歯などのための3DのCTを同じ一つの機器で撮影することができます。また機器の進歩によって通常の2Dレントゲン画像も鮮明な画像で見ることができるようになりました。
このように最新の機器による恩恵が診断と診療の質の向上につながっています。

 

【利便性と即時性】

申し訳ないことに以前は治療の安全と確実性のために、わざわざ電車に乗って提携施設まで医科用CTの撮影に行っていただいておりました。 その価値は十分にありましたが、どう考えても無駄な手間と時間です。さらにそこで撮影した画像が郵送されてくるのに数日かかりました。
院内CT導入によって術中の確認など必要なその時にその場で撮影ができて画像を見ることができるようになりました。

ここまで歯科用CT設置のメリットについてお話ししてきました。CTの存在意義は『安全と確実』だと私は思います。 今後も時代の機器や技術の進歩に合わせて新しいものを取り入れ、よりよい医療の実現に取り組んで行きたいと考えています。

 高岡 周一

 

 

■ スタッフの声

高岡歯科医院に勤めるようになって2ヶ月が過ぎました。久しぶりにお勤めに出て毎日新しいこととの出会いです。考えてみると、とても幸せなことだと感じます。
お一人お一人の患者様との出会いを大切に、「下問を恥じず」高岡先生や先輩方に教えを請いながら成長していきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。

早春の頃、厚手のコートを着て出勤していたのですが、近頃はとても過ごしやすくなりました。街の様子も替わり新緑の季節を迎え、花々も競うように咲き始めました。年を重ねたからなのか、勢いよく芽吹く木々を見ていると本当に愛おしくなります。香りたつ花も大好きです。沈丁花、ジャスミン、バラ、くちなしの花。自然の香りは本当に心を癒してくれます。喜ぶのは人ばかりではなく、昆虫達も湧いてきますね。

先日自宅のベランダで蜂の巣を3つ見つけました。発見が早かったので大事にならずに済みました。自然なことですよね。甘く綺麗な花に誘われたのでしょう。(人も例外ではない?・・・失礼しました。)
お口の中も甘い物を食べてそのままにせず歯磨きをしましょう。虫歯にならぬように。 

金恵淑

 

 

■ スタッフの声

5月21日の朝に、金環日食が観測されました。4月には量販店で大量に売られていた日食用サングラスも、売り切れ続出だったようです。日食は月食よりも発生頻度は高いのですが、どこからでも観測できる月食に対し、日食は限られた地域でしか観測できないので、今回のように、広域で金環日食が見られるのはとても珍しいことらしいです。言われてみると、わたしも日食を見るのは初めてでした。
外ではみんなが空を見上げ、「世紀の天体ショー」に声を上げていました。日食自体もすごく神秘的で感動したのですが、たくさんの人が早朝に空を見上げている光景もなんだか不思議でした。

話は変わりますが、先日、上野で開催されているインカ帝国展を見に行ってきました。世界七不思議のひとつとされているマチュピチュでは月と太陽が神として祭られており、天文学が生活に大きな意味を持っていたようです。15世紀の人々が、大きな水鏡で天体の軌道を観察していたというのには驚きました。
インカ帝国展は6月24日まで開催されているそうなので、興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

鮫島連理

 

<<< 編集後記 >>>

5月にCTを導入し、患者さんからもご自分の歯の状態がよく分かるとのお声をたくさん頂いております。親知らずなどでお困りの方はご相談ください。

鮫島連理

CT導入の目的 / 医院ブログ

CTの貢献で最も大きいのが通常のレントゲンでは見ることができなかったものが見えるようになったことです。見えないということは想像でものを考え、推測に基づいた診断と治療ということになります。
そこがすべてありのままに見えるのですから、こんな確かでありがたいことがないのです。
今までの難症例の原因がつかめるようになるかもしれません。

以前のブログでお話しした、歯の根っこの治療や歯周病治療、抜歯などの外科的治療などで診断と治療のさらなる精度の向上が期待できます。これからの複雑な歯や治療に役立ってくれることでしょう。ご期待下さい。

CTの活躍(インプラント治療) / 医院ブログ

通常のレントゲンより歯科用CTが有利に活躍できる場面のお話しです。
今回は歯を失った場合にその噛むという機能の回復と審美的な回復、そして歯を失った喪失感などの心理的な回復を伴う日常生活への自信など、近年取り上げられることが多いインプラント治療とCTについて取り上げてみます。

CT撮影によって治療の際に正確な骨の位置と形を把握できることから確実で安全な治療が行えます。
実際の手術で初めて骨などの状況がわかるのではなく、CT画像から時間的・精神的に余裕のある術前にそれらを把握できるメリットは大変大きいものがあります。
さらにCT画像上で分析ソフトを用いて事前に治療計画を立てたり、実際の手術を何通りでもシミュレーションできるために、その方にとって最適な治療法と術式や器具類を事前に余裕を持って準備・計画することもできます。

勘や予測などという不確かなものに安全を委ねるのではなく、目で実際に見るという確かなもので治療が行えることはお互いに大きな安心です。さらに術中と術後も経験や手の感触だけに頼らずともそれを実際に目で確認することができます。

これまで4回にわたってブログでお話ししたようにいろんな治療にCTは大変有効な機器ですが、すべての症例に必要なものでもありません。それどころかレントゲン撮影は本当にそれが必要な症例だけに限るべきものです。
このことがCTが高額なことと相まって、現時点で導入率が3~4%と多くの歯科医院への導入が遅れている原因になっています。私も半年ほど悩みましたが、有益性にはかなわないと判断した次第です。

CTの活躍(外科治療) / 医院ブログ

通常のレントゲンより歯科用CTが有利に活躍できる場面の、今回は歯の外科治療のお話しです。

CT撮影によって親不知などの抜歯の際に近接する神経や歯などとの位置関係が、今までの推測や経験値によることなく正確でリアルに3次元でわかり、安全に抜歯などの手術が可能になります。

また多くの患者さんと歯科医を悩ませるものに歯根破折があります。
通常のレントゲン写真に歯の根っこが割れた像が写るのはほんの一部の症例だけです。
写真を撮る方向に一致した一部の破折しか検出することができません。
それもかなり骨が溶けて病状が進行してから写ってくるのが一般的です。

確定的な病状がわからず診断が遅れ、経過観察という名目で放置すれば骨はさらに溶けて、抜歯後は入れ歯か、隣の歯を削ってまでしてブリッジを入れなければならなくなります。
快適でない入れ歯を一生背負ったり、歯を削れば歯の寿命を短くするリスクがあります。

これらを防ぐには、放置せずに早急に破折していることを見抜かなければなりません。
あらゆる角度からその歯を観察することができるCTによって、全てとはいかなくてもそれを見抜いてあげられる可能性が大きく高まります。
早期に診断して骨を守ることができることができれば、1本の歯の問題で他の歯に負担を強いたり、今後の生活の質を高く保てると考えています。

「見える化」計画 / 医院ブログ

私の今までの臨床は、「見える」ことにこだわり続けてきた歴史といっても過言ではありません。
どんなに多くの情報や経験値に元づく推測も『百聞は一見にしかず』のことわざ通り、ありのままの姿が見えることにはかなわないからです。
そのため「見える」ことには今まで数多くの投資をしてきました。

【拡大鏡導入】
歯は小さくその一部の病巣や髪の毛ほどの細さの根っこはさらに微細なものです。
もっと「見える」を手に入れるために、まだ拡大鏡が一般的でなかった十数年前から臨床に応用してきました……(続きは歯ニュースで

【デジタル化】
治療に用いる小さなレントゲン写真の大きさは親指と人差し指でOKサインを作ったほどの大きさです。
そこに写った一部の小さな歯の細部を観察したり患者さんに説明するよりも、パソコンの大きな画面一面に画像を拡大表示した方がお互いに理解しやすいと考えてレントゲン画像のデジタル化を20年ほど前に導入しました……(続きは歯ニュースで

【CT導入】
立体を平面にしか写せない上に特定の一方向からしか観察できない従来のレントゲン画像では、その奥行などは他の検査や経験値から推測して判断・診断しなくてはなりません。
これが歯科医によっての判断のばらつきを生んでいる原因の一つです……(続きは歯ニュースで

【CT分析ソフト】
見えない場所が見えるCTはそれだけでも素晴らしいものですが、治療術式や器材のシミュレーションが治療の前に正確に行えるメリットは術者だけでなく患者さんにとっても大変ありがたいものです……(続きは歯ニュースで

【画像の3D化】
CTデータを元にして非常に高性能なコンピュータで3D画像が作られます。
3次元の立体を展開図のようにいくつかの方向から見た平面図を頭の中で統合して頭で見るより、人は目で見たままの姿の方が理解しやすいものです……(続きは歯ニュースで

このように時代と共に「見える」を追及してまいりましたが、現時点で考えられる最高の状態と考えていても機器はまた進歩をしていくでしょう。患者さんによりよい治療をご提供できるように、これからも時代と共に先端を歩んでいきたいと思います。

CTの活躍(歯周病治療) / 医院ブログ

通常のレントゲンより歯科用CTが有利に活躍できる場面の、今回は歯の周りの病気の治療である歯周病治療のお話しです。

歯周病は歯を支える骨が溶けてくる病気ですが、歯科医は今までは各種検査データを突き合わせて総合的に推測判断していました。
そのため、歯周病の手術時に実際の歯や骨の状況との違いを何度か経験してきました。

事前にもっと具体的・視覚的に歯周病による骨の破壊状況が立体的にわかれば、病状の進行状態の正確な把握と治療方針の判断、そして的確なアドバイスができます。それを可能にするのがCTです。
骨の状況をどんな角度からでもつぶさに観察することができる上に、立体画像をつくることができるので、視覚的に直感的にわかりやすいのです。

さらに大切なのが、今まではその状況を患者さんは口頭で伝えられるだけだったものが、事前に画像でご自分の状況を見て確認ができることです。
『百聞は一見にしかず』というように、実際に自分の目で見ることが、患者さまと歯科医双方にとって一番理解しやすいことだと考えています。

CTの活躍(歯の内部の治療) / 医院ブログ

通常のレントゲンより歯科用CTが有利に活躍できる場面の、今回は歯の内部の治療である歯内治療のお話しです。

今までの通常のレントゲン写真では2本の根っこが重なってだぶって見えている症例では、画像からはどちらに問題があるか正確には判断がつきませんでした。
これがCTによって別な角度からの映像を見ることができるようになって、的確な病状把握と診断ができるようになります。

歯の根は非常に複雑で神経は入り組んだ形態をしていることが治療を難しくしており、難治性の症例も少なくありません。CTがあるのとないのでは、当然治療精度にも大きな差がでてくるでしょう。

よりよい医療を目指して / 医院ブログ

この度、最近発売されたばかりの最新の歯科用CTを導入することにしました。

何軒かの歯科医院で原因不明といわれて来院される患者さんが時折お見えになられます。
2本の歯の根っこが重なる方向から撮影する従来のレントゲン画像では根っこ2本の像が重なってどちらに問題があるのか判断がつかなかったり、大きな神経に近い場所にある親不知の根っこの抜歯の危険性を判断したりする時に、神経との正確な距離や位置関係の把握に従来のレントゲンには限界を感じていました。診断は非常に大切です。その後の治療と適切な治療開始時期が変わってくるからです。

しかしCT導入によって今まで見ることができなかった場所の状況が手に取るように知ることができるようになります。今まで以上に診断の精度の向上と治療の安全性が増加すると思います。
推測によっていくつかの治療法を試すのでなく、CTで原因を特定できる可能性が高まり、難治性の症例にも有効だと考えています。

4月に導入予定です。
ご安心いただける治療の質の向上のために、今後も新しい器材を導入していくつもりです。

歯ニュース 2012/04 … 歯科用CTの導入

この度、最近発売されたばかりの歯科用CTを導入することにしました。
10種類以上のCTの中から選別するのに予想以上に期間がかかってしまいましたが、よりよい治療へのさらなる一歩と考えています。

歯の根っこ2本が重なる方向から撮影する従来のレントゲン画像では根っこ2本の像が重なってどちらに問題があるのか判断がつかなかったり、大きな神経に近い場所にある親不知の根っこの抜歯の危険性を判断したりする時に神経との正確な距離や位置関係の把握に従来のレントゲンには限界を感じていました。

何軒かの歯科医院で原因不明といわれて来院される患者さんが時折お見えになられます。
その本当の原因の何割かは根っこの破折による症例ですが、検査や従来のレントゲンでそう疑ってはいても確証が得られないために、経過を見ている期間に骨が溶けてその後の治療に困る症例に何度か出会いました。

このように確定的な診断ができないケースはお互いに困りものです。
診断は非常に大切です。その後の治療と適切な治療開始時期が変わってくるからです。

しかしCT導入によって今まで見ることができなかった場所の状況が手に取るように知ることができるようになります。今まで以上に診断の精度の向上と治療の安全性が増加するでしょう。
推測によるいくつかの治療法を試すのでなく、CTで原因を特定できることによって難治性の症例にも有効だと考えています。
4月に導入予定です。

 高岡 周一

 

  

■スタッフの声

この季節になると毎年花粉のことが話題になりますが、今年は例年より花粉が少ないそうです。私は花粉症ではないのですが、それでも東京に出てきて以来、春先にはむずむずしたり少し涙目になったりするので、今年こそ花粉症になるのでは、とおびえています。今ではたくさんの需要がある花粉対策用グッズも、いろんな種類が増えてきています。

便利グッズといえば、ロフトなどに行ってわたしが興味をひかれるのが、調理器具のコーナーです。働く女性や料理をする男性が増えて、調理器具もいろいろ便利なグッズが発売されるようになりました。その種類の多さにはびっくりしてしまいます。
わたしがよく使っているのがピーラーです。歯の部分がプラスチックのように見えるのですが、普通の刃物のピーラーよりも切れ味が長持ちするし、キャベツの断面にピーラーをかけるとキャベツの千切りも簡単にできるのです。
それでもやはり自分の手で皮剥きをした方が味わいの良い料理になる気がします。時間がないときは便利グッズに頼りつつ、包丁も上手につかいこなせるように頑張ります。

鮫島連理

 

 

<<< 編集後記 >>>

これまでインプラント術前に、都内に数箇所ある歯科専用のCTセンターに撮影に行っていただいていたのですが、これからは当院でもCT撮影が可能になります。
また、複雑な神経の処置などでもCT撮影をすることにより、さらに安全で確実な治療につとめてまいりますので、よろしくお願いいたします。

鮫島連理

清潔な治療へこだわり / 医院ブログ

使用済みは論外、床に落とした器具も治療に使わないのは医療機関として当然のことですが、
今までも当院では清潔には人一倍こだわってきました。
その一環としてこの度オートクレーブと呼ばれる治療器具類を滅菌する器械を最新のものに買い替えました。

薬液1次消毒 → 超音波洗浄 → 手洗い洗浄 → 水洗→ 滅菌・消毒 → 乾燥
当院ではこのすべての工程を経た器具だけが治療に使われます。
滅菌・消毒できないものは使い捨てにしています。

この工程の中で最も重要な滅菌器械がオートクレーブです。
これが最新のものに代わったことで、皆様にはさらに安心して治療を受けていただけると考えています。

安心して治療を受けて頂くために / 医院ブログ

歯科治療に圧搾空気は欠かすことのできない存在です。
その利用は治療椅子の制御に始まって歯を削る器具や洗浄・冷却・乾燥など多岐に渡るため、
圧搾空気は人の血液に、そしてそれを作り出すコンプレッサーという機械を人の心臓に例えるほど重要な存在です。

コンプレッサーにも種類がたくさんあってその性能もピンからキリまでありますが、
この度その作り出す空気までも除菌することができる最新のものを導入しました。
安心していただける治療のために、これからも新しい器材を導入していくつもりです。

CTはありがたい / 医院ブログ

現在購入を検討している、通常のレントゲンにはないCTのメリットについてお話しします。
たとえ話でお話ししますと、机の上にコップが置いてある状況をイメージしてみてください。
こちら側からはコップに描かれた絵が見えますが、コップの裏側は見えないと思います。
通常のレントゲン写真はこの状態に近い状態で、裏側の情報を他の検査と合わせて推測して判断しているようなものです。
一方でCTはコップの裏側だけでなく斜めや横から自在に好きな方向からありのままの姿を直接見ることができます。

このためにかみ合いの歯や隣の歯、残った骨の情報量が桁違いに多く得られるのです。
今まで見えなかったものが見える利益は絶大ですし、情報が多いことで正確性と安全性が大幅に向上します。歯科で現在一般的に使われる平面的なレントゲン写真ではこうはいきません。
平面では立体である人体の奥行きは推測と経験を元に想像しながらの手術になります。
ところがCTは実際に画面に写して目で確認できるので確実な診断が可能になります。

その上に術前に仮のインプラント治療を画面上でシミュレーションすることもできます。
最も有利な位置やサイズを治療前に時間をかけてゆっくり試行錯誤ができるのです。
このようにこれからの時代は、CTは安全で確実な治療には欠かせないものになることでしょう。

CTのお話し / 医院ブログ

医院の近代化と診断力の向上と治療の安全を目的に、昨年12月から国内外の色々なメーカーの歯科用CTを調べていますが、その画質などの実力や機能、そしてレントゲン照射量もピンからキリまであって大きな開きがあることもわかってきました。
できるだけ少ない照射量で診断に必要な高画質の画像を得ることができるものが最適です。
いろんな機種を調べるまではそんなに違いがないと思っていましたが、その違いに驚きました。

今まで十分に見えなかったものを見ることができて、正確な診断や安全な治療に貢献するこんな有用な機器が歯科医院全体の3~4%にしか設置されていないのはそれがかなり高額なためです。
医院の中で最も高価な機器になることは間違いありません。

それでも医療水準の向上のため、近い将来に投資を検討中です。
また経過をご報告したいと思っています。

健口倶楽部へようこそ / 医院ブログ

これまでにブログで「歯の働きと大切さ」や「歯を失うとどんなことが起きるか」、そして「歯を失った時の治療法」や「治療によってどんな生活が手に入るか」などについてお話ししてきました。

しかしどんなに科学が進歩しても天然の歯が一番だと私は思っています。
その歯の寿命を左右する「むし歯と歯周病」にどう向き合うか、またできるだけ「歯を削らない、歯の神経を取らない、歯を失わない」ことが大切だと考えています。

以前より治療を終わられた方に『健口倶楽部』という定期的なメインテナンスの会(年会費無料)のご案内をしていますが、近年歯の長寿と快適さを維持するためにメインテナンスにご来院される方が増えてきました。
楽しい食生活を維持され、快適な人生をお送りください。

CT解析ソフトはすごい! / 医院ブログ

早いもので4月も今週1週間となりました。 週末には長いゴールデンウィークに突入される方もいらっしゃることでしょう。 5/2月曜日と5/6金曜日を休めば10日間の休みです。 うらやましいですが、当院はカレンダー通りです。

インプラント治療の前に治療する場所をくわしく調べるために、 CTを撮影することがあります。 CT画像を好きな方向から3次元で見られる解析ソフトは重宝しています。 一般的な歯科用レントゲンでは難しかった骨の立体的な正確な距離や角度が手に取るようにわかります。
おかげで術前の診断と計画が飛躍的に向上しました。 これまでに増して安全で確実なインプラント治療ができます。 これからも皆さんのプラスになるものを揃えていきたいと思います。

ブリッジの長所と短所 / 医院ブログ

失った歯を補う方法の一つ、ブリッジについてお話しします。
ブリッジの利点は歯に接着しているため、入れ歯のようにガタつかずよく噛めることと異物感がないことです。さらに治療が簡単で短期間で終わることです。

しかしいくつかの問題もあります。
ブリッジをするためには失くした歯の両隣の歯を削らなければならなりません。歯を削れば歯の寿命は短くなります。歯と人工の歯の境目からむし歯や歯周病になりやすくなるからです。

さらに失くした歯にかかる噛む力はブリッジを伝わって削った両隣の歯にかかります。
この力が残った歯には余分な負担となり、その長年の蓄積が残った歯の寿命を縮めてしまうことがあります。
また削った歯が神経のない歯であった場合には、時に歯の根っこが真っ二つに割れることさえあります。このように一本歯を失ったことが次の歯を失う原因になることがあるのです。

この問題を解決する唯一の方法がインプラントです。歯を失った両隣の歯を削る必要がなく、またそれらの歯に噛む力を余分に負担させることなく、失くした歯の負担をインプラントだけで背負ってくれます。インプラントには残った歯を長持ちさせるメリットがあります。

しかし両隣の歯が既に削ってあって、さらに神経のある生きた歯で、なくした歯が奥から2番目の歯でなく、歯ぎしりや食いしばりをしない方なら症例によってはブリッジでもいいかもしれません。またかみ合う歯の状況によっても判断は違ってきます。このように人それぞれお口の状況が違いますから、お勧めする治療法が変わってきます。

メインテナンスが大切 / 医院ブログ

今回の震災で被災し出勤できなかったスタッフが毎回メインテナンスを担当させていただいている患者さんがいらっしゃいます。しかし3月末のご予約には残念ながら医院への復帰が間に合いませんでした。患者さんに状況をお話ししたところ、4月のご予約に変更されたいとのお申し出がありました。スタッフが患者さんから信頼を受けていることを院長として大変うれしく思います。

病気の治療はもちろん大切ですが、病気の早期発見と早期治療は重病化を防ぎ、受ける被害を最小にするためにも重要です。歯科の治療の多くの目標は完全な元の体に戻すことでなく、「味覚を味わう、噛む、話す、動かす」などの機能や「自然な口元、きれいな歯、歯並び、白い歯」などの審美の回復といった修理的な色合いが強いものです。

ですから医療的介入は最小限がいいと私は考えています。ご両親からいただいた天然の歯を超えるものはないと思っているからです。ですからそれをできるだけ長持ちさせ、来る老後に今から備える必要があると考えています。そのために定期的な検診をお勧めしています。

しかしもっと価値があるのが、『病気そのものにかからない』ことです。
歯を傷つけることもなく、医療的介入も必要ありません。
そのためにメインテナンス(プロの手による徹底的な口の中のケア)お勧めしています。

メインテナンスのためだけに歯科医院へいくことが欧米ではかなり定着しており、歯周病とむし歯の予防による歯の寿命の延長やインプラントの寿命を延ばすことに効果を上げています。私たちが治療が終わった方々全員にメインテナンスをお勧めしているのは、病気にかからない環境を作ることと今の快適さを維持するためです。

●●のやりっぱなし。釣った魚に餌をやらない。などなど。どれも問題が後で生まれるのは、歯科も同じです。健康で毎日食べるものを選ばずおいしく召し上がり、快適で豊かな人生を送るためにぜひ受けていただきたいものです。

歯ニュース 2009/04 … 歯科用アマルガムの不安

桜の季節になりました。入学式に桜はよく似合います。しかしそれも昔話になってしまったのか、近頃は桜が式までもたなくなっている気がします。これも温暖化なのでしょうか。季節感がずれていくようで、居心地の悪さを感じます。

毎月のこの歯ニュースを連載するために必要な機材があります。その最たるものがパソコンですが、そこにたどり着く前の大切な機材が携帯電話とカメラです。携帯がなぜ大切かというと、書く内容や文章がふと頭に浮かんだ時、手元にパソコンがないことが多いからです。出先だったり、電車の中だったりするのです。紙にメモしてもいいのですが、お世辞にも達筆とは言えない文字が電車の揺れで判読困難に、またそれを解読した上でパソコンに入力し直すことを考えると、あまり生産性があるとはいえない電車の中の時間に携帯からメールを送ることが多いのです。他にも明日の予定の健忘録としても思いついたその時に利用しています。後で書こう、明日まで覚えているだろうなどと高をくくっていると「なんだったけ」となるのです。

次いで大切な機材がカメラです。文章だけのニュースレターは味気ないし読みにくいと思って写真を載せてきましたが、著作権フリーで題材に合った写真を手に入れ続けるのが難しく困っていました。そこで気付いたのが自分で写真を撮ることです。書こうと思ったその場で写真を撮れば題材とのマッチと著作権に苦労することもないのですから。そんな理由で我が家にはあまり縁のなかったカメラをこのニュース用に買った次第です。いざ買おうとなると何事にも凝り性の私は、たくさんの機種の中から2~3万円の安いデジカメにも機能性や操作性、画質などいろいろな検討に時間をかけて購入したのでした。

ところが思いもかけない大きな誤算があったのです。それはなんと出掛ける度にいつもいつもカメラを持っていくのを忘れることです。何のためのカメラ選びだったのか・・・といつも思いながら、携帯のカメラのシャッターを押しています。その用をなしていないデジカメの画像を覗いてみると、もっぱら子供達が自宅で撮った犬の写真ばかりでした。という訳で、最も大切な機材はどうやら携帯電話のようです。

 

■歯科用アマルガムは大丈夫?

スウェーデン政府は、今年の1月15日に環境汚染防止のため6月1日から同国内の水銀の使用を全面的に禁止すると発表しました。これにより水銀を利用する歯科用アマルガムも規制の対象となるようです。一方で米国歯科医師会は米国における禁止措置の必要性はないと主張しています。以前から歯科用アマルガムに対して寛容な判断がなされてきた米国らしい反応ですが、米国追随の多い日本でも健康保険の対象のままです。

日本では水俣病で水銀が問題視されてきました。スウェーデン政府の発表では「水銀は分解不能な物質であり、環境汚染のみならず脳やメンタルヘルスにも影響する。今回の措置により、環境および人体を水銀汚染から保護することが可能になる。またEU加盟ヨーロッパ諸国全体として検討すべきである。」とコメントしています。それに対し米国では使用済み歯科用アマルガムの約80%が回収されており、アマルガム規制により医療費が年間約7400億円上昇するとの試算も紹介して反論しています。

環境か経済、どちらを優先するのかの問題のようです。先日のテレビ放映で、日本で行われている保険の銀歯の問題を取り上げていましたが、その対応策としてコンポジットレジンというプラスチック樹脂が勧められていました。これも現在保険の対象になっていますが、前歯ならいざ知らず、奥歯では磨り減ることなどしっかり噛んで歯を長持ちさせる耐久性に問題があります。当院では記憶にないほど以前からアマルガムは使用しておりませんのでご安心下さい。

 高岡 周一

 

 

■スタッフの声

先月、私の住んでる町に2階建てのショッピングセンターが出来ました。1階はスーパーのサミットが半分以上を占めていて、他にモスバーガーとタリーズコーヒーと焼き鳥などが売ってるとこ、アイスのサーティーワンとSoftBank、サンドラックとTUTAYA、2階は洋服屋さんが2店舗、靴屋、美容室、サイゼリア、中華料理、ブックオフ、ダイソーでした。 (覚えてる限りではこれぐらいだったと思います…。)

ちょうど、開店当日は休みの日だったので、母と行ってみました。やはり家族連れが多くお客さんのお目当てはサミットのようで、なんと入場待ちしてたぐらいです。この駅にこんなに人が集まるんだなぁと関心したぐらいです。駐車場も400台近く入るらしいです。夕方の買い物時は軽く渋滞が起きるようなそんな場所にできました。開店二日後に、私の利用する最寄り駅の隣に新しく駅ができました。私の住んでる町の昔の記憶がなくなるような、どんどん変わってくのを感じた一週間の間の出来事でした。

小用美里

 

 

■歯科衛生士からのワンポイント情報

以前もご案内したことがあると思いますが、当院では、唾液検査といって、唾液を一定の方法で摂取し、その中に虫歯の素となる菌がどのくらいいるか調べる検査があります。定期的に検診を受け、歯ブラシは丁寧にしているのになぜか虫歯になってしまわれる方。清掃の仕方だけでなく唾液の中の虫歯菌の数が多いのかもしれません。 検査は簡単で、ガムを5分噛んで、その間に出た唾液を取るだけです。関心がおありの方は、衛生士までお声掛け下さい。

歯科衛生士 菅野美弥

 

 

■今月の花             

■トルコキキョウ(海ほのか)
■アルブカ
■ビバーナムスノーボール
■ユーカリ

一口メッセージ
トルコキキョウと花瓶を春らしく紫に統一してみました。

ルグラン 松下清香

 

 

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春と言ってもまだまだ花冷えのする時期です。風邪を引かないように気をつけてください。

小用 美里