歯ニュース 2018/6 … 治療と価値観

長年の経験から初めてお会いした方でもお口を拝見した段階でおおよその治療のゴールを数パターン頭の中に描くようにしています。その数パターンの中で現時点だけでなく将来にわたって、立場が逆なら自分だったらこうなるのが幸せかといつも考えています。

決してそれを押し付けるつもりはありませんが、ともすれば近視眼的な視点で今だけを考えてしまったり、本当の歯の価値をご存じなくて時間や経済性を優先されはしないかと考えて現在置かれている立場や状況、経験値からの将来の予想などを交えてお話しするようにしています。
お話しした上で患者さんが下された結論を尊重し、ご希望に沿った治療計画を立てて行くことにしています。

 

冒頭に数パターン頭の中にゴールを描くとお話ししましたが、想定外にぶれることが時々あります。
それは患者さんがお持ちの価値観の違いに直面した時です。
一つ例を挙げますと、ボロボロになった歯があったとします。元々の状態に戻すのは到底無理ですし、かなり傷んでいますので残念ながらお互いにどう頑張っても一生持つ歯にはなりません。そうお話しして現状をご理解いただき、これからどんな治療をしていきましょうかと治療方針のご相談をしている時です。

ある方はボロボロで長持ちしないことが予想されるのなら手をかけても仕方ないから手早く簡単な治療にして欲しいとおっしゃいます。その一方で今まで世話になった歯にできる限りのことをしたいから時間がかかってもしっかり治療して欲しいと本当に180度違ったお考えが返ってくることがあります。

同じような歯の状態でも治療の方向が全く違うのです。この違いは健康や歯に対する想いや価値観なのだと理解しています。

仮にそれが今の問題でなくても歯をなくせばいずれその代償を何らかの形で払わなければならなくなります。申し訳ないのですが現代医学では代用物を我慢して使っていただく程度にしか回復できないのですから、私はボロボロの歯であっても少しでも長く現役でいて欲しいと考えています。

しかしお口の中の間違った現状認識や将来の間違った予測などはご説明できても、価値観だけはどうしようもありません。共通点や妥協点を模索しようと試みますが、実現可能なご本人のご希望を尊重し歯科医として与えられた土俵の上でベストを尽くすことにしています。

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高岡周一

 

 

 

 

 

■ 編集後記 

吉祥寺カレー編

吉祥寺駅北口から8分ほど歩いた所にある北海道で人気のスープカレー屋Rojiura Curry SAMURAiに今回は行って来ました! 

店内はアンティーク調のオシャレな内装で落ち着いて食事が出来る雰囲気です。
席はカウンター、座敷、テーブル席、テラス席があって広々していました。
メニューは10種類で、スープは4種類から選択可能、辛さは11段階、トッピングは16種類から好きなものを選べるので自分好みのオリジナルスープカレーが作れるのでオススメです^^ 

私は、侍まつり(トッピングを3種類or4種類選択可能)を注文しました。
トッピング3種類を選択しチキンとカキ、変り種でモチチーズを注文しました。
スープはレギュラーで辛さは辛めの3にしました^^ 

カレーは野菜がゴロゴロ入っていてボリューム満点で食べ応え十分でした^^
スパイスが効いていてほどよい辛さでおいしかったです!
辛いのが苦手な方はマイルドにしてココナッツをプラスするとおいしく頂けそうですよ^^
私は辛いの好きなので次回は辛口の4にしようと思います!!
トッピングも多いので毎回違ったカレーが食べられるのもうれしいですよね!!
皆さまもぜひ行ってみて下さい(^0^)

歯科助手 川村

歯ニュース 2017/12 … 歯の治療方法と選択肢について

治療の選択肢は保険治療か自費治療かの選択だけで、治療法は今までの担当医が決めてきたと初めてお見えになられた患者さんから伺うことがよくあります。

どうしてそうなるのでしょうか?

現在どんなお困りがあるのか、
そしてそれをどんな状態にまで回復したいのか、
残った歯がかなり弱っているのか、
それとも健全な歯なのか、
歯を失った原因からお口の中の日頃の状況はどうだったのか、
日頃の手入れはどうされているのか、
などなど人により千差万別です。

1本の歯の治療でもいくつかの選択肢がありそれぞれに長所短所があります。選択肢によって回復できる程度も変わってきますし、残った歯の予想される寿命も変わってきます。
1本の歯ですらこのように治療法がいくつもあるのに、複数の歯や口の中全体の調和まで考えると非常にたくさんの選択肢やパターンがあります。
それを担当医の価値観や考え方で一方的に決めてしまっていいとは思えません。
このようにたくさんの治療計画を立てることができるのですが、先にお話ししたご希望の回復度合いやお困りの程度、歯や他の歯の状況、お手入れ状況などを聞き取りながら計画を絞り込んでいく過程が重要だと考えています。
なぜなら、歯の治療は洋服のように簡単に取り換えがきかず、一度治療すれば長い年月その治療による長所と短所に付き合っていくのは患者さんご本人であり、長期間の毎日の生活の質や満足度が左右されるからです。

そして歯の治療回数を重ねるたびに歯は弱っていきます。気に入らないからと何度も治療すれば歯の寿命にも関わってきます。最小限度が一番いいのです。これは治療を少なくするという意味ではありません。
その場しのぎ的な治療でなく、必要な治療は時間や費用をかけてでもしっかり行いそれを長持ちさせて何度も同じ歯を治療しないことが歯を長持ちさせる上で大切だと申し上げているのです。

その一方で理想だとわかってはいても、時間的・経済的な現実の制約がある場合もあります。
それらによって治療する対象や選択肢が変わってきます。これも治療計画に組み込む必要があります。長い診療経験から今必要な治療や今後の人生を支えるために大切な治療もあります。
このようにたくさんの状況や事情を加味した非常に多くの治療パターンをご相談しながら一緒に絞り込んでいく過程が治療後の納得や満足度を左右すると考えています。

家を建てる時に今玄関をこう作り変えたいと思っていても、とりあえず玄関だけ先に作ることはしないと思います。持てる土地に合わせて何度も設計図を引き直して希望の間取りや家にしていくのと同じです。
治療も最初は早くしたいと思っていても、ご希望に合わせた設計を作り上げる時間を惜しまないでいただきたいと思います。最終的な満足を手に入れるために急がば回れです。

お口の中の状況、悩みや不安・不満は人それぞれです。夫婦や家族でも同じものは二つとしてありません。あなたに最適な治療方法を私たちと一緒に探していきましょう。ご希望に合わせてご提案もいたします。
こんなことを言えば恥ずかしいなどということは一つもありません。私たちはあなたのパートナーですからご遠慮なくお申し出ください。
お口の状態によっては長い期間かかるかもしれませんが、あなたの快適・安心まで私たちが一緒に伴走させていただきます。

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高岡周一

 

■編集後記

今月は。吉祥寺にある金子屋に行ってきました。
東急の少し先にある天丼屋さんです。
看板が大きくないので見つけずらいかもしれないですが隠れ家的なお店です。
天丼は松竹梅の3種類あります。
穴子天丼は大きい穴子が入っていてボリューム満点です!!どちらも絶品ですよ^^      

 歯科助手 川村

他院で抜歯と言われたけど、どうにかならない?

先日「他院で抜歯と言われたけどどうにかならないか?」とおっしゃる患者さんがみえました。
拝見すると上の前歯が歯肉より下の根っこの部分で折れています。
教科書的にそういわれるのも仕方ない一面もありますが、歯を1本失う苦痛は大きいものです。

通常なら根の治療後に矯正で歯を引っ張り出して人工の歯をかぶせていくのですが、海外転勤中の身で日本滞在期間が1ケ月ではそれをあきらめざるを得ません。
それぞれの利点と欠点を説明しながら、このまま人工の歯を入れるか、歯肉を下げて清掃しやすい環境で人工の歯を入れるかご相談しました。

他の歯よりは弱いでしょうがこれで当面の間歯のない状態を避け、延命することができます。
同じように他院で宣告され今まで何十本歯を残したことかわかりませんが、何年もして「あの時はありがとうございました」と言われることがあります。
それだけ患者さんにとって大きなことだと再確認しています。

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他医院の紹介と治療費 / 医院ブログ

先日お病気されておられる奥様のために八王子のご自宅近くでいい歯科医院を紹介して欲しいと通院中の患者さまからお申し出がありました。
八王子で以前17年間開業していたこともありたくさんの先生方を存じ上げています。
また私の存じ上げない素晴らしい先生方も大勢いらっしゃることでしょうが、治療内容まで知れる間柄は本当に限られてきます。
ホームページなど情報は多くありますが、外から判断できることはほんの一部です。
そんな理由で私の立場ですら、郷里の両親の歯科医院探しに苦労しました。
歯科関係者以外の方々にはなおのことだと思います。
雰囲気だとか、優しいとか、口コミだとか、本当は最も大切であろう治療の質になんら関係ない要素で選ぶしか方法がないのでしょう。
元来歯を治すことが目的で訪れる場所なのに治療の質で歯科医院を選べない本末転倒なことが「知れない」ということから起こっているようです。
こうしたご相談が時折あることが、転勤先での主治医を探される時の参考にと小冊子「いい歯医者さんに出会うために」を書いた理由です。

一方で「●の治療はいくらですが?」と時折お電話をいただきます。
このご質問の背景には工業製品や商品のように大量生産された同じ品質の物の価格をAスーパーはいくら、B商店はいくら、どちらが安いかというお考えと拝察いたします。
私の目には過去の経験から歯科医院のそれぞれの違いが大きく映るのですが、その方には何軒もの歯科医院の●は同じものに映っておられるのでしょうか?
端から違うものを価格で比較しても意味があるとは思えないのですが・・・。
時折周りからホームページに治療料金表を掲載してはどうですかと言われることがあります。
当院の各治療の治療費はそれぞれ必要と私が考える経費と時間や手間から算出したものです。
色々と削って治療費を安くしたことを謳う気もありませんし、先ほどの端から違うものである上に、技術や丁寧さなどの目に見えないソフトの部分や満足などの評価が入り込む余地のないハードだけの値段の提示に抵抗があって掲載しておりません。
セラミック1本という物を扱っているのではなく、歯を守っていくための手段の一つと捉えていることと、先ほど述べたソフトが大切だと考えているためです。
医院でしっかりご説明した後に料金表をお渡ししてしばらくご検討いただくようにしております。

講演会や勉強会で時折素晴らしい先生とお会いします。
こうした知識や技術に長けた先生方とのネットワークをこれからもできる限り広げて転勤時のご紹介などに対応していきたいと考えております。

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お互いの信頼関係 / 医院ブログ

大きくてたくさんの問題を抱えていらっしゃる患者さんがお見えになることがあります。

そうした方々はどちらかといえば歯科医院が苦手で避けてこられた方が多く、どうしようもなくなり切羽詰まりながらも幾分かのあきらめと期待を持ってお見えになられます。

お見えになられた主の理由は「かめない」や「みっともない」「口の中がガタガタ」などであっても、かなりの歯をなくし、残った歯はぐらぐらと揺れ、歪んだ歯並びやかみ合わせも重なって噛める歯がなくなり、今の食生活だけでなくこれからの人生に不安を抱えていらっしゃることが根底にあることが多いのです。
そんな状態でも、長年の経験からその場で治療が完了した数パターンの状態を頭の中に描くことができます。
どのパターン(治療法)がこの症例で最良なのか、患者さんの不満を解消できるのか、その治療プロセスなどが頭の中を巡ります。 ここで難しい問題が2つあります。

第一は頭の中に描いたイメージをどう患者さんに伝えるかという問題です。
同じ経験と知識があればご理解頂けるでしょうが、経験の浅い若い歯科医に伝えるのも苦労する問題です。
人の体は二つとして同じものがないためにサンプルや他の症例で説明するにも限界があります。
仮に形や見栄えはお話しできても、治療後の自分の口の中の感覚や食べる状態を伝えることは不可能です。

第二はその頭の中のイメージは患者さんが本当に望んでいらっしゃるものなのかどうかの問題です。
今のご不満や将来への希望などをお伺いすることでそれにできるだけ近いものをご提案することにしていますが、先にお話ししたように感覚や実感は伝えることはできません。

このような問題をどう小さくしていくか、それが最後に患者さんの満足度につながるだけに大切です。
じっくりと時間をかけてご相談してお互いの溝をできるだけ浅くするように心がけています。
今までの経験から申すと、最後はお互いの人と人との信頼関係が築けるかどうかだと思っています。

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やっと見つけた! / 医院ブログ

今日のケースで改めてCTの有用性を実感しました。
従来のレントゲンでは歯の奥行がわからないため、髪の毛1本ほどの細さの根の穴の入口がどこにあるのかは経験で探すことになります。
このケースではその経験則も通用しなかったために患者さんにお断りしてCTを撮影しました。

捜していた穴は別の穴の入口からわずか1mmずれた位置でさらにかなり急角度に方向がずれていました。治療する方向からは死角になっている場所です。
視野が限られるため見やすくしようとすれば余分に歯を削るか、穴を見逃してしまう可能性がありました。
今回はCTで確かな場所を特定できたためにそれを避けることができ、CTが確実な治療に貢献できることを実証したようで嬉しくそして頼もしく感じました。

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CTのメリット(利便性と即時性) / 医院ブログ

申し訳ないことに以前は治療の安全と確実性のために、わざわざ電車に乗って提携施設まで医科用CTの撮影に行っていただいておりました。
その価値は十分にありましたが、どう考えても無駄な手間と時間です。

さらにそこで撮影した画像が郵送されてくるのに数日かかりました。
院内CT導入によって必要なその時にその場で撮影ができて画像を見ることができるようになりました。

これまで歯科用CT設置のメリットについてお話ししてきました。
CTの存在意義は『安全と確実』だと私は思います。
この機器のメリットを生かすも殺すも患者さんと歯科医双方の正しい理解が必要だと考えています。

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CTのメリット(最新機器) / 医院ブログ

今回導入したCTは通常の2Dレントゲンと、立体的に精査したい歯などのための3DのCTを同じ一つの機器で撮影することができます。また機器の進歩によって通常の2Dレントゲン画像も最新の鮮明な画像で見ることができるようになりました。このように最新の機器による恩恵が診断と診療の質の向上につながっています。

また、歯科用CTで撮影した画像は医家用CTよりもかなり鮮明です。
なんとなく見えるぼやけていた像がくっきりとはっきり見えるその違いは、アナログテレビとデジタルテレビの違いに似た感想を持っています。
大雑把なものを観察するのであれば医科用CTのようにぼやけていても可能ですが、今回導入したCTは歯の根やその周囲の細かいものまで観察することができる画質を持っています。
画質の面で医科用CTと大差ない歯科用CTもあって、これが多くの歯科用CTの中からこのCTを選んだ理由の一つです。
これもまた診断と治療に大変大きいメリットがあります。
せっかく撮影するのであれば、それが有効に生かされなければ意味がないと考えているからです。

CTのメリット(低レントゲン線量) / 医院ブログ

同じCTという名称でも一般的な歯科用CTはその構造から医科用CTに比べて、そもそも線量が約1/10~1/100程度とかなり低いものです。当院はその歯科用CTの中でも低い線量で撮影できるCT(SIRONA ORTHOPHOS XG3D)を導入しています。
驚くことに歯科用CTの中でも医家用CTと線量が大差ない機種もあるなどかなりばらつきがあるからです。

当院CTの1回の線量は、日本人が平均的に1年間に浴びる太陽等に含まれる自然放射線量1.48mSvのわずか1/30未満の0.048mSvですからご安心ください。
海外出張の多いビジネスマンと比較すると、この撮影線量は東京~ニューヨーク間を航空機で往復する自然放射線量の1/4で、ハワイ片道に満たない量です。

また導入したCTは必要な場所だけに撮影場所を限定できるため、医家用CTを歯科で利用するような不必要な場所まで撮影する必要がないので線量を低減できます。

それでも撮影は必要最小限にとどめるべきだと考えています。このような事実から、当院では安全や確実性のために撮影することの利点が大きい場合にのみ撮影をお勧めしております。

歯ニュース 2012/06 … 歯科用CTのメリット

5月に新たに導入した最新の3D・CTの患者さんのメリットについて今月はお話ししたいと思います。 

【診断と治療の精度向上】

最も大きいのが通常のレントゲンでは見ることができなかったものが見えるようになったことです。見えないということは想像でものを考え、推測に基づいた診断と治療ということになります。 そこがすべてありのままに見えるのですから、こんな確かでありがたいことがないのです。

CT導入1ヶ月で数本の歯の根が割れたことを突き止めることができ、今までのように確定診断が下せず経過観察したために病状が進行して貴重な骨が溶けることを防ぐことができました。 これと同じように今までの難症例の原因がつかめるようになるかもしれません。
以前に【歯科用CTの活躍】でお話しした、歯の根っこの治療や歯周病治療、抜歯などの外科的治療などで診断と治療のさらなる精度の向上が期待できます。

 

【画質の向上】

歯科用CTで撮影した画像は医家用CTよりもかなり鮮明です。そのため診断精度が向上しました。なんとなく見えるぼやけていた像がくっきりとはっきり見えるその違いは、 アナログテレビとデジタルテレビの違いに似た感想を持っています。
大雑把なものを観察するのであれば医科用CTのようにぼやけていても可能ですが、 今回導入したCTは歯の根やその周囲の細かいものまで観察することができる画質を持っています。
画質の面で医科用CTと大差ない歯科用CTもあって、これが多くの歯科用CTの中からこのCTを選んだ理由の一つです。 これは診断と治療に大変大きいメリットがあります。せっかく撮影するのであれば、それが有効に生かされなければ意味がないと考えているからです。

 

【最新の機器への更新】

導入したCTは通常の2Dレントゲンと立体的に精査したい歯などのための3DのCTを同じ一つの機器で撮影することができます。また機器の進歩によって通常の2Dレントゲン画像も鮮明な画像で見ることができるようになりました。
このように最新の機器による恩恵が診断と診療の質の向上につながっています。

 

【利便性と即時性】

申し訳ないことに以前は治療の安全と確実性のために、わざわざ電車に乗って提携施設まで医科用CTの撮影に行っていただいておりました。 その価値は十分にありましたが、どう考えても無駄な手間と時間です。さらにそこで撮影した画像が郵送されてくるのに数日かかりました。
院内CT導入によって術中の確認など必要なその時にその場で撮影ができて画像を見ることができるようになりました。

ここまで歯科用CT設置のメリットについてお話ししてきました。CTの存在意義は『安全と確実』だと私は思います。 今後も時代の機器や技術の進歩に合わせて新しいものを取り入れ、よりよい医療の実現に取り組んで行きたいと考えています。

 高岡 周一

 

 

■ スタッフの声

高岡歯科医院に勤めるようになって2ヶ月が過ぎました。久しぶりにお勤めに出て毎日新しいこととの出会いです。考えてみると、とても幸せなことだと感じます。
お一人お一人の患者様との出会いを大切に、「下問を恥じず」高岡先生や先輩方に教えを請いながら成長していきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。

早春の頃、厚手のコートを着て出勤していたのですが、近頃はとても過ごしやすくなりました。街の様子も替わり新緑の季節を迎え、花々も競うように咲き始めました。年を重ねたからなのか、勢いよく芽吹く木々を見ていると本当に愛おしくなります。香りたつ花も大好きです。沈丁花、ジャスミン、バラ、くちなしの花。自然の香りは本当に心を癒してくれます。喜ぶのは人ばかりではなく、昆虫達も湧いてきますね。

先日自宅のベランダで蜂の巣を3つ見つけました。発見が早かったので大事にならずに済みました。自然なことですよね。甘く綺麗な花に誘われたのでしょう。(人も例外ではない?・・・失礼しました。)
お口の中も甘い物を食べてそのままにせず歯磨きをしましょう。虫歯にならぬように。 

金恵淑

 

 

■ スタッフの声

5月21日の朝に、金環日食が観測されました。4月には量販店で大量に売られていた日食用サングラスも、売り切れ続出だったようです。日食は月食よりも発生頻度は高いのですが、どこからでも観測できる月食に対し、日食は限られた地域でしか観測できないので、今回のように、広域で金環日食が見られるのはとても珍しいことらしいです。言われてみると、わたしも日食を見るのは初めてでした。
外ではみんなが空を見上げ、「世紀の天体ショー」に声を上げていました。日食自体もすごく神秘的で感動したのですが、たくさんの人が早朝に空を見上げている光景もなんだか不思議でした。

話は変わりますが、先日、上野で開催されているインカ帝国展を見に行ってきました。世界七不思議のひとつとされているマチュピチュでは月と太陽が神として祭られており、天文学が生活に大きな意味を持っていたようです。15世紀の人々が、大きな水鏡で天体の軌道を観察していたというのには驚きました。
インカ帝国展は6月24日まで開催されているそうなので、興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

鮫島連理

 

<<< 編集後記 >>>

5月にCTを導入し、患者さんからもご自分の歯の状態がよく分かるとのお声をたくさん頂いております。親知らずなどでお困りの方はご相談ください。

鮫島連理

CT導入の目的 / 医院ブログ

CTの貢献で最も大きいのが通常のレントゲンでは見ることができなかったものが見えるようになったことです。見えないということは想像でものを考え、推測に基づいた診断と治療ということになります。
そこがすべてありのままに見えるのですから、こんな確かでありがたいことがないのです。
今までの難症例の原因がつかめるようになるかもしれません。

以前のブログでお話しした、歯の根っこの治療や歯周病治療、抜歯などの外科的治療などで診断と治療のさらなる精度の向上が期待できます。これからの複雑な歯や治療に役立ってくれることでしょう。ご期待下さい。

CTの活躍(インプラント治療) / 医院ブログ

通常のレントゲンより歯科用CTが有利に活躍できる場面のお話しです。
今回は歯を失った場合にその噛むという機能の回復と審美的な回復、そして歯を失った喪失感などの心理的な回復を伴う日常生活への自信など、近年取り上げられることが多いインプラント治療とCTについて取り上げてみます。

CT撮影によって治療の際に正確な骨の位置と形を把握できることから確実で安全な治療が行えます。
実際の手術で初めて骨などの状況がわかるのではなく、CT画像から時間的・精神的に余裕のある術前にそれらを把握できるメリットは大変大きいものがあります。
さらにCT画像上で分析ソフトを用いて事前に治療計画を立てたり、実際の手術を何通りでもシミュレーションできるために、その方にとって最適な治療法と術式や器具類を事前に余裕を持って準備・計画することもできます。

勘や予測などという不確かなものに安全を委ねるのではなく、目で実際に見るという確かなもので治療が行えることはお互いに大きな安心です。さらに術中と術後も経験や手の感触だけに頼らずともそれを実際に目で確認することができます。

これまで4回にわたってブログでお話ししたようにいろんな治療にCTは大変有効な機器ですが、すべての症例に必要なものでもありません。それどころかレントゲン撮影は本当にそれが必要な症例だけに限るべきものです。
このことがCTが高額なことと相まって、現時点で導入率が3~4%と多くの歯科医院への導入が遅れている原因になっています。私も半年ほど悩みましたが、有益性にはかなわないと判断した次第です。

CTの活躍(外科治療) / 医院ブログ

通常のレントゲンより歯科用CTが有利に活躍できる場面の、今回は歯の外科治療のお話しです。

CT撮影によって親不知などの抜歯の際に近接する神経や歯などとの位置関係が、今までの推測や経験値によることなく正確でリアルに3次元でわかり、安全に抜歯などの手術が可能になります。

また多くの患者さんと歯科医を悩ませるものに歯根破折があります。
通常のレントゲン写真に歯の根っこが割れた像が写るのはほんの一部の症例だけです。
写真を撮る方向に一致した一部の破折しか検出することができません。
それもかなり骨が溶けて病状が進行してから写ってくるのが一般的です。

確定的な病状がわからず診断が遅れ、経過観察という名目で放置すれば骨はさらに溶けて、抜歯後は入れ歯か、隣の歯を削ってまでしてブリッジを入れなければならなくなります。
快適でない入れ歯を一生背負ったり、歯を削れば歯の寿命を短くするリスクがあります。

これらを防ぐには、放置せずに早急に破折していることを見抜かなければなりません。
あらゆる角度からその歯を観察することができるCTによって、全てとはいかなくてもそれを見抜いてあげられる可能性が大きく高まります。
早期に診断して骨を守ることができることができれば、1本の歯の問題で他の歯に負担を強いたり、今後の生活の質を高く保てると考えています。

CTの活躍(歯周病治療) / 医院ブログ

通常のレントゲンより歯科用CTが有利に活躍できる場面の、今回は歯の周りの病気の治療である歯周病治療のお話しです。

歯周病は歯を支える骨が溶けてくる病気ですが、歯科医は今までは各種検査データを突き合わせて総合的に推測判断していました。
そのため、歯周病の手術時に実際の歯や骨の状況との違いを何度か経験してきました。

事前にもっと具体的・視覚的に歯周病による骨の破壊状況が立体的にわかれば、病状の進行状態の正確な把握と治療方針の判断、そして的確なアドバイスができます。それを可能にするのがCTです。
骨の状況をどんな角度からでもつぶさに観察することができる上に、立体画像をつくることができるので、視覚的に直感的にわかりやすいのです。

さらに大切なのが、今まではその状況を患者さんは口頭で伝えられるだけだったものが、事前に画像でご自分の状況を見て確認ができることです。
『百聞は一見にしかず』というように、実際に自分の目で見ることが、患者さまと歯科医双方にとって一番理解しやすいことだと考えています。

CTの活躍(歯の内部の治療) / 医院ブログ

通常のレントゲンより歯科用CTが有利に活躍できる場面の、今回は歯の内部の治療である歯内治療のお話しです。

今までの通常のレントゲン写真では2本の根っこが重なってだぶって見えている症例では、画像からはどちらに問題があるか正確には判断がつきませんでした。
これがCTによって別な角度からの映像を見ることができるようになって、的確な病状把握と診断ができるようになります。

歯の根は非常に複雑で神経は入り組んだ形態をしていることが治療を難しくしており、難治性の症例も少なくありません。CTがあるのとないのでは、当然治療精度にも大きな差がでてくるでしょう。

歯ニュース 2012/04 … 歯科用CTの導入

この度、最近発売されたばかりの歯科用CTを導入することにしました。
10種類以上のCTの中から選別するのに予想以上に期間がかかってしまいましたが、よりよい治療へのさらなる一歩と考えています。

歯の根っこ2本が重なる方向から撮影する従来のレントゲン画像では根っこ2本の像が重なってどちらに問題があるのか判断がつかなかったり、大きな神経に近い場所にある親不知の根っこの抜歯の危険性を判断したりする時に神経との正確な距離や位置関係の把握に従来のレントゲンには限界を感じていました。

何軒かの歯科医院で原因不明といわれて来院される患者さんが時折お見えになられます。
その本当の原因の何割かは根っこの破折による症例ですが、検査や従来のレントゲンでそう疑ってはいても確証が得られないために、経過を見ている期間に骨が溶けてその後の治療に困る症例に何度か出会いました。

このように確定的な診断ができないケースはお互いに困りものです。
診断は非常に大切です。その後の治療と適切な治療開始時期が変わってくるからです。

しかしCT導入によって今まで見ることができなかった場所の状況が手に取るように知ることができるようになります。今まで以上に診断の精度の向上と治療の安全性が増加するでしょう。
推測によるいくつかの治療法を試すのでなく、CTで原因を特定できることによって難治性の症例にも有効だと考えています。
4月に導入予定です。

 高岡 周一

 

  

■スタッフの声

この季節になると毎年花粉のことが話題になりますが、今年は例年より花粉が少ないそうです。私は花粉症ではないのですが、それでも東京に出てきて以来、春先にはむずむずしたり少し涙目になったりするので、今年こそ花粉症になるのでは、とおびえています。今ではたくさんの需要がある花粉対策用グッズも、いろんな種類が増えてきています。

便利グッズといえば、ロフトなどに行ってわたしが興味をひかれるのが、調理器具のコーナーです。働く女性や料理をする男性が増えて、調理器具もいろいろ便利なグッズが発売されるようになりました。その種類の多さにはびっくりしてしまいます。
わたしがよく使っているのがピーラーです。歯の部分がプラスチックのように見えるのですが、普通の刃物のピーラーよりも切れ味が長持ちするし、キャベツの断面にピーラーをかけるとキャベツの千切りも簡単にできるのです。
それでもやはり自分の手で皮剥きをした方が味わいの良い料理になる気がします。時間がないときは便利グッズに頼りつつ、包丁も上手につかいこなせるように頑張ります。

鮫島連理

 

 

<<< 編集後記 >>>

これまでインプラント術前に、都内に数箇所ある歯科専用のCTセンターに撮影に行っていただいていたのですが、これからは当院でもCT撮影が可能になります。
また、複雑な神経の処置などでもCT撮影をすることにより、さらに安全で確実な治療につとめてまいりますので、よろしくお願いいたします。

鮫島連理

清潔な治療へこだわり / 医院ブログ

使用済みは論外、床に落とした器具も治療に使わないのは医療機関として当然のことですが、
今までも当院では清潔には人一倍こだわってきました。
その一環としてこの度オートクレーブと呼ばれる治療器具類を滅菌する器械を最新のものに買い替えました。

薬液1次消毒 → 超音波洗浄 → 手洗い洗浄 → 水洗→ 滅菌・消毒 → 乾燥
当院ではこのすべての工程を経た器具だけが治療に使われます。
滅菌・消毒できないものは使い捨てにしています。

この工程の中で最も重要な滅菌器械がオートクレーブです。
これが最新のものに代わったことで、皆様にはさらに安心して治療を受けていただけると考えています。

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安心して治療を受けて頂くために / 医院ブログ

歯科治療に圧搾空気は欠かすことのできない存在です。
その利用は治療椅子の制御に始まって歯を削る器具や洗浄・冷却・乾燥など多岐に渡るため、
圧搾空気は人の血液に、そしてそれを作り出すコンプレッサーという機械を人の心臓に例えるほど重要な存在です。

コンプレッサーにも種類がたくさんあってその性能もピンからキリまでありますが、
この度その作り出す空気までも除菌することができる最新のものを導入しました。
安心していただける治療のために、これからも新しい器材を導入していくつもりです。

CTはありがたい / 医院ブログ

現在購入を検討している、通常のレントゲンにはないCTのメリットについてお話しします。
たとえ話でお話ししますと、机の上にコップが置いてある状況をイメージしてみてください。
こちら側からはコップに描かれた絵が見えますが、コップの裏側は見えないと思います。
通常のレントゲン写真はこの状態に近い状態で、裏側の情報を他の検査と合わせて推測して判断しているようなものです。
一方でCTはコップの裏側だけでなく斜めや横から自在に好きな方向からありのままの姿を直接見ることができます。

このためにかみ合いの歯や隣の歯、残った骨の情報量が桁違いに多く得られるのです。
今まで見えなかったものが見える利益は絶大ですし、情報が多いことで正確性と安全性が大幅に向上します。歯科で現在一般的に使われる平面的なレントゲン写真ではこうはいきません。
平面では立体である人体の奥行きは推測と経験を元に想像しながらの手術になります。
ところがCTは実際に画面に写して目で確認できるので確実な診断が可能になります。

その上に術前に仮のインプラント治療を画面上でシミュレーションすることもできます。
最も有利な位置やサイズを治療前に時間をかけてゆっくり試行錯誤ができるのです。
このようにこれからの時代は、CTは安全で確実な治療には欠かせないものになることでしょう。

CTのお話し / 医院ブログ

医院の近代化と診断力の向上と治療の安全を目的に、昨年12月から国内外の色々なメーカーの歯科用CTを調べていますが、その画質などの実力や機能、そしてレントゲン照射量もピンからキリまであって大きな開きがあることもわかってきました。
できるだけ少ない照射量で診断に必要な高画質の画像を得ることができるものが最適です。
いろんな機種を調べるまではそんなに違いがないと思っていましたが、その違いに驚きました。

今まで十分に見えなかったものを見ることができて、正確な診断や安全な治療に貢献するこんな有用な機器が歯科医院全体の3~4%にしか設置されていないのはそれがかなり高額なためです。
医院の中で最も高価な機器になることは間違いありません。

それでも医療水準の向上のため、近い将来に投資を検討中です。
また経過をご報告したいと思っています。

健口倶楽部へようこそ / 医院ブログ

これまでにブログで「歯の働きと大切さ」や「歯を失うとどんなことが起きるか」、そして「歯を失った時の治療法」や「治療によってどんな生活が手に入るか」などについてお話ししてきました。

しかしどんなに科学が進歩しても天然の歯が一番だと私は思っています。
その歯の寿命を左右する「むし歯と歯周病」にどう向き合うか、またできるだけ「歯を削らない、歯の神経を取らない、歯を失わない」ことが大切だと考えています。

以前より治療を終わられた方に『健口倶楽部』という定期的なメンテナンスの会(年会費無料)のご案内をしていますが、近年歯の長寿と快適さを維持するためにメンテナンスにご来院される方が増えてきました。
楽しい食生活を維持され、快適な人生をお送りください。

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CT解析ソフトはすごい! / 医院ブログ

早いもので4月も今週1週間となりました。 週末には長いゴールデンウィークに突入される方もいらっしゃることでしょう。 5/2月曜日と5/6金曜日を休めば10日間の休みです。 うらやましいですが、当院はカレンダー通りです。

インプラント治療の前に治療する場所をくわしく調べるために、 CTを撮影することがあります。 CT画像を好きな方向から3次元で見られる解析ソフトは重宝しています。 一般的な歯科用レントゲンでは難しかった骨の立体的な正確な距離や角度が手に取るようにわかります。
おかげで術前の診断と計画が飛躍的に向上しました。 これまでに増して安全で確実なインプラント治療ができます。 これからも皆さんのプラスになるものを揃えていきたいと思います。

ブリッジの長所と短所 / 医院ブログ

失った歯を補う方法の一つ、ブリッジについてお話しします。
ブリッジの利点は歯に接着しているため、入れ歯のようにガタつかずよく噛めることと異物感がないことです。さらに治療が簡単で短期間で終わることです。

しかしいくつかの問題もあります。
ブリッジをするためには失くした歯の両隣の歯を削らなければならなりません。歯を削れば歯の寿命は短くなります。歯と人工の歯の境目からむし歯や歯周病になりやすくなるからです。

さらに失くした歯にかかる噛む力はブリッジを伝わって削った両隣の歯にかかります。
この力が残った歯には余分な負担となり、その長年の蓄積が残った歯の寿命を縮めてしまうことがあります。
また削った歯が神経のない歯であった場合には、時に歯の根っこが真っ二つに割れることさえあります。このように一本歯を失ったことが次の歯を失う原因になることがあるのです。

この問題を解決する唯一の方法がインプラントです。歯を失った両隣の歯を削る必要がなく、またそれらの歯に噛む力を余分に負担させることなく、失くした歯の負担をインプラントだけで背負ってくれます。インプラントには残った歯を長持ちさせるメリットがあります。

しかし両隣の歯が既に削ってあって、さらに神経のある生きた歯で、なくした歯が奥から2番目の歯でなく、歯ぎしりや食いしばりをしない方なら症例によってはブリッジでもいいかもしれません。またかみ合う歯の状況によっても判断は違ってきます。このように人それぞれお口の状況が違いますから、お勧めする治療法が変わってきます。

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メインテナンスが大切 / 医院ブログ

今回の震災で被災し出勤できなかったスタッフが毎回メインテナンスを担当させていただいている患者さんがいらっしゃいます。しかし3月末のご予約には残念ながら医院への復帰が間に合いませんでした。患者さんに状況をお話ししたところ、4月のご予約に変更されたいとのお申し出がありました。スタッフが患者さんから信頼を受けていることを院長として大変うれしく思います。

病気の治療はもちろん大切ですが、病気の早期発見と早期治療は重病化を防ぎ、受ける被害を最小にするためにも重要です。歯科の治療の多くの目標は完全な元の体に戻すことでなく、「味覚を味わう、噛む、話す、動かす」などの機能や「自然な口元、きれいな歯、歯並び、白い歯」などの審美の回復といった修理的な色合いが強いものです。

ですから医療的介入は最小限がいいと私は考えています。ご両親からいただいた天然の歯を超えるものはないと思っているからです。ですからそれをできるだけ長持ちさせ、来る老後に今から備える必要があると考えています。そのために定期的な検診をお勧めしています。

しかしもっと価値があるのが、『病気そのものにかからない』ことです。
歯を傷つけることもなく、医療的介入も必要ありません。
そのためにメンテナンス(プロの手による徹底的な口の中のケア)お勧めしています。

メンテナンスのためだけに歯科医院へいくことが欧米ではかなり定着しており、歯周病とむし歯の予防による歯の寿命の延長やインプラントの寿命を延ばすことに効果を上げています。私たちが治療が終わった方々全員にメンテナンスをお勧めしているのは、病気にかからない環境を作ることと今の快適さを維持するためです。

●●のやりっぱなし。釣った魚に餌をやらない。などなど。どれも問題が後で生まれるのは、歯科も同じです。健康で毎日食べるものを選ばずおいしく召し上がり、快適で豊かな人生を送るためにぜひ受けていただきたいものです。

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歯ニュース 2009/04 … 歯科用アマルガムの不安

桜の季節になりました。入学式に桜はよく似合います。しかしそれも昔話になってしまったのか、近頃は桜が式までもたなくなっている気がします。これも温暖化なのでしょうか。季節感がずれていくようで、居心地の悪さを感じます。

毎月のこの歯ニュースを連載するために必要な機材があります。その最たるものがパソコンですが、そこにたどり着く前の大切な機材が携帯電話とカメラです。携帯がなぜ大切かというと、書く内容や文章がふと頭に浮かんだ時、手元にパソコンがないことが多いからです。出先だったり、電車の中だったりするのです。紙にメモしてもいいのですが、お世辞にも達筆とは言えない文字が電車の揺れで判読困難に、またそれを解読した上でパソコンに入力し直すことを考えると、あまり生産性があるとはいえない電車の中の時間に携帯からメールを送ることが多いのです。他にも明日の予定の健忘録としても思いついたその時に利用しています。後で書こう、明日まで覚えているだろうなどと高をくくっていると「なんだったけ」となるのです。

次いで大切な機材がカメラです。文章だけのニュースレターは味気ないし読みにくいと思って写真を載せてきましたが、著作権フリーで題材に合った写真を手に入れ続けるのが難しく困っていました。そこで気付いたのが自分で写真を撮ることです。書こうと思ったその場で写真を撮れば題材とのマッチと著作権に苦労することもないのですから。そんな理由で我が家にはあまり縁のなかったカメラをこのニュース用に買った次第です。いざ買おうとなると何事にも凝り性の私は、たくさんの機種の中から2~3万円の安いデジカメにも機能性や操作性、画質などいろいろな検討に時間をかけて購入したのでした。

ところが思いもかけない大きな誤算があったのです。それはなんと出掛ける度にいつもいつもカメラを持っていくのを忘れることです。何のためのカメラ選びだったのか・・・といつも思いながら、携帯のカメラのシャッターを押しています。その用をなしていないデジカメの画像を覗いてみると、もっぱら子供達が自宅で撮った犬の写真ばかりでした。という訳で、最も大切な機材はどうやら携帯電話のようです。

 

■歯科用アマルガムは大丈夫?

スウェーデン政府は、今年の1月15日に環境汚染防止のため6月1日から同国内の水銀の使用を全面的に禁止すると発表しました。これにより水銀を利用する歯科用アマルガムも規制の対象となるようです。一方で米国歯科医師会は米国における禁止措置の必要性はないと主張しています。以前から歯科用アマルガムに対して寛容な判断がなされてきた米国らしい反応ですが、米国追随の多い日本でも健康保険の対象のままです。

日本では水俣病で水銀が問題視されてきました。スウェーデン政府の発表では「水銀は分解不能な物質であり、環境汚染のみならず脳やメンタルヘルスにも影響する。今回の措置により、環境および人体を水銀汚染から保護することが可能になる。またEU加盟ヨーロッパ諸国全体として検討すべきである。」とコメントしています。それに対し米国では使用済み歯科用アマルガムの約80%が回収されており、アマルガム規制により医療費が年間約7400億円上昇するとの試算も紹介して反論しています。

環境か経済、どちらを優先するのかの問題のようです。先日のテレビ放映で、日本で行われている保険の銀歯の問題を取り上げていましたが、その対応策としてコンポジットレジンというプラスチック樹脂が勧められていました。これも現在保険の対象になっていますが、前歯ならいざ知らず、奥歯では磨り減ることなどしっかり噛んで歯を長持ちさせる耐久性に問題があります。当院では記憶にないほど以前からアマルガムは使用しておりませんのでご安心下さい。

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 高岡 周一

 

 

■スタッフの声

先月、私の住んでる町に2階建てのショッピングセンターが出来ました。1階はスーパーのサミットが半分以上を占めていて、他にモスバーガーとタリーズコーヒーと焼き鳥などが売ってるとこ、アイスのサーティーワンとSoftBank、サンドラックとTUTAYA、2階は洋服屋さんが2店舗、靴屋、美容室、サイゼリア、中華料理、ブックオフ、ダイソーでした。 (覚えてる限りではこれぐらいだったと思います…。)

ちょうど、開店当日は休みの日だったので、母と行ってみました。やはり家族連れが多くお客さんのお目当てはサミットのようで、なんと入場待ちしてたぐらいです。この駅にこんなに人が集まるんだなぁと関心したぐらいです。駐車場も400台近く入るらしいです。夕方の買い物時は軽く渋滞が起きるようなそんな場所にできました。開店二日後に、私の利用する最寄り駅の隣に新しく駅ができました。私の住んでる町の昔の記憶がなくなるような、どんどん変わってくのを感じた一週間の間の出来事でした。

小用美里

 

 

■歯科衛生士からのワンポイント情報

以前もご案内したことがあると思いますが、当院では、唾液検査といって、唾液を一定の方法で摂取し、その中に虫歯の素となる菌がどのくらいいるか調べる検査があります。定期的に検診を受け、歯ブラシは丁寧にしているのになぜか虫歯になってしまわれる方。清掃の仕方だけでなく唾液の中の虫歯菌の数が多いのかもしれません。 検査は簡単で、ガムを5分噛んで、その間に出た唾液を取るだけです。関心がおありの方は、衛生士までお声掛け下さい。

歯科衛生士 菅野美弥

 

 

■今月の花             

■トルコキキョウ(海ほのか)
■アルブカ
■ビバーナムスノーボール
■ユーカリ

一口メッセージ
トルコキキョウと花瓶を春らしく紫に統一してみました。

ルグラン 松下清香

 

 

<<< 編集後記 >>>

春と言ってもまだまだ花冷えのする時期です。風邪を引かないように気をつけてください。

小用 美里

歯ニュース 2004/07 … ラミネートベニア

ラミネートベニアとは天然の歯と歯の間に隙間ができていたり、 天然の歯の形が悪い場合、多少の歯並びの悪さや歯の先端が欠けた場合などに、 歯の表面に薄いセラミックを貼り付けて「美」を回復する治療方法です。(治療前:写真左 / 治療後:写真右側)
歯の付け爪のようなものです。 金属を一切使わないために、歯や口元が暗くなる心配はありません。                              

歯の正面だけを1mm以下という極少量だけ削り、 その歯型にピッタリ合った薄いセラミックを接着します。 歯全体をぐるりと多量に削る必要がないので、 歯をほとんど元のまま残すことができます。

さらに歯が多少変色していてもそれをうまく隠してくれますし、 歯の形や大きさを整えてくれますので、きれいな歯を演出することができます。 来院回数も数回と少ないのも魅力の一つです。 

コンタクトレンズ・ラミネートベニア

基本的には通常のラミネートベニアと同様ですが、 違う点は名前のごとくコンタクトレンズのような極薄の特殊なセラミックを用いることです。
文字の上にその特殊セラミックを置けば、下の文字が読めるほどの極薄です。 この薄さによって、セラミックの下の歯の色調が反映し、光の透過性も非常によいので、 大変自然感のある、美しい歯に蘇らせることができます。(写真右側)


この点がともすれば多少奥行き感に欠けるのっぺりとした感じになるきらいがあった 今までのラニネートベニアにできない芸当です。

歯の正面だけを薄さ0.5mmというほんの少量削るだけですみますから、 美しいだけでなく、歯に非常に優しい治療法です。 近年の接着材の進歩が、このような極薄のセラッミクが剥がれたり、 壊れることなく臨床応用することを可能にしました。 

歯の色が濃く暗く汚れたように見える場合でも、 ホワイトニング(歯の漂白)をしてからコンタクトレンズ・ラミネートベニアをすれば、 白く美しい歯にすることができます。
このようにいろいろな原因で口元が貧相になっている場合でも、 簡単に上品な美しさを取り戻すことができます。

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 高岡 周一

歯ニュース 2004/06 … 全く金属を使わない治療法

一昔前ならいざ知らず、近頃は金属が見える治療を避ける方が非常に増えています。
口は一日中よく動く場所ですから、人目につく機会も多くそれも自然な現象です。              

プロセラ

セラミックだけで人工の歯を作ると金属がないために確かに綺麗です。
先月述べたグラスファイバー製の芯棒を使えば、歯の内部まで光が届き、 天然の歯と同じように透明感のある自然な美しい歯を作ることができます。 しかし金属の補強がない人工の歯は、 強度が多少劣ってしまうことがあることを完全に否定できません。
こうしたことから、歯の色に近い酸化アルミニウムで人工歯内面を補強し、 その上にセラミックで人工歯をつくる方法が新しく開発されました。これがプロセラです。 

 

 

 

これなら強度を犠牲にすることなく、全く金属 を用いずに今までにない自然感と美しさを得ることができます。 どこから見ても表面はセラミックだけですから、天然の歯と見間違えるようにきれいです。
そして自然光も歯の内部まで届きますから、 非常に透明感のある自然な美しさを演出することもできるのです。

また歯がない場所の前後の歯を結んでつくるブリッジは、 強度の問題から最近まで金属の補強なくしては作ることができませんでした。
プロセラはこれも可能にしたのですが、 残念ながら認可の関係で現時点では日本での適用はもう少し先になりそうです。 しかし最近これを解消するために、金属ではなくグラスファイバーで補強をさせた 強化プラスチック製のブリッジが臨床応用されるようになってきました。
これも明るい話題です。このように技術や材料は日進月歩で進化し続けています。 昨日できなかったことが、今日可能になる、こうした進歩の果実をできるだけ多くの 方に味わっていただきたいと思います。

EPAとDHA

近年高齢化の進んでいる日本では食生活の欧米化に伴い 心疾患、動脈硬化、脳梗塞、痴呆症、アレルギー、癌などの生活習慣病が増加しています。
食べ物やサプリメントを用いてこれらの予防や治療が試みられていますが、 こうした中で注目されている一つがEPA(エイコサペンタエン酸)と DHA(ドコサヘキサエン酸)です。

血管に弾力を与え、血栓や高血圧の抑制に働き、 さらにアルツハイマー病や痴呆症にも効果があることが分かっています。
しかしこれらは人の体内ではほとんど生合成されず、 魚油に豊富に含まれていることから、
魚の摂取量が多い人は前述の病気の罹患率が低いことが報告されています。

カツオの美味しい季節になりました。 おいしくいただけて健康にもプラスですね。

 高岡 周一

歯ニュース 2004/05 … グラスファイバーコア

歯科治療の理想は、病気になる前の天然の歯と同じに戻すことです。
昔の治療ではお口の中が金属だらけであったことを考えると、 見た目には金属が見えない現在の治療でも格段の進歩といえるのですが、 歯の内部からも金属を排除した治療法が登場してきました。             

 

一般的に歯科で金属を用いるのは強度を上げる、補強の意味合いです。 しかし強度は強ければいいのではなくて、元が歯なのですから、 歯と同じ強度にしたほうが、他の歯との調和がいいのです。 その方が歯も返って傷みにくくなります。 

以前は歯の神経を取った後、補強のために金属の芯棒を歯の内部に入れることが多かったのです。 一見丈夫に見えるのですが、その歯に強い力がかかったとき、 金属の芯棒の方が強度が強いので、弱い歯の方が割れたり折れることがあったのです。 

歯には目に見えないくらい少量の弾性というか、「しなり」があります。
柳腰ともいいますが、竹みたいにしなりのある方が硬い樫の木より折れないことからも、 歯と同じように「しなる」それが自然で、そして壊れないものなのです。
こうしたことから、最近グラスファイバー製の芯棒が開発されました。
グラスファイバーはテニスラケットやゴルフクラブ、 釣りざおなど「しなり」を要求されるものに使われていますね。 この適度な「しなり」が歯が折れたりするのを防いでくれます。 

また、最初の写真の左側のように 人工の歯の付け根が黒くなってみっともなくなった歯をご覧になったことはありませんか?
グラスファイバー製の芯棒なら、 金属のように歯を金属イオンで真っ黒に染めてしまうこともありませんし、 金属アレルギーの心配も一切ありません。

さらに歯と似た白い色をしていますので、見た目にも綺麗だけでなく、 内部まで光を透過するために、 この上に被せた人工の歯は天然の歯に近い自然な透明感と色合いをかもし出してくれるのです。 

可能な限り天然の歯に近づきたい方だけでなく、 将来歯肉が変化したときに、真っ黒な歯質が見えないように、 そして歯が折れないように今から内部にまで気を配ることは「美」と「寿命」に大切なことなのです。

 高岡 周一

歯ニュース 2004/04 … セラミックの歯

セラミックは世界で一例もアレルギーを起こしたことがない安全性や、 その耐久性、美しさ、透明感、変色しないことなど、人工の歯として最適なものといえます。

そのセラミックのよいところをそのままに、さらにその性能を高めたものがAGCです。 厚さ20ミクロンという非常に薄い純金の皮膜の上にセラミックで人工の歯を作ります。 合金ではなく、人の身体と相性のよい99.9%純金とセラミックだけでできているために アレルギーの心配がほとんどなく、安心できる材質です。                               

また、セラミックだけで作ったものに比べ、薄いとはいっても金属があることで、 強度がかなり強くなる上に、歯によりピッタリと合わせることができる利点もあります。

さらに、日本で一般的に多く用いられているメタルボンドクラウンのような多量の金属がないために、 きれいで、光をよく透過して非常に自然感のある歯になります。
歯の表側はもちろん、歯の裏側までセラミックですから、 どこから見ても自然の歯のように見えるのです。 こうした強度と美しさ両方を備えた良妻賢母のような新しい治療法がAGCです。

 

■ 乳歯のお話し

みなさんは乳歯が抜けた時、乳歯をどうしていますか?
日本をはじめ色々な国々で、きれいな歯が生えてくるようにと願いを込めたいろいろな風習があります。
日本では、上の歯が抜けた時は縁の下に投げ、下の歯が抜けた時は屋根に放り投げます。 新しい歯は古い歯がある方向に伸びると信じられていたからです。
中国、韓国、ベトナム、シンガポールなどアジアには同じような風習があるようです。 

アメリカ合衆国、イギリス、カナダなどでは、 夜寝るときに抜けた歯を枕の下に置いておく風習があります。 眠っている間に、”歯の妖精”がやってきて、抜けた歯を持っていき、 その代わりにコインを置いていってくれるそうです。
メキシコやフランス、スペインなどでは、 ちびネズミが枕の下の歯をプレゼントに交換してくれるそうです。 またチリやコスタリカなど南米の国々では抜けた歯をイヤリングなどにして、 自分の身につける
風習のあるところもあります。

国が違うと風習はいろいろですが、子供の成長と歯の健康を願う親の気持ちは万国共通。
こうした親の愛情を考えると、自分の大切な身体、お口を大切にしたいものですね。

 高岡 周一

歯ニュース 2003/12 … 歯の治療は不安?

人生に不安はつきもの。 子供の頃から現在まで数え切れない位の不安と付き合ってきました。 学校に上がるとき、初めて社会に出るときなどなど、そこかしこに不安はいつもあるのです。
不安はごく自然な感情です。 人は不安とともに生まれ、不安と供に生きていきます。 人間と不安の長い付き合いから考えて、人生から不安を追い出すことはできないのではないでしょうか。
しかし、不安を敵とみなすか、それをあるがままに受け入れるかには、大きな違いがあるはずです。                                                

知らないことは、そのこと自体が不安です。
治療内容や方法、現在の状況について正直な情報をお伝えすることで多くの不安は解消できます。 知っている(経験)ことは、推測して不安になることがあります。 そのことは自然な感情なのですが、推測や考え方が事実とあっているのでしょうか? 

臨床心理学では、不安を強く感じる人は特定の偏った考え方をしていることが多いのです。 考え方を変えることで不安感が非常に薄らいできます。 いくつか身近な例を挙げてみましょう。

 

 

○ また嫌な思いをする?

一度道に迷って嫌な思いをした。 また迷ってしまうのではないかと不安になる

道に迷うのはあなただけでないし、今まで迷わずに行けたことが一度もないのですか?
歯科治療では私達が道案内をしますから大丈夫です。

○ どうせ自分の気持ちを理解してくれない!
言ってもどうせ理解してくれないし、聞いてもくれないだろうと、思うと不安になる

今まであなたの話に耳を傾けてくれた人は一人もいないのですか? 自分の正直な思いを伝えたのですか?どうせ無駄だと思って話していないのでは?
誤った思い込みが原因のことがあります。私達は理解と納得が医療の前提と考えています。
時には治療を離れてお互いの理解のためにお話しだけすることもあります。ご安心を。

○ 他のものまで失敗したらどうしよう!
国語の点数が悪かった。次の試験で悪かったらどうしよう!算数まで悪かったらどうしよう!

次の国語の試験範囲は今回と違う場所ですし、国語と算数は違う教科で得意不得意も違います。 一つの失敗を他に広げて考えても意味のないことですね。他院の過去の治療で嫌な思いをされた場合、 どうも不安になることがあるかもしれません。
場所が違うこと、どうしてそうなったのか、どうすればよいのかゆっくりと一緒に考えていきましょう。
きっとあなたにとっていい方法があると思います。

 

 高岡 周一