患者さまの声の非表示について

受診前の不安の解消や治療へのご理解を深めていただく目的で、当院では治療をお受けになられた方の中でこの趣旨にご賛同いただけた方々の治療後のアンケート内容を患者さまの声としてホームページに掲載させていただいておりました。


しかし厚生労働省のガイドラインの変更により治療後の感想をホームページに掲載することができなくなりました。
当院はガイドラインに沿って非表示とさせていただくことをご理解ください。

頂いた患者さまの声記事の多さだけでなく、ホームページ全体のレイアウトへの影響を排除しつつ、多数のリンクの解除作業等で期間がかかりますが、近々に順次閲覧できなくなることをご了解ください。

閲覧ご希望の方は、院内にて頂いたご感想をご覧いただけます。
ご理解の程よろしくお願いいたします。
高岡歯科医院 院長 高岡周一

ソニッケアー音波ハブラシ症例発表

フィリップス本社でソニッケアー音波ブラシについての症例発表をしてきました。
当院に通院してくださっている患者様のご協力とご承諾を得ての症例発表は、勉強になりました。専門誌への投稿はありましたが、パワーポイントを使っての発表は初めてだったので緊張しました。
参加者50名位の歯科医師・歯科衛生士の方から、“良かった、勉強になった”などとお声をいただきε-(´∀`*)ホッとしました。
次は、介護施設での口腔ケアについての研修会に講師として行って参ります。
頑張ります(^^♪

高岡歯科医院 歯科衛生士 石田恵子

歯科衛生士の専門性を高める勉強会が開催されました

11日(日)10時~16時に高岡歯科医院で「歯科衛生士の専門性を高める勉強会」が開かれました。
赤司先生・山内先生・渡辺先生をお呼びして内容の濃い学びの時間をなりました。

赤司先生は、歯科医師の資格を持ち、UCLAのビジネススクールで学び日本の歯科業界を活性化することで、日本人の健康をサポートすることを考えていらっしゃる方で、歯科衛生士のこれからの活躍を大いに期待してくださっていらっしゃいます。

山内先生は、東京 東中野で開業されていて、歯科衛生士でゴールドエステシャンのWライセンスをお持ちです。
歯科医院で歯科衛生士がエステをすると普通のエステシャンより生理学的なアプローチと皮膚の構造を知り尽くしたその施術は、おのずとその効果に違いがあらわれるには、言うまでもありません。
早速、エステを受けに行ってピカピカお肌にしていただきます♪

渡辺先生は、フリーランス歯科衛生士で、歯科医院に勤務するスタッフ教育などにご尽力されていらっしゃいます。
普通の勤務とはまったく違う関わり方をして歯科医院の活性化を促す役目を担っていらっしゃいます。
学ぶことが多くありその姿勢に感服いたしました。

また続きを聞きたい!今回参加できなかったからまた開いて欲しいと多くの方に言われました(^^)
来春企画いたします。こうご期待ください。

歯科衛生士 石田

歯科衛生士の専門性を高める勉強会開催のお知らせ

歯科衛生士の専門性を高める勉強会を開催いたします。
ご興味がおありの衛生士さんの参加受付中です。
参加ご希望の方は高岡歯科医院 石田までお電話ください。

「歯科衛生士の専門性を高める勉強会」


主催 歯科衛生士のコミュニティー
管理人石田恵子

日時 平成29年12月10日(日)10:00~16:00
場所 高岡歯科医院 tel:0422-60-2400
内容
午前10:00~11:00
赤司 征大先生
ホワイトクロス代表取締役
歯科医師であり起業家の赤司先生 歯科医療業界の活性化と歯科医療の領域拡大に力を入れていらっしゃいます。
そんな赤司先生からみた歯科衛生士の専門性を高めるのに必要だと思える事をお話し頂きます。

午前11:00~12:00
山内 眞理先生
山内歯科医院 歯科衛生士&ゴールドエステシャン
歯科医院で歯科衛生士業務とエステシャン業務を行い、新しい歯科医院の診療体系にチャレンジされていらっしゃいます。
両方の業務をどのように行っていらっしゃるのか、今回お話ししていただきます。

午前12:00~午後1:00
渡辺 喜怒香先生
フリーランス歯科衛生士
いろんな歯科医院に出向いてフリーとして仕事をするということは、大変難しいことだと思います。
仕事のやり方や誇りやこれからの歩みたい道などお聞かせいただきます。

午後1:00~2:00
ランチ休憩
午後2:00~
石田 恵子  高岡歯科医院 歯科衛生士 歯周病コーチング講師
歯科医療にコーチングを広めるべく活動する。
著書「毎日の診療が楽しくなる歯周病コーチングのすすめ」その他あり

歯科衛生士の専門性とは?という問いを立て、参加してくださる歯科衛生士の方々の専門性を高めるためのヒントとなるワークショップを行います。

恒例のインプラント勉強会に出てきました

参加者の症例発表と今回はテーマは入れ歯と併用するインプラントです。

歯を多く失った場合で入れ歯を受け入れることが可能な方には、インプラントの本数を減らすことが出来るため費用負担を軽くできるメリットがあります。

当院でも多数の方々に満足を頂いている治療法です。

こうした方法があること自体をご存じない方が多いので選択肢の一つとしてお話ししております。

高岡歯科医院 高岡周一

インプラントセミナーで新製品を体験してきました

水曜日のインプラントセミナーで新しく発売されたインプラントシステムを体験してきました。

講習だけでなく実際に模型に新しいインプラントを入れる実習もしてきました。
通常のインプラント治療よりかなり楽な印象です。
下あごに限定されますが、入れ歯でお困りの方にとって有用なシステムになりそうです。以前からインプラントで入れ歯を支える形の両者併用はありましたが、骨が痩せて通常のインプラントは入れられないけど入れ歯に不満をお持ちの方にはいい解決手段になると思います。

通常のインプラントの使用法はインプラント自体で噛むことを主としていますが、このシステムは咬むのは入れ歯で、その入れ歯をこの新しいインプラントで下から支えることで入れ歯自体の安定をよくして入れ歯がずれて痛い、入れ歯が外れやすい、よく噛めないなどの問題を解決するものです。

通常のインプラントより細くできていますので顎の骨が痩せた方にも適応ができる利点と、歯をなくした場所をすべてインプラントで治療するより大幅な治療費の軽減ができるメリットがあります。こういった特殊なインプラントは私の知る限りではまだこのメーカーだけかもしれません。

抗加齢医学会に行って来ました

6/3-4の土日で抗加齢医学会に出席し、
「一生涯噛み続けるために歯周組織を科学する」
「口から始まる恐ろしすぎる現代の病気」
などの講演を聞いてきました。

特定の骨がなくなった場所の骨再生剤の発表や口の中の細菌による歯肉と骨の破壊メカニズムなどの学術的な講演でした。
一部は当院にも取り入れられるものもありそうです。
現在調査中ですので決まったらお知らせしたいと思います。

高岡歯科医院 高岡周一

歯ニュースの移設

歯ニュースのタイトルだけのご案内だったものを直接読める形に現在修正中です。
もうしばらくお待ちください。

新しい先生をお迎えしました

先月末から新しい先生にお手伝いいただくことになりました。
高岡 佑先生は特にむし歯や歯周病予防の勉強をされてこられた先生で、
予防に力を入れている当院にピッタリです。
手先が器用でまじめな先生ですので、ありがたい存在です。

当面は土曜日だけの勤務になっております。
今後ともよろしくお願いいたします。

他院で抜歯と言われたけど、どうにかならない?

先日「他院で抜歯と言われたけどどうにかならないか?」とおっしゃる患者さんがみえました。
拝見すると上の前歯が歯肉より下の根っこの部分で折れています。
教科書的にそういわれるのも仕方ない一面もありますが、歯を1本失う苦痛は大きいものです。

通常なら根の治療後に矯正で歯を引っ張り出して人工の歯をかぶせていくのですが、海外転勤中の身で日本滞在期間が1ケ月ではそれをあきらめざるを得ません。
それぞれの利点と欠点を説明しながら、このまま人工の歯を入れるか、歯肉を下げて清掃しやすい環境で人工の歯を入れるかご相談しました。

他の歯よりは弱いでしょうがこれで当面の間歯のない状態を避け、延命することができます。
同じように他院で宣告され今まで何十本歯を残したことかわかりませんが、何年もして「あの時はありがとうございました」と言われることがあります。
それだけ患者さんにとって大きなことだと再確認しています。

日本抗加齢医学会に出席してきました / 日記

ちょっと前に茶色いがらだった紫陽花が「死んでたわけじゃないよ、ちょっぴり休んでただけだよ」と言わんばかりに水色の花を付け始めています。
もうそんな季節かと思いつつ、梅雨が近いことを教えられます。

抗加齢医学会に出席のため訪れた土曜日の博多は雨。
本降りではなかったものの傘が手放せない1日でした。
しかし翌日曜日は晴れ、青空がきれいでした。
旅行ならよかったのですが、学会で1日建物の中でしたので残念ながら天気に関わりがありません。
いろんな情報に触れて帰って来ました。

遠路博多まで出かけて講演発表を聞くだけではもったいないので土曜日の夜に地場の新鮮な魚目当てにお鮨屋さんに行ってみました。
どうやら江戸前鮨は東京が一番のようです。

他医院の紹介と治療費 / 医院ブログ

先日お病気されておられる奥様のために八王子のご自宅近くでいい歯科医院を紹介して欲しいと通院中の患者さまからお申し出がありました。
八王子で以前17年間開業していたこともありたくさんの先生方を存じ上げています。
また私の存じ上げない素晴らしい先生方も大勢いらっしゃることでしょうが、治療内容まで知れる間柄は本当に限られてきます。
ホームページなど情報は多くありますが、外から判断できることはほんの一部です。
そんな理由で私の立場ですら、郷里の両親の歯科医院探しに苦労しました。
歯科関係者以外の方々にはなおのことだと思います。
雰囲気だとか、優しいとか、口コミだとか、本当は最も大切であろう治療の質になんら関係ない要素で選ぶしか方法がないのでしょう。
元来歯を治すことが目的で訪れる場所なのに治療の質で歯科医院を選べない本末転倒なことが「知れない」ということから起こっているようです。
こうしたご相談が時折あることが、転勤先での主治医を探される時の参考にと小冊子「いい歯医者さんに出会うために」を書いた理由です。

一方で「●の治療はいくらですが?」と時折お電話をいただきます。
このご質問の背景には工業製品や商品のように大量生産された同じ品質の物の価格をAスーパーはいくら、B商店はいくら、どちらが安いかというお考えと拝察いたします。
私の目には過去の経験から歯科医院のそれぞれの違いが大きく映るのですが、その方には何軒もの歯科医院の●は同じものに映っておられるのでしょうか?
端から違うものを価格で比較しても意味があるとは思えないのですが・・・。
時折周りからホームページに治療料金表を掲載してはどうですかと言われることがあります。
当院の各治療の治療費はそれぞれ必要と私が考える経費と時間や手間から算出したものです。
色々と削って治療費を安くしたことを謳う気もありませんし、先ほどの端から違うものである上に、技術や丁寧さなどの目に見えないソフトの部分や満足などの評価が入り込む余地のないハードだけの値段の提示に抵抗があって掲載しておりません。
セラミック1本という物を扱っているのではなく、歯を守っていくための手段の一つと捉えていることと、先ほど述べたソフトが大切だと考えているためです。
医院でしっかりご説明した後に料金表をお渡ししてしばらくご検討いただくようにしております。

講演会や勉強会で時折素晴らしい先生とお会いします。
こうした知識や技術に長けた先生方とのネットワークをこれからもできる限り広げて転勤時のご紹介などに対応していきたいと考えております。

 

総入れ歯の難症例 / 医院ブログ

究極の難症例は上の骨が溶けてあごの土手がふにゃふにゃになった総入れ歯ですが、
一般的にそれに次いで難しいのがあごの骨が痩せた下の総入れ歯です。
ドクターショッピングと呼ばれる何軒もの歯科医院を渡り歩く方に多く見られる症例です。

上より下の総入れ歯が総じて難しいのですが、あごの土手さえしっかりしていれば「落ちない、外れない、痛くない」上の総入れ歯を作るのは簡単です。
下の総入れ歯は土手の状態だけでなく、食いしばりや噛み絞めの癖があればとたんに難しくなります。

「痛い、噛めない」の原因は上下の総入れ歯に共通して噛み合わせによるものが大半です。
時に上下どちらか一方に不満があって片方だけの治療を望まれる方がいらっしゃいますが、
上下がかみ合って初めて「噛める、痛くない、口元が若々しい」になるのですから、
上下全体として捉えなければうまくいきません。

かなりの難症例でも、手間と時間を惜しまなければそれなりの入れ歯を手に入れることもできます。
場合によってはインプラントを併用すれば普通の入れ歯とあまり変わらないほどの結果を得られることもあります。
あきらめないでいただきたいと思います。

インプラント治療成功の鍵 / 医院ブログ

インプラント治療の成功に欠かせないのが定期的なメインテナンスと経過観察です。
とかく手術だけに関心が向かいがちですが、インプラント治療が目的ではなく快適な日常生活が目的ですから、インプラントとご自分の歯を長持ちさせるためにメインテンスと経過観察が大切です。

5月にCTを導入して今までの通常のレントゲンでは観察できなかったインプラントを支える骨の状態が正確にわかるようになりました。 これによって早期診断も可能になっただけでなく、従来の希望的推測などというあいまいで不確実な経過観察ではなくタイムリーで正確な状況判断と経過観察ができる環境が整いました。

さらに9月にペリオテストという検査機器を導入しました。 これによってインプラントと骨とのくっつき度合いやネジ部品の緩みなどが数値となって的確に判断できます。 従来の経験や手指の感覚による不確実さを払しょくすることができ、インプラントにまつわるトラブルを未然に防止したりレントゲン画像では判断できない経過観察が可能になりました。

治療の長期にわたる成功を維持するために、これからも新しい機器の導入を続けていきたいと考えています。 今後もメインテナンスと経過観察を定期的に継続していくつもりですので、お付き合いのほどをよろしくお願いいたします。

歯の根っこのヒビ割れ / 医院ブログ

先月「歯肉が腫れる」とお見えになられた患者さんのお話しです。
来院当日に症状と歯周病の検査やレントゲン検査から、 歯の根のヒビ割れが原因ではないかと推測しました。
しかし根っこが割れた場合にはほとんどのケースで抜歯になるため、 確実をきすために歯肉を切開してみるとヒビ割れは根の先にまで広がり、 ヒビの周囲の骨は根の先にいたるまですっかり溶けてありません。
予想した通りヒビからの細菌感染で骨が溶け、歯肉を腫らしたのです。
ここまで進行しては残念ながらこの歯は助けてあげようがありません。

その歯はブリッジの支えになっている上に神経がない歯です。
今までに何度同じ症例に、そして同じ結末に立ち合ってきたことか…。 神経を取ると歯は本当にもろく弱くなるのです。
これが一般的には神経を取るような症例に、3Mix-MPという抗生物質を使った神経を残す治療をお勧めする理由です。

ご相談の結果、患者さんはその歯の抜歯後にインプラントをご希望になられましたが、 骨がかなり溶けてなくなったためにインプラントを支える骨もかなりない状況です。 このような症例には通常のインプラントではなく骨を早く再生する特徴のある特殊なインプラントを入れ、 さらになくした骨を造る必要があります。

今回はなんとかインプラントをお入れすることができそうですが、 できることなら神経を取る前にお会いしたかったと思いました。

いい入れ歯は絶滅危惧種? / 医院ブログ

「上の入れ歯が当たって痛い」と患者さんがお見えになりました。
他院で治療中ですが、何度かの通院でも痛みが解消しないことが来院のきっかけです。
その医院で上の入れ歯をやめてインプラントを勧められているとのことですが、私には上の入れ歯やインプラントより下の奥歯をなくしたままにしていることの方が問題に映ります。 それが痛みの大元であることと、上に何を持ってきてもそれが長続きしないからです。

お持ちになった入れ歯には削った痕や裏打ちした痕跡がありましたが、それでは痛みは解消できない症例です。 実は入れ歯の痛みのかなりの原因はかみ合わせです。 上が困っているから上の治療をするべきだと単純に考え過ぎで、もっと広い視野を持つべきだと思います。 さらにこのまま上にインプラントを入れても長持ちしないでしょう。

どこで当院の入れ歯の情報を得られるのか知りませんが、今回と同じような方がよくお見えになられます。
そのような患者さんや他から耳に入ってくる情報を勘案すると、入れ歯を得意とする先生の絶対数がどんどん少なくなってきているような気がしてなりません。
入れ歯治療のスキルを学ぶには長い期間と努力が必要ですが、若い先生方のお話を聞いていると歯学教育の段階から我々の時代とずいぶん変わってきているようです。 さらに入れ歯作製が得意な技工士さんの絶対数も少なくなってきているようです。

「歯をなくせばインプラントを入れればいい」という単純な発想は危険です。
患者さんの選択肢の幅を狭めるだけでなく、他の治療手段より口全体の力学や動きなどの条件が悪い入れ歯でそれらを学習できなくなるからです。
ここで学んだことは入れ歯治療だけでなく、入れ歯より治療条件のいい天然の歯やインプラント治療に大いに役立つのです。 このままではどんどんいい入れ歯を供給する側の人間が減ってしまわないか危惧しています。

インプラントは避けるべき? / 医院ブログ

インプラント治療がすっかり市民権を得て一般的に最新の治療法と認知されてきています。
一方で急激な広がり方からその負の情報も出現するようになり、 患者さんの中には誤った認識も散見されるようになっています。 一般的に物事は何でもその使い方ややり方で結果はずいぶん違ってくることをご存じだと思いますが、インプラントも同じです。

それらを間違ったものだけをあたかも全てであるかのごとく発信されることで、 本来の姿や本当に必要な方々への障壁になることが懸念されます。 正しくない偏った情報が独り歩きしていると思える実感に当惑しているのです。

確かにインプラントは万能ではありません。万能なものは天然の歯だけです。 その天然の歯ですらなくなったのです。
ですがそれをなくした時に最も歯に近いものがインプラントであることも一つの事実なのです。 どんな症例でもインプラントという風潮には賛成しませんし、 他の選択肢も含めてその方にとって最適なものをご相談して決めていくことが大切だと思っています。

どのインプラントも同じではありませんし、治療法やその後のフォローも違います。 正しく怖がって欲しいと思います。
治療ガイドラインを順守し適切な治療を行えば、 今やインプラントが歯をなくした方々の生活の質を向上させることは紛れもない事実であり、 現に多くの方々に満足と快適をお届けしていることは歯科界では常識となっています。

お互いの信頼関係 / 医院ブログ

大きくてたくさんの問題を抱えていらっしゃる患者さんがお見えになることがあります。

そうした方々はどちらかといえば歯科医院が苦手で避けてこられた方が多く、どうしようもなくなり切羽詰まりながらも幾分かのあきらめと期待を持ってお見えになられます。

お見えになられた主の理由は「かめない」や「みっともない」「口の中がガタガタ」などであっても、かなりの歯をなくし、残った歯はぐらぐらと揺れ、歪んだ歯並びやかみ合わせも重なって噛める歯がなくなり、今の食生活だけでなくこれからの人生に不安を抱えていらっしゃることが根底にあることが多いのです。
そんな状態でも、長年の経験からその場で治療が完了した数パターンの状態を頭の中に描くことができます。
どのパターン(治療法)がこの症例で最良なのか、患者さんの不満を解消できるのか、その治療プロセスなどが頭の中を巡ります。 ここで難しい問題が2つあります。

第一は頭の中に描いたイメージをどう患者さんに伝えるかという問題です。
同じ経験と知識があればご理解頂けるでしょうが、経験の浅い若い歯科医に伝えるのも苦労する問題です。
人の体は二つとして同じものがないためにサンプルや他の症例で説明するにも限界があります。
仮に形や見栄えはお話しできても、治療後の自分の口の中の感覚や食べる状態を伝えることは不可能です。

第二はその頭の中のイメージは患者さんが本当に望んでいらっしゃるものなのかどうかの問題です。
今のご不満や将来への希望などをお伺いすることでそれにできるだけ近いものをご提案することにしていますが、先にお話ししたように感覚や実感は伝えることはできません。

このような問題をどう小さくしていくか、それが最後に患者さんの満足度につながるだけに大切です。
じっくりと時間をかけてご相談してお互いの溝をできるだけ浅くするように心がけています。
今までの経験から申すと、最後はお互いの人と人との信頼関係が築けるかどうかだと思っています。

入れ歯は歯を傷める? / 医院ブログ

「入れ歯を入れると残った歯が傷むと聞いたが本当でしょうか?」と質問を受けることがあります。
入れ歯は、残った歯に針金を引っ掛けて食事や会話の際に入れ歯を動かないようにします。
このことから、入れ歯の安定を担う針金を掛けた大なり小なり歯に負担をかけることは構造上どうしても避けられません。
しかしその負担の程度は残った歯の丈夫さや歯をなくした場所、入れ歯の設計などによって症例によって皆違ってきます。

また入れ歯では自分の歯と同じように噛み砕けないのでどうしても残った自分の歯をよく使うことが多く、 その歯が過労になる懸念があります。 そして針金をかけた歯の周囲が不潔になってむし歯になりやすいので、特に丁寧な歯ブラシが必要です。

こうしたことが「入れ歯を入れると残った歯が傷みやすい」といわれている原因ですが、 症例によっては歯の負担を軽減できる場合もありますのでご相談ください。

インプラント難症例 / 医院ブログ

最近のインプラント症例をみて時代が変わったと感じます。
10年前は骨の量が十分な症例が大半だったのに、現在はそういう方にお会いするのが珍しいからです。
骨の幅が細い、骨の高さが低い、そんな難症例が月日を追うごとに増えてきています。
他の先生と話しても同じ状況だといいますから、経験の浅い若い先生方はお気の毒です。
術前は当然として、術中にCTで確認しながらオペしないと安心できない症例が多いのです。

食生活の変化によって顎の骨が変わった、 抜歯するタイミングが遅くなって骨が痩せた、 など色々な原因が考えられていますが、 慎重さと的確な診断、手術が今まで以上に必要になってきていることは間違いないでしょう。
本当にCTを導入してよかったと感じています。

第一段階の入れ歯 / 医院ブログ

先日ある患者さんの第一段階の治療が終わりました。
その方は歯科医院が苦手で我慢に我慢を積み重ね、無理してなんとかしのいでおられたそうですが、それも限界になって意を決してのご来院でした。

当初のお口の中全体の歯が重度の歯周病に侵され、残った15本程度の歯の1/3以上がぐらぐらでくしゃみをすれば抜けそうな状況です。 しばらくまともな食事をしておられず「麺類を食べるのがやっと」とのことでした。
こうした場合は、まずは曲りなりにでも毎日の食事ができるようになることが第一段階です。

入れ歯に限らず「痛い」「噛めない」など具合が悪い時の患者さんの判断はどうしても悲観的になります。
そして不満の解消を急ぐがあまり。熟考されないで容易な方法に飛びつかれる傾向があります。
ですからまずは強い不満をある程度解消し、今と先行きに少し安心できて冷静に判断できるようになった状態で今後どうするかをゆっくりご相談することにしています。

どうしてあげようもない歯は抜歯をさせていただき、残った歯に応急的な新しい入れ歯をお入れしましたが、 その翌日には「食事らしいものが本当に久しぶりに噛めました」と喜びのお声が聞けました。 これからが治療の第二段階です。

これで終わるのもよし、もっと快適でしっかりした入れ歯や症例によってはブリッジやインプラントを取り入れた治療の第二段階に入るのもよしだと思っています。
それを決めるのは今だけでなく今後どんな食生活をどんな不自由までなら許容でき、どんな日常生活を送りたいとお考えなのか、また今残った歯の寿命を含めてどうしていきたいのか、そんな患者さん個人個人違う希望や価値観だと考えています。

ここからは私は患者さんが行きたいと思う場所にお連れする水先案内人に徹します。 道中起こりうる色々な事柄、将来行った先で起こりうるリスクやメリット、この治療で手に入れられるものとそうでないものなどをお話しして行き先が決まったらいよいよ一緒に出港です。
ご本人は驚いておられましたが、ご希望される最終目的地によっては食べるものを選ばずなんでも噛み砕くことだって夢ではありません。 この方とは長い旅になりそうですが、これからなにが待っているのかお互いに楽しみになるような旅にしたいと思っています。

やっと見つけた! / 医院ブログ

今日のケースで改めてCTの有用性を実感しました。
従来のレントゲンでは歯の奥行がわからないため、髪の毛1本ほどの細さの根の穴の入口がどこにあるのかは経験で探すことになります。
このケースではその経験則も通用しなかったために患者さんにお断りしてCTを撮影しました。

捜していた穴は別の穴の入口からわずか1mmずれた位置でさらにかなり急角度に方向がずれていました。治療する方向からは死角になっている場所です。
視野が限られるため見やすくしようとすれば余分に歯を削るか、穴を見逃してしまう可能性がありました。
今回はCTで確かな場所を特定できたためにそれを避けることができ、CTが確実な治療に貢献できることを実証したようで嬉しくそして頼もしく感じました。

CTのメリット(利便性と即時性) / 医院ブログ

申し訳ないことに以前は治療の安全と確実性のために、わざわざ電車に乗って提携施設まで医科用CTの撮影に行っていただいておりました。
その価値は十分にありましたが、どう考えても無駄な手間と時間です。

さらにそこで撮影した画像が郵送されてくるのに数日かかりました。
院内CT導入によって必要なその時にその場で撮影ができて画像を見ることができるようになりました。

これまで歯科用CT設置のメリットについてお話ししてきました。
CTの存在意義は『安全と確実』だと私は思います。
この機器のメリットを生かすも殺すも患者さんと歯科医双方の正しい理解が必要だと考えています。

CTのメリット(最新機器) / 医院ブログ

今回導入したCTは通常の2Dレントゲンと、立体的に精査したい歯などのための3DのCTを同じ一つの機器で撮影することができます。また機器の進歩によって通常の2Dレントゲン画像も最新の鮮明な画像で見ることができるようになりました。このように最新の機器による恩恵が診断と診療の質の向上につながっています。

また、歯科用CTで撮影した画像は医家用CTよりもかなり鮮明です。
なんとなく見えるぼやけていた像がくっきりとはっきり見えるその違いは、アナログテレビとデジタルテレビの違いに似た感想を持っています。
大雑把なものを観察するのであれば医科用CTのようにぼやけていても可能ですが、今回導入したCTは歯の根やその周囲の細かいものまで観察することができる画質を持っています。
画質の面で医科用CTと大差ない歯科用CTもあって、これが多くの歯科用CTの中からこのCTを選んだ理由の一つです。
これもまた診断と治療に大変大きいメリットがあります。
せっかく撮影するのであれば、それが有効に生かされなければ意味がないと考えているからです。

CTのメリット(低レントゲン線量) / 医院ブログ

同じCTという名称でも一般的な歯科用CTはその構造から医科用CTに比べて、そもそも線量が約1/10~1/100程度とかなり低いものです。当院はその歯科用CTの中でも低い線量で撮影できるCT(SIRONA ORTHOPHOS XG3D)を導入しています。
驚くことに歯科用CTの中でも医家用CTと線量が大差ない機種もあるなどかなりばらつきがあるからです。

当院CTの1回の線量は、日本人が平均的に1年間に浴びる太陽等に含まれる自然放射線量1.48mSvのわずか1/30未満の0.048mSvですからご安心ください。
海外出張の多いビジネスマンと比較すると、この撮影線量は東京~ニューヨーク間を航空機で往復する自然放射線量の1/4で、ハワイ片道に満たない量です。

また導入したCTは必要な場所だけに撮影場所を限定できるため、医家用CTを歯科で利用するような不必要な場所まで撮影する必要がないので線量を低減できます。

それでも撮影は必要最小限にとどめるべきだと考えています。このような事実から、当院では安全や確実性のために撮影することの利点が大きい場合にのみ撮影をお勧めしております。

CT導入の目的 / 医院ブログ

CTの貢献で最も大きいのが通常のレントゲンでは見ることができなかったものが見えるようになったことです。見えないということは想像でものを考え、推測に基づいた診断と治療ということになります。
そこがすべてありのままに見えるのですから、こんな確かでありがたいことがないのです。
今までの難症例の原因がつかめるようになるかもしれません。

以前のブログでお話しした、歯の根っこの治療や歯周病治療、抜歯などの外科的治療などで診断と治療のさらなる精度の向上が期待できます。これからの複雑な歯や治療に役立ってくれることでしょう。ご期待下さい。

CTの活躍(インプラント治療) / 医院ブログ

通常のレントゲンより歯科用CTが有利に活躍できる場面のお話しです。
今回は歯を失った場合にその噛むという機能の回復と審美的な回復、そして歯を失った喪失感などの心理的な回復を伴う日常生活への自信など、近年取り上げられることが多いインプラント治療とCTについて取り上げてみます。

CT撮影によって治療の際に正確な骨の位置と形を把握できることから確実で安全な治療が行えます。
実際の手術で初めて骨などの状況がわかるのではなく、CT画像から時間的・精神的に余裕のある術前にそれらを把握できるメリットは大変大きいものがあります。
さらにCT画像上で分析ソフトを用いて事前に治療計画を立てたり、実際の手術を何通りでもシミュレーションできるために、その方にとって最適な治療法と術式や器具類を事前に余裕を持って準備・計画することもできます。

勘や予測などという不確かなものに安全を委ねるのではなく、目で実際に見るという確かなもので治療が行えることはお互いに大きな安心です。さらに術中と術後も経験や手の感触だけに頼らずともそれを実際に目で確認することができます。

これまで4回にわたってブログでお話ししたようにいろんな治療にCTは大変有効な機器ですが、すべての症例に必要なものでもありません。それどころかレントゲン撮影は本当にそれが必要な症例だけに限るべきものです。
このことがCTが高額なことと相まって、現時点で導入率が3~4%と多くの歯科医院への導入が遅れている原因になっています。私も半年ほど悩みましたが、有益性にはかなわないと判断した次第です。

CTの活躍(外科治療) / 医院ブログ

通常のレントゲンより歯科用CTが有利に活躍できる場面の、今回は歯の外科治療のお話しです。

CT撮影によって親不知などの抜歯の際に近接する神経や歯などとの位置関係が、今までの推測や経験値によることなく正確でリアルに3次元でわかり、安全に抜歯などの手術が可能になります。

また多くの患者さんと歯科医を悩ませるものに歯根破折があります。
通常のレントゲン写真に歯の根っこが割れた像が写るのはほんの一部の症例だけです。
写真を撮る方向に一致した一部の破折しか検出することができません。
それもかなり骨が溶けて病状が進行してから写ってくるのが一般的です。

確定的な病状がわからず診断が遅れ、経過観察という名目で放置すれば骨はさらに溶けて、抜歯後は入れ歯か、隣の歯を削ってまでしてブリッジを入れなければならなくなります。
快適でない入れ歯を一生背負ったり、歯を削れば歯の寿命を短くするリスクがあります。

これらを防ぐには、放置せずに早急に破折していることを見抜かなければなりません。
あらゆる角度からその歯を観察することができるCTによって、全てとはいかなくてもそれを見抜いてあげられる可能性が大きく高まります。
早期に診断して骨を守ることができることができれば、1本の歯の問題で他の歯に負担を強いたり、今後の生活の質を高く保てると考えています。

「見える化」計画 / 医院ブログ

私の今までの臨床は、「見える」ことにこだわり続けてきた歴史といっても過言ではありません。
どんなに多くの情報や経験値に元づく推測も『百聞は一見にしかず』のことわざ通り、ありのままの姿が見えることにはかなわないからです。
そのため「見える」ことには今まで数多くの投資をしてきました。

【拡大鏡導入】
歯は小さくその一部の病巣や髪の毛ほどの細さの根っこはさらに微細なものです。
もっと「見える」を手に入れるために、まだ拡大鏡が一般的でなかった十数年前から臨床に応用してきました……(続きは歯ニュースで

【デジタル化】
治療に用いる小さなレントゲン写真の大きさは親指と人差し指でOKサインを作ったほどの大きさです。
そこに写った一部の小さな歯の細部を観察したり患者さんに説明するよりも、パソコンの大きな画面一面に画像を拡大表示した方がお互いに理解しやすいと考えてレントゲン画像のデジタル化を20年ほど前に導入しました……(続きは歯ニュースで

【CT導入】
立体を平面にしか写せない上に特定の一方向からしか観察できない従来のレントゲン画像では、その奥行などは他の検査や経験値から推測して判断・診断しなくてはなりません。
これが歯科医によっての判断のばらつきを生んでいる原因の一つです……(続きは歯ニュースで

【CT分析ソフト】
見えない場所が見えるCTはそれだけでも素晴らしいものですが、治療術式や器材のシミュレーションが治療の前に正確に行えるメリットは術者だけでなく患者さんにとっても大変ありがたいものです……(続きは歯ニュースで

【画像の3D化】
CTデータを元にして非常に高性能なコンピュータで3D画像が作られます。
3次元の立体を展開図のようにいくつかの方向から見た平面図を頭の中で統合して頭で見るより、人は目で見たままの姿の方が理解しやすいものです……(続きは歯ニュースで

このように時代と共に「見える」を追及してまいりましたが、現時点で考えられる最高の状態と考えていても機器はまた進歩をしていくでしょう。患者さんによりよい治療をご提供できるように、これからも時代と共に先端を歩んでいきたいと思います。

歯を抜かれた / 医院ブログ

初めて当院にお越しになられた患者さんから「前の歯医者で歯を抜かれた」というお話しをよく耳にします。どうしようもない歯を抜歯したのであれば本来は「歯を抜いてもらった」になるはずで、「抜かれた」はご本人がその抜歯に納得されていないために起きる感情です。

その歯が抜歯せざるを得ない歯だったのか否かは後から判断することはできませんが、そこに本当のその歯の状況や、今だけでなく将来も見据えた抜歯せずに残すメリットとデメリットなどの説明不足を感じます。

痛みがひどくて抜く必要のない歯を抜いて欲しいと訴えられたり、どう考えても抜歯が医学的に避けられない歯を痛みがないから残して欲しいとおっしゃることがよくあります。
患者さんは今の症状だけで歯の状態を判断する傾向にあります。
少しでも残せる可能性があり、残すメリットがデメリットより大きい場合は時間をかけてでもチャレンジするべきですが、そこにはお互いの十分なコミュニケーションが必要だと毎日の臨床で感じています。

CTの活躍(歯周病治療) / 医院ブログ

通常のレントゲンより歯科用CTが有利に活躍できる場面の、今回は歯の周りの病気の治療である歯周病治療のお話しです。

歯周病は歯を支える骨が溶けてくる病気ですが、歯科医は今までは各種検査データを突き合わせて総合的に推測判断していました。
そのため、歯周病の手術時に実際の歯や骨の状況との違いを何度か経験してきました。

事前にもっと具体的・視覚的に歯周病による骨の破壊状況が立体的にわかれば、病状の進行状態の正確な把握と治療方針の判断、そして的確なアドバイスができます。それを可能にするのがCTです。
骨の状況をどんな角度からでもつぶさに観察することができる上に、立体画像をつくることができるので、視覚的に直感的にわかりやすいのです。

さらに大切なのが、今まではその状況を患者さんは口頭で伝えられるだけだったものが、事前に画像でご自分の状況を見て確認ができることです。
『百聞は一見にしかず』というように、実際に自分の目で見ることが、患者さまと歯科医双方にとって一番理解しやすいことだと考えています。