歯周病と糖尿病に関する本が出版されました

本のご紹介 「糖尿病がイヤなら歯を磨きなさい」糖尿病専門医 西田亙 幻冬舎
糖尿病と歯周病の関係について糖尿病専門医が医療現場で遭遇した体験を交えて一般の方向けにわかりやすくお口の環境を良くすることで、糖尿病の改善も期待できることを書いてあります。

例えば、インスリン注射の治療をしていた方の治療費・お薬代が、毎月2万5千円~だったのが、歯周病治療を行って毎月500円少々に変わり、糖尿病専門医としてやらなければならないのは、歯医者に患者さんを紹介することだったと書かれています。

その他にも私たちが知らなかったことを盛りだくさんに書かれています。
自分自身の為に、子供たちの為にも一読を強くおすすめします。

高岡歯科医院 歯科衛生士 石田恵子

歯ニュース 2017/11 … 20歳以上の8割は、実は歯周病

実は成人の8割は歯周病にかかっています。国民病と言っても差し支えない割合です。
皆さんはご自身の歯が歯周病かどうかご存知ですか?

私の実感としては、患者さんの多くは歯周病の名前は聞いたことがあるけれども、どういったものか、自分は歯周病なのかどうか知らない方が非常に多いです。
さらに歯医者さんに通っていても、歯周病の検査を受けたことのない方も多数見受けられます。
今回はその歯周病について書きたいと思います。

実は歯を抜くことになってしまう原因の一位が歯周病です。
虫歯でも、歯の根の病気ではないのです。
歯周病は歯と歯ぐきの隙間の溝(歯周ポケット)から進行する感染症です。
歯の周りや、歯周ポケットにプラークと呼ばれる細菌の塊が付着して、歯を支える骨を溶かしてしまいます。
沈黙の病気とも言われ、知らず知らずのうちに進行します。自覚症状が出るころには手遅れになっていて、治療する手段がなく、結果として歯を失ってしまいます。
歯周病で歯を失った場所の骨はやせてしまい、次の治療が困難になるケースも多々あります。
そのために歯周病になっているかどうか知ること、歯周病になっていたら早期の治療が大切なのです。
ご高齢の方の病気と思われがちですが、20歳以下でも軽度の歯周病になっている人の割合は6割にもなります。

まずは自分が歯周病なのかどうか調べてみましょう。
日本臨床歯周病学会が出している歯周病のセルフチェックがあります。
皆さんはいくつ当てはまりますか?
・朝起きたとき、口の中がネバネバする。
・ブラッシング時に出血する。
・口臭が気になる。
・歯肉がむずがゆい、痛い。
・歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)
・かたい物が噛みにくい。
・歯が長くなったような気がする。
・前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる。
○3つ当てはまる
歯周病の可能性があります。歯周病の検査を受けることをお勧めします。
○6つあてはまる
歯周病が進行している可能性があります。
○全てあてはまる
歯周病の症状がかなり進んでいます。

皆様はいくつ当てはまりましたか?疑問に思ったことや不安に思ったことがあれば気軽にご相談下さい。

 高岡 佑

■ 歯科衛生士からのワンポイント情報

母乳には、前乳と後乳があるってご存知ですか?!

私も知らなかったのですが、母乳には、前乳と後乳があるそうです。
前乳とは授乳開始早期に分泌される母乳で、水分とラクトース(乳糖)を多く含んでいるそうです。
赤ちゃんに水分を補給するとともに水溶性ビタミンとたんぱく質を供給します。

後乳とは、1回の授乳の後半に分泌される母乳で、赤ちゃんのカロリー源で脳の発達に不可欠なドコサヘキサエン酸(DHA)やアラキドン酸(AA)などの長鎖多価不飽和脂肪酸やビタミンA・D・E・Kなどの脂溶性ビタミンが多く含まれています。
そして.後乳の脂肪含有量は、前乳より2~3倍だそうです。

授乳する時は、前乳と後乳とでは、成分が違うので、しっかりと飲ませてから母乳の左右を切り替えたほうが良いことがわかります。
母乳を飲むときに赤ちゃんは舌の訓練や口の訓練をしていると言って過言でありません。
訓練をすることで、しっかりとした口腔内が作られ、その後の歯並びにも関係していきます。
赤ちゃんには、ゆっくりと。しっかりと母乳をあげてくださいね。

歯科衛生士 鮎沢

 

 

■ 編集後記 

メロンソーダを求めて吉祥寺へ!!

皆様こんにちは^^
今月は私の愛してやまないメロンソーダを飲みに吉祥寺のコメダ珈琲店へ行ってきました。
衛生士の石田さんおすすめで一緒に行ってきました。
注文して到着したメロンソーダを見て大興奮でした!!

ブーツ型のグラスにメロンソーダが入っていてその上にはソフトクリームがたっぷりと乗っていました!!!
メロンソーダ好きにはたまらない量でしたがあっという間に完食です!!!

朝は11:00までお好きなドリンクに無料でパンがついてくるようです!
モーニングサービスは、A定番ゆで玉子、B手作りたまごペースト、C名古屋名物おぐらあんの3種類から選べるようです。
場所は佐藤の肉屋向かいのビルで大きい看板が出ているのでわかりやすいですよ^^

メロンソーダ好きの方、気になった方は、ぜひ行ってみてください!!

歯科助手 川村

歯ニュース 2017/09 … プラークについて

プラークについてテレビやCMで知っている方も多いと思います。今回はそのプラークについてお話したいと思います。

プラークは虫歯と歯周病の原因になるものです。
そのプラークは食べかすと思っていらっしゃる方も多いようですが実は違います。
プラークは食事でお口の中に入ってきた栄養を元に増殖した細菌の塊です。食べかすが歯に挟まった物とはまったく違います。
歯を100%綺麗に磨いても歯の表面に付着した細菌が徐々にお口の中の栄養を得て増殖して、一日でプラークが出来てしまいます。
プラーク1mg中に一億以上いるとされています。そのプラークが増殖する過程で酸を出し虫歯になったり、毒素を出して歯周病になったりします。

プラークはとても厄介です。ネバネバした不溶性グルカンという糖で構成されていて水に溶けない性質があり、口をゆすいでも取れず歯の表面にくっつきます。
またプラークはその不溶性グルカンにより外からの抗生物質や消毒薬がプラークの中に入らないようになっていて効果がありません。
ですから皆さんが毎日やっている歯磨きが大事になってきます。プラークを除去するには機械的にこする方法しか基本的にはないのです。

皆さん歯磨きには歯ブラシをお使いかと思いますが、実は歯ブラシのみでは上手な人でも58%しかプラークを除去できないのです。
歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目、かみ合わせの面の細かい溝など、ブラシが届きにくいところがお口の中には沢山あります。
機械的にこすらないとプラークはとれないので、ブラシが当たらなければ、あるいは当たっていても不十分であればそこは虫歯や歯周病になります。
そこで歯ブラシ以外にデンタルフロスや歯間ブラシなどが必要になってきます。
歯周病で歯ぐきが下がって、磨かなくてはいけない面積が増えたり、磨きにくいところが増えたり、あるいは歯並びが悪く磨きにくいところが多くなればさらに難しくなります。

また、プラークの付着状況は癖などでいつも磨き残してしまうところがあったり、苦手なところがあったり磨きにくさなどは個人差がとてもあります。
そのため自分の歯のどこにどれくらいのプラークがついているのか把握する必要があります。
昔にお口の中を赤く染めたことがありませんでしたか?あれはプラークを染めてどこにどれくらい付いているのかを調べる検査です。
赤く染めて磨き残しているところにどういった傾向があるのか、何が問題で磨き残しているのか、ちゃんと調べて磨き方を変えないと虫歯や歯周病を止めることができません。
当医院では赤く染める検査を歯磨きの苦手な方にお勧めしています。
歯磨きを自己流で行っている方が非常に多いです。一度ご自身の歯磨きを見直してはいかがでしょう?
高岡歯科医院はそのお手伝いをさせていただきたいと思います。

                    高岡 佑

 

 

■ 歯科衛生士からのワンポイント情報
タバコの害について! Part3~女性は危険~
喫煙による健康障害をご存知でしょうか?
特に女性は、これを知っておくと喫煙者の近くには絶対行きたくないと思われるはずです。
まず、卵巣を老化させます。そのことで、“エストロゲンの分泌機能が低下”します。このことは、不妊の原因になったり更年期障害を重くしたりする原因になります。

さらに卵細胞のDNAを傷つけることも分かってきました。
また、タバコの中の科学物質が乳がんのリスクを24%も上げ大腸がんや結腸がんのリスクを19%も上昇させるそうです。

喫煙の顔の老化について、双子を対象にした新しい研究成果が報告されました。
喫煙者と非喫煙者の双子の老化の比較は、もちろんご想像の通り、喫煙者の方が、眼の上下のたるみ・しわ・唇のしわ・あごの肉の垂れ下がりなど老化の兆候が多くみられたそうです。
女性の皆さん特にお気を付けください。

歯科衛生士 石田

■ 編集後記
皆様こんにちは^^
今回はカレーを食べに行ってきました!!
北口駅から5分ほどのシタルというカレー屋さんです。そこのチーズナンが絶品でした!!
チーズがこれでもか!というほどたくさん入っていてナンはもっちりでたまらないおいしさでした。
カレーは辛さを選べるので辛いのが苦手な方はマイルドにすると食べやすいですよ^^
普通のナンはチーズナンに比べるとかるさはあり食べやすいですがサイズが大きいのでびっくりしました!
インスタ映えすること間違いなしですね^^

歯科助手 川村

歯ニュース 2017/01 … 歯周病からの糖尿病発病

新年明けましておめでとうございます。
これからもよりよい医療を目指してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

■歯周病からの糖尿病発病

重度の歯周病があると2型糖尿病を発症しやすいことが、日本人の中年男性を対象に行った調査でわかりました。その研究では歯周病による歯の動揺(ぐらつき)があると2型糖尿病を発症するリスクが高い可能性があるといいます。 

研究を率いた東京大学大学院公衆衛生学の宮脇敦士氏らは、歯周病治療が全身性の炎症レベルやインスリン抵抗性、血糖コントロールを改善するとの報告もあり、歯の揺れを伴う重度の歯周病への対策が2型糖尿病の予防につながるとの見方を示しています。 

歯周病と2型糖尿病の関連については、2008年に米国健康栄養実態調査(NHANES)の結果から、中等度~重度の歯周病があると糖尿病リスクが上昇することが報告されています。一方で、日本人の男女約5,800人を対象に行われた7年間の観察研究では、重度の歯周病と2型糖尿病の新規発症が関連する傾向がみられたといいます。

歯周病と糖尿病の相互関係が近年いわれていますが、どちらも生活習慣病です。生活のあり方により発症や発症後の経過が変わってきます。またどちらも一度発症してしまうと治療も簡単ではありません。発症させない日頃の注意と初期の内に治療をお受けになられることをお勧めします。
簡単な検査で病状がわかりますので、ご心配な方はご相談ください。

高岡 周一

 

■佑先生NEWS

先日、光学印象の機器に触れる機会がありました。歯の型を従来の印象材を使った型どり出はなく、光によって型どりする機器です。
型どりの精度や、印象にかかる時間、操作の煩雑性、機器の価格等を考えると現段階では、多くの歯科医院の日常臨床ががらりと変わると確信出来るとは思えませんでしたが、歯科の未来を予見させてくれるような機器でした。

今歯科の様々な物がアナログからデジタルに進化している事を考えると光学印象が当たり前の時代が来るかもしれません。
歯科では新しい機器、材料が日々生まれています。患者さんにより快適に、健康的に過ごして頂けるように、日々勉強して行きたいと思います。  

高岡佑

 

 

■ 歯科衛生士からのワンポイント情報

咀嚼力低下で認知症の発症リスクが高くなる!
平成22年度厚生労働科学研究として行われた分析で明らかとなり、第21回日本疫学学会学術大会で、歯の本数が少ない、咀嚼力が低い、かかりつけ歯科医院がない人ほど、認知症になる割合が増えていたと発表がありました。 

・20歯以上歯がある人に対して、歯が殆どなく義歯も未使用の人の認知症発症リスクは、1.9倍!
・なんでも噛める人に対して、あまり噛めない人のリスクは1.5倍!
・かかりつけ歯科医院のある人に対して、ない人のリスクは1.4倍!でした。(愛知県 4425人追跡調査)

当医院では、患者さんの口腔や歯だけではない、全身を診た治療を心がけております。
高齢化社会になりつつある日本で、認知症予防は“歯の健康から”と覚えていただけると嬉しいです。

歯科衛生士 石田恵子

■ 編集後記

あけましておめでとうございます。2017年がいよいよスタート致しましたね!!
お正月はゆっくりお過ごしになられたでしょうか?お餅におせち料理と食べ過ぎませんでしたか? 私は年末年始と食べ過ぎてしまい年明け早々からダイエットをしようと考えております。
昨年は高岡歯科医院に勤め初めたばかりでいろいろと覚えるのに必死でバタバタ走りまわっていましたが、 今年は皆様とコミュニケーションをとれるよう落ち着いて参りたいと思います。
気になることなどございましたらなんでもにお声掛けください^^  

歯科助手 川村友紀

歯ニュース 2016/10 … むし歯でも歯周病でもないのに痛いのはなぜ?

よく硬いものを噛むのが好きだから歯を悪くしたとおっしゃる方がいらっしゃいますが、歯の表面が多少欠けることはあっても歯自体が悪くなることは稀だと思います。

食事中に上下の歯同士が接触するのはほんの一瞬、食事の時間が仮に30分として実際に歯に力がかかる時間の合計は1分もないでしょう。

人類は何億年もかけて今の状態に進化してきました。
24時間の内の1分間歯に力をかけたら歯がダメになるようでは生物として今生き残れていないでしょう。

ではなぜむし歯もない、歯周病にも問題がない歯や歯肉が痛むのでしょうか?それは歯同士の長時間の接触が原因であることが多いのです。 そんなことで痛むのか?と信じられない方はこの後をお読みください。

症状のある方のほとんどがこの歯の接触にまず自覚がありません。
自分ではやっていないつもりでも、実はやっているケースがほとんどです。
「昼間はやっていないが寝ている間にやっているのかもしれない」と、おっしゃる方の大半が昼間もやっています。自覚がないだけです。 

また「何もしていない時の上下の歯は接触していないことが正常」だということをご存じない方がいらっしゃいます。
人は自分を基準にものを考えますから、歯を接触させていることが正常だと思い込んでいるのです。大きな勘違いなのですが。

こうして歯は休む間なく負担を背負い続けさせられるために症状が出てきます。
皮膚を指で軽くでもいいですから押してみてください。皮膚から赤みが消えて白くなるでしょう?そうです、その貧血状態が歯を支える組織に長時間続いているのです。

そんな簡単なことでこんな痛みなどが出ることをまだ信じられないかもしれませんが、健康な人体には十分な血流が必要なのに、貧血状態が長時間続いた状態で歯や周囲に症状が出ない方がおかしいのです。
人体は血流が止まると腐敗してきます。それだけ正常な血のめぐりが大切なのです。

ご自分で作った症状ならご自分でしか治せません。
そのためにはまずご自分が歯同士を接触させていることに気づくことから始める必要があります。
思い当たることがある方は、詳しくは当院ホームページ「 原因不明の痛み 」をご覧ください。

高岡 周一

 

 

■  スタッフ紹介

8月末から週に1日、土曜日に勤務しております歯科医師の高岡佑と申します。
患者さんの不安や悩みに真摯に向き合い、患者さんが安心して通っていただけるように勤めて参りたいと思います。
お気軽に何でもご相談ください。

手を動かすことが好きで歯科医師になりました。
治療をストレスなくお受けいただけるように気をつけています。

また私は歯を悪くして治療するより歯を悪くしない予防が大切だと感じており、患者さんのお口の健康に携われればと思っております。
今後ともよろしくお願い致します。

高岡 佑

 

 

■ 歯科衛生士からのワンポイント情報

【歯周病について】

歯周病菌は、糖質を餌にしている歯周病菌が、どんどん悪質になってきてより悪玉菌種に生育していきます。悪玉菌に生育した歯周病菌は、糖代謝ではなく、血液中の鉄を餌にして増殖するという原則があるのです。

歯周病は、餌を得るために歯周組織などを破壊し出血させ血液中のトランスフェリンに結合していない遊離鉄を餌にします。また、歯周病菌は内毒素を持っており組織の炎症を引き起こします。
だから、歯磨きすると出血するのです。歯茎から血が出るということは、ミクロの世界では、壮絶な戦いが繰り広げられています。その戦いに身体が勝つことが出来る方法として、しっかりと栄養を取る、睡眠を取る、歯磨き・歯間ブラシをして口腔内を清潔に保つこと!が大切です。

夏も終わり食欲の秋となりました。
しっかりと美味しい物をよく噛んで食べて、しっかりと歯磨きをして、ぐっすりとお休みください。

歯科衛生士 石田恵子

 

 

〈〈〈 編集後記 〉〉〉

今月のコラムはむし歯でも歯周病でもないのに痛いのはなぜでした。
長時間くいしばることで歯が貧血状態になっているなんて思いもしませんでした!!
よくよく考えると、知らないうちにストレスを感じてくいしばったり、何かに集中している時など無意識のうちに歯と歯が接触していたりする事がありそうですね。
日中ふとしたときにいま歯と歯は接触しているか意識する事で健康な歯を維持できるのでぜひやっていきましょう。 

川村友紀

歯ニュース 2016/09 … 歯の喪失と糖尿病

歯周病と糖尿病がお互いに関連し合うことはよくいわれていますが、2型糖尿病と歯の喪失の関連が新しい研究で判明しました。糖尿病による網膜症や腎症、神経障害による下肢切断などの合併症リスクはよく知られていますが、今回の研究はアメリカの調査なのでそのまま日本人に当てはまるか実証はありませんが、アメリカは人種のルツボですのでそのまま受け取ってもいいと思います。

同研究では、糖尿病患者が歯を喪失するリスクは糖尿病既往のない人に比べて2倍に上ることが示されました。さらに「黒人では、白人やメキシコ系米国人に比べてそのリスクは加齢とともに大きくなることもわかった」といっていますので人種間の違い、人種的な生活習慣の違いも影響しているかもしれません。 

「これまで口腔衛生が糖尿病と関連することを示した多くのエビデンスがある」と、研究を主導した米デューク大学のBei Wu氏は述べ、「糖尿病患者では歯周病の有病率が高く、歯周病が進行した結果が歯の喪失につながる」と付け加えています。歯周病と糖尿病の相互関係は国を経ても変わらないようです。 

「糖尿病がなぜ歯の喪失と関連するのかは不明だが、明らかなことは、この関連は双方向のもので、糖尿病が歯の健康を損なうリスクを上げる一方で、歯と歯茎の健康悪化が糖尿病患者の全身の健康度の低下に関連していると考えられる」といっています。

「糖尿病の合併症には網膜症があることはよく知られており、患者は一般的に、主治医から眼科医に紹介されることが多い。下肢の血行不良や神経損傷も糖尿病の深刻な合併症であることから、足の検査も推奨されている。米国糖尿病協会(ADA)は、糖尿病患者を歯科医に紹介するよう医師に推奨しているが、Wu氏によると、実施している医師はほとんどいないのが現状だ」とあります。日本でも医科と歯科の連携を訴える人々が少しではありますが増えつつありますが、残念な結果です。糖尿病、歯周病どちらか一方だけの治療でなく平行した治療が効果的なことは実証されているもののまだ広がっていないのが実情です。

米カリフォルニア州大学ロサンゼルス校(UCLA)教授で、米国歯科医師会(ADA)のスポークスマンを務めるEdmond Hewlett氏は、今回の研究を「歯の健康と全身の健康の関連、また疾患が及ぼす影響の人種差という、2つの重要な健康問題に光を当てるものだ」と評価し、定期的な歯科検診と、家庭での適切なケアが糖尿病管理において重要だと強調しています。

高岡 周一

 

 

■ 歯科衛生士からのワンポイント情報

皆様、ご存知でしたでしょうか?
むし歯も歯周病も完治しない!ということを!!!

歯科衛生士としていつも患者さんにお伝えするように気をつけていることがあります。それは、むし歯や歯周病は完治しないと言うことです。
どういうことかというと、“完治”というのは、例えば、手を怪我したら新しい細胞が出来て、怪我が無かった時と同じ状態に戻ることを言いますが、むし歯は、同じエナメル質が再生して元に戻るということがありません。

むし歯になったところは、代替のものを入れなければ修復できないのです。
一度、失った歯質は、一生もとに戻ることはありません。

でも、患者さんは、むし歯を削って噛めるようになると治ったと思われます。ご自分の身体の一部に、人間の身体に無い物質を入れることによって噛むことを補っているだけだと言うことをお知りになって頂きたいと思います。
ご自分の歯は削るとなくなります。一生自分の歯で噛めることは、痛い思いや不便な思い、お金や時間の無駄をはぶく事になります。

では、どうしたらいいのか?ご自身にあった歯ブラシで正しい歯磨きをすること、定期健診を受診し、むし歯になる前に手を打つと歯もお金も時間も損なうことはございません。
罹る前に予防する!それが1番の対処方法です。
今、お使いの歯ブラシが、自分に合っているのか?お気軽に歯科衛生士にお聞きください。

歯科衛生士 石田恵子

 

 

〈〈〈 編集後記 〉〉〉

今回のコラムは歯の喪失と糖尿病についてでした。 糖尿病患者は歯周病の有病率が高く、歯周病が進行した結果が歯の喪失につながるとありますが、糖尿病が歯の病気に関係しているとは驚きでした!
身体の健康と歯の健康に強いつながりがあるとわかったので、今後の自身の生活習慣や食生活など見直していきたいと思います。

川村友紀

歯ニュース 2016/08 … 筋力と糖尿病の関係

これまでも歯周病に関係するため糖尿病のお話が多くなっていますが、今回も糖尿病と筋力や運動との関連について新しいニュースをお届けいたします。

中年期の日本人男性では、加齢に伴い筋力が低下すると2型糖尿病リスクが上昇し、この相関は正常体重者よりも過体重・肥満者で強まることが、国立健康・栄養研究所(東京都)健康増進研究部の宮地元彦氏らの国際研究グループの検討でわかりました。
対象は日本企業に勤める40~64歳の男性会社員5,039人(平均年齢51歳)。2011~2013年の健康診断データのほか、握力測定データを収集しました。
過体重または肥満はBMI 25以上とし、2型糖尿病は、空腹時血糖値126mg/dL以上および/またはHbA1c 6.5%以上および/または医師による診断の自己申告と定義しました。

対象者のうち約1割(611人)が2型糖尿病をもち、35%(1,763人)が過体重または肥満者でした。年齢のほか、収縮期血圧値や喫煙歴、アルコール摂取状況、糖尿病家族歴、BMIを補正して解析したところ、筋力が弱まると2型糖尿病リスクは上昇し、これらの間には有意な逆相関が認められたそうです。一方で、BMIは2型糖尿病有病率と正の相関を示していました。
また、BMIを25以上または25未満に層別化して解析したところ、過体重または肥満者では筋力と2型糖尿病有病率との間に有意な逆相関がみられましたが、正常体重者ではこの相関は減弱していたそうです。

宮地氏らは、「加齢に伴う筋力の低下は2型糖尿病リスク上昇と関連し、この相関は正常体重者に比べて過体重・肥満者で強いことがわかった」と結論しています。
同氏は、HealthDayの取材に応じ、「肥満の方は、糖尿病予防のために痩せるだけではなく、筋力を高める運動やスポーツに取り組むことも勧められる」と話しています。

糖尿病だけでなく運動が加齢による老化や病気の予防に効果があるのは周知の事実ですが、なかなか始めたり継続し辛いのも事実です。
ウォーキングより有酸素運動を勧める専門家もいます。
ただ一気にハードルを高くせず最初は動き出すことが大切ではないでしょうか。
軽めの運動やウォーキングを入り口にするのもいいかもしれません。

高岡 周一

 

  

■ スタッフ紹介 

はじめまして!7月から歯科助手として勤務しております川村友紀と申します。
未熟ではありますが患者さまの声をしっかりお聞きし、満足してお帰り頂けるようがんばっていきますので宜しくお願い致します。
来院された際には、気軽にお声をかけて下さい^^
以前3年間歯科助手として勤務しておりました。
高岡歯科にきて新しい事を沢山覚えたりと大変なこともありますが、笑顔でがんばっていきます!! 宜しくお願い致します。

 川村 友紀

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

いよいよ8月、夏本番といったところでしょうか。周りから夏らしいイベントの情報がたくさん入ってくるので、気持ちがワクワクします。花火にお祭り、プールに海・・・考えるだけでも楽しい気分になれますね。

ここ最近は浴衣を着て歩いている方もちらほらと見かけるのですが、浴衣姿がなんだかすごく素敵で魅力的だったので、今年は私も浴衣を着て納涼船にでも乗りに行こうかと考えています!
暑くてうだるような毎日が続くかとは思いますが、体調に気を付けながら夏らしさもたっぷり満喫したいと思います。

板倉 由依

歯ニュース 2016/07 … 睡眠と糖尿病

■毎日何時間寝ていますか?

睡眠時間が短い、あるいは長すぎる人で、さらに食生活が不健康で日々の運動量が少ない人では2型糖尿病を発症しやすいといわれています。 

Cespedes氏によると、睡眠時間が長すぎる場合、睡眠障害や抑うつ、あるいは何らかの健康障害が潜在しており、これらが糖尿病リスクを上昇させる要因となる可能性があり、また睡眠が1晩あたり2時間以上増えている女性では2型糖尿病の発症リスクが15%上昇する可能性があることが、新しい研究で示唆されました。さらに、1晩あたりの睡眠時間が6時間以下と短い女性でも、2型糖尿病のリスクが高まる可能性を指摘しています。 

また、もともと慢性的に睡眠時間が短い女性が、この睡眠不足を解消しようと睡眠時間を2時間延長した場合にも、糖尿病リスクは21%高まっており、「長年、短時間睡眠だった人が急に睡眠時間を延長しても、健康問題の解決には至らない可能性がある」と同氏は述べています。 英ブリストル大学のJane Ferrie氏は、短時間の睡眠は糖代謝を悪化させる可能性があること、また、睡眠が長時間に及ぶ人では睡眠時無呼吸症候群(SAS)が隠れている可能性も考えられるとし、「睡眠時間が1晩で2時間以上も変わった女性は医師に相談するように」とアドバイスしています。 

なお、この研究は女性の2型糖尿病リスクと睡眠時間との因果関係を証明するものではなく、「睡眠パターンの変化が糖尿病の発症に寄与するかどうかは不明だ」と同氏らは述べています。現時点では、睡眠時間の長さを変えることが糖尿病予防につながるかどうかは不明だが、小児や成人を対象とした複数の研究でこの点の解明が試みられているようです。

 

■休日はゆっくり寝ていたい人はご注意ください

平日眠い目をこすりながらがんばって働いているのだから、たまの休みぐらいゆっくりと寝ていたいのが一般的な気持ちではないでしょうか。ですがそれに水を差す調査結果がでてきました。

米ピッツバーグ大学のPatricia Wong氏の調査では、調査対象者のほとんど(約85%)は、平日より休日に睡眠時間が延長しており、残りの15%の対象は逆に休日に早起きしていることがわかったそうです。
平日より早起きする人が15%もいることに驚きますが、平日できない趣味など何かの目的のためなのでしょう。楽しんで早起きしている様子が見て取れます。

一方ゆっくり寝た日はなんだか体がスッキリすると感じている人々には反感を買いそうですが、85%の平均的な朝寝坊派(仕事のある平日は早起きし、休日は遅くまで眠る習慣)では、期待したほど疲れがとれない可能性があるといいます。(今回の調査で休日に延長した睡眠時間の平均値は44分でした) 

Wong氏は「社会的時差ぼけ(social jetlag)は、個人の生物学的な概日リズム(体内時計)と社会的に課せられた睡眠時間にずれが生じることを指す。これまでの研究で、社会的時差ぼけがあると肥満や心血管機能の低下につながることが示されている」といいます。

平日と休日で睡眠時間の差が大きい人では、コレステロール値や空腹時のインスリン値が悪く、インスリン抵抗性が高く、ウエスト周囲長が大きく、BMIが高い傾向がみられ、日常的な睡眠習慣が乱れ、体内時計にずれが生じると糖尿病や心疾患リスクが高まる可能性があると示唆しています。 

今回の調査で認められた関連性は、睡眠時間のずれとこれらの代謝系疾患の直接的な因果関係を証明するものではないようですが、注意を喚起しています。 学者はそういうが、たまの楽しみをどうしてくれるんだといわれそうです。あなたはどうしますか?

高岡 周一

 

 

 

■歯科衛生士からのワンポイント情報

“医師の意識”

医科歯科連携が盛んに叫ばれる中、歯科医師・歯科衛生士に脚光が浴びつつあります。
それは、消化器官のスタートである口腔の大切さが医科の先生方にも浸透してきているからです。

あいうべ体操の内科医 今井 一彰先生や糖尿病専門医の西田 亙先生は、医師の中でも、その重要性を医師の立場から広く講演活動されている先生方です。糖尿病専門医 西田 亙先生とご縁があり直接お話をうかがうことが出来ました。

西田先生は、「生まれ変わったら歯科衛生士になりたい」と言われます。なぜならば、「医師のもとには、病気にかかってからしか患者さんは訪れない。歯科衛生士のところには、予防として患者さんが来院する。
病気になる前に予防できるのは歯科衛生士です。だから僕は歯科衛生士になりたいと本気で思います。」とおっしゃいました。
糖尿病と歯周病の関係は、切ってもきれません。
歯周病菌は、身体全体に影響を与えることも分かってきました。

歯周病治療に一層力をつけていきたいと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。

 歯科衛生士 石田

 

 

<<< 編集後記 >>>

だんだんジメジメとした暑さが日常になってきましたね。気温が高くても湿度さえ低ければ・・・!とひと夏の間に何度も思いますが、なかなかそうもいかない日の方が多いのが現実です。最近は、水分補給を常に意識して、一日3リットル以上のお水を飲むよう心がけています。体内の60%が水分ですから、単純計算でいくと体重50㎏の人の体内の水分量は、30リットルとなります。これを一日2リットルのお水で入れ替えていくと・・・?

なんと15日もかかる計算になりますね。3リットル飲んでいれば10日で入れ替わります。いざ、数字で見てみると体内には古い水分がたくさんあるのかもしれないことに恐怖さえ感じました。みなさんもこまめにお水を飲んで、体内の水分をどんどん入れ替えていきましょう!

板倉 由依

歯ニュース 2015/03 … 中年期の糖尿病が認知機能低下に関連

今月は感染症特に歯科領域では歯周病との関連がある糖尿病についてのお話しです。

中年期の糖尿病あるいは糖尿病前症によって、その後20年間の認知機能低下リスクが高まる可能性が、米ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部のElizabeth Selvin氏らの研究から示唆されました。
1万3,000人以上を登録して20年以上の追跡を行い、記憶および思考力を評価するテストや糖尿病の有無や血糖値のデータも取得した結果、平均すると60歳の糖尿病患者の認知機能は健康な65歳と同等であることが分かりました。

研究内容を詳しく述べると、中年期の糖尿病によって記憶および思考力が19%低下したとしていますが、その因果関係は明らかではありません。
また糖尿病前症(予備軍)の人でも正常血糖の人に比較し、記憶力および思考力の低下が大きかったようです。同じ糖尿病でもHbA1Cが7%以上と管理不良な患者ではそうでない人より認知機能の低下リスクが高く、糖尿病罹病期間の長い人でも記憶力および思考力の低下が顕著だったとしています。

Selvin氏は糖尿病と認知機能がなぜ関連するのかは不明だが、高血糖が血管に及ぼす一般的な影響が関連している可能性があると指摘しています。結論として今回の研究は糖尿病予防の必要性を裏付けるさらなる理由になるとして、過剰な体重を減らし、健康的な食事をして定期的な運動を行うことが2型糖尿病の予防につながるとしています。
この結果について米アルツハイマー協会のHeather Snyder氏は「既存の知見と一致する内容だ。糖尿病患者は認知障害のリスクが高いが、すべての糖尿病患者で認知機能が大きく低下するわけではない」と述べています。

糖尿病の治療や予防には適正な体重の管理と食事、それに適度な運動が欠かせないと言われて久しい現状は変わっていないようですが、近年糖尿病治療の一環として歯周病治療を勧める医師が増えてきています。
近年の研究からその両者の関係が明らかになり双方がお互いに影響し合うことが判明したことがその背景にあります。また歯科の立場から申して糖尿病の方の歯周病が治りにくい背景には、糖尿病による感染症への抵抗力低下が関与しているのではと考えられています。

ダイエットにエクササイズ、誰もが継続できる人ばかりではありません。病気だと言われれば重い腰を上げざるを得ませんが、予防となれば先延ばしにしたくなるのが人情です。

ですが都市部に住む私たちは意外と手軽に取り組むことができるものがあります。それは階段と歩くことです。ダイエット、エクサイズ、ウォーキングなどと肩ひじ張らず、移動する時にちょっと歩いてみる、エスカレーターやエレベーターでなくちょっとだけ階段を使ってみる、そうした日頃のちょっとした行為の積み重ねが長い目で見れば意外と大きなものになってくれるかもしれません。

これからは周りの景色も楽しめますから、始めるにはちょうどいい季節なのではないでしょうか。

高岡 周一

 

 

 

<<< 歯科衛生士紹介 >>>

1月からお世話になっております歯科衛生士の林と申します。
皆様が笑顔で楽しく過ごせるようにお口の健康のお手伝いをさせて頂けたらと思っております。
これからよろしくお願い致します。

皆様、新しいハブラシを取り扱うことになりました。
私個人としては大変気に入っているハブラシで、個人的にも毎日使用しております。 コンパクトで磨きやすいのでご興味がありましたらスタッフまで声を掛けて下さい。もちろん患者様に合ったハブラシでしたらお勧めさせて頂きます。 美味しい食事をとり毎日楽しく過ごせるといいですね。そのためにも食後は歯磨きをお願い致します。

段々暖かくなって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? もうすぐ桃の花が咲く頃となりました。花も人も冬眠から覚めて活動的になります。早く綺麗なお花を見たいですね。
3月はイベントが多く今年卒業される方、入学、入社される方おめでとうございます。皆様の新しい門出に歯のクリーニングなどいかがでしょうか?宜しかったらいつでもいらして下さい。

歯科衛生士  林 愛子

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

今年も東京で雪が積もりとても寒かったですね。3月になりこれから段々暖かくなって過ごしやすい季節になります。季節の変わり目は体調を崩しやすいので皆さん気をつけて下さい。

今回のコラムは糖尿病についてでしたね。年齢を重ねるにつれて様々な病気になる確率は高くなります。
私は甘いものが好きで、お家でご飯を食べる時はよく甘いジュースを飲みます。
意識してお茶を飲むようにはしているのですが、やはりお家だとついジュースなど飲んでしまいます。

将来、糖尿病になっちゃうのかなとたまに心配になります…。若いうちから健康的な生活を送るように心がけたいと思います。
ジュースは糖分が高いので、虫歯になる原因でもあります。皆さんもいつまでも健康でいられるように気をつけましょう。

両角 里菜

歯ニュース 2013/02 … 歩いて歯周病予防

今月、開院10周年を迎える事ができました。患者さまをはじめ、スタッフやたくさんの方々に支えられこの一つの節目を無事に迎えることができ感謝いたしております。
ここに皆様方に御礼申し上げます。

この機会に際して当院のホームページを1月に一新いたしました。
これで3度目となりますが、今回は自分で作成してみました。
昨年11月から始めたものの当初はわからないことばかりで、解説書と格闘の連続と試行錯誤の末にやっと先月開設にこぎつけた感があります。

医療は受ける人、行う人、それをサポートする人、いろいろな人々の共同行為で成り立っています。そうしたみんなの声を集めたホームページを今回は目指しました。
以前はホームページの他に患者さまから頂いたアンケートや、ネットでお問合せ頂いた質問に対するお返事、医院ブログの3本のブログを別々に開設しておりましたが、それらを過去の記事も含めて今回新しくしたホームページに統合しました。
現時点で380ページほどになりましたが、ご興味ある項目(カテゴリー)や記事だけをお読みいただけるようにしましたので、お暇のある時にお読み頂ければと思います。

今後も可能な限り毎週更新していきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
未完成なホームページをみんなの声でどんどん成長させていくことができればと願っております。

 

■ 歩いて歯周病予防?

一般的に1日10,000歩を歩くことが健康のためによいとされていますが、最近「歩くほど下がる糖尿病のリスク」という論文のサマリーを読みました。要約すると日頃有酸素運動を行っていない肥満の人々の1日の歩数を調べたところ、1日平均3,500歩未満のグループの糖尿病リスクは高く、1日平均10,000歩以上のグループは他のグループよりリスクが29%低くかったとの報告でした。

歯周病と糖尿病の関連は以前にもブログに書きましたので参照いただくとして、証明された話しではありませんが「風が吹くと桶屋が儲かる」式に考えれば歯周病の予防と治療にも役立つのかもしれません。老化は足からともいいますから、損することはありません。

これを毎日のノルマと思えば気持ちの負担になりますが、一週間の目標と考えれば取り組みやすいと思います。日常動き回る仕事でもない上にジムも退屈で長続きしない運動習慣のない私は歩くことにしています。

万歩計がついていた携帯を代えてから毎日の歩数から離れていますが、一週間に駅まで何回歩くと目標を持ちつつ、季節の匂いと風景を眺めながら歩いています。同じ道でも見方によれば色々と発見はあるものです。
糖尿病と歯周病の方々はお試しになってみてはいかがでしょうか。
ただし歯を食いしばってまで歩くのは逆効果になると思われますのでご注意を。

高岡 周一 

 

 

 

■スタッフの声

最近アイスのピノを食べたところ、星型のピノが入ってました。
そこでいろんなお菓子を調べてみたところ、以外にもいっぱいあるんですね!
定番のコアラのマーチでは、私の高校時代ではマユゲが印刷されているのがレアでしたが今は盲腸コアラなんですね。あとはリュックを背負った後姿のコアラもいます。
ミルキーの包み紙では四葉のクローバーや、ペコちゃんの絵が10個入っていたらラッキー!などありましたが、おみくじもあるみたいです!大吉や小吉と書いてあるみたいです。残念ながらあたしはまだ発見していません。マーブルチョコはキャラクターが印刷されているものや、ヨーグレットにはスマイルタブレットがあります。

他にもカール、アポロチョコレート、パックンチョ、ロッテのガム、かっぱえびせん、パナップ、チョコベビー、おっとっと、ピュレグミ、ピンキー、ハッピーターンなどなど、調べれば調べるほど種類豊富に出てきます。

なんとエビスビールのパッケージにもあるみたいなんです!おもしろいですよね。
遊び心満載でお菓子は食べてもおいしいですけど、見て楽しむことも必要なのかもしれません。みなさんもぜひお菓子を食べる時は探してみてください。おもしろい発見があるかもしれません。
そしてお菓子を食べた後はしっかり歯を磨きましょう。

小原 咲央

  

 

<<< 編集後記 >>>

今回のコラムは歯周病のお話でした。
歯周病の検査をみていると、軽度~重度の方、様々いらっしゃいますが、やはり自覚症状があまり出ないので気づかない内に重度の歯周病になっている場合が多いようです。
最近では虫歯ではなく歯周病で歯をなくされる方が多いので、一度検診を受けてみられるといいと思います。

小原咲央

歯周病について / お問合せQ&A

投稿者:渡辺 さん
日本人の成人の80%が歯周病になっているという統計が出ているので、全く自覚症状の無い自分も歯周病なのではないかと心配になってきました。
歯周病の診断は歯医者にいかないとわからないのでしょうか。
歯が抜けてしまうこともあると聞いたので心配です。
歯周病診断はどうやって行われるのでしょうか?

 お返事:
渡辺さんこんにちは。歯周病罹患者はご指摘の通りの高率ですのでご心配も無理からぬことだと思います。
ただ歯周病は歯肉炎と歯周炎(歯槽膿漏)の二つの病気の総称ですので、報道されたものは全員が歯が抜けるような末期の歯周炎だということではないので過度にご心配なさななくてだいじょうぶです。
歯周病の診断や進行度合いの判定は、歯科医院での問診、視診、歯周病検査、レントゲン検査などで行われます。
歯肉からの出血や起床時の口の中の不快感、歯のぐらつきや噛む時の違和感など一部では自覚できる症状もありますが、中にはそうした自覚症状が出た時はかなり病状が進行していることがありますので、自己判断は避けられたほうがいいと思います。
渡辺さんのお口の中がどのような状態なのか、一度かかりつけの歯科医院で検査をお受けになってみてはいかがでしょうか。

歯槽膿漏に悩まされています / お問合せQ&A

投稿者:ぽんぽこさん
30歳に入ってから歯槽膿漏に悩まされています。
前と同じように磨いていますが、歯ぐきはどんどん下に下がっていきます。
そろそろ病院に行こうと思いますが、歯槽膿漏ってどうやって治療するんですか?

 

お返事:
ぽんぽこさんこんにちは。どんどん歯ぐきが下がっていくのではないかとの不安をお察しいたします。

第一に歯ぐきが下がる原因を捜す必要があります。
ご指摘の歯槽膿漏(歯周病)だけでなく、歯ぎしりや食いしばりなどの習慣の問題、不適切な歯磨きや噛み合わせの問題、歯並びの問題などのいろんな要素から原因を考えなくてはなりません。

お尋ねの歯槽膿漏(歯周病)の治療法ですが、まず現状を詳しく知るために歯周検査やレントゲン撮影、噛み合わせなど先にお話しした項目などの検査をいたします。
その結果に基づいて治療計画を立てて、歯石を取ったり上記の問題の改善などの初期治療を行います。その後再度歯周検査を行って初期治療の治療結果の判定をします。
その後はその判定結果を元にその後の歯周病治療を判断していく流れになります。

以上が一般的な大まかな治療の流れですが、個々の症例によって実施する内容が変わってきます。お近くの歯科医院でご相談されるといいと思います。
状況からみて早期の受診をお勧めいたします。

 

舌磨きの効果 / お問合せQ&A

投稿者:bonatsさん
口臭に悩んでいます。
今は、歯を磨いているだけですが、舌磨きも口臭を消すのに効果はあるのでしょうか?

 

 お返事:
bonatsさんこんにちは。
口臭は「周りの人に臭っているのでは?」と気になるものです。
口臭には自臭症と他臭症があり、紙面の都合上他臭症について少しお話しします。

口臭は気になり始めるといつも臭っているのではないかと不安になることが多いのですが、自分で臭っていると感じる場合は実はいつもはあまり臭っておらず、時々口臭が発生してそれを自覚することが大半なのです。

電車の中で香水のきつい匂いを放つ女性に時々出会います。どうしてそうなるかと申しますと、日常的にその香水の匂いを嗅いでいると嗅覚がその匂いに麻痺して匂いを感じにくくなるため、段々つける量が多くなってしまうのです。その量が本人にはいい匂いでも、周りにはきつく感じるのです。
これと同じで、自分の口臭に麻痺するほど日常臭っていると自分では口臭を感じることはできず、時折口臭を自覚するのは普段はそんなに臭っていないのでその時だけ感じることができるのです。

口臭のお話しを始めると長くなりますので、ご質問の舌磨きについてお話しします。
実際に臭う口臭の約8割が舌からだともいわれており、舌の掃除は口臭予防に大変効果があります。
舌の表面は小さなでこぼこにがあってそれをざらついて感じます。そのでもぼこに汚れや細菌が繁殖して臭いの原因物質を作り出すのです。それを舌ブラシや舌スクレイパーで取り除くのが効果的です。歯ブラシで代用してもあまり効果的ではありませんので専用のものをお求めになられることをお勧めします。効果は舌スクレイパーが一番だと思います。

ここで気をつけて頂きたいのが、やり過ぎないことです。細菌はたんぱく質や食べかすを分解して口臭を作るので、舌をこすり過ぎると出血や上皮がはがれ落ちてそれらが返って細菌に口臭の元を与えてしまうからです。舌スクレイパーを使うと色のついたドロッとしたものが取れてくるので、ついついやり過ぎてしまいますのでご注意ください。

こうした実際に臭う真性口臭だけでなく仮性口臭、起床時などにはだれにでも起こる生理的口臭など色々な口臭があります。
口臭予防は歯磨きや舌磨きだけでなくいろんな方法やグッズがあります。
一度ご近所の口臭に詳しい歯科医院でご相談されてみてはいかがでしょうか。

 

歯石取り / お問合せQ&A

投稿者:ルルさん
ある歯科に歯石取りに行きました。
ブラシのようなものでゴシゴシ軽く取ってくれるのだとばかり思っていましたが、針のようなもので削るように取られました。
終わった後口の中がひりひりして辛かったです。どこも同じようなやり方で歯石をとるのでしょうか。
歯石を取る時は歯の中に傷がつくのも覚悟すべき?

 

お返事:
ルルさんこんばんは。歯科や衛生士の学生の実習では歯の模型にアロンアルファーを固め、それを歯石に見立てて取る練習をすることがあります。このように歯石は歯にご想像より実際はしっかりとくっついているためにブラシのような柔らかいものでは取り除くことができません。
ブラシで取り除くことができるのは歯こう(プラーク)までです。
ですから歯石は金属性の器具や機器で取り除くことが一般的です。

治療後にヒリヒリと辛かったことはお気の毒ですが、通常は歯ぐきの上についた歯石を取る時はこのようなことは起きません。これは歯ぐきと歯の隙間の奥に入り込んだ歯石を取る際に多少歯肉がダメージを受けた結果だと想像いたします。
そのような深い場所に歯石がついていても通常はあまり不快な症状はでませんが、器具の操作の仕方や歯石のついている場所、歯石の硬さなどでご指摘のような症状がでることが希にあります。かなり深い場所の歯石を取る場合は麻酔をすることもあります。

そこまでして歯石を取らなければいけなのかと思われるかもしれませんが、歯と歯ぐきの健康のために行う歯周病の治療には欠かせない治療なのです。

歯石の硬さやつき方、たまり方は個人個人違うので一律的に申しませんが、定期的に歯石をお取りになられると深い場所まで多量に歯石が硬くつかないことが多いため、こうした不快な症状が出にくくなりますのでお勧めです。

 

歯ニュース 2012/08 … 糖尿病と歯周病から歯を守る

早く大人になりたかった子供の時期を経て、人は中年期を境に老化を意識するようになってきます。調査によると人が老化を意識するのは歯と眼の変化が最多のようです。その老化に影響を与えるのは遺伝より環境の方が重要で、特に年齢が進むにつれてこの傾向が強くなってきます。
その環境因子として大きいのは、食事習慣と運動、そしてポジティブな生き方です。6月の日本抗加齢学会で、聖路加国際病院の日野原重明先生の講演の姿をみてさらにそれを確信しました。今年で101歳になられる先生は今も現役であられ、10年先の講演の予定まで入っているというのですから脱帽です。

老化の象徴に歯の喪失がありますが、歯を喪失する成人の5人中4人の原因が歯周病です。歯の働きや重要性をここで改めていうまでもありませんが、その歯周病と密接に関わっているのが糖尿病です。

現在日本の糖尿病罹患者は1千万人を超えて世界で6番目に多く、中国が第1位などアジアの国々が上位を占めています。人種的や食生活の関連があるかもしれません。
世界的にも2030年では約5億人に達すると予想されています。今でも世界で10秒に1人が糖尿病で死亡しています。代表的糖尿病検査のHba1cは歯周病治療で減少し、糖尿病治療薬一剤とほぼ同じ効果があります。

歯周病原因菌が血流に乗って心臓の弁膜から見つかったことが一時話題になりました。歯周病は血管の老化を促進する病気ですから、歯周病になると心臓や腎臓疾患が多くなる傾向にあることと符合します。

自立とは「自分で食べて動けること」と定義することもできます。
胃瘻では食べる楽しみもなく生きる意欲が減少するといわれており、口からものを食べることは、人の尊厳を守ることでもあるのです。

歯をたった1本失うと咀嚼能率が半分に減少し、2~7本失うと3割に、総入れ歯は1/4に減少するという研究結果や、高齢者で歯が1本も残っていない人で入れ歯の具合の悪い人の寿命が短いという統計もあります。
生きているうちは死ねないのですから、自立や尊厳だけでなく快適で豊かな人生を送るためにも、 今ある歯を歯周病から守っておいしく楽しい生活をお送りください。

 高岡 周一

 

 

 

■ スタッフの声
初めまして、小原と申します。こちらの歯科医院に来て約一ヶ月が経ちました。
日々の努力を積み重ねて参りますので今後ともよろしくお願いします。

話は変わりますが、もうすぐロンドンオリンピックですね。いつもオリンピックが近づくとわくわくします。どの種目でも世界一が決まる瞬間は感動ですよね。夏季オリンピックとしては30回目になるそうで、開会式にはすごい仕掛けがあるみたいです。楽しみです。
これからどんどん暑くなっていくので熱中症には気を付けて下さい。
しっかり水分補給をしましょう。

小原咲央

 

 

■ スタッフの声
みなさんはハブラシ以外のお口の中の清掃用具をお使いでしょうか?
きれいに歯磨きしたつもりでも、デンタルフロスや糸楊枝、歯間ブラシなどを使うと、予想以上にまだ歯垢が残っていることにびっくりすると思います。
その他にも、当院では、研磨剤の入っていない歯磨きジェルや、歯周病に効果のある歯磨き粉なども取り扱っております。
気になる方はお声をかけてくださいね。

鮫島連理

 

 

<<< 編集後記 >>>

今回のコラムは歯周病と糖尿病のお話でした。一つの病気が他の病気を引き起こしたり、密接な関係があったりすることがありますが、その逆もまた同じで、健康なお口を維持していれば、体全体の健康にもつながります。
早めの治療・検診をお受けくださいね。

鮫島連理

朝の口臭 / お問合せQ&A

投稿者:ヤマト さん
寝起きの口の悪臭は口の中に溜まった細菌が原因だそうですが、口を開けて眠っている人は口臭が少ないのでしょうか。
また歯みがきをしてもその口臭が取れないのは、磨き方が悪いのでしょうか。
食べ物を食べた後だと、自然と無くなるのですが。

 

お返事:
実際に臭う口臭の原因はいくつかありますが、お尋ねの件に共通しているのが『唾液』です。
寝ている間は唾液の分泌が少なくなるので、臭いを発生させる細菌とその細菌の餌となる食べかすを洗い流す唾液の洗浄力が落ちてしまいます。また唾液には抗菌力もあるので、分泌が落ちるとその細菌をやっつける力が弱くなります。この唾液の力の減少が口臭の原因となりますが、程度の問題はあるとしても寝起きの口臭は誰にでもあることで、まったくの正常ですからご安心ください。

ご質問の口を開けて寝ると、口からの空気出入りでさらに唾液が蒸発してその力がなくなり口臭が増加することが考えられます。
また口臭の約8割が舌の汚れが原因といわれていますので、歯磨きだけでは口臭がなくならないことがあるのです。一方で食後には食べ物で舌の表面の汚れが取れ、さらに唾液の分泌が盛んになって口臭がしなくなるというわけです。

緊張して口の中がカラカラになったり、ストレスが多く唾液の分泌が悪くなると口臭がすることもあります。このように唾液はただの水ではなく、紙面の都合上本来の唾液の力を記載できませんが、口臭予防以外にも唾液から私たちはたくさんの恩恵を受けています。

歯の内側の歯石取り / お問合せQ&A

投稿者: ポテロング さん
このあいだ、歯医者さんで歯の歯石をとってもらいました。とてもすっきりしてうれしかったです。
その時歯石を取ってもらったのは主に歯の外面の部分だったのですが、お願いすれば、歯の内面(口内側)の歯石も取ってもらえるのでしょうか。

 

お返事:
ポテロングさんこんばんは。一般的には歯石は歯の表と裏だけでなく歯と歯の間も取ります。
ただし歯石がついていない場所は取る必要がないため確認するだけで省きます。この時に歯石がついていなかったために省略したのか、一度に取れなかったので何回かに分けて取る予定なのではないでしょうか。

歯石は唾液が分泌される場所の付近によくつきますので、歯の場所によってその量が違ってきます。下の前歯の裏側(内側)と奥歯の頬側によくつくのはこのためです。
歯石除去は歯ぐきの健康に大変有用ですので、次に来院された時にお願いしてみればいかがでしょうか。

激辛と歯槽膿漏について / お問合せQ&A

投稿者:ゆきりん さん
私は激辛な食べ物が好きで、毎日1食は辛いものを食べているんですが・・・
辛いものばかり食べると歯槽膿漏や口臭になると誰かが書いてあったんですが、本当ですか?

お返事:
ゆきりんさんこんばんは。これからの季節は辛味党でなくとも、体を温めるために辛い食品が欲しくなることでしょう。
唐辛子やコショウ、カラシやワサビ、カレー、タバスコなど数多くの辛い食品がありますが、その代表の唐辛子の辛み成分であるカプサイシンは副腎からアドレナリンの分泌を促して発汗や強心作用があります。
唐辛子は俗にダイエットや健康にいいといわれているようですが、食品や健康食品、サプリメントの効能や副作用は医薬品ほどよく研究されていないのが実情です。
歯槽膿漏(歯周病)や口臭にどう影響するのか実のところ私にはよくわかりません。

ただ可能性のお話しになりますが、アドレナリン分泌促進作用があるということは、交感神経が活発になることなので唾液の粘度が高くなり唾液の分泌量が減少します。
唾液の分泌量の低下やそれに伴う抗菌性の減少は口臭の増加と関わりがあります。
これが一時的な口臭の原因になる可能性は否定できませんが、長時間辛いものが口の中に存在し続けることもないでしょうから、一日一回の食事で歯槽膿漏にまでなるか疑問はあります。
しかし申し訳ありませんが私見の域を出ませんのでご了解ください。

 

歯周病と歯槽膿漏について / お問合せQ&A

投稿者:KKKさん
歯周病、歯槽膿漏になる原因ってなんですか?
あと歯周病と歯槽膿漏の症状も教えていただきたいです。

お返事:
KKKさんこんばんは。歯周病の一部である成人性歯周炎(歯槽膿漏)になる第一の原因は、バイオフィルム(プラーク)と呼ばれる細菌の塊です。それは細菌が食べかすを餌にして作り出すもので、消毒薬などは内部まで浸透しにくいためハブラシなどで取り除く必要があります。歯周病予防と治療に丁寧な歯ブラシなどの清掃が欠かせないのはこのためです。

歯周病の症状としては、その細菌の出す毒素によって健康な歯肉や歯と歯肉との境目が侵され、歯肉が赤くなったり腫れたりします。また歯肉から出血や膿が出て、さらに進行すると歯を支えるあごの骨まで溶けて歯がぐらつき、硬いものが噛めなくなり、また噛むと痛みが出たりすることもあります。さらに進行すると最後には歯を支える骨がなくなって歯を失うこともある病気です。

また歯周病の進行に関わる他の要素は、歯並びや歯の本数の減少、食いしばりや歯ぎしり、体の免疫力の低下や糖尿病などがあります。
歯周病は歯を失うだけでなく、心臓血管疾患や肺炎、低体重早産などとの関連が強く疑われている病気ですから早期の治療が大切です。
またあごの骨は歯と同じく、一度失ってしまったものは生涯自然に元通りに回復することがありません。日頃の予防と被害が小さいうちに早期に治療することをお薦めいたします。

加齢と歯槽膿漏と口臭 / お問合せQ&A

投稿者:マリモ さん
55歳の女性です。口臭に悩んでいます。
加齢による口臭も歯槽膿漏が絡んでいるのでしょうか?
中高年の口臭も治療で治せますか?

 

お返事:
マリモさんこんにちは。お口の臭いが気になると人前で話す時などに気を使ってしまいますね。
しかし朝起きた時や空腹時、そして緊張した時などに口臭がするのは、だ液の働きが落ちたためですから、誰にでもありますので全く心配ありません。臭うのが普通です。

口臭にも色々な種類があって、大きく分けて自臭症と他臭症があります。心理的な要素を含む自臭症の中の一部や呼吸器や消化器などの全身由来の口臭は歯科では対応できませんが、他臭症の口の中からの口臭の原因は歯周病(歯槽膿漏)と舌の汚れが大半です。

歯周病が原因かどうかは歯科医院で検査をすればすぐにわかりますので、治療を受けて歯周病がよくなれば減少していきます。また舌の汚れはご自宅で簡単に落とすことができます。これらの詳しいことは別な機会にお話ししますが、そう大変なことではありませんのでご安心ください。

自分で臭うのか他人から指摘されて口臭があることがわかったのか、いつ臭うのか、唾液の分泌量などによって口臭への実際の対応が変わってきます。
一度お近くの口臭治療をやっておられる歯科医院でご相談されてみられてはいかがでしょうか。

 

歯周病もちのインプラント / お問合せQ&A

投稿者:クラーク さん
インプラント治療を考えていますが、歯周病もちです。
歯周病にかかっている歯ではインプラントは難しいですか?
歯周病を治してからでないと治療できないのでしょうか。

 

お返事:
クラークさんおはようございます。現在歯周病にかかっておられ、またインプラントをご検討されておられるとのお話ですが、色々な治療への不安に襲われているご様子にご同情申し上げます。

ただ、歯周病におかされた歯を抜歯せざるを得ない状況で抜歯をしたその場所にインプラントをお考えなのか、あるいはすでに歯を失った場所にインプラントを入れたいが他の歯に歯周病があるのかで少々お話し内容が変わってきます。今現在の歯の歯周病の重症度が文面でわからないためです。
実際のお口の状況がつかめませんので、ここでは一般論としてお話しさせていただきます。

まず基本的なお話ですが、歯を失ったから単純にインプラントを入れるという昨今の風潮には私は反対です。
インプラントは快適な生活を取り戻す手段であって目的ではなく、さらに適応症であってそれで長期間利益を得られる人が受ける治療だと私は考えております。まず今ある歯を長持ちさせることが大切だと思います。
その意味でも、またインプラントを長持ちさせる意味でもインプラント治療の前に徹底的な歯周病治療をお受けになられることをお勧めいたします。成人の歯を失う80%が歯周病であり、またインプラントも同じだからです。

これと並行して考える必要があるのは、どうして歯を失うことになったか?その原因です。お手入れに問題があるのか、歯のかみ合わせになのか、歯を抜きっぱなしにして放置しておいたのか、食いしばりや歯ぎしりはありはしないか、などなどの理由から学ぶことが大切だと考えます。なぜなら、次の犠牲者が出ることを防ぎ、そして今回の治療が成功裏に終わって、さらにその快適さを長期間維持するために重要だからです。

歯周病は生活習慣病に分類されており、生活のありようによって起こりも治しもできるものです。今までの生活に思い当たることがありませんでしょうか。もしあればそれを思い切って改善されることができれば、長年お世話になってきたにも関わらず今回失うかもしれない歯は他の歯に生き無駄死にはならないと私は思います。

 

歯ニュース 2011/11 … 歯周病・糖尿病と運動

震災の爪痕が深く残る東北にサンマの水揚げがされたニュースを聞いて、こんな大きな災害があろうと律儀にも巡ってくる季節の便りに一抹の安堵感と復興の予感を感じます。
昔からこの時期のサンマは脂が乗ってその塩焼きの家々から立ち上る匂いと煙が日本の秋の風物詩となっています。調べてみると今は定着した秋刀魚の表記は意外と新しく大正時代だそうです。サンマの寿命は1・2年と短く、メダカと同じダツ目という種類に属するのには驚きます。

餌を消化して排出するまでの時間が30分と短いサンマは内蔵にえぐみが少なくはらわたまで食べやすい魚ですが、青魚に多い悪玉コレステロールと呼ばれるLDLを下げ、動脈硬化予防や中性脂肪の減少に効果のあるω3不飽和脂肪酸であるDHAやEPAが豊富です。
何といっても旬でおいしいことと、大衆魚と呼ばれるだけあって安いことが庶民的です。
帰宅に駅からの道すがら、暗がりで見えずとも家々から漂う匂いに空腹を刺激される季節です。

 

■糖尿病と運動

現在成人の80%が罹患し、歯を失う原因の80%を占めるのが歯周病です。歯の寿命を長く、また充実したそして快適な食生活を送る上で決して無関心ではいられない病気です。
さらに歯周病は糖尿病や心臓疾患などの生活習慣病と関わりがあることが最近わかってきました。そのうちに寿命を縮める病気といわれる日が来るのかも知れません。

60日間の平均血清グルコース値であるHbA1cは糖尿病患者の血糖コントロールの評価で使われますが、プログラミングされた運動は、自分で決めて運動するよりも血糖の抑制に効果があることが最近わかりました。運動が血糖値抑制に効果があることは以前からいわれていますが、多くの人にとって自分で一貫性と継続性を持って必要な量の運動を続けることがなかなか難しいのです。

研究リポートでは有酸素運動で0.73%、1週間の運動量が150分以上で0.89%、運動と食事のアドバイスを受けた場合で0.58%、HbA1c(正常値4~6%)が低下しています。
いいことはわかっていても、楽しくないことや楽なことでなければ続かないのが人間です。専門的なプログラムを作ったり、第三者の目を借りたりする工夫が有効なようです。

 高岡 周一

 

 

 

■スタッフの声

秋は、1年を通して特に季節を感じさせてくれる気がします。気持ちが少しだけ、感傷的になるからかもしれません。私の住んでいる地域は、特にキンモクセイを庭木に植えている家が多く、その香りが漂うと秋がきたことを感じます。冬は、早朝の落ち葉を燃やす匂い。春は摘んだヨモギを茹でる時の青々とした草の匂い。夏はなんといっても海の匂い。家が海に近かったので、海水浴にいった時の潮の香りです。
その人それぞれに、季節を感じる香りがあるはずです。四季のある日本に生まれた事を幸せに感じます。余談ですが今が旬の栗でご飯を炊いてみました。とてもおいしかったですよ。

菅野美弥

 

 

■歯科衛生士からのワンポイント情報

メインテナンスの目的は進行した疾患を回復させ、再発を防ぐためだけではなくもともと健康な口腔内を今後も維持していくことにあります。
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)をお受けいただくことにより、口腔内の状態を診査し、注意する部分やホームケアでの苦手な点を確認することができます。たとえば、ハブラシのあて方や磨き残しなど分かりやすくご説明いたします。 定期的な検診(レントゲンを撮ったり、歯周病の検査をしたりします)とメインテナンス(PMTCなど歯のクリーニング)をお勧めします。

杉山明美

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

今月のコラムに書かれているように、継続的な運動はお口の健康のためにも必要です。私が東京で暮らしてみて良いと感じたのは、東京ではウォーキングやジョギングのしやすいコースが町ごとに設けられていることです。そういったコースは周囲に緑も多く、季節を感じながら楽しく運動できるのではないでしょうか。ご自宅の近くで、お気に入りのコースを見つけてみられるとよいかと思います。

鮫島 連理

歯周病と生活習慣病 / 医院ブログ

歯周病は生活の質(QOL)と日常生活活動(ADL)の低下をもたらす生活習慣病の一つです。 そして歯周病と糖尿病や心筋梗塞や狭心症などの心臓血管系疾患などの生活習慣病同志がお互いに関係があることが段々わかってきています。

糖尿病とは慢性的に血糖値が高くなり、それに伴って尿の中に糖がみられる病気です。 2002年の調査では糖尿病患者数740万人、その予備軍を合わせて1620万人にものぼります。日本人成人の5~6人に1人が糖尿病かその予備軍といわれ、さらに近年増加傾向にあります。

調査結果によると糖尿病にかかると男性で約10年、女性では10年以上寿命が短くなっています。 また糖尿病は人の身体の構造や機能に重要なアミノ酸や、酵素、遺伝子、脂質、炭水化物などを酸化するフリーラジカルを多量に発生させる疾患であり、様々な疾患を引き起こす原因となっていると考えられています。

このように糖尿病は老化を早め、寿命を短くする病気なのです。 近年の過食や飽食、運動不足、ストレスなどをはらむ現代生活では糖が余り、肥満や糖尿病を作り上げているのです。生活習慣病と呼ばれる理由がここにあります。
その糖尿病と歯周病は切っても切れない関係にあります。 糖尿病は歯周病のリスクとなり歯周病は糖尿病のリスクとなるのです。

歯周病と闘う / 医院ブログ

歯周病が他の生活習慣病とお互いに関連し合っていることがわかった現在では、歯石を取って歯ブラシをするだけでは、歯周病を完治できない時代に入っています。 こうした背景から最近は内科から糖尿病治療のために歯周病治療の依頼が増えてきています。

歯肉に何らかの異常がある人は人口の70%、その推定人口は9500万人にも達し、特に中高年者の80%が歯周病にかかっています。 国民全体の罹患率でみると、このように多くの人々がかかっている病気が他にあるでしょうか。
しかし治療を受けている人は114万人、異常がある人のたった1.2%しかいません。 歯周病にかかっていることに気付いていない人や、気付いていても治療を受けていない人がいかに多いかわかります。

初期ではほとんど自覚症状がないため、気付いた時はかなり病状が進んでいることが多く、 「痛みがないこと」は「健康である」ことと同じではないので注意が必要です。
歯周病が日本人の歯を失う原因の過半数を超えている現状では、歯を長持ちさせる上で、 そして快適で質の高い生活を送るためには無視できない病気なのです。

歯周病の原因 / 医院ブログ

歯石と呼ばれる歯の表面にこびりついた石のようなものが歯周病の原因と思われている方がいらっしゃいますが、これは正確にいうと誤りです。
その真犯人はプラークやバイオフィルムと呼ばれる細菌の塊です。 歯石はプラークが石灰化して硬くなったものですから、確かに身体にいいものではありませんが、その病原性はプラーク自体よりずっと低いものです。

実は歯石の表面が粗雑になるためにプラークが付着しやすいことの方が大きな問題なのです。 口の中は唾液という水分があり、時折食物という栄養素が運ばれ、体温という適度な温度があります。この三拍子そろった条件が細菌にとって非常に住みやすく繁殖に適した環境なのです。
こうしたことから口の中には600種類を超える微生物が生息し、 唾液一滴にさえ何億もの細菌が生息しています。 歯周病はこの口の中に生息する細菌によって起こる感染症です。 重度の歯周病の人と健康な人の口の中に生息する細菌の種類や量が違います。

こうした細菌の町をバイオフィルム(プラークや歯垢)と呼びます。 わずかプラーク1mg(1gの千分の1)中に1千万個以上、東京都の人口に匹敵する数の細菌があり、口全体ではとてつもない量の細菌がはびこっています。 歯周病と闘うには、まずこれをやっつけなければいけないことがおわかりいただけるでしょう。

歯周病治療の基本 / 医院ブログ

歯周病は細菌による感染症ですから、歯周病治療の基本の第一は口の中の細菌数の減少です。 そのために毎日の歯磨きや歯科医院での定期的なメインテナンスが重要になってきます。

第二は歯にかかる病的な外力の排除です。 日常の食事のときに噛むことで歯にかかる力は健康な一本の歯に最大で数十キロもの力になります。 だからすごく硬いものでも噛み千切ることができるのです。 それでも歯と歯を支える組織はそれに十分耐えられる能力を持っています。人はそう設計されているのです。 いくら年々衰えていくといっても、人の体や歯は通常に食べることだけで歯周病になったり無くなっていく設計にはなっていません。

通常でない設計外の病的・暴力的な力が、またはそう強力な力でなくとも休む暇なく頻繁に加わるために病気になるのです。歯も失うのです。 この強力な力、暴力的な力については次回お話しします。

歯周病と噛む力 / 医院ブログ

前に暴力的な噛む力が歯周病や歯を失う原因の一つになることをお話ししました。 その強い力の最たるものが歯ぎしりです。 一本の歯に先ほどお話した最大強さの数倍もの力がその上に頻繁に加わります。 だから歯ぎしりではあんなすごい音が出るのです。

一度思いっ切り歯をこすり合わせてみてください。絶対にあの音は出せません。脳が歯とそれを支える組織を守ろうと無意識にブレーキをかけるからです。
しかし睡眠中人の脳は休憩モードに入っているため、ブレーキがかからずあのギリギリというすごい音が出せるのです。 この結果、歯が軟かいか歯を支える組織が強ければ歯が極端に磨り減り、そうでない場合は歯を支える歯肉に炎症が起こり歯周病となって骨が段々溶けてきます。

骨が溶け支えがなくなった歯はぐらつき、最後には自然と抜けてきます。 これが強い力による歯周病の姿です。 ただここで注意していただきたいのは、歯周病を起こすのは歯ぎしりだけではないことです。 歯の食いしばりや噛みしめ癖でも起きます。

さらにそれと同じことが前にお話ししたように入れ歯を支える歯や、ブリッジを支える歯に起こることがあります。支えになる歯にかかる強い力が歯周病の原因です。ですからインプラントによって噛む力を分散することができれば、残った歯にかかる力は少なくて済み、歯は他の歯の分まで余分に働く必要がなくなります。 これがインプラントによって残った歯の歯周病を防止できる理由です。

歯ニュース 2009/03 … デンタルフロス(糸ようじ)が歯周病予防に有効

先日、妻と国分寺ウォーキングに行ってきました。以前は緑多い自然の中で、それも山登りやトレッキングのような重いものでなく、リュックサックに登山靴までいらない軽い場所、それも樹木の緑とおいしい空気、風光明美なスポットを探していました。でもそんな都合のいい場所がごろごろあるはずもなく、格好の何もしない口実になっていたような気がします。時々行くそんないいスポットはそれなりの距離が離れているもので、遊びとはいえ前日から時間の予定を入れ、休日の朝ゆっくりすることもなく朝早くからバタバタ。たまにはいいけど、精神的な解放のために逆のことをするような矛盾も感じます。
休日は普段と違って行動の予約をしないフリーの精神状態もいいものですから、朝起きて「今日ちょっと出かけてみようか」で行ける近い場所が欲しいと常々思っていました。得てして自然環境とそこまでの距離は比例します。その例外探しもいいけど、いっそのこと発想の転換をして、街をウォーキングしてみようと思ったのです。

実際に国分寺を歩いてみると新鮮な発見がたくさんありました。名水といわれる湧水があったり、駅名にもなっている国分寺にも初めて足を運びました。昔によく行った焼肉屋さんと駅周辺しか知らなかった我々には、街中ではあるけれど目新しいものがいくつかありました。ウォーキングという本来の目的だけでなく、途中のお茶休憩や歩き終わった後の少し遅めの昼食にも街中ですから事欠くこともありません。帰路も時間がかからず、さらに電車だと渋滞とも無縁で、午後には休日の残りを自宅でゆっくり過ごすことができました。

適度な運動がメタボリックシンドロームに効果があることはご存じのことと思います。また運動は加齢による筋力の低下や心肺機能の維持に役立つだけでなく、精神的なプラス面もあります。ストレスや気分転換に大変有効です。少し汗ばむような有酸素運動の有効性はわかっていても、重い腰が上がらない方にはウォーキングがお勧めです。
ただ歩くだけでは面白みがなく継続性に難がありますから、それ以外の目的が必要です。手軽な街中ウォーキングも一つの選択肢だと思った次第です。ご興味がおありの方は途中の見所、食べ処が入った経路を載せたガイドブックもありますから探してみられるといいでしょう。今度は両国?などと、二人で話しています。

 

■デンタルフロス(糸ようじ)使用が歯周病予防に有効

欧米の映画のワンシーンでも見かけることのあるように、欧米ではデンタルフロスの使用が歯ブラシによる歯磨きとならんで極一般的に実行されています。そのデンタルフロスの習慣が糸ようじという商品の登場もあってか、日本でもかなり定着してきました。しかしこの目的は歯と歯の間にできるむし歯の予防でした。歯ブラシだけでは歯と歯の間の清掃は、どんなにがんばっても60%ほどしかできません。その残りの40%を取り去るデンタルフロスは非常に有効です。

さらにこの度ニューヨーク大学歯学部からデンタルフロスの使用で、歯周病の原因となる口の中の悪玉菌を減少させるのに大変有効であるとの報告がありました。歯周病は歯と歯肉との境目から起こる病気です。その原因菌の生息するのは空気にあまり触れない場所、すなわち歯と歯肉との境目にある歯周ポケットが主であって、治療の対象もそこに生息する悪玉菌でした。しかしその場所から離れた歯と歯の間の清掃でも歯周病に有効であることは、口の中全体から絶対的な細菌数を減らすことが大切であると改めて教えてくれます。とかく面倒で避けて通りたくなるデンタルフロスですが、今日からお使いになってみてはいかがでしょうか。

 高岡 周一

 

 

■スタッフの声

まだまだ寒い日もありますが、晴れた日など窓越しから感じる日差しの中に春を感じられるようになりました。この季節はいろんな行事も多く、店頭に並ぶ商品にもはなやぎがあり、心が和らぐような気がします。中でも3月の桃の節句の頃は、何歳になっても楽しいもの、段飾りのお雛様にも一年に一回お会いできる時です。永く受け継いでもらうためにも虫干しなどのお手入れはかかせません。

お雛様の形もその時代を写しだすものであり、祖母の時代のものは、お化けの様に大きく、昭和に入って戦後になると、やや小さめになり、最近ではまた見た目にも大きなものと移り変わっています。両親の、子供の健やかな成長を願う気持ちが込められ、今更ながら感謝の気持ちになります。忙しさの日々の中にも、幼少の頃にタイムスリップする大切な伝統行事としてずっと伝えていってほしいものの一つです。

菅野美弥

 

 

■歯科衛生士からのワンポイント情報

知覚過敏は歯磨き粉の中に入っている研磨剤が原因で、歯の付け根が削れたり歯を磨く力が強い場合、歯肉が後退して冷たい物がしみたりし、歯ブラシを当てにくくなる等の症状があらわれます。しみるのが嫌だからと磨かないでいると、削れた部分に歯垢が残り、不潔になってしまい、逆に症状を悪化させてしまう事があります。

磨き方によっても症状が改善されますし、知覚過敏用の歯磨き粉、治療法もありますので、しみるのが気になる方はご相談下さい。 

歯科衛生士 小島千春

 

 

■今月の花

■チューリップ(ブルーパーロト)
■アジサイ
■ドラセナ
■シースター

一口メッセージ

春の花、チューリップだけれど色合いはシックに仕上げてみました。

ルグラン 松下清香

 

 

<<< 編集後記 >>>

3月で春を感じる中、本格的な花粉シーズン到来ですね。
花粉症の方には大変辛い時期ですが乗り切っていきましょう。

小用 美里

歯ニュース 2008/09 … むし歯と歯周病予防の『健口倶楽部』のご案内

先月の日曜日にインプラント治療の講習会に参加するため中央線に乗ったときのこと。八王子から車内で続きを読み始めた日高敏隆の「春の数えかた」がちょうど読み終わり、ホームに目をやるとそこは中野でした。電車の発車を知らせる音楽と共にホームから中年女性の「傘取って!」という声。その方角に振り向くと、車両のドアとドアの中間辺りの座席で何やらざわめいている。どうやらその女性が座っていた場所なのでしょう。その時、ドアの締まるビンポンというチャイムが時間のないことを知らせる。人々で車内の通路が概ねふさがっている状況では残念ながら取りに戻るには遅すぎると思ったその瞬間、席に座った女性が忘れられた傘を目の前に立っている男性へ、そしてその隣の女性を経てドアの前の男性へと目にも止まらぬ素早さで傘がバトンされていく。いやさらに間にもう一人いたかもしれない、そんなあっという間の出来事です。

チャイムとの競争に心の中で声援を送る中、締まったドアの数センチ向こうに傘をつかんだ笑い顔の女性の手がありました。日頃練習した成果でもなかろうに、お互いにまったく知らない者同士の一糸乱れぬバトン、その早業に感心すると供に、昨今の心痛めるニュースで他人への疑心暗鬼を募らせ、自己中心的な趣の世情にあって、まだまだこの世も捨てたものでもないなと嬉しくなりました。そして電車は何事もなかったかのように、新宿に向かって動き出したのでした。

 

 

■『健口倶楽部』パンフレット完成間近

先月の歯ニュースでご案内した『健口倶楽部』のパンフレットが近々でき上がります。デザインと製作に時間がかかって遅くなってしまいました。今までの定期健診より一歩進んだ、治療終了の状態を維持・継続することを目的とする『健口倶楽部』に是非ご参加下さい。あなたご自身の現状に合わせたオリジナルのメイテナンス方法をご提案いたします。病気になってあわてて何かするのではなく、病気にならないようにするご提案です。入会と会費は無料です。

当院スタッフがオーラルケアという歯科関係の会社の雑誌の取材を受け、その記事の一部を先月の歯ニュースに掲載いたしましたが、今月はその続編です。雑誌の読者が歯科衛生士のため多少表現が異なる点はご了承ください。 

 ≪ 歯と歯茎の健康を維持するメンテナンスにご興味がおありの方はこちらへ

 ≪ 最新のむし歯予防にご興味がおありの方はこちらへ

高岡 周一

 

 

■衛生士からのワンポイント情報

例えば初めてお越しになった患者さんに「ここにプラークが付いているので磨いてみましょう」といきなりお話をしても、ブラッシングに対する意識の改善は難しいと思います。やはり、患者さんと何度もコミュニケーションをとって、ある程度、患者さんのことがわかってきてはじめてインパクトのある提案ができると思います。重点磨きの大切さを伝えるには、染め出しをなどいろいろな方法がありますが、口の中を拝見するというよりも、患者さんお一人お一人を「診る」という姿勢が大事だと思います。 私の場合は、以前は「ここにプラークがついてますね」と見て頂いたこともあったのですが、ある時気づいたんです。患者さんは磨けてないことはわかっていらっしゃるけど、どうしたらいいか、おわかりになっていらっしゃらないだけなのではないかと。それに患者さんは頑張って磨いておられるかも知れないのに、嫌な気持ちになられる方もいらっしゃると思うんです。もちろん素直に聞いてくださる患者さんもいらっしゃいますが、過去に落ち込んでしまった患者さんもおられたので、あまりプラークや歯石を見せたりはしません。

患者さんがリスク部位を磨けていないことをお伝えるのが目的ではなく、どう重点磨きをしていただくか、その方法を伝えることが一番の目的ですから。患者さんと接する回数が増えてくれば、染め出しがいいのか、数値で説得するのがいいのか、どうお話すれば習慣づけていただけるのか、なんとなく判断できるようになってきます。そのうえで患者さんのその日のご事情やご気分などもございますから、患者さんが治療イスに座った時の雰囲気を拝見して、重点磨きの方法をお話するタイミングを決めるようにしています。どんなケースでも患者さんの立場に立って最善の方法をアドバイスさせていただく、それが大事だと考えています。

歯科衛生士 菅野 美弥

 

 

■スタッフの声

少しずつ秋めいてきましたね。それにしても今年の夏は暑かったように思います。夏は暑い暑いと言い、冬になると寒いといい、人間って勝手なものです。皆既日食で太陽がくれてしまうと、(緯度や湿度によっても差があるそうですが)10~12℃の湿度差が観測されたそうです。
改めて太陽の力ってすごいんだなと感じます。私達日本人は春夏秋冬と変化のある四季の中で生活できる、これは嬉しいことだと思います。

杉山 明美 

             

■今月の花

■グズマニア
■モンステラ
■ケイトウ
■コニカル(緑の実)
■ドラセナ
■スプレーカーネーション

一口メッセージ

秋の花「ケイトウ」を使い、かわった色合いで作ってみました。

ルグラン 松下清香

 

 

<<< 編集後記 >>>

二号にわたって、歯科関係の雑誌【タフトクラブ】の取材ページを載せてみました。雑誌は、待合室に置いてあります。ご自由にお読み下さい。

小用 美里

歯の病気(歯周病・歯槽膿漏) / 歯の病気のお話し P 4/8

これまでのご説明でむし歯のことはお分かり頂けたと思います。ところで、私たちの歯を脅かすのはむし歯だけではありません。歯の二大疾患のもう一つ。それが歯周病(歯槽膿漏)です。

先にご説明したように、歯ぐきの骨が溶け出して歯がグラグラするようになり、やがては歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。また悪いことに初期の段階ではむし歯と同じく、自覚症状がほとんどないため、気づいた時はすでに重症というケースが多いので、歯を磨いた時に出血したり、歯肉が腫れているような気がしたら、早めに歯科医院でチェックすることをお薦めします。

昔は歯を磨く習慣が今ほど定着していなかったせいもあって、むし歯で歯を亡くす方が多く、さらに昭和20年代の平均寿命は50歳でしたので、50歳以降の老化による病気がでるより寿命の方が短かったのです。 最近は歯磨きすることと、平均寿命の延長により歯を失うそのほとんどが歯周病によるものです。

「むし歯」と「歯周病」どちらにも日頃のお手入れと、早期発見・早期治療が非常に大切なことがお分かりいただけたでしょうか。

ではあなたの歯の健康度をチェックしてみましょう。上の表で、当てはまると思われる項目に〇をつけてみてください。


該当する項目に〇をつけてみましょう。

質     問

歯がしみたり、痛むことがある
舌で歯を触ってみると、ザラザラした感じがある
歯ぐきが何となくかゆいことがある
歯を磨くと、歯ぐきから血がでる
歯ぐきを触ると、ブヨブヨしている
歯が以前より長くなった気がする
甘いものが大好き
柔らかいものが好きで、硬い食べ物は苦手
食事のとき、よくかまずにすぐ飲み込んでしまう
片方の歯だけでかむ癖がある

 

 

 

 

 

 

 

 

《判定》
〇が一個以下(青信号):今のところ問題はないようですが油断大敵。
これからも歯に気を配って予防に努めてください。

〇が二~三個(黄信号):歯の病気には早期発見・早期治療が大切です。
鏡で歯の状態を再チェックしてください。異常が見つかったら早めに歯科医院へ。

〇が四個以上(赤信号):すでに何らかの病気があると思われます。
痛みなどの異常を放っておくと大変なことに。
何はともかく予約のお電話を。