歯ニュース 2016/10 … むし歯でも歯周病でもないのに痛いのはなぜ?

よく硬いものを噛むのが好きだから歯を悪くしたとおっしゃる方がいらっしゃいますが、歯の表面が多少欠けることはあっても歯自体が悪くなることは稀だと思います。

食事中に上下の歯同士が接触するのはほんの一瞬、食事の時間が仮に30分として実際に歯に力がかかる時間の合計は1分もないでしょう。

人類は何億年もかけて今の状態に進化してきました。
24時間の内の1分間歯に力をかけたら歯がダメになるようでは生物として今生き残れていないでしょう。

ではなぜむし歯もない、歯周病にも問題がない歯や歯肉が痛むのでしょうか?それは歯同士の長時間の接触が原因であることが多いのです。 そんなことで痛むのか?と信じられない方はこの後をお読みください。

症状のある方のほとんどがこの歯の接触にまず自覚がありません。
自分ではやっていないつもりでも、実はやっているケースがほとんどです。
「昼間はやっていないが寝ている間にやっているのかもしれない」と、おっしゃる方の大半が昼間もやっています。自覚がないだけです。 

また「何もしていない時の上下の歯は接触していないことが正常」だということをご存じない方がいらっしゃいます。
人は自分を基準にものを考えますから、歯を接触させていることが正常だと思い込んでいるのです。大きな勘違いなのですが。

こうして歯は休む間なく負担を背負い続けさせられるために症状が出てきます。
皮膚を指で軽くでもいいですから押してみてください。皮膚から赤みが消えて白くなるでしょう?そうです、その貧血状態が歯を支える組織に長時間続いているのです。

そんな簡単なことでこんな痛みなどが出ることをまだ信じられないかもしれませんが、健康な人体には十分な血流が必要なのに、貧血状態が長時間続いた状態で歯や周囲に症状が出ない方がおかしいのです。
人体は血流が止まると腐敗してきます。それだけ正常な血のめぐりが大切なのです。

ご自分で作った症状ならご自分でしか治せません。
そのためにはまずご自分が歯同士を接触させていることに気づくことから始める必要があります。
思い当たることがある方は、詳しくは当院ホームページ「 原因不明の痛み 」をご覧ください。

高岡 周一

 

 

■  スタッフ紹介

8月末から週に1日、土曜日に勤務しております歯科医師の高岡佑と申します。
患者さんの不安や悩みに真摯に向き合い、患者さんが安心して通っていただけるように勤めて参りたいと思います。
お気軽に何でもご相談ください。

手を動かすことが好きで歯科医師になりました。
治療をストレスなくお受けいただけるように気をつけています。

また私は歯を悪くして治療するより歯を悪くしない予防が大切だと感じており、患者さんのお口の健康に携われればと思っております。
今後ともよろしくお願い致します。

高岡 佑

 

 

■ 歯科衛生士からのワンポイント情報

【歯周病について】

歯周病菌は、糖質を餌にしている歯周病菌が、どんどん悪質になってきてより悪玉菌種に生育していきます。悪玉菌に生育した歯周病菌は、糖代謝ではなく、血液中の鉄を餌にして増殖するという原則があるのです。

歯周病は、餌を得るために歯周組織などを破壊し出血させ血液中のトランスフェリンに結合していない遊離鉄を餌にします。また、歯周病菌は内毒素を持っており組織の炎症を引き起こします。
だから、歯磨きすると出血するのです。歯茎から血が出るということは、ミクロの世界では、壮絶な戦いが繰り広げられています。その戦いに身体が勝つことが出来る方法として、しっかりと栄養を取る、睡眠を取る、歯磨き・歯間ブラシをして口腔内を清潔に保つこと!が大切です。

夏も終わり食欲の秋となりました。
しっかりと美味しい物をよく噛んで食べて、しっかりと歯磨きをして、ぐっすりとお休みください。

歯科衛生士 石田恵子

 

 

〈〈〈 編集後記 〉〉〉

今月のコラムはむし歯でも歯周病でもないのに痛いのはなぜでした。
長時間くいしばることで歯が貧血状態になっているなんて思いもしませんでした!!
よくよく考えると、知らないうちにストレスを感じてくいしばったり、何かに集中している時など無意識のうちに歯と歯が接触していたりする事がありそうですね。
日中ふとしたときにいま歯と歯は接触しているか意識する事で健康な歯を維持できるのでぜひやっていきましょう。 

川村友紀

むし歯や歯周病でないのに痛いのはなぜ?

他院で歯には何の問題もないといわれたけど、事実歯や歯肉が痛いのでどうにかならないか?とお越しになられる方が最近目につくようになってきました。
拝見しても確かに歯や周りの組織に検査上では問題が見つかりません。

ではなぜむし歯もない、歯周病にも問題がない歯や歯肉が痛むのでしょうか?
それは歯同士の長時間の接触が原因であることが多いのです。
そんなことで痛むのか?と信じられない方は、今月のニュースをお読みください。

歯ニュース 2015/05 … ピロリ菌保菌者と骨の関係

人の歯にかかる力は1平方センチに最大で体重に匹敵する60Kgもの大きさになります。
一説によれば鮫の咬む力に相当するとも聞きます。ありがたいことにこんなすごい力に歯は耐えられるようにできているのです。
おかげで丈夫な歯があれば硬いものでも何でも噛むことができますが、これを実現しているのは歯の力だけではありません。歯を支えている骨があるおかげです。
しかし歯にむし歯一つなく丈夫そのものでも、歯周病(歯槽膿漏)によって歯を支える骨が溶けてグラグラした歯ではまともに噛むことができないことでもおわかりいただけると思います。

歯がなければ骨は必要ないかといえば、まったくそうではありません。
歯と同じように噛めるインプラントも骨で支えられて初めてその力を発揮できますし、また入れ歯も骨のボリュームが多ければそれにまたがる形で入れ歯が安定します。
入れ歯を支えるために残った歯に針金などを引っ掛けますが、この残った歯もしっかりと骨で支えている方が寿命が長くなります。
このように噛むことには歯だけでなく骨の存在が非常に大切になのです。できることならこれからも丈夫な骨を維持してきたいものです。

快適な食生活を送るためにどうしても欠かせない骨を弱くする原因について最近報告がありましたのでご紹介いたします。
ピロリ菌感染や萎縮性胃炎が骨に与える影響について、海外ではいくつかの報告があるものの日本ではほとんど報告がなかったのですが、神戸薬科大学の水野成人氏らが50~60代の男性230人を対象とし、ピロリ菌感染や萎縮性胃炎が骨の状態を測る指標として有用かどうかを調べた結果、ピロリ菌感染や萎縮性胃炎の血清学的診断は骨粗鬆症のリスク診断に有用であることがわかしました。

ピロリ菌は有意に海綿骨密度低下のリスクを増加させ、萎縮性胃炎は有意に海綿骨密度低下のリスクを増加させた結果になっています。またピロリ菌抗体陽性かつ萎縮性胃炎ありの被験者ではそうでない被験者と比較して、有意に海綿骨密度低下のリスクが高かったようです。

この結果を要約すると、胃潰瘍の原因ともなるピロリ菌の存在と萎縮性胃炎は骨粗鬆症だけでなく歯を支える骨の健康に悪い影響があるようです。歯を丁寧に磨くだけでなく、こうした全身の健康も関わっていることを意識する必要があります。
お口は栄養の入口ですからこれからも楽しい食生活をお送り下さい。

高岡 周一

 

 

 

 ■スタッフ紹介 

このたび高岡歯科医院に勤務することになりました板倉由依と申します。どうぞ宜しくお願い致します。

もう気温も暖かく穏やかな季節で、ついつい公園などにお出かけしたくなってしまいますね。
5月といえば『ゴールデンウィーク』ですが、みなさんは何をして大型連休を楽しみましたか?ゆっくりお休みはとれましたでしょうか。 私は社会人1年目になって初めての大型連休だったので、何をしようかとても迷いましたが、大学時代の友人や地元の友人とご飯を食べに行ったりお出かけをして、たっぷりとお休みを満喫しました。
やはりお休みすることは体にも心にも優しいものだと実感しました。大型連休後は五月病に負けないよう、気を引き締めて元気に過ごしていきたいと思います。

板倉 由依

 

 

 

■歯科衛生士からのワンポイント情報

初めて来院された方には色々な検査をさせて頂いておりますが、その中のひとつに歯周病の検査があります。
歯周病の検査は歯周ポケットと言って歯と歯肉の境目にある溝の深さを計る検査です。これにより歯肉の健康度がわかります。

今まで歯周病の検査をなさったことがない方が多いようですが、虫歯の検査同様に歯肉の状態を知ることはお口の健康を維持していく上で大切です。
この検査結果を元に治療計画を立てたり、今後のメイテナンス方針を決めたり、また治療結果の確認と、いろいろな目的がございます。
今後の歯肉と歯の健康のために是非検査へのご理解をお願いいたします。

両角 里菜

 

 

<<< 編集後記 >>>

忙しい4月が過ぎ、5月は大型連休のGWがあります!
今年は6連休もお休みを頂けるのでとても楽しみです。
皆さん思い出に残る連休をお過ごしください。 だいぶ暖かくなり過ごしやすい季節になりましたが、 夜寒い日がまれにありますので体調崩さないように気をつけましょう。

両角 里菜

歯ニュース 2014/11 … 歯の原因不明のしみや痛み

むし歯や歯周病(歯槽膿漏)にかかっていないのに歯が痛むなどの不快な症状で来院される方が増えてきています。その原因の一つが継続的に歯を接触させる悪い習慣です。歯の接触といえば皆さんは夜間にギリギリと音を立てる「歯ぎしり」を連想されると思います。しかしそれだけではありません。異常な歯の接触状態の一つがブラキシズムです。

ブラキシズムは睡眠時や起きている時を問わず、歯を接触させた状態で力強く動かしたり、歯同士をすり合せたり、噛み締めたりするもので、食事以外で歯を強く接触させる悪い習慣です。 ブラキシズムや顎関節症のお話しは紙面の都合上割愛させていただきます。

 

■TCHとは?

ブラキシズムは強い力が歯にかかることですが、近年問題となっているのが持続的・継続的な弱い力です。それは食事や重い物を持ち上げる時などを除いた本来上下の歯同士が接触していないはずの時間での長時間の歯同士の弱い力での接触です。この状態を東京医科歯科大学の顎関節治療部の木野孔司准教授はTCH(Tooth Contacting Habit)歯の持続的接触癖と呼んでいます。
「こんな些細なことで?」と思われるかもしれませんが、これがむし歯や歯周病、歯の痛みの原因になることがあります。

あなたは何もしていない時や仕事や家事の時に上下の歯が接触していませんか?正常な人は接触しておらず上下の歯の間には1~2mmの空間があるのが普通です。この文章を読んでいる今、歯を接触させている方は実は正常ではないのです。しかしこの異常な接触状態を普通だと思っている人が結構いらっしゃいます。自分の異常に気づいていない、それが問題なのです。

持続的な力によって歯への障害だけでなく歯を支える組織の血行不良を招き歯肉や骨の健康を害し、また筋肉疲労が蓄積することでひいては顎の関節まで障害が及ぶこともあります。実際にTCHを解消することで原因不明の歯のしみや痛み、歯周病の軽減、顎関節症の軽減などがみられています。

重い物をよいしょと持ち上げるのに力が必要なのはご存じでしょうが、いくら軽い赤ん坊とはいってもずーっと抱き続けるのは結構重労働です。私を含め世の男性には特にかもしれませんが…。

ブラキシズムであれTCHであれ力の強さは違っても共通するのは歯やあご、関節に休む暇を与えていないことです。
いつも負担をかけていれば壊れるのは当然で、どこが壊れたかによって症状が変わるだけなのです。
あなたの歯はリラックスできていますか? TCHの詳細やの対処法などはこちらのページをご覧ください。http://www.e-iin.com/wp/?page_id=17939

高岡 周一

 

 

 

■スタッフの声

朝晩すっかり寒くなってきて冬を感じる季節になってきましたが、秋といえば紅葉。
紅葉といえば京都!と思いつくのは私だけでしょうか?
京都には過去2回行ったことがありますが、どちらも修学旅行だった為、有名な観光地は回りましたがゆっくり見ることが出来なかったのが残念でした。
そこで京都の観光スポットを調べてみました。行って見たいと思った場所を紹介したいと思います。

《あかりデザイン工房》 築90年の町家で和紙照明の手づくり体験ができます。
《哲学の道》 日本の道100選にも選ばれている全長1.6キロの散歩道。
《渡月橋》 桂川に架かる橋。春の桜、秋の紅葉の美しさで有名。夜のライトアップがきれいです。
《伏見稲荷大社》 有名な千本鳥居は、まるで異空間にいるような気分にさせてくれます。
《西芳寺》 古都京都の文化財として世界遺産に登録されている。一般の拝観は不可。
《貴船の川床》 木々の中をそよぐ風、川のせせらぎを聞きながら頂く京料理は格別の一言。

最後におもしろいな!と思ったのが《単伝庵》通称らくがき寺。落書きをするとご利益があるという変わったお寺。
個人的行きたいところをご紹介しましたが、やっぱり実際に行って、観て、聞いて、感じたいと思いました。
みなさんも秋の行動しやすい時期にどこか旅行に行かれてはどうでしょうか?

小原 咲央

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

こんにちは。最近は急激に寒くなりだんだん冬が近づいてきましたね。
まだこれから紅葉の時期ですがニュースを見ていると12月中旬の寒さと放送していて驚いています。

先日ディズニーランドへ遊びに行ったのですがその時は雨でとっても寒かったです。
行ったときはハロウィンのイベントが行われており、仮装している方もいて装飾もハロウィン使用でとても可愛かったです。
夏から行われているプロジェクション・マッピングですがなかなか行く機会がなかったのでもうそろそろ終わりかなと諦めていましたがやっと見ることができました。
さらに抽選が当たり特別席に座ってゆっくり見ることができました!!
ただ雨だったのが残念でしたが見ることができて良かったです。
ハロウィンの次はクリスマスバージョンになると思いますので、是非みなさん行ってみてください。
これからもっと寒くなりますので、体調を崩さないように気をつけましょう。

両角 里菜

歯ニュース 2014/05 … 歯肉の健康や骨密度とビタミンC

ビタミンCが不足すると壊血病になることは現代では当然のごとくよく知られています。
しかしインドへの航路を発見したヴァスコ・ダ・ガマなどの大航海時代には、航海から無事帰ってくる船員が半数にも満たないその原因不明の死がビタミンC欠乏によるものだとはわかっていませんでした。

多くの船員が無事帰ってくる船とそうでない船があることに気付き、その違いが航海中の食生活にあるとつきとめたのがイギリス海軍の軍医ジェームズ・リンドです。
1753年に新鮮な野菜や果物、特にミカンやレモンを摂ることによって壊血病の予防ができることを発見したのです。どうして軍医がと思われるかもしれませんが、飛行機のない時代、海を制することが大英帝国イギリスの至上命題であった時代背景がそこにありました。

ただこの時代ではそうした食事で予防できることがわかっていてもまだビタミンCそのものは発見されておらず、1930年前後の発見と合成が可能になるまで謎のままでした。
壊血病の初期症状はまず口の中に出ます。歯肉の出血から始まり、次第に歯が抜け落ちてきます。歯周病と似た症状です。このことからも歯肉の健康にビタミンCは大切なことがわかります。

人類は体内でビタミンCを作り出せないので必ず食事から摂取しなくては生きていけません。
これはサルやモルモットでも同じですが、面白いことに同じ哺乳類でも犬や猫、マウスは体内で作ることができます。人類の祖先も体内で作り出すことができたと考えられていますが、進化の過程でそれを捨てたようです。
進化という合理性からみると不便になったようにみえますが、進化で何かを得るための代償だと考えられています。樹上生活をしていた祖先は木の上になる果物や実を豊富に摂ることができたために体内で合成する必要がなくなったという説もありますがあまり支持されていないようです。

さて皆さんはビタミンCの色は何色だと思われますか?大航海時代と違ってビタミンCを含んだ飲料水が巷にあふれている現代では多くの方が黄色とおっしゃることでしょう。
実はビタミンC(L-アスコルビン酸)は白色で水に溶かせば無色透明の液体になります。安価に合成が可能になって飲料水に混ぜることを考案したメーカーがありました。当時は水道をひねれば飲み水が簡単に手に入った時代ですので、見た目が水と同じ透明ではありがたみがなく売れないと考えたメーカーはビタミンCを連想するレモンの色に着色したのが定着したといわれています。ボトルの裏をご覧になると黄色の着色料が記載されているのがおわかりになることでしょう。

ビタミンCの背景はこれぐらいにして、壊血病予防のほかにもその働きをみてみましょう。

第一はコラーゲンの重合です。美肌のために好んでコラーゲンを含んだ食事やサプリメントを飲む女性がいらっしゃいますが、そのコラーゲンを作るのにビタミンCが欠かせないのです。骨の20%、軟骨の50%はコラーゲンでできていますから高齢者の骨密度にも大いに関係のあるものです。

第二はアドレナリンの合成です。アドレナリンはストレスホルモンとも呼ばれており、人が活発に生きていくうえで欠かせない物質です。

第三は酸化を防ぐことです。体の色々な組織が酸化されて老化や病気になることが知られていますが、この酸化を防ぐ物質の一つがビタミンCです。活性酸素を中和してくれます。ビタミンCが不足すると寿命が短くなることや老化が早まることがマウスの実験からわかっています。人でも加齢でビタミンCが減少していきます。

この他にもビタミンC不足では喫煙により肺胞が3倍も破壊されることから慢性閉塞性肺疾患(COPD)の発症リスク減少が期待されています。また先ほどの活性酸素を消去する能力から抗がん作用があると考えられています。

厚生労働省のビタミンC推奨摂取量は1日100mgとなっていますが、これは壊血病を予防する最少必須量です。過剰摂取は慎むべきですが、水溶性ビタミンのため余分な量は体内に留まらず排出されることから1日400~1000mgがお勧めです。

天然の食材から摂取することが基本ですが、天然と合成されたものとの作用に違いはないため不足分はサプリメントなどから補うのも一つの方法です。ただし医薬品と違ってサプリメントは食品添加物扱いなのでその品質にはご注意ください。世の中、安いにはそれなりの理由があることが多いのですから。

高岡 周一

 

 

■歯科衛生士からのワンポイント情報

初めまして。4月からお世話になっている歯科衛生士の両角です。
みなさんのお役に立てるように、これから頑張っていきたいと思います。
新年度になり1ヶ月が経ち、みなさんそれぞれ新生活が始まったと思います。
それと同時にお口の中もチェックしてみてはいかがですか?

お口の中は小さな細菌がたくさん存在します。
気づかない内に虫歯になっていることが多いと思います。
一番磨き残しが多いところは、歯と歯の間です。ここは普通の歯ブラシだけでは汚れを落とすのが困難です。糸ようじやフロスなど使うと歯と歯の間の汚れが落とせて虫歯の予防にもなります。できれば毎食後が理想ですが、時間がなければ寝る前に使用するのが良いと思います。磨き残しをなくしてきれいな歯を保ちましょう。

両角 里菜

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

今回のコラムは、ビタミンCの大切さについてでした。
ビタミンCは過不足ですと歯にも支障がでますが、体の免疫力にも関わってきますよね。
私は冬が中心ですが、よくみかんを食べることが多いです。そのおかげもあり、ほとんど風邪をひいたことがありません。ですが、ビタミンCが不足しているときは、口内炎が出来やすくなるなどトラブルが増えます。
やはりビタミンCは体全てに関わってくるとても大切なモノなのです。
ビタミンCはすっぱくて苦手な方もいらっしゃると思いますが、毎日適量を摂取することを心がけてみてはいかがでしょうか。
そして、健康な歯と健康な体を維持していきましょう。

春木 香織

 

歯ニュース 2014/02 … 噛むと痛い

つい先日新しい年が始まったと思っていたら月日は駆け足に寒さを連れ、カレンダーはもう次のページです。
北の地では記録的な大雪に関東でも凍りそうな日が続きますが、一方でフィリピン近海では温暖化による海水温の上昇から海水の蒸発によって上昇気流が例年になく発達し積乱雲が発生してフィリピンでは豪雨による被害が出ています。
現地の海水温が29度とありましたので、日本と違ってさぞかし暖かいことでしょう。

上がったものは時を経て下がるのが世の常ですから、地球も例外でなくこのフィリピン近海の上昇気流の影響で中国内陸部に下降気流が発生したために中国から日本に伸びる偏西風の蛇行が引き起こされてシベリアからの寒気が日本上空に引き込まれ、日本での大雪や寒さが起こっているとの報道がありました。
お天気を科学すると少々小難しい説明になるようですが、要は日本のこの寒さが一見真逆に見える温暖化と関連しているとのことですから驚きです。
一年で最も寒い時期ですからお体をご自愛ください。

歯科医院を訪れる理由で多く見受けられるものの一つに「噛むと痛い」があります。
その程度にもよりますが、単に食事に支障をきたすだけでなく口を閉じて歯を合わせるだけで痛みを感じるようになると、苦痛の時間の連続といつも歯のことを考えさせられ、憂鬱な毎日を過ごすことになります。
ひどい場合には歯やあごの骨を失うこともありますので、無関心は禁物です。
その痛みの原因の多くは歯の周囲組織の炎症です。
炎症を引き起す原因は虫歯や歯周病以外にもたくさんありますので、お心当たりのある方は早めの受診をお勧めしいたします。

以前医院待合室に生花を生けていたことをご存知の方もいらっしゃることと思います。
写真を撮ってお帰りになられたり、毎週が楽しみだとのお声もありました。
現在そのお花を生けて頂いていた松下さんは独立されアートフラワーをされています。
クリスマスとお正月に松下さんに無理をお願いして遠路より作品を送っていただき、待合室に飾らせてもらいました。
久々の松下さんの作品をお楽しみ下さい。

高岡 周一

 

 

 

■歯科衛生士からのワンポイント情報

ブラッシングの重要性についてお話します。
歯を磨くって何だろう・・・・?
歯を磨くのは、お口の中を清潔のするために行います。
毎日の食事を取ることで必ず使うのが歯と歯肉です。
使えば汚れる。だから綺麗にする。
歯の汚れとは、細菌の固まりでつくられた「プラーク」という白くてべたつきのある物質です。「歯垢」ともいわれています。

プラーク1mgの中には約10億もの細菌が含まれていてこのうち数十種類が虫歯や歯周病の原因をつくっています。
プラークは時間とともに増えていき虫歯や歯周病に関係する細菌は主に糖分を餌にしてその代謝によりプラークをつくり同時に「酸」を育成しています。
この「酸」が歯を溶かしてしまうため虫歯になってしまうのです。

またプラークの中の細菌は時間とともに「歯周病菌」へ変わって行きます。
それは歯周病菌が空気を嫌うためプラークの中で居心地がよくなり増加してしまうからです。
歯磨きをしないと約3日で歯肉の炎症が起きプラーク中の歯周病菌が歯茎の中へ入り込みますます住みやすい環境を作ってしまいます。
このような状況を防ぐためには、歯磨きはとても重要です。
歯磨きとは「細菌の住みかをこすりおとすこと」によって「お口の中を清潔にすること」なのです。

熊澤 恵美

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

今回のコラムは、歯の痛みの原因についてでした。
噛むと痛い時もそうですが、何もしていなくても歯が痛むようになると食事をすることや睡眠も充分にとりづらくなりますよね。そうならないためにも、検診をうけてみてはいかがでしょうか。
歯が痛む原因も早く見つかれば、痛みも少なく済みますよね。
検診を受けて歯を大切にしていきましょう。

寒い日が続き、雪が降りそうな日々ですが風邪に負けないよう、特に夜などは暖かい格好をしてお出かけしましょう。

春木 香織

歯ニュース 2013/05 … 寝酒と睡眠、歯ぎしりや歯周病

春には遅く夏には早い5月、4月の入学や就職、さらに青葉や桜など新しいものの息吹とエネルギーを感じていますが、早今年の1/3が過ぎた実感に乏しく新年に立てた目標との隔たりに戸惑っています。

先月10年以上愛用して来たライトを買い替えました。
治療の際に拡大鏡に取り付けるものですが、時代を反映してハロゲンからLEDになりました。消費電力から一般家庭にLEDがかなり普及して来ている一方で、白熱電球の生産中止と、時代は移って来ています。

その流れは歯科界でも同じで、ハロゲンはカタログから姿を消してしまっています。
個人的には太陽光に近い少し黄色がかった色が好きですし、白くギラつくLEDより目に優しく感じます。しかし消費電力の少ないLEDは以前のハロゲンの数倍もバッテリーが持ち、治療や手術中に取り替える事が少ないのはメリットです。
いい面を見て慣れて行こうと思っています。

寝酒は眠りを誘い睡眠の量と質を良くすると思っておられる方がいらっしゃいますが、最近の研究からどうやらその考えは否定されそうな雲行きです。
睡眠の量と質の大切さをいまさらお話しする必要はないでしょうが、アルコール摂取がそれを阻害するとなれば人によっては日々の楽しみと関わるだけに無関心ではいられないことかもしれません。

研究報告からは、アルコール量が多いと睡眠にとって重要なレム睡眠の時間が短くなり、また摂取量に関係なく最初のレム睡眠の開始時間に遅れが生じるなど、睡眠の質が低下しています。

レム睡眠は記憶力や集中力、運動技能の維持に関わっている大切な睡眠なのです。
本来睡眠は身体を休め疲労を回復するものなのに、歯ぎしりによる歯の異常なすり減りや歯周病の発生、唾液分泌の低下によるむし歯の発生などは注意が必要です。
睡眠中の歯ぎしりとストレスの関連や、就寝前の歯磨きなど睡眠の質や時間と共に大切なことがいくつかあります。

どうも最近世間一般だけでなく医学界からも、アルコールへの風当たりが強くなってきています。この報告からすれば就寝前のアルコールは慎んだ方が得策のようで、夕食のお供程度に楽しむことが賢明のようです。

 高岡 周一

 

 

 

■ 歯科衛生士からのワンポイント情報

初めまして、3月末よりスタッフの一員になりました歯科衛生士の生田と申します。
患者様一人ひとりに合わせた口腔内清掃、指導を行いたいと思います。
わからない事などがあれば気軽に声をおかけください。

最近は暖かくなったり、寒くなったりと気温の差が激しいですね。
気温の差が激しくなると体調管理が難しくなってきて、風邪など引きやすくなります。
予防策として、日常生活で心がけたい事は次のような事柄です。
・十分な睡眠
・バランスの良い食事
・体調を整える適度な運動
・手洗い、うがいをする
・乾燥した所や人ごみを避ける
・極端な厚着、薄着をしない
ゴールデンウィークなどで外出する機会が増えるかと思います。
特に人ごみが多い場所への行く機会が増えますので手洗いうがいを心がけてください。
せっかくの長期休み、元気に過ごして良い思い出を作りたいですね。

生田 智美

 

<<< 編集後記 >>>

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?
私は友達と高尾山に登ってきました。
ゴールデンウィークということもあって混雑していましたが、新鮮な空気をいっぱい吸って元気になったような気がします。

小原咲央

歯ニュース 2013/02 … 歩いて歯周病予防

今月、開院10周年を迎える事ができました。患者さまをはじめ、スタッフやたくさんの方々に支えられこの一つの節目を無事に迎えることができ感謝いたしております。
ここに皆様方に御礼申し上げます。

この機会に際して当院のホームページを1月に一新いたしました。
これで3度目となりますが、今回は自分で作成してみました。
昨年11月から始めたものの当初はわからないことばかりで、解説書と格闘の連続と試行錯誤の末にやっと先月開設にこぎつけた感があります。

医療は受ける人、行う人、それをサポートする人、いろいろな人々の共同行為で成り立っています。そうしたみんなの声を集めたホームページを今回は目指しました。
以前はホームページの他に患者さまから頂いたアンケートや、ネットでお問合せ頂いた質問に対するお返事、医院ブログの3本のブログを別々に開設しておりましたが、それらを過去の記事も含めて今回新しくしたホームページに統合しました。
現時点で380ページほどになりましたが、ご興味ある項目(カテゴリー)や記事だけをお読みいただけるようにしましたので、お暇のある時にお読み頂ければと思います。

今後も可能な限り毎週更新していきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
未完成なホームページをみんなの声でどんどん成長させていくことができればと願っております。

 

■ 歩いて歯周病予防?

一般的に1日10,000歩を歩くことが健康のためによいとされていますが、最近「歩くほど下がる糖尿病のリスク」という論文のサマリーを読みました。要約すると日頃有酸素運動を行っていない肥満の人々の1日の歩数を調べたところ、1日平均3,500歩未満のグループの糖尿病リスクは高く、1日平均10,000歩以上のグループは他のグループよりリスクが29%低くかったとの報告でした。

歯周病と糖尿病の関連は以前にもブログに書きましたので参照いただくとして、証明された話しではありませんが「風が吹くと桶屋が儲かる」式に考えれば歯周病の予防と治療にも役立つのかもしれません。老化は足からともいいますから、損することはありません。

これを毎日のノルマと思えば気持ちの負担になりますが、一週間の目標と考えれば取り組みやすいと思います。日常動き回る仕事でもない上にジムも退屈で長続きしない運動習慣のない私は歩くことにしています。

万歩計がついていた携帯を代えてから毎日の歩数から離れていますが、一週間に駅まで何回歩くと目標を持ちつつ、季節の匂いと風景を眺めながら歩いています。同じ道でも見方によれば色々と発見はあるものです。
糖尿病と歯周病の方々はお試しになってみてはいかがでしょうか。
ただし歯を食いしばってまで歩くのは逆効果になると思われますのでご注意を。

高岡 周一 

 

 

 

■スタッフの声

最近アイスのピノを食べたところ、星型のピノが入ってました。
そこでいろんなお菓子を調べてみたところ、以外にもいっぱいあるんですね!
定番のコアラのマーチでは、私の高校時代ではマユゲが印刷されているのがレアでしたが今は盲腸コアラなんですね。あとはリュックを背負った後姿のコアラもいます。
ミルキーの包み紙では四葉のクローバーや、ペコちゃんの絵が10個入っていたらラッキー!などありましたが、おみくじもあるみたいです!大吉や小吉と書いてあるみたいです。残念ながらあたしはまだ発見していません。マーブルチョコはキャラクターが印刷されているものや、ヨーグレットにはスマイルタブレットがあります。

他にもカール、アポロチョコレート、パックンチョ、ロッテのガム、かっぱえびせん、パナップ、チョコベビー、おっとっと、ピュレグミ、ピンキー、ハッピーターンなどなど、調べれば調べるほど種類豊富に出てきます。

なんとエビスビールのパッケージにもあるみたいなんです!おもしろいですよね。
遊び心満載でお菓子は食べてもおいしいですけど、見て楽しむことも必要なのかもしれません。みなさんもぜひお菓子を食べる時は探してみてください。おもしろい発見があるかもしれません。
そしてお菓子を食べた後はしっかり歯を磨きましょう。

小原 咲央

  

 

<<< 編集後記 >>>

今回のコラムは歯周病のお話でした。
歯周病の検査をみていると、軽度~重度の方、様々いらっしゃいますが、やはり自覚症状があまり出ないので気づかない内に重度の歯周病になっている場合が多いようです。
最近では虫歯ではなく歯周病で歯をなくされる方が多いので、一度検診を受けてみられるといいと思います。

小原咲央

口内炎ができる場所について / お問合せQ&A

投稿者: yui3420 さん

こんにちは、口内炎について質問します。
歯茎に口内炎と同じような出来物ができたのですが、歯茎にも口内炎はできるのでしょうか。
今までは頬の内側にしかできなかったのですが。
口内炎ができないように気をつける方法はありますか?

 

お返事:
yuiさんこんにちは。食べるたびに痛い口内炎は厄介なものですね。
ご質問の口内炎は歯肉(歯ぐき)にもできることがあります。

口内炎ができる原因は大きく分けて2つあります。
第一は食事中に噛んでしまったり、歯ブラシなどが強く当たってしまったなどの傷から口内炎になるケースです。傷口からの感染とお考え下さい。

第二は病気や体質、服用中の薬の副作用、栄養素の不足など全身的な原因です。風邪など体の免疫力の低下時にちょっとした傷からできることもあります。
無理なダイエットや偏った食事などによる栄養素不足も原因になることがあります。
口内炎と関わる栄養素はビタミンB2、B6、B12などのビタミンB群とビタミンCです。

歯根のヒビ / お問合せQ&A

投稿者:tremen13さん

歯痛の原因がわからず、歯医者でレントゲンをとってもらったら左下5番の歯根に小さいヒビが入っていました。
歯根にヒビが入ってしまうと、抜歯治療しかないのでしょうか?
まだ若いのでできるだけ抜きたくないです。
教えて下さい。

 

お返事:

tremen13さんこんにちは。歯を抜きたくないお気持ちはよくわかります。
可能な限り抜かないで済まないかと考えるのは歯科医も同じです。
ただそれは歯の状況次第では他の歯やあごの骨などのことを考えてお勧めする方法が変わってきます。
歯の上部や表面だけのヒビならご希望にそえる可能性が大きいでしょうが、歯の根っこが完全に割れてしまっては残念ながらかなり状況が不利だと言わざるを得ません。

割れた歯を一度抜いて、割れた根を接着した後再度抜いた場所に戻す方法を試みている歯科医も一部にいます。
成功すればこれほどいい治療法はないでしょうが、もし不成功なら骨が溶けたりするリスク、また接着力が長期間の噛む強い力に本当に耐えられるのかなどの不安もあります。
今回はヒビだけなのかヒビが入って割れたのか、それでお勧めされる治療方針が変わってくるでしょうが、
ご本人のご納得が一番ですから、主治医とじっくりとお話になることが大切だと思います。

ここで非常に大切なことをお話しします。
歯を失うかもしれない現状に頭がいっぱいになって先のことまで考える余地がないと思いますが、落ち着いたらご検討下さい。
それはどうして歯にヒビが入ったか、その理由です。その理由を放っておけば次は別の歯に同じことが起きる可能性があるからです。
これは専門的な難しい話になりますので、お掛かりの先生とよくご相談されてみられるといいと思います。

被せ物の匂い / お問合せQ&A

投稿者:kunkoさん

6年程まえに治療した被せ物から嫌な匂いがします。
被せ物近辺の環境が不潔になっているのでしょうか?
6年ともなると取り変え時ということも考えられますか?

 

 お返事:

kunkoさんこんにちは。
臭いの原因として考えられるものを2点挙げてみます。
第一は食べかすが腐敗して臭う場合です。むし歯の穴の中に食べかすが入り込んだり、歯肉が縮んで(下がって)歯と歯や歯ぐきの間に食べかすが残りやすくなる時によく起こります。
歯磨きが不十分であったり、被せ物と歯が合ピッタリ合っていない、また歯周病や歯磨きする力が強すぎるなどの原因で起こります。
この場合の治療法は虫歯や歯周病の治療と場合によっては被せ物の再治療が必要になるでしょう。
これは先ほどの原因があったことが理由なのであって、6年経ったからではありません。
10年20年取り替えていない被せ物はたくさんあります。

第二は歯周病にかかって歯ぐきから出血や膿などが出てそれが臭う場合です。
この場合は歯周病の治療をすることをお勧めします。
このように原因や状況によって対処法が変わりますので、主治医の先生とよくご相談下さい。

歯ニュース 2012/12 … 歯の痛みと治療

野生動物の寿命は歯の寿命と一致すると言われています。私達人間も動物ですから、歯の健康が私たちの寿命に直結している、そのことは容易に推測できます。人類も有効な歯の治療法がなかった太古の時代には生命と歯の寿命がほぼ一致していたのでしょう。
人体の研究や病気の研究と治療法の進歩とならんで、歯科医療の進歩が長寿にもたらした貢献は大きいものがあります。長寿だけでなく、歯科医療の進歩によって歯のあのひどい痛みを取り除くことができるようになったことは、当時の人々にとってまさにビックニュースだったことであったことは容易に推測できます。

経験したことがある人はお分かりでしょうが、名誉のためには切腹さえいとわなかった武士でも、歯の激痛に耐え切れず自害した人もいたそうですから、歯の激痛は、これはもう大変な痛みです。
歯に分布する神経は三叉神経ですが、この神経は他の神経より非常に敏感にできていて、それが原因でガマンができないほどの痛みになるのです。座骨神経などの神経痛のでる神経は三叉神経と同じく非常に過敏にできており、痛い神経です。

昔の人も歯の痛みをごまかすために色々な工夫をしていたようです。
歯の痛みに耐えかね、気をそらすため積分学に没頭したと言われる、「人間は考える葦である」の言葉で有名なフランスの哲人パスカル。著書「魔の山」や「ヴェニスに死す」、「ブッデンブローク家の人々」でも虫歯に悩む人物を登場させているノーベル文学賞を受賞したトーマス・マン。
作品「から騒ぎ」の中で「血や肉でできている人間だ。どんなに神々のような筆つきで論文を書いて、運命や不幸をあざけっていた哲学者だって、歯の痛みを平気で耐えちゃいなかった」と書いたシェークスピア。みんな歯のことで困っていたのでしょう。

現在は優れた麻酔薬もありますし、歯科医療も進歩しています。さらに、当院では西洋医学だけでなく、東洋医学を取り入れてうんと楽な治療を実践していますのでどうぞご安心を。しかし、自分自身で歯とお口の健康を守ることが最良の治療ですから、毎日のお手入れを大切にしてください。

 高岡 周一

 

 

■ スタッフの声

ハロウィーンの季節が終わるとすぐに街やお店がクリスマス色に変わりました。ディズニーリゾートでは11月の初旬からクリスマスのイベントが行われているようです。
昨年は特にディズニーリゾートのスタッフの教育や対応が評価・注目された年でしたが、ディズニーのキャラクターが好きな人はもちろん、そうでない人も心から楽しめる場所だと思います。絶叫マシーンが苦手な私でもついつい乗ってみようという気になり、楽しめてしまうのには本当にびっくりです。

色々と興味深い噂や謎の多いディズニーランドですが、最近聞いて、たしかに!と頷いてしまったのは、「ディズニーランドでは迷子の放送が流れない、どうやって迷子の子を見つけているのか」という疑問です。放送が流れると、いかにもテーマパークという感じがしてしまいます。「夢の国」という徹底した世界観を築くために、陰にはスタッフ全員の努力があるのだろうと思いました。数年行っていなかったディズニーランドですが、その魅力にまたはまってしまいそうです。

鮫島連理

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

早いもので2012年もあと少しで終わりです。私がこの医院に勤務になって6ヶ月がたちました。 最初は不安でいっぱいでしたが、今ではすっかり仕事にもなれて楽しく仕事をさせて頂いています。
皆さん良いお年を送ってください。2013年もよろしくお願い致します。

小原咲央

ブリッジについて / お問合せQ&A

投稿者:ヤンパパさん
ブリッジ治療について質問があります。
右上前方の歯が丸丸折れてしまいました。
治療をするとしたら、折れた部位の両隣の上部を削って支えとし、三つの歯を繋げるということですよね。
そうすると、その三つの歯の上部は隙間は無くなると考えられますが、下部の方も隙間を埋めてしまうのでしょうか。
治療後、生活上でデメリットは生まれませんか?

 

お返事:
ヤンパパさんこんにちは。前歯が折れてさぞかしがっかりされていることと存じます。
しかし折れた状態によっては歯を残し、さし歯で外見と機能を回復できる場合もあります。
もしこれが可能なら最もよい治療法です。

仮に歯を失うことになった場合には、一般的にはご指摘のブリッジの他に取り外しのできる入れ歯やインプラントなどの選択肢があります。
どの選択肢が最適かは両隣りや噛みあいの歯などの他の歯の状態、ご希望内容やそれぞれのメリット・デメリットなどと共にご相談して決めていくことになりますが、もし両隣の歯が人工的なものが入っていない(削っていない)歯なら、ご質問のブリッジを第一選択とされるには疑問が残ります。
その理由は、歯は削らないで済むならできるだけ削らない方が歯が長持ちするからです。

ブリッジとは、歯を失った場所の人工の歯を両隣の人工の歯にくっつけた3本連続の人工の歯のことです。ご質問の歯肉と歯をなくした場所の人工歯との間の隙間ですが、私は症例やご希望によってその隙間の有無や量をご相談して決めています。
人工歯を軽く歯肉に接触させて(隙間をなくして)あたかもそこに歯が生えているかのように見せたり、息が漏れにくいように発音に配慮する場合。下の粘膜から人工歯を離して隙間を持つことによって掃除を容易にする場合。外見か管理どちらを重視するかですが、粘膜に人工歯が接触する程度なら問題になることはありません。

これ以外にも歯がない場所の人工の歯と両隣の歯との隙間も存在します。
歯の形や歯の傾斜、歯と歯の間の歯肉の状態などによって隙間がどの程度できるのかが変わってきます。この部分はまったく隙間を作らなければ掃除ができないためにむし歯などの問題になりますのである程度は必要です。この場所の清掃には通常歯間ブラシを使います。

ブリッジ自体のデメリットは3本の歯を2本の根で支えるために支える歯には余分な負担になることや、両隣の歯を削る必要があることです。
歯はできるだけ削らない方が寿命が長いことは世界中の過去の症例から明らかです。削った歯は2度と戻ってきませんので、慎重に何が最適かを主治医の先生とよくご相談になられることをお薦めいたします。

 

歯茎の腫れ / お問合せQ&A

投稿者: hiroshi さん
ある日、起きたら歯茎の下の内側に、直径1cm、高さ0.3cm程度の腫れができていて、痛みはなく、しばらくしたら治るだろうとそのままにしていましたが、治らず、気になるので、近くの歯科に行きました。
診てもらうと、「骨です」と言われました。急に、骨が歯茎を圧迫することってあるのですか?と聞くと「歯茎がぼこぼこの人もいますから、気にしないでください」。
レントゲンも撮りましたが「膿でしたらこの部分がくろくなりますよ、処置しないでおきましょう、あまり気になるようでしたらレーザーで焼いてしらべますが」との事です。それ以上なにも言えず…
一晩で気になるくらい(目視してもわかるくらい)骨が歯茎を圧迫することってあるのでしょうか?
気になるので、他の歯科にも行ってみようかと思いますが、先生の見解と、アドバイスをお願いいたします。

 

お返事:
hiroshiさんこんばんは。歯ぐきの正確な場所と状況などが文面からはわかりませんので正確なことは申せません。可能性についてお話しします。

その場所を触ってみて少し弾力があるのか、それとも硬いのかで考え方は変わります。
もし硬いのであれば骨の可能性が高いと思います。しかし骨が一晩で突然にできるとは考えにくいことです。ですが実はもう少し前からあって次第に少しずつ大きくなり、気付いたのがその時であった可能性も否定できないと思います。そうしたことは何度も経験しました。気づかない程度の小さな骨隆起が以前からあって、食事や歯磨きの際にこすれて多少腫れ、急激な変化と映った場合もあるかもしれません。

次に触って硬くないのであれば場所にもよりますが、痛みがないことから唾液の出口が何らかの原因でつまって腫れた可能性もあります。検査をしないと何とも言えませんが、他には歯周病、歯の破折や歯の根っこに病気がある場合などもあります。しかし通常腫れ以外の症状を伴うことが多いのでその可能性は低いかもしれません。
どうしても可能性の域を出ないお話しになりますのでご不安でしたら、セカンドオピニオンとして他の歯科医院で診て頂くのもいいと思います。

歯ニュース 2009/10 … 歯周病と生活習慣病 その4

長雨のおかげで抜けるような夏空を欠いた今年の夏でしたが、蝉の声、ひまわりとアサガオはいつもの年とそう変わらなかったような気がします。この時期の歩きにくさも例年通りでした。朝の駅までの路上を動く黒い物体を避けて足を踏み出さなければいけないからです。体長1cmにも満たない彼らのスピードは、人間の大きさに換算すると世界新をだしたボルトよりきっと早いことでしょう。蟻と呼ばれる彼らはアスファルトの粒の合間をちょこちょこと動き、さらに路面と同系色のためにうっかりすると靴の下に下敷きになってしまいます。前後左右の車や障害物に注意を払いながら、足元の小さくとも一つの命を奪うことなく駅に到着するためにはちょっと気を使います。その彼らも段々涼しくなってくると活動的ではなくなり、いつしかその姿を見ることがなくなります。そろそろ今年もそういう季節になってきたようです。

あれほどみずみずしく青紫に染まった梅雨の代名詞、あじさいの花も東京の8月は茶色く変色して見る影もなくなりました。その時期の北海道で今が旬とばかりの花真っ盛りのあじさいを見て、日本も広いなと感じたことがあリます。まだ東京では半そでか長袖か迷うこの時期に、北海道から初冠雪の便りと沖縄ではまだ海に入れる30度近い暑さと聞こえてきます。もうすぐ紅葉前線の南下、そして初霜、初雪の前線が下りてくることでしょう。昼夜の温度差が激しいこの季節は風邪をひきやすいのでお気をつけ下さい。

 

■歯周病と生活習慣病 その4

日本成人病(生活習慣病)学会で東京医科歯科大学血管外科の井上先生による歯周病と心臓・脳血管疾患との関連についての研究結果が報告されました。それによると歯周病患者の心臓・脳血管疾患リスクが1.19倍になり、特に65歳以下では1.44倍となることが報告されています。また同氏は、「閉塞性動脈硬化症患者の閉塞部と唾液から歯周病原因菌が90%以上の高率で検出された。歯周病原因菌が口の中で血小板により取り込まれて全身へ生きた菌として運ばれて粥状硬化病変や動脈瘤の形成に関与している可能性が考えられる」と述べています。

アメリカウェスタンリザーブ大学歯学部は、歯周病が末期腎不全や心血管系疾患の大きなリスクになる慢性腎疾患の危険因子になると発表しました。歯周病による歯牙喪失患者は慢性腎疾患発症リスクが2倍になるそうです。この他にも、心臓の弁から歯周病原因菌が検出された報告などもあり、歯周病は単なる口の中だけの問題でなく全身の問題です。

歯周病治療後は完治する場合と、小康状態を維持する場合があります。何はともあれ増悪させないことが大切で、定期的な医療現場でのメインテナンスを欠かすことができません。困った時だけの対応では次第に増悪を繰り返して先程述べた全身性疾患のリスクを高め、また残った歯の本数は先細りになることが経験的にわかっています。当院ではその方の状況に合わせた定期的なメインテナンスのコースを個別にご提案しております。多くの方々がコースに参加され、健康でおいしい生活をお送りくだされることを願っております。

(歯周病について詳しく知りたい方は小冊子「食とアンチエイジング」「歯周病とアンチエイジング」をご覧下さい

 高岡 周一

 

 

■スタッフの声

夏から秋へ季節が変わるこの時期(これを書いているのは9月です)、日が沈む時間が日増しに早くなるので、夕方になると物悲しさを感じます。ちなみに今の日の入りの時刻は17時44分です。日の入りが一番遅い時は19時頃なので、日の入り時刻がだいぶ早くなっているのがわかります。

仕事で室内にいる時間が長いので季節の変化を感じにくく一日過ごしてしまう事が多いですが、夕方頃外に目を向けると暗くなる時間が早くなっているので、秋に向かっているなと季節の移り変わりを感じます。 

歯科衛生士 小島 千春

 

 

■歯科衛生士からのワンポイント情報

虫歯・歯周病とも細菌が起こす病気ですが、その原因菌はほとんど人の口の中にあると言われています。口の中には300種類以上の細菌が存在しています。
平均寿命は長くても歯の寿命は短いと言われる日本人。いつまでも自分の歯で美味しく食べるためには、歯に良い生活環境と正しいケアを知ることが大事です。

歯科衛生士 杉山 明美

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

夏もあっという間に終わり、朝晩めっきり涼しくなりましたね。蝉の声にかわって虫の声が聞こえる季節になりました。涼しくなるとインフルエンザが流行し始めます。うがい・手洗いを心がけましょう。

小用 美里

歯ニュース 2009/03 … デンタルフロス(糸ようじ)が歯周病予防に有効

先日、妻と国分寺ウォーキングに行ってきました。以前は緑多い自然の中で、それも山登りやトレッキングのような重いものでなく、リュックサックに登山靴までいらない軽い場所、それも樹木の緑とおいしい空気、風光明美なスポットを探していました。でもそんな都合のいい場所がごろごろあるはずもなく、格好の何もしない口実になっていたような気がします。時々行くそんないいスポットはそれなりの距離が離れているもので、遊びとはいえ前日から時間の予定を入れ、休日の朝ゆっくりすることもなく朝早くからバタバタ。たまにはいいけど、精神的な解放のために逆のことをするような矛盾も感じます。
休日は普段と違って行動の予約をしないフリーの精神状態もいいものですから、朝起きて「今日ちょっと出かけてみようか」で行ける近い場所が欲しいと常々思っていました。得てして自然環境とそこまでの距離は比例します。その例外探しもいいけど、いっそのこと発想の転換をして、街をウォーキングしてみようと思ったのです。

実際に国分寺を歩いてみると新鮮な発見がたくさんありました。名水といわれる湧水があったり、駅名にもなっている国分寺にも初めて足を運びました。昔によく行った焼肉屋さんと駅周辺しか知らなかった我々には、街中ではあるけれど目新しいものがいくつかありました。ウォーキングという本来の目的だけでなく、途中のお茶休憩や歩き終わった後の少し遅めの昼食にも街中ですから事欠くこともありません。帰路も時間がかからず、さらに電車だと渋滞とも無縁で、午後には休日の残りを自宅でゆっくり過ごすことができました。

適度な運動がメタボリックシンドロームに効果があることはご存じのことと思います。また運動は加齢による筋力の低下や心肺機能の維持に役立つだけでなく、精神的なプラス面もあります。ストレスや気分転換に大変有効です。少し汗ばむような有酸素運動の有効性はわかっていても、重い腰が上がらない方にはウォーキングがお勧めです。
ただ歩くだけでは面白みがなく継続性に難がありますから、それ以外の目的が必要です。手軽な街中ウォーキングも一つの選択肢だと思った次第です。ご興味がおありの方は途中の見所、食べ処が入った経路を載せたガイドブックもありますから探してみられるといいでしょう。今度は両国?などと、二人で話しています。

 

■デンタルフロス(糸ようじ)使用が歯周病予防に有効

欧米の映画のワンシーンでも見かけることのあるように、欧米ではデンタルフロスの使用が歯ブラシによる歯磨きとならんで極一般的に実行されています。そのデンタルフロスの習慣が糸ようじという商品の登場もあってか、日本でもかなり定着してきました。しかしこの目的は歯と歯の間にできるむし歯の予防でした。歯ブラシだけでは歯と歯の間の清掃は、どんなにがんばっても60%ほどしかできません。その残りの40%を取り去るデンタルフロスは非常に有効です。

さらにこの度ニューヨーク大学歯学部からデンタルフロスの使用で、歯周病の原因となる口の中の悪玉菌を減少させるのに大変有効であるとの報告がありました。歯周病は歯と歯肉との境目から起こる病気です。その原因菌の生息するのは空気にあまり触れない場所、すなわち歯と歯肉との境目にある歯周ポケットが主であって、治療の対象もそこに生息する悪玉菌でした。しかしその場所から離れた歯と歯の間の清掃でも歯周病に有効であることは、口の中全体から絶対的な細菌数を減らすことが大切であると改めて教えてくれます。とかく面倒で避けて通りたくなるデンタルフロスですが、今日からお使いになってみてはいかがでしょうか。

 高岡 周一

 

 

■スタッフの声

まだまだ寒い日もありますが、晴れた日など窓越しから感じる日差しの中に春を感じられるようになりました。この季節はいろんな行事も多く、店頭に並ぶ商品にもはなやぎがあり、心が和らぐような気がします。中でも3月の桃の節句の頃は、何歳になっても楽しいもの、段飾りのお雛様にも一年に一回お会いできる時です。永く受け継いでもらうためにも虫干しなどのお手入れはかかせません。

お雛様の形もその時代を写しだすものであり、祖母の時代のものは、お化けの様に大きく、昭和に入って戦後になると、やや小さめになり、最近ではまた見た目にも大きなものと移り変わっています。両親の、子供の健やかな成長を願う気持ちが込められ、今更ながら感謝の気持ちになります。忙しさの日々の中にも、幼少の頃にタイムスリップする大切な伝統行事としてずっと伝えていってほしいものの一つです。

菅野美弥

 

 

■歯科衛生士からのワンポイント情報

知覚過敏は歯磨き粉の中に入っている研磨剤が原因で、歯の付け根が削れたり歯を磨く力が強い場合、歯肉が後退して冷たい物がしみたりし、歯ブラシを当てにくくなる等の症状があらわれます。しみるのが嫌だからと磨かないでいると、削れた部分に歯垢が残り、不潔になってしまい、逆に症状を悪化させてしまう事があります。

磨き方によっても症状が改善されますし、知覚過敏用の歯磨き粉、治療法もありますので、しみるのが気になる方はご相談下さい。 

歯科衛生士 小島千春

 

 

■今月の花

■チューリップ(ブルーパーロト)
■アジサイ
■ドラセナ
■シースター

一口メッセージ

春の花、チューリップだけれど色合いはシックに仕上げてみました。

ルグラン 松下清香

 

 

<<< 編集後記 >>>

3月で春を感じる中、本格的な花粉シーズン到来ですね。
花粉症の方には大変辛い時期ですが乗り切っていきましょう。

小用 美里