「抜きっぱなし」は大怪我の元 / 歯の病気のお話し P 5/8

歯がボロボロになるまで虫歯が進んでしまった場合は、現代医学では残念ながら抜歯する他ないことがあります。しかし問題はその後です。人には身体の中にいらないものはなく、全てが揃って健康でいられます。歯は大切な身体の一部ですから、不幸にしてなくしてしまった場合には、それを補わなければなりません。

これを怠ってそのままにしておくと他の歯が傾いたり伸びだしたりして動いてしまいます。たり、場合によっては顎までが動いてしまい、歯の寿命を短くしたり、かみ合わせが狂ってしまいさまざまな全身症状の原因となる場合があります。

歯を失った理由は色々とあるでしょう。その理由はそれで非常に大切なことなのですが、比較的なおざりにされ大きな問題となっているのがそのまま何もしないで放っておく事なのです。

人生での失敗も何かをしてしまった失敗もあれば、すべき事をしなかった失敗もあります。そしてその時それなりに考えて選択して、結果的に失敗したことより、何も考えや行動をしなかった消極的選択の方が大きな後悔をします。歯を失ってそのままにしておいた、又はあまりに安易な対応で済ませて来た人は、顎がおかしかったりなかなか満足する入れ歯と出会うことができない方が多いようです。

ご両親と神様は現在の科学をもってしても未だ超えることのできないすばらしい機能と形態の調和を与えてくれたのです。それを乱し歪めた不自然な状態が今症状がないからといって身体に人生に良いはずがないのです。

多くの方が「困ったら治療すればいいや」とたかをくくっておられます。さらにそんな状態になっても又元に戻せると勘違いして安易に考えていらっしゃいます。また「先のことはその時に考えればいい。今が良ければ他に優先することがあって忙しいから」とその日暮らしのようにご自分の身体を後回しにされています。その人はご自分の人生だからそれで良いとしても、ご両親や神様、ご自分の身体はそれで良いと思っているでしょうか?

人生そんなに甘くないので、今は良くても後になって大きなしっぺ返しが返ってきます。
医療には限界があります。そして時期があります。長い間そのような状態にあった場合は、歯の噛み合わせがズレて偏頭痛や肩こり、首のこり、腰痛や体の症状につらい思いをされておられる人をよく見かけます。じっくり時間をかけて治療をしていく必要があり、そこまで大変な状態だということに気が付いて頂きたいのです。またとない大切なお身体をいたわってあげて欲しいと思います。