歯ニュース 2017/12 … 歯の治療方法と選択肢について

治療の選択肢は保険治療か自費治療かの選択だけで、治療法は今までの担当医が決めてきたと初めてお見えになられた患者さんから伺うことがよくあります。

どうしてそうなるのでしょうか?

現在どんなお困りがあるのか、
そしてそれをどんな状態にまで回復したいのか、
残った歯がかなり弱っているのか、
それとも健全な歯なのか、
歯を失った原因からお口の中の日頃の状況はどうだったのか、
日頃の手入れはどうされているのか、
などなど人により千差万別です。

1本の歯の治療でもいくつかの選択肢がありそれぞれに長所短所があります。選択肢によって回復できる程度も変わってきますし、残った歯の予想される寿命も変わってきます。
1本の歯ですらこのように治療法がいくつもあるのに、複数の歯や口の中全体の調和まで考えると非常にたくさんの選択肢やパターンがあります。
それを担当医の価値観や考え方で一方的に決めてしまっていいとは思えません。
このようにたくさんの治療計画を立てることができるのですが、先にお話ししたご希望の回復度合いやお困りの程度、歯や他の歯の状況、お手入れ状況などを聞き取りながら計画を絞り込んでいく過程が重要だと考えています。
なぜなら、歯の治療は洋服のように簡単に取り換えがきかず、一度治療すれば長い年月その治療による長所と短所に付き合っていくのは患者さんご本人であり、長期間の毎日の生活の質や満足度が左右されるからです。

そして歯の治療回数を重ねるたびに歯は弱っていきます。気に入らないからと何度も治療すれば歯の寿命にも関わってきます。最小限度が一番いいのです。これは治療を少なくするという意味ではありません。
その場しのぎ的な治療でなく、必要な治療は時間や費用をかけてでもしっかり行いそれを長持ちさせて何度も同じ歯を治療しないことが歯を長持ちさせる上で大切だと申し上げているのです。

その一方で理想だとわかってはいても、時間的・経済的な現実の制約がある場合もあります。
それらによって治療する対象や選択肢が変わってきます。これも治療計画に組み込む必要があります。長い診療経験から今必要な治療や今後の人生を支えるために大切な治療もあります。
このようにたくさんの状況や事情を加味した非常に多くの治療パターンをご相談しながら一緒に絞り込んでいく過程が治療後の納得や満足度を左右すると考えています。

家を建てる時に今玄関をこう作り変えたいと思っていても、とりあえず玄関だけ先に作ることはしないと思います。持てる土地に合わせて何度も設計図を引き直して希望の間取りや家にしていくのと同じです。
治療も最初は早くしたいと思っていても、ご希望に合わせた設計を作り上げる時間を惜しまないでいただきたいと思います。最終的な満足を手に入れるために急がば回れです。

お口の中の状況、悩みや不安・不満は人それぞれです。夫婦や家族でも同じものは二つとしてありません。あなたに最適な治療方法を私たちと一緒に探していきましょう。ご希望に合わせてご提案もいたします。
こんなことを言えば恥ずかしいなどということは一つもありません。私たちはあなたのパートナーですからご遠慮なくお申し出ください。
お口の状態によっては長い期間かかるかもしれませんが、あなたの快適・安心まで私たちが一緒に伴走させていただきます。

 ≪ 当院の治療の詳細はこちらへ

高岡周一

 

■編集後記

今月は。吉祥寺にある金子屋に行ってきました。
東急の少し先にある天丼屋さんです。
看板が大きくないので見つけずらいかもしれないですが隠れ家的なお店です。
天丼は松竹梅の3種類あります。
穴子天丼は大きい穴子が入っていてボリューム満点です!!どちらも絶品ですよ^^      

 歯科助手 川村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>