生活習慣病と食や水

歯科と生活習慣病

歯科と生活習慣病、食事や水との関係高脂血症、動脈硬化、高血圧、心疾患、脳卒中、脳梗塞、糖尿病などを以前は成人病と呼ばれていましたが、これらは毎日の生活のありようと因果関係が深く現在は生活習慣病と呼んでいます。
日本人の死亡原因の三分の二になっている病気です。このように生活習慣病は現代の日本人にとって無視できない病気ですが、口の中の健康にも関係があることが次第にわかってきました。

こうした梗塞や動脈硬化、高脂血症、高血圧などによる末梢血管の循環不良・血流量の不足により、歯科領域ではあごの骨や歯、特に歯肉へ流れ込む血液量が減少します。
組織の血流量の減少は栄養素や酸素など組織の栄養が減少するだけでなく、組織でつくられた老廃物を運び出してくれなくなります。
このためその組織の健康が維持できなくなり、免疫力の低下を招き病気にかかりやすく、また病気からの回復力を奪ってしまいます。

生活習慣病の歯周病と食や水との関連このような生活習慣病は、末梢血管が分布する歯周組織で起こる歯周病、その治療と予防の障害にもなると考えられます。
喫煙は血管収縮を伴い、血流が悪くなるため歯周組織の血液循環不良を招き、これも歯周病にとってマイナス因子となります。
また糖尿病は免疫力の低下を伴う病気であるために歯周病に罹りやすく、また歯周病治療の妨げになります。


歯周病の治療には歯ブラシなどの丁寧な清掃は欠かすことができませんが、こうした末梢血管の循環障害や免疫力の低下を起こす生活習慣病の状態では、清掃だけの力では治りにくいのが現状です。歯周病も生活習慣病の一つなのです。
生活習慣病についてもっと詳しくお知りになりたい方は、当院小冊子「食とアンチエイジング」や次のアドレスから厚生労働省ホームページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/


食と水

私たちは今、水や食の汚染、環境汚染など多くの問題を抱えた時代に生きています。
私たちの生命をつなぎとめる大切な『食』、そこにも汚染や食材自体の栄養素の低下が見られます。
ほとんどの化学肥料は作物の成育には必要なくとも人間の栄養に必要なミネラルを土壌に戻さないため、土壌の質は現代農法によって低下してしまいました。
現在では以前の栄養価と比べて格段の低下、ひどいものは栄養価ゼロという食材まで出てきました。

食や水と環境変化一例をあげますと、ほうれん草では、1950年から2000年の50年の間に、ビタミンCがわずか23%、鉄分は15%になっています。
私たちの食物はこれまで信じてきたほど栄養価が豊かではなく、人間が都合よく頭で農法の合理化を考えるほど現実はうまくいっていないようです。

そして除草剤や殺虫剤などの農薬もそれに追い討ちをかけています。
さらに食品として我々の手元にくる前に好ましくない化学物質が収穫後や加工の際に商品価値のためだけに使われていることもあります。

日本の厚生労働省にあたるアメリカ食品医薬局(FDA)が多量摂取の懸念から食品含有量の表示を義務付けたトランス脂肪酸、獣肉などに含まれるオメガ6脂肪酸、EPA、DHAでおなじみの魚類に含まれるオメガ3脂肪酸などの脂質や、人体の酸化ストレスから身を守る抗酸化食品などが健康上の話題にのぼっていることはご存知のことでしょう。

現在の日本では、『食』の西洋化に伴い、肉食化が心臓病やガンなどの台頭を許しており、病気までもが西洋化してしまっている傾向が見られます。こうした現代の食生活が、日本人の3人に2人の死因になっている高脂血症、動脈硬化、高血圧、心疾患、脳卒中、脳梗塞、糖尿病などの生活習慣病を生みやすくしています。

食と水、水不足や脱水、水分補給食材のほかに、食を支えるもう一つなくてはならない大切なものがあります。
それは、水です。最終的な栄養素の運び手であり、同時に老廃物を体外に捨てる体の清掃役を担っているのが水なのです。

人の体に占める水の量は約6割、人の大半が水なのです。
水が不足するということは、単なるのどの渇きの問題でなく、生命の基礎となる細胞の中の水が不足する深刻な問題なのです。

健康やアンチエイジングを考える上で、現代人は水の摂取が少ない人が多いといわれています。水はミネラル、栄養素、さらに汚染物質まで何でも溶かし込む媒体として働きますから、その水の中身は大いに気になるところです。

このように危険にさらされている『食』がある一方で、『おいしい!』も人の幸せを演出する大事な『食』の一面です。お腹一杯食べたいと国民みんなが思っていた戦中戦後からわずか半世紀で、日本のフードマイレージは世界一になるほど、日本人の食は贅沢になっています。
このように飽食の時代といわれて久しいのですが、何を、どのように食べるのかを考えなくてはならない時代に入っているようです。

歯科とサプリメントサプリメントに関する関心が高まっています。
しかしそれは適切な食事の補完程度にお考えになられるといいと思います。


健康でアンチエイジングにつながる食事とは、精製された米や小麦を減らすこと、獣肉を減らすこと、砂糖の摂取量を減らすこと、悪い油を摂らないこと、食品添加物を減らすこと、加工食品を減らすこと、その一方で精製されていない玄米などの穀物を主とし、有機栽培された野菜や果物を食べ、食物繊維を増やすこと、適度のよい水を飲むこと、定期的に適度の運動をすること、ストレスの管理に努めること、こうした食や水、生活の改善が第一優先です。




重金属汚染と金属アレルギー

アンチエイジングや長寿に関係すると考えられているものの一つが酵素です。それと並んで大切なのが、体内で発生する活性酸素などのフリーラジカルの中和、カロリー制限などの老化防止理論、腸内での腐敗から発生する毒素や血液中に含まれる有害物質のデトックス(解毒)です。

歯科と強い関係がある重金属汚染と金属アレルギー、そのデトックス、これらのことをもっと知っていただき、健康で若々しい生活に役立てていただけたらと院長高岡が書いた小冊子です。以前は印刷をして来院された患者さまに手渡ししておりましたが、時代に合わせてホームページでお読みいただけるようにしました。
9ページと読みやすい分量ですので、ご興味がおありの方はどうぞ。

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