歯をなくした時の選択肢

歯を不幸にしてなくしてしまった人の中には、他でまだかめるから、特に今不便がないからとそのまま放置しておられる方がいらっしゃいます。
本来その歯がすべきことを他の歯に押し付けている無理な状態がいつまで持つでしょうか。

無理を強いているその歯は昔のように若く余力のある歯なのでしょうか?
押し付けられた歯には大きな負担ですが、歯は喋れないので文句を言わないだけです。
その歯がいずれ過労死するかも知れない危ない橋を渡らずに、早急に失った歯の機能を補ってあげることがこれからの人生、自分の歯でおいしく食べるために大切です。


■ 代表的な選択肢

部分入れ歯

部分入れ歯の特徴これは最もポピュラーな治療法の一つで、どんな症例でも可能です。
取り外しができ、お手入れなど管理が楽で、前後の歯をほとんど削らなくてすむのが利点です。

しかし一方で慣れはするものの、異物感があるのが欠点です。また歯に引っかけた針金が見えること、慣れの問題もありますが痩せた歯ぐきを補うピンク色の部分や症例によって使う口の中の金属性部品などが邪魔と感じる方いらっしゃる点も挙げられます。かむ能力も天然の歯があったときに比べて、最高でも約60%ほどに落ちてしまいます。
また、アゴの骨にくっついているわけではありませんので、食事の際多少動きがあり、食べカスなどがはさまったりすることもあります。

こうした部分入れ歯特有の構造的短所を少しでも補うためには、時間と手間それに根気がお互いに必要です。入れ歯の設計は歯科医が10人いれば10通りあると言われるほど多様ですので、形ある入れ歯というハードでなく、先に述べたお話しと合わせてソフトの善し悪しが入れ歯を決めてしまうといっても過言ではないでしょう。

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針金のないコーヌス義歯

コーヌス入れ歯部分入れ歯の一種ですが、歯に引っ掛ける針金がなく、見映えもよく、すっきりとした外見です。針金に食べ物が引っかかったりせず快適です。
また入れ歯の安定が非常によく、動かないために入れ歯の中では大変よくかめます。
症例にもよりますが適応症であれば入れ歯の優等生的な存在です。当院の実績では年々変化するお口に合わせて修理をしながら10年以上お使いの方々がいらっしゃるように、耐久性の良さも魅力の一つです。

欠点は通常の部分入れ歯と比べて治療工程や部品が多いため、治療期間と費用が大きくなることです。また安定の良さの裏返しで、取り外しに少々慣れが必要です。

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総入れ歯

総入れ歯・総入歯の説明数ある入れ歯の中でも、患者さまと歯科医お互いにとって最も難しい入れ歯の一つが総入れ歯です。

それは総入れ歯になるまでの長い期間にかみ合せやあごの位置がずれることが多いためです。 ずれたまま入れ歯を入れても「かめない」「痛い」「すぐ外れる」「口元が貧相」など不満が残るのです。
当院にわざわざ遠路よりお越しくださる総入れ歯の方は大半がそうした理由です。

しかし、時間と手間をかけてじっくり丁寧に入れ歯作りに取り組めば、喋ったり、食べたりする位では外れず、よくかめて、痛みのない快適な総入れ歯も決して夢ではありません。
さらに、症例によっては、数本のインプラントを併用すれば、動かない安定のよい総入れ歯も現在は可能になっています。総入れ歯も日々進化しているのです。

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ブリッジ

ブリッジの特徴と治療適応前後の歯を削って、前後の3本の人工歯同士がつながったものをセメントでくっつける治療法です。英語のブリッジ「橋」が由来です。

部分入れ歯に比べて異物感も少なく、動かず、よくかめます。その一方で失くした歯の分まで 支える歯にかむ力が集中するため、その歯の負担が増えて、場合によってはその歯の寿命を短くしてしまう懸念があること、さらに歯を補うためとはいえ、健康な前後の歯を削らざるを得ないのが欠点です。歯は削れば弱くなるためできれば削らない方がその歯の寿命を考えるとプラスです。

ポピュラーな治療法ですが、他の歯との調和などと共に、先に述べた欠点と簡便さとをどう折り合いをつけるかなどさまざまな検討が必要です。
また、抜けた歯の前後にかむ力を十分に支えることができる丈夫な歯がなくてはブリッジはできません。


インプラント

インプラントの特徴と治療適応いろいろな利点から、歯がなくなった場合の数ある治療法の中で、満足度や機能回復能力が最も高く、他の歯に負担をかけないために残った歯に優しい治療法です。

チタン金属製のネジのようなものをアゴの骨に埋めて人工の歯を装着します。
異物感もほとんどなく、ビクリとも動かず、非常によくかめます。
ブリッジのように前後の歯を削る必要がない上に、かむ力はインプラントが負担してくれますので、かむ力が他の歯の負担になることがありません。
他の歯に優しい治療法で、他の歯の寿命にも貢献してくれます。

欠点はインプラントを入れる十分な骨が骨がないと受けられないなどの治療制限があること、抜歯程度の手術が必要になること、費用が比較的かかることです。

さぞかし痛いだろうと思われる方が多いのですが、意外に思われるかもしれませんが、東洋医学の併用治療をすれば想像を裏切るほど楽な治療です。

マイナス面の一部報道もありましたが、当院の実績から申して適応症を守り、正確な検査と診断、適切な治療を行えばこのような報道の原因になることはありません。

まだ当院で治療をお受けになられたことのない方から不安やご質問を頂きますが、当院での体験者のご感想にあるように、体験された方々からはそうしたお話しを伺う事がありません。一度受けられた方の大半が次も入れ歯やブリッジではなくインプラントをお選びになられることからもお分かり頂けると思います。

どなたも受けられる治療ではないので、適応症かどうかの検査が必要です。

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歯がなくなったら?(小冊子)

歯を失うことは寂しく悲しいこと。この被害を最小限に、そして機能を回復する手段をいくつかの選択肢を交えてお話しします。
あなたにとって最善の方法を見つけてください。

むし歯や歯周病で歯をなくされた方から、「ああ、歯をなくすと不便だ!」「みっともない!」「噛みにくい!」というお話しを伺うことがあります。
そして直接はおっしゃいませんが、そういう方は私の経験上「この先どうなっていくのでろう」という不安を抱えておられることが多いのです。……本文から

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