歯ニュース 2013/03 … 歯石を取ることと心疾患の関係

立春そして雨水も過ぎ季語が春の暦を季節感が追いかけている今日この頃ですが、寒い日にも花粉の便りを聞くと季節の律儀さを感じます。
今は裸の医院の傍の桜並木ももうしばらくで葉と蕾をつけ、この通りを一色に染めるのもそう遠くないことでしょう。
冬の間抑圧された圧力を一気に解き放つかのような爽快感が春には付きまといます。
桜の花びらは、その引き金を引くトリガーに私には見えてなりません。

 

 

■ 歯石を取ることと心疾患の関係

口の中の不衛生と循環器疾患は関連があると以前から考えられてきました。歯周病による慢性炎症や、歯と歯肉との間に住みついた細菌が動脈硬化の発症と関連性があると考えられていたからです。
事実歯の付け根深くの歯石を取ると循環器疾患が少なくなったり、心筋梗塞(心臓発作)が少なくなったとの研究結果があります。また脳卒中も少なくなっています。そしてこれらの傾向は、歯石を取る回数が多いほど強くなっています。

しかし心疾患や脳卒中のリスクとは関連性はないとする意見も一方ではあります。
こうした正反対の研究結果があることは医学界では珍しくなく、いや一般的ですらあります。調査対象が同じ個体が二つとしてない人間であり、さらに調査の仕方が同じではないからです。

この相反する結果の結末は、その後個人個人違う様々な変数を除外した大勢の人々を調査対象とした大規模なレポートがでて、その病気だけに影響を与える要素に絞ることができたと医学界で判断されるまでどちらが正しいかわかりません。
現在言えることは、歯石は我々が想像していた以上に人の健康に害を与える可能性があり、少なくみても口の中の環境に多大な悪影響を及ぼすことは紛れもない事実だと言うことです。
どう転んでも歯石をつけたままで得なことは見当たりませんので、検診を兼ねて定期的に取りにお越しください。

高岡 周一

 

 

 

 

■スタッフの声

もう今年の桜の開花予想がでているみたいで、東京は3月25日だそうです。ついこの間、年を越したばかりのように思えますが日々が過ぎるのはあっという間ですね。桜が咲くと街の色も明るくなって、いつもはバスを使ってしまう道のりも少し寄り道をしながら歩きたくなります。

ただ、この時期、花粉症の方にはとてもつらい季節ですよね。私は幸い、花粉症ではないのですが家族に重度の花粉症にかかっている人がいるため、この季節は洗濯物も、布団も外に干せず困ります。きっと同じ様に苦労されている方もいらっしゃると思います。特に今年は例年の1.5倍と言われているみたいですね。もうすでに、マスクなどで花粉対策をされている方を電車などでよく見かけます。私も出来るだけ花粉症にはかかりたくないので、ネットなどで花粉症対策を調べてみると食生活も関わってくるみたいで、食べ物にも少し気をつけなければと思います。

栄養バランスはもちろん、特にビタミンDを摂取することが良いみたいです!ただビタミンDは、紫外線や日光に浴びることでつくられるそうなので、すでに花粉症の方にはビタミンDが多く含まれているキノコや魚を積極的に摂って見てはどうでしょうか?それから、やはりマスクは最大の花粉対策のようで、普通のマスクでも水で湿らせたガーゼを中に挟むことで90%以上の花粉をシャットダウンできるそうですよ!みなさんも是非、試してみてください。

高野 優舞

 

 

 

<<< 編集後記 >>>

街は徐々に春っぽくなって来ましたが、まだまだ寒さが厳しいですね。
この時期は少し不安定で、暖かくなったり寒くなったりと、気温の変化に体がついていきません。
風邪をひかないように気をつけましょう。
早く春の訪れと共に暖かくなってほしいものです。
お散歩したりお昼寝したりと、春は時間がゆっくり流れている気がしてとても癒されます。
なんだか優しい気持ちになれます。

小原咲央