ロイテリ菌と歯周病の関係

ロイテリ菌

歯周病とロイテリ菌

2018年6月7日(木)テレビ朝日の羽鳥慎一モーニングショーでお茶の水健康長寿クリニック院長 白澤 卓二先生がロイテリ菌の話をされました。
乳酸菌の違いについてのお話は、大変分かりやすかったですね。
他にも最近ロイテリ菌がテレビや雑誌で取り上げられてきています。
。今回はロイテリ菌がどんな菌なのか、お話をしたいと思います。
ロイテリ菌は善玉菌である乳酸菌の仲間です。
乳酸菌はヨーグルトなどに入っていて、腸などの体の調子を整えてくれたり、風邪や花粉症、アレルギーなどの病気の予防や、症状の軽減など色々な効果がある善玉菌です。
昔から体にいい善玉菌である乳酸菌を取り入れることで健康を促進しようと様々な試みがされてきました。バクテリアテラピーといわれる「体質は菌質」という考え方です。今もなお新しい微生物が商品となって世に出続けています。
その中でもロイテリ菌は特別な力を持っています。

人由来の乳酸菌である

ロイテリ菌は人の母乳から発見されました。他の乳酸菌は羊や牛といった人以外の動物や、植物由来で人体に定着しにくいことや、
腸まで届きにくく、体外に排出されてしまうという欠点を持っていました。
善玉菌である乳酸菌を摂取してもすぐに体の中からいなくなってしまうのでは効果は薄れてしまいます。
しかしロイテリ菌は胃酸、胆汁に強く消化されにくく、消化管に定着、増殖できる数少ないプロバイオティクスです。
体の中に長くとどまってくれればそれだけ効果が出やすいわけです。
また人由来なので副作用も少く体に優しい乳酸菌なのです。

ロイテリ菌

 

 

 

 

 

 

高い安全性

ロイテリ菌はGRASの認証を受けています。アメリカの食品添加物のステータスです。
①動物実験などによる充分な毒性データがないもの
②長年の食経験や科学的な知見などを統合して評価
食品添加物としての使用に際立ったリスクがないとみなされたということです。

世界60の国と地域で約30億回以上食されています。
乳児や子供、免疫の下がっているHIV患者さんにも安心して使える優れた乳酸菌です。

抗菌作用のあるロイテリンを分泌する

ロイテリ菌には他の菌にはないロイテリン(Reuterin)という抗菌物質を作り出すことが出来ます。
これにより体の中に善玉菌であるロイテリ菌が体の中に入ることによって悪玉菌の数が減り、体の中の菌全体のバランスが改善されます。
私達の体には実に100兆個もの細菌がいて、その重さはなんと2kgにもなります。
様々な菌がいて食べ物の消化を助けてくれたり、悪玉菌やバイ菌などの侵入や定着を防いでくれたりしています。
私たち人間は菌と助け合い共にに生きています。私たちの健康を維持するためには、菌の量や種類、バランスがとても大切なのです。

ロイテリ菌は歯周病菌をやっつける

体全体の健康だけではなく歯科の分野では歯周病や虫歯、口臭予防にロイテリ菌は大活躍します。
先ほどお話しした抗菌物質のロイテリ菌により歯周病や虫歯、口臭の原因の悪玉菌を除菌してくれます。
歯周病などの病気の治療に抗生物質などの化膿止めのお薬や、消毒薬、マウスウォッシュなどの洗口剤が使われてきました。
しかしそれらは人に悪さをする悪玉菌だけではなく、人に有益な働きをしてくれている善玉菌の数も減らしてしまい、お口の中の菌のバランスを崩してしまうこともあります。
また、常用できないものもあり効果は一時的です。
変わってロイテリンは人にとって好ましくないとされる悪玉菌が増えるのを抑えてくれるので、体の中の菌全体のバランスを大きく崩さずに、
悪玉菌を減らして、善玉菌を増やすことが出来るので、歯周病や虫歯、口臭の治療や予防に役立ちます。
また、体にいい乳酸菌なので安全で、副作用が少ないために継続して摂取することが出来るので病気の予防を継続的に行えます。
歯周病は特に維持管理が難しい病気です。治療してもなかなか治らないこともあります。
治療して歯周病が収まったとしても再発して病状が進んでしまうこともあります。
患者さんや、我々歯科医師の努力がなかなか実らない病気です。
当医院ではロイテリ菌の優れた効果に着目して、治療や予防に取り入れております。

その他のロイテリ菌の効果について

ロイテリ菌はお口の中の病気の歯周病や虫歯、そして口臭予防以外にも様々な効果があります。
おなかの調子を整えてくれる整腸作用、胃腸の機能を正常化、ピロリ菌の増殖抑制、乳児の夜泣きの減少、アトピー性皮膚炎の改善、免疫力の強化などです。
これだけ沢山あると本当にそうなのか疑ってしまいたくなりますが、ロイテリ菌のパワーはすごいですね。

ロイテリ菌ヨーグルト

 

 

 

 

 

6月1日に一般の方々をお招きして当院で内科の先生と一緒に、糖尿病と歯周病について医科歯科連携プチセミナーを開催させていただきました。
その時にオハヨー乳業より頂いたロイテリヨーグルトを食べながらお話を聞いていただきました。
その直後リアルタイムでTVで放映されたので、皆さんさらに学びが深まったと思います。

ロイテリ菌のこれからの活躍を期待しています。
さらにロイテリ菌のことがお知りになりたい方は、是非、当医院へお越しください。
お待ちしております。

ロイテリ菌タブレット

ロイテリ菌タブレットテレビ報道の影響かロイテリヨーグルトが欠品する事態となっているそうですが、皆さん、食べられましたか?
トロッとした舌触りが私は大好きです(^^)

 

 

 

乳酸菌の活躍について

スーパーの店頭に所狭しとヨーグルトが並んでいます。その中のロイテリヨーグルトについてお話ししたいと思います。
テレビの放送でロイテリ菌についてタレントが話して話題になっているようですが、本当に、アトピーやピロリ菌などに効果があるんでしょうか?
実は、歯周病の患者さんにロイテリ菌を摂取してもらいデータを取らせていただいたことがあります。
結果、歯周病の数値は改善がみられました。
ロイテリ菌(ラクトバチルス・ロイテリ菌)は、ロイテリン(3-hydroxy-propionaidehyde)という抗菌物質を作り病原菌にたいする拮抗作用があるのです。歯周病菌にも対抗できることが分かっています。ご興味がある方は、いつでもご質問ください。さてロイテリ菌のタブレットのお話を少しだけしたいと思います。

タブレットには、3種類あり、ロイテリ菌にビタミンDを追加されてタブレットが発売されています。
これは、骨粗鬆症の方や中高年の女性には特におススメしたいと思います。
骨を作るには、体にビタミンDが必要です。日光に当たることが大事ですが、日焼けが気になる年代の方には、食べて取り込むのって簡単ですね(^^)

 

 

高岡歯科医院 歯科医師 高岡 佑  歯科衛生士 石田恵子