口臭が気になる

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口臭の原因は何か?

口臭

口臭には他人は臭気を感じずとも自分は感じる自臭症と他人が臭気を感じる他臭症があります。自臭症はメンタル要素を含むため、専門外来を受診されるといいでしょう。
他臭症には生理的口臭と病的口臭があります。また歯科的な原因とは別に全身的な病気の中には特有の口臭を発するものがあります。アレルギー素因、耳鼻科系疾患、糖尿病、肝機能障害、腎不全、慢性気管支炎、癌などです。
他臭症の多くの原因は特定しやすく歯科的な対応も可能です。
体調によるものや朝起きてすぐにするお口の臭いなどは生理的口臭といって誰にでもあるもので、これは通常問題にはなりません。睡眠中は臭いを防止する唾液の分泌量が減るからです。寝る前のお口のケアは虫歯や歯周病予防だけでなく口臭予防にもなります。

歯科領域の口臭には歯周病、唾液の分泌量の低下や舌の汚れなどが関係しています。また飲酒習慣や肥満が関係するという報告もあります。その因果関係はまだ明らかにされていませんが、これらの過ぎたる部分は寿命と健康を蝕むだけでなくお口の臭いの面においてもどうやらマイナスになるようです。

臭いの元となっているものは揮発性硫黄化合物(硫化水素やメチルメルカプタン、ジメチルスルフィド)と呼ばれる物質です。
硫化水素は卵が腐ったような臭い、メチルメルカプタンは生臭い臭い、ジメチルスルフィドは生ごみの様な臭いがします。

また臭いの原因の約90%は口の中に原因があります。口臭には4種類のタイプがあり、タイプによって原因、その対策や治療法が変わります。
あなたのお悩みの口臭はどのタイプでしょうか?
代表的な2つのタイプについてお話しします。

生理的口臭

生理的口臭

誰にでも起こりうる口臭です。お口の中は500種類以上の菌がいて、その菌が出す代謝物により程度の差はありますが臭いが発生します。
特に起床時や空腹時、緊張した時などに抗菌作用のある唾液の量が減ると、細菌が増殖して臭い物質が出て口臭をより感じるようになります。口をぱっくりと開けて寝ているのでなければ自然なことですからまったく気にする必要はありませんのでご安心ください。
主な臭いの発生源は舌の表面です。表面のザラつきは目では確認できないほど小さい突起で覆われているためで、突起同士の隙間は水で洗い流すことができないため口臭の原因となるガスを発生させる細菌が繁殖しやすい場所です。
舌は口の中の大半の面積を占めている上に、さらに突起表面の面積をカウントすると実に舌の何倍もの面積になりますので、そこで起きるガスの量も多く臭うのです。じゅうたんの繊維の間の汚れと同じく簡単に洗い流せないために、時間の経過と共にそれが腐敗して発生したガスが口臭となります。
同じものを食べても口臭がする人としない人がいます。その違いは口の中の乾燥と唾液にあります。唾液は組織修復力や抗菌作用などを持っているため、唾液の少ない人は臭いを発生させる細菌を元気にするため口臭が出やすくなります。
また口で息をすることも唾液の蒸発を招いて抗菌力が弱まって臭いが出やすくなります。口が乾燥していると感じたら要注意です。

病的口臭

虫歯

歯周病や虫歯、歯垢、歯石、舌苔などが主に原因で起こるものをいいます。お口の中の病気に関連して起こる口臭でもあるため、病気の治療が必要です。臭いの90%はお口の中に原因があります。
虫歯は歯質が破壊されて歯に穴が空きます。
歯周病は歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の間に深い溝ができるために、その中で細菌が繁殖して膿が出るため昔は歯槽膿漏と呼んでいました。
これらの深い溝や歯の穴の空間はどれだけ頑張って歯ブラシ等をしても綺麗にすることができないため、臭いが発生しやすくなります。
そのままにしておけば歯周病や虫歯がさらに進行してさらに臭いが悪化する悪循環です。
悪化した臭いは強烈です。
検診されて治療をされることをお勧めいたします。

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口臭の治療方法について

生理的口臭の治療方法

ブラッシング器具

マウスウォッシュなどの洗口剤はそのものの刺激で臭いを一時的にマスキングするだけで根本原因の解決にはなりません。特にテレビコマーシャルにも出ている有名な洗口剤にはアルコールが含まれており、唾液分泌を抑制して逆効果になることもあり注意が必要です。
原因が有機物を餌とする細菌のガスなので、基本的な解決策は細菌の餌を絶つこと、すなわち食べかすや出血などを口の中からなくすことです。食べかすは歯磨きやフロスと歯間ブラシ、舌の表面は舌スクレイパーで除去し、出血は原因の歯周病(歯肉炎や歯周炎)を治療することをお勧めいたします。
舌スクレイパーは板状の専用器具で大きなお店や当院などで扱っています。スクレイパーで舌の表面をそっとなでれば黄土色した糊のような汚れが取れてくるのが分かります。これが臭いの根本物質です。
しかし力強くこすったり、何度も掃除するなど、やり過ぎないことにご注意ください。やり過ぎによる出血や傷つけてはがれた組織片はタンパク質ですので細菌の餌になって返って臭いがひどくなることがあります。何事も過ぎたるは及ばざるがごとくです。
生理的口臭は細菌の代謝物の臭い物質によって生じますので、歯ブラシや舌ブラシなどでお口の中を清潔に保ち、細菌の数を減らすことで改善し、また予防することができます。治療はお口の中のケアが中心です。
また唾液の量が減るなどして、細菌が増えると臭いの原因物質が増えたり、揮発しやすくなります。対処法は食事や水分補給をするなどしてお口の中を乾燥させないことや、唾液の量を増やすと臭いを抑えやすくなります。

病的口臭の治療方法

スケーリング

治療方法は原因となっている病気のケアが中心です。
主な原因は歯周病です。歯周病の発病や悪化により口臭は次第に強くなっていきます。同じ臭いをいつも嗅いでいると人は臭いに順応(慣れて臭わなくなること)が起きます。

病状によって臭いの程度は異なり、臭いがあってもご自身では気付かない程度の口臭から、歯周病が悪化すればご自身でも不快に感じるほどの強烈な口臭にもなります。
病的口臭の治療法は口臭を引き起こす歯周病の治療で、歯石を取るスケーリングや、歯の汚れを落とすクリーニングやPMTC、ご自身でプラークを取り残さないための歯磨き指導などです。
これらの治療を行い口臭の改善を図ります。

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