インプラントの前に知っておくべきこととは

インプラントを検討する際や治療を受ける前に知っておくと役に立つ情報をお届けするためのページです。
<<目次>>
インプラントを検討する際に
インプラントをする前に
私とインプラントの出会い
インプラント治療の成功率
インプラントは第三の歯?
インプラントの何がいいのか?
インプラント治療のメリットとは?
インプラントの価値とは
インプラント治療の有効性


<<その他のインプラント関連ページ>>

インプラントとは
インプラント症例
インプラントと骨
インプラントの失敗
インプラントの寿命
前歯のインプラント費用・価格
奥歯のインプラント
インプラント治療成功の秘訣
ブリッジとインプラント

インプラントを検討する際に

インプラントをする前に

歯がなくなった時にはブリッジや入れ歯、そしてインプラントなどの治療選択肢があります。しかし最も悪い選択肢は「歯が抜けたままに放置しておくこと」です。
まだ噛めるからとそのまま放置しておくと、残った他の歯は伸び出し、傾いてかみ合わせが悪くなり、歯の寿命を短くしてしまいますのでご注意ください。人の体には不要なものなど一つもありません。今はよくてもいつかその代償を払う羽目になる前に、神様とご両親から頂いた体から失ったものはできるだけ近い形で補っておかれることがこれからの人生に必要だと思います。

歯がなくなったらブリッジや入れ歯、そしてインプラントを入れればよいと単純に考える風潮に私は反対です。物事には必然性があり、それが起こった背景があるからです。
すなわち、歯を失ったにはそれ相応の原因があり、その原因を追求・解消しない限り第二第三の問題が出るからです。そして段々また歯を失い、後で追加したインプラントも長持ちしない、そんな負の連鎖が起こることを避けたいのです。

どうしてその歯がなくなったのか?それは今回の本題ではありませんし、症例によってその原因は様々ですのでここでは触れませんが、目先のことだけでなくその背景がこれから人生に非常に大切だということを最初に申し上げておきたいと思います。
この大事なお話しとその解消方法は、実際の治療の際に個別にお話しして参りたいと思います。

私とインプラントの出会い

私がインプラントと初めて出会ったのは、今から30年ほど前のことです。入れ歯やブリッジなどで噛む機能の一部を取り戻すことはできても、失った歯そのものを取り戻すことができない常識を覆す革新的な治療でした。
入れ歯は骨に植わった天然の歯と全く構造が違うために、使う人と作る人の両者にとってその歴史は苦難の連続でした。当時の私にとって「入れ歯が必要なくなる時代がくる」期待と衝撃が非常に大きいものでした。

しかし私はすぐに臨床には取り入れませんでした。なぜなら、新しいことは実績のないことでもあるからです。大学などの研究機関でない一般の臨床医の前にいらっしゃる患者さんには安全と実績が一番だと考えたからです。
その後インプラントは次第に改良が加えられ進化してきました。インプラント自体の安定と治療法の確立によって安心と実績が確認できるようになり、私が臨床に応用するようになったのは今から20年ほど前です。

それからの臨床は、以前とは比べ物にならない生活の質を提供することができるようになりました。 インプラントは機能回復、心理的回復、見た目などの回復、日常生活の満足度の高さは他の選択肢と比べても群を抜いた存在です。
開業以来、一本でも、一年でも長く歯を守り大切にするために、『自分が受けたい治療を実践する』を診療ポリシーとしてきた私ですが、インプラント治療後の患者さんの喜びに接するたびに、逆に歯のありがたさを再認識させられます。
それをこれからも、もっともっとできるだけ多くの方々に伝えていきたいと思います。

インプラント治療の成功率

歯科におけるインプラント治療の歴史は意外に古く30年以上の歴史があります。その間インプラント自体も、また治療法も格段の進歩を遂げてきました。
イスラエルとドイツの歯科医院で行われたインプラントを平均7.5年間追跡調査した発表によると、成功率は98.5%でした。
ただ、残った骨の量や質、術後の管理などによって成功率だけでは語れない個人差があるのも事実です。

症例によってはインプラント以外の選択肢をお勧めすることもあります。
今ある歯を可能な限り残すことが優先ですが、残念ながらすでに歯をなくされた方には患者様各々違う状況を考えながら選択肢のご相談をさせていただきます。

インプラントは第三の歯?

歯をなくした際の機能回復方法の中で最近非常に注目されているのがインプラント(人工歯根)による治療です。
インプラントは、まずチタン製の人工歯根をアゴの骨に入れて噛む力を支える基礎を作ります。ビル建築の際の地中に打ち込む杭の役割です。続いてその上にチタン製の柱をネジ止めし、さらにその上に人工歯を被せることで失った歯と同じように噛むことができる治療です。

チタンは金属の中でも硬く丈夫で腐食しない特徴を持つため噛む力を長期間に渡って支えることができます。さらに骨とよく馴染みくっつくため、歯と同じように何でも食べることができます。
後で述べるインプラントのメリットにより入れ歯しか選択肢が無かった時代に比べ格段の進歩で、食生活の質の向上と、日常の口の中の快適さを可能にしました。これが乳歯と永久歯に続く「第三の歯」、永久歯の代わりとして「第二の永久歯」とも言われる理由です。

私の歯科医院でも「失った歯がよみがえった!」 、「硬いものでも何でもかめて幸せ」「歯を失ったことを忘れてしまう」 という喜びの声をたくさんいただいています。
このようにインプラントは現代の歯科治療において、歯をなくした場合の有効な治療法の一つであることは歯科界では常識となっていますが、 いったいインプラントとはどのようなものなのか、基本的なお話しをさせていただきます。

インプラントの何がいいのか?

インプラント治療のメリットとは?

食べるとことは生きることであり、そして食べることは、噛むことです。その噛むことが脳への刺激になり認知症予防に効果があることが最近分かってきました。

流動食では人は長生きできないことはご存知だと思いますし、何といっても楽しい人生でなくなりますね。そして多くの欲望が去った後でも人生の最後まで残る唯一の欲望が食欲です。

メリット1:よく噛める

インプラントのメリットは歯を失った時の他の治療法より圧倒的に『よく噛める』ということです。治療後のほぼ全員の方の感想で『なんでも噛めるようになった』とおっしゃっていることから実証済みです。

どうしてインプラントは噛めるのでしょうか。それはグラつく歯や入れ歯が噛めない理由と同じです。噛むとグラつく歯や、粘膜という弾力性のある組織に上に乗せた構造である入れ歯は、噛む力が加わるとどうしても動きます。まな板がこんにゃくでできているようなもので、包丁で切ろうとすれば食べ物は沈んだり動いていってしまいます。これではちゃんと切れないですね。このように本当の『噛む』には程遠いのです。
あごの骨が痩せていなくて条件のいい入れ歯でも、本来の能力の最大6割しか噛めません。現実的にはそれ以下の方が多いのが実情です。

噛むという行為は、上下の歯がちゃんと合わさって成り立ちます。ハサミの二つの刃がちゃんと合わさって切れることに似ています。噛むとグラつく歯は、噛み合う相手がグラついて逃げていくので噛めるはずがありません。

また自分ではしっかり噛んでいるつもりでも、そんな歯で強く噛むと歯が壊れると脳が認識するため、脳は途中で力を抜くように筋肉に指令を出して歯を守ろうとします。これも結果的に『噛めない』になるのです。
それに比べて骨とくっついているインプラントは歯と同じように噛む力でもビクとも動きませんので、硬い食べ物でも何でも食べるものを選びません。歯と同じように噛み切ることも、噛みつぶすことができます。

メリット2:楽しくなる

噛めることはあなたに何をもたらすでしょうか。昔は好きだったけど歯を失うことで箸をつけなかったものや今まで食べられなかったものが食べられるようになったり、食事がおいしいことなどの直接的なメリットがあります。

入れ歯のような邪魔なものがないので口の中が快適です。よく噛めて「食事がおいしい、不自由なく外食を楽しめる」と気持ちの面でもプラスですし、歯を気にすることなく食事が楽しいのです。 これが間接的なメリットです。

フランス料理のソースに関して有名なブリヤ・サラバンは、「創造主は、人間に生きるために食べることを強いる代わりに、それを勧めるのに食欲、それに報いるのに快楽(味覚)を与えた」といっています。食べることは生きることですが快楽でもあるのですから。

メリット3:残った歯が長持ちする

入れ歯のような異物感や発音の障害や、ブリッジの治療で歯を削ることがなく、 噛む力を他の歯が肩代わりすることなくインプラントで負担できるので歯の寿命を短くすることもありません。

以前に歯を削ったり、神経を取ると歯の治療が次から次へと必要になり、挙句の果てには歯を失うことすらあることをお話ししました。歯を削るからまたむし歯になります。またむし歯になるから今度は歯の神経を取らなくてはならない羽目になります。歯の神経を取るから、歯がもろくなって歯が割れやすくなって歯を失ってしまうことにつながります。

統計で見ても歯の神経のない歯は神経のある歯より5年から10年も寿命が短いことがわかっています。そのぶんだけ早く入れ歯のごやっかいになることになるのです。日本人の平均寿命が延びて老後が長くなっている現状で、質の高い快適な人生を送るためにも歯は必要なのです。

毎週のように歯の神経を取った歯が割れて抜歯を余儀なくされます。本当に残念です。歯の寿命を短くするこうした治療が必要のないことがインプラントの大きな長所です。『残った歯が長持ちする』ことは、現在の医療が天然の歯を作りだせない以上、どんな治療法より優先されていいと私は考えています。

インプラントの価値とは

インプラントは直径4mm前後で長さが10mm前後のただの細い金属製の棒です。こんな小さな存在なのに、咀嚼(そしゃく)という1回の食事で何百回、それが1日3回、さらに1年365日×何年も、また最大で1平方センチにご自分の体重程の力がかかることに長い年月耐えられる能力があります。

だから歯の代わりになるのです。患者さんの中には弱った自分の歯よりインプラントの方が噛めるとおっしゃる方もいらっしゃるほどです。

インプラントによって得られる「歯を失ったことを忘れるくらい快適」「いつも歯のことを考える必要がない」「なんでも食べられる」「おいしいと感じられる」「口の中の不快感がない」「食べられないものがないから誰とでもどこにでも行ける」「結婚式や外出先で食後に人目を気にして洗面所にいく必要がない」「これからの口の中の行く末に不安がない」、などたくさんの『できる』ことを手に入れられるのがインプラントの価値です。

歯を失った場合の選択肢は、①何もしないで放置しておく、②入れ歯を入れる、③前後の歯を削ってブリッジを入れる、④インプラントを入れる、などがあります。

何もしないで放置しておくことは残った歯が自然に移動することによって、かみ合わせや顎の位置が狂い、残った歯の寿命は確実に短くなります。
問題はそれが今その方にわからないことです。長年「抜きっぱなしは大けがの元!」といい続けてきましたが、元通りには回復できない現代医療の限界をご存知ない最も不適切な選択だといえます。

入れ歯はしっかりと噛めない、食べたものがつまる、人前で外す訳にはいかない、異物感がある、などの理由であまり人気のない治療法ですが、入れ歯は歯をほとんど削らないため歯に優しい治療法と考えていらっしゃる方が多いのです。
しかしそれは間違いです。入れ歯を支える歯には負担がかかり、さらに入れ歯による不潔が歯周病やむし歯の原因となって歯の寿命を短くする場合があります。入れ歯を支える歯の犠牲の上に毎日の食生活が成り立っている構図です。これが長期間続くと、支える歯にとって大きな負担と障害になることをご理解いただけることと思います。

そしてブリッジの最大の欠点は歯を削る必要があることです。歯は削ったところからまた悪くなります。むし歯の再発を起こす不利な場所を作ることになるからです。削るから歯の寿命が短くなるのです。削らないで済むのなら、できるだけ削らないことをお勧めします。削らざるを得ないとは言え、長年毎日削っている私が言うのですから間違いありません。

このような他の選択肢と違って、他の歯を削らない、他の歯に負担をかけない、周りの歯に病気を起こさせる原因を作らない、かみ合わせや顎が狂わない、すなわち『今ある歯を守り、長持ちさせることができる』、これがインプラントのもう一つの大きな価値です。

インプラント治療の有効性

医療者向け治療ガイドラインにインプラントについての発表がありましたので一部をご紹介いたします。

このガイドライン作成の背景には、健康寿命の延長に伴い従来の総入れ歯による治療で十分な満足の得られない歯が一本もない患者さんが今後増加することが予想されていることがあります。

このたび総入れ歯に代わる治療方法の一つとして、インプラントを支えにしたブリッジによる治療のガイドラインがモントリオール大学で10年以上の研究を元に作成されました。以前総入れ歯を使用していた患者さんがインプラントを支えにしたブリッジによる治療を受けた後の治療に対する評価は、高い満足度と噛む能力が高く、発音機能、審美性において高い評価を得たと述べています。

この他の治療法として、上記治療法より少ない本数のインプラントで総入れ歯を支える方法があります。
ブリッジではなく入れ歯とインプラントを併用する方法です。
具体的にはインプラントを少数入れて、その上に総入れ歯をかぶせる方法です。入れ歯を入れれば見た目は総入れ歯と同じですが、中にインプラントを敷きこんであるので入れ歯がずれたり、沈んだりしにくいため非常に安定した総入れ歯になります。

この結果総入れ歯単独より噛む能力が高く、快適性や入れ歯の安定性(ガタつかないこと)などについて評価が高くなります。
また総入れ歯と顎がこすれて痛み口内炎のようになることがありますが、それもインプラントを併用すればかなり軽減したとマギル大学の報告にあります。

ブリッジタイプと入れ歯+インプラントの併用タイプの比較は、特に硬いものを噛む能力や、装着感、自分の身体の一部と感じるかどうかという点において入れ歯のないブリッジに幾分軍配は上がるようですが、インプラントを用いない総入れ歯と比較すればどちらも満足度は高いようです。
またそれをどう感じるかなどは個人差もあり、特に上顎において発音や見た目を重視する場合はインプラントと入れ歯の併用が有利な場合があります。両者の比較検討が必要です。<<ブリッジとインプラントの比較はこちらへ>>

同様の研究がイエテボリ大学でも行われ同じ結果がでました。総入れ歯による社会的問題の改善も見られたとしています。社会的問題の詳細が書かれていませんが、総入れ歯では食べられないものや食べにくいものがなくなり積極的に外食に出られることや、口の中に自信ができて心理面での積極的行動につながっているのではないかと推察しています。
当院でもインプラントを入れることで何でも食べられることから食生活の向上を経て気分が明るくなり、物事に積極的に取り組めるようになった事例がいくつもあります。

噛めることは単なる栄養の摂取ではなく、多くのありがたい副産物を伴っています。
噛むことに不安や不満をお持ちの方は一度ご相談ください。
ここで述べたようにいろんな解決法がありますので、きっとあなたに幸せをもたらす方法があると思います。
私たちと一緒に最適の方法を探していきませんか?

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